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漠风吟 Love In The Desert 全26話第26話運命に翻弄されながらも砂漠を生き抜き、愛する格心微(カクシンビ)とまだ見ぬ我が子を残して旅立った若問(ジャクモン)。一方、霍擎雲(カクケイウン)と皇北霜(コウホクソウ)もまた砂漠で巫季海(フキカイ)の小隊に囲まれていた。霍擎雲は独り応戦しながら巫将軍たちを自分に引き付け、皇北霜から遠ざける。しかし皇北霜は砂丘を必死に登って霍擎雲を追った。霍擎雲は巫将軍が放った鉤が肩を直撃、坂を転がり落ちた。追い打ちをかける兵士たちだったが、霍擎雲も孤軍奮闘し、敵も残り3人となる。巫将軍たちは再び鉤鎖を放って霍擎雲の剣を奪い取り、さらに肩や胸に鉤を突き刺した。武器を失い、身動きが取れなくなった霍擎雲。その時、坂を駆け降りて来た皇北霜が霍擎雲に匕首を投げた。「受け取って!」霍擎雲は皇北霜の匕首をつかみ取り、鉤鎖を取っ払った。すると鎖が急に外れた反動で巫将軍たちがバランスを崩し、そこへ霍擎雲が放った匕首が直撃する。「チンユン!」「来るな!」霍擎雲は敵を倒すことができたが、すでに足が流砂に飲み込まれていた。皇北霜は霍擎雲の手をつかんで助けようとした。しかし霍擎雲は皇北霜を道連れにしないよう手を離してしまう。「嫌よ!私を置いていかないで!」「霜R、泣くな…約束してくれ、しっかり生きると…」「駄目よ!つかまって!チンユン!」皇北霜の悲痛な叫び声が響き渡る中、ついに霍擎雲は砂の中に飲み込まれた。絶望した皇北霜は霍擎雲を追って流砂に飛び込もうとしたが、その時、沙曲(サキョク)が駆けつけ止める。「門主のために生きるんだ!」天都(テント)城は守護神を失い、悲しみに包まれた。亡骸もないまま葬儀を済ませた皇北霜はついに霍擎雲の遺書の封印を解く…愛する北霜、私の父親は雲沛(ウンハイ)の先主・那啓達(ナケイタツ)、母親は天都の華明(カメイ)公主本当の名は那延興(ナエンコウ)という父の養子・那戦(ナセン)に城主の座を奪われ、故郷を失って他家に身を寄せた唯一の心残りは共白髪まで君と添い遂げられないことだ覚えているだろうか、あの時の約束を『あとで返すと約束してくれ』@3話私のことは忘れ、君らしく生きて欲しい、人生を謳歌してくれ…若問と霍擎雲が亡くなり、雲沛が天都と汾天を制して砂漠の覇者となる日も目前となった。しかし那戦は未だ皇北霜のことが棘のように胸に突き刺さっているという。「あの餌で釣れるか?」一方、天都城主・霍言斉(カクゲンセイ)は非業の死を遂げた弟の雪辱を果たすため諸将を召集した。すると皇北霜が駆けつけ戦に反対、砂漠の安寧を願っていた霍擎雲のためにも思いとどまるよう説得する。霍言斉は仕方なく諸将を下げたが、この憤りをどうすれば良いのか分からなかった。そこへ思いがけず廉幻(レンゲン)と夜佩(ヨハイ)が訪ねて来る。2人は皇北霜と抱き合って再会を喜んだが、霍擎雲の訃報に胸が傷んだ。「娜袖(ナシュウ)、実は格公主は生きています、でも…城門に吊るされています」那戦は皇北霜を誘き出すため格心微をおとりにしていた。「…ならこちらから出向くまで」皇北霜は華玉(カギョク)府へ舞い戻った。筑俊(チクシュン)は念のため侍女に身体検査を命じ、皇北霜の持ち物が笛だけだと確認する。「格心微の最期に厄娜泣(ヤクナキ)の笛の音を聞かせたいの」笛を返却してもらった皇北霜は奉天(ホウテン)閣に足を踏み入れた。那戦は玉座で独り、皇北霜を待っていた。「助けに来たのだろう?で、何を差し出す?」「砂漠の統一を手伝うわ」「いいだろう…連れてこい」すると兵士が憔悴した格心微を連行した。しかし那戦は2人が容若(ヨウジャク)の遺書を見ていると思い出し、生き残れるのは2人のうち1人と決めて刀を放り投げる。それは若問の刀だった。那戦は2人の決着を見るため、自分の剣を抜いて玉座から降りて来た。「若問の刀でどちらが生き残るかはあなたが決めて」皇北霜が刀を差し出すと、格心微は若問の形見を受け取って皇北霜の肩に置いた。2人の様子を眺めながらほくそ笑む那戦。その時、格心微が急に皇北霜を押しのけ、那戦めがけて飛び出す。しかし衛兵が咄嗟に阻止した。格心微は衛兵2人を斬り倒したが、振り向いた瞬間に那戦の剣が格心微の胸を貫通してしまう。するとその機を逃さず、皇北霜は笛を真っ二つに割り、那戦を突き刺した。ふいをつかれた那戦は腹を刺され喀血した。皇北霜は止めを刺そうとしたが、短い刀では届かない。すると皇北霜は愛する若問の敵を討つため、那戦の剣に自ら身体を深く突き刺して前に出た。「ぐふっ!」若問の刀が那戦の腹に刺さった。那戦は耐え切れず格心微の体から剣を抜き、後ろに倒れてしまう。皇北霜は格心微を抱き留め、身分を交換したことを悔やんだ。しかし格心微は何も後悔していないという。「格心微として自由を得て若問に会えた、初めて私らしく生きられたの… これで若問に会いに行ける」すると格心微は若問の首飾りを握りしめ、意識を失ってしまう。那戦が苦し紛れに助けを呼んだ。すると衛兵たちが駆けつけたが、城主を無視して格心微を運び出し、そこへ莽流(モウリュウ)門と臣下たちが雪崩れ込んでくる。「お前たち!寝返ったか!」実は皇北霜に同行した沙曲には切り札があった。雲沛に到着したその夜、居雲閣(キョウンカク)に雲沛軍の石(セキ)統領が現れる。石統領は10年も潜入している莽流の密偵で、那戦と巫将軍の信頼を得て亡き巫将軍の後を引き継ぐまでになっていた。そこで皇北霜はさらに那戦を追い詰めるため、得意の仮面を使って沙曲を霍擎雲に変装させようと思いついく。沙曲は警戒心の強い那戦に見抜かれると心配したが、皇北霜はうまく演じて注意をそらすよう頼んだ。「私が必ず殺すわ」那戦は自分が孤立無援だと気づいた。しかし霍擎雲が死んだ今、何を証明しようと意味はないという。「那戦…」そこへ霍擎雲が現れ、那戦の悪行を暴いた。実は議事庁に集まったのは那戦に家族を殺された者ばかり、次々と令牌の裏に刻まれた家族の名を示して積年の恨みを訴える。那戦に死を!>ʕ•̫͡•ʕ*̫͡*ʕ•͓͡•ʔ-̫͡-ʕ•̫͡•ʔ*̫͡*ʔ-̫͡-ʔ<悪党を殺せ!すると霍擎雲が先主の詔書を取り出した。那戦は詔書が15年間、玉座の下に隠されていたと知って唖然となる。「第49代雲沛城主那啓達の詔である、息子の那延興を正当な後継者とする…」石統領が遺詔を読み上げ、正当な雲沛城主の座を霍擎雲こと那延興が引き継ぐと宣言した。容豁(ヨウカツ)を筆頭に臣下も莽流たちも城主に拝跪。那戦は最後まで自分が城主だと言い張っていたが、結局、力尽きて絶命した。霍擎雲は早速、那戦が各部族に課した重税や年貢、労役、和親などを廃止、緑地も返還するよう指示した。「先主が大漠奇巻を記したのは民に幸福をもたらすため 直ちに防砂と造林の方法を共有し、取り掛かれ!」「ラジャー!」配下は一斉に奉天閣を飛び出した。「よくやったわ」皇北霜は沙曲の迫真の演技を褒めたが、その時、霍擎雲が皇北霜を引き寄せ唇を重ねた。驚いた皇北霜は沙曲を突き放し呆然、すると霍擎雲の腰に見覚えのある匕首を見つける。それは確かに霍擎雲と一緒に流砂に飲み込まれたはずの皇北霜の匕首だった。皇北霜は霍擎雲が仮面の沙曲ではなく本人だと気づき、思わず抱きつく。その様子を物陰から沙曲と廉幻、夜佩が笑顔で見ていた…一命を取り留めた格心微は無事に若問の子を出産した「名前は決めたの?」「若安(ジャクアン)よ」大漠346年雲沛城主・霍擎雲は夫人の皇北霜と砂漠を遊歴しながら大漠奇巻に記された緑地化の策を広めた多くの小部族を救ったこの旅は砂漠の美談として、後世まで語り継がれることになる「で、どうやって流砂から逃れたの?」「″莽″はどこにでも潜り込む、砂の下には洞窟が多い、だから君の元に戻れたんだ」完( ߹꒳ ߹ )あー終わってしまったー夢のようなカップルだったわ~( ˶´꒳`˵ )しっかしここまでこらえていたのに最後の最後で出た~流砂で危機一髪!砂に吸い込まれるイールンのリーゼントカツラで笑わせに来たか!(いや違うw)あ~イールンとハニーちゃんロスになりそうだって次はヤンズーのチャンシャンシーだし…(←どういう意味よ?w)ではここでイールンとハニーちゃんのデュエットでお別れです(꒦ິ⌑꒦ີ)
2025.12.03
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漠风吟 Love In The Desert 全26話第25話三疆(サンキョウ)で鍾乳洞への入り口を探していた格心微(カクシンビ)と若問(ジャクモン)。すると2人は流砂に飲み込まれ落下、若問は足を負傷し、格心微は気を失った。若問は自分の手首を切って格心微に血を飲ませて助けたが、濡れたせいで皇北霜(コウホクソウ)の口元の仮面が溶けてしまう。驚いた若問は格心微の顔から仮面を剥ぎ取り、正体を暴いた。「はっ!やはり死んだのは嘘だったか!」「死ななければ汾天(フンテン)を出られない…また私の目を見てるの?」「俺の母親と同じ目をしている、母親はもう死んだよ」皇北霜は衣を引きちぎって若問の手首を縛ったが、足も負傷していると気づいて手当てした。皇北霜と若問は大漠奇巻(タイバクキカン)の6巻目と出口を探し始めた。しかし地下は暗く、道が幾つにも分かれて捜索は難航、そこで若問は指笛を鳴らし、音の反響を調べてみる。すると2人を追いかけて来た霍擎雲(カクケイウン)と格心微がその音を頼りに2人を発見した。霍擎雲は皇北霜の無事な姿を見て安堵し、若問に傷薬を渡す。実はその頃、那戦たちも三疆に到着、鍾乳洞に潜入していた。皇北霜たちは鍾乳洞の一角に書斎を見つけた。驚いたことに書机の前に衣をまとったまま白骨化した亡骸が座っている。皇北霜は亡骸が携えていた6巻目となる緑地篇を発見し、容若(ヨウジャク)がここでしばらく生きていたと分かった。実父の亡骸を前に言葉を失う若問。すると皇北霜が書机に残された容若の遺書を読み始めた。…我ら容氏兄弟2人は雲沛城主・那啓達(ナケイタツ)と砂漠を遊歴した末に大漠奇巻6巻に砂漠を治める策を記した今後、緑地を増やすための指針となるようにしかし城主の養子・那戦が監城の職を与えられると徒党を組んで非道を働き、民を苦しめるようになった那戦は内侍官・筑俊(チクシュン)と共謀して雲沛に戻った城主に毒を盛り、後に城主は重い病に…その時、ついに那戦たちが現れた。「夫人、生きていたのか?私の恩恵のおかげか?ふっ… お前たち4人、その白骨と共に永遠の眠りにつくがよい」一方、地上では黄天狂(コウテンキョウ)が若問を探していた。付近を警戒していた巫(フ)将軍が一行を発見、1人残さず逃すなと厳命する。しかし大群が駆ける振動のせいで洞窟が崩落に襲われ、対峙していた皇北霜たちと那戦たちは一斉に逃げ出した。霍擎雲は皇北霜を背負って無我夢中で逃げた。「もう追ってこないわ、降ろして」「降ろすよ」容若は遺書に詔書の在りかも記していた。皇北霜は詔書を手に入れれば雲沛城主の座を取り戻せると喜ぶ。しかし霍擎雲は自分が求めるのは城主の座ではなく、砂漠の平和と皇北霜と添い遂げることだと言った。「約束よ、必ず添い遂げて」「はお」その時、再び崩落が起こった。霍擎雲は皇北霜をかばいながら落石をやり過ごしたが、崩れたおかげで地上から光が差しむ。そこで霍擎雲は鉤縄を投げて地上へ引っ掛け、皇北霜を連れて脱出することに成功した。同じ頃、若問と格心微も頭上に地上への出口を見つけていた。若問は格心微を背負って岩肌を登り始めたが、あと少しというところで格心微がずり落ちてしまう。咄嗟に格心微の手をつかんだ若問、すると傷口が開いて血が流れ始めた。「若問、手を離して」「駄目だ!」すると若問は力の限りを尽くして格心微を引っ張り上げ、2人は命からがら脱出した。那戦たちも鍾乳洞から無事に生還し、足がない4人を追いかけることにした。するとちょうど若問を探していた黄天狂と出くわす。ここで会ったが百年目、蛮狐(バンコ)と狼頭(ロウトウ)は那戦たちに襲いかかったが…。一方、霍擎雲は皇北霜を連れて砂漠をひたすら歩いていた。しかし砂漠を抜けるには馬が必要、このままでは力つきて死んでしまう。「最後まで諦めては駄目だ、君を背負うよ」「怪我しているのに無理よ…これまでどんな困難も乗り越えて来た、ここで死んでも後悔はない」「私のせいだ、君を巻き込んだ」「馬鹿ね、一緒に立ち向かえて満足よ」皇北霜は自分の笛を出して霍擎雲に贈った。「2度と離さないで」「約束する、2度と手を離さないと」その頃、沙曲(サキョク)たちが三疆に向けて急いで馬を駆けていた。若問と格心微は樹林でしばし休息を取った。その時、若問はかつてこの場所で死体の中に紛れて運良く生き残ったことを思い出す。「この15年はおまけのようなものさ…」すると格心微は今回の件が片付いたら妻になりたいと頼んだ。若問は兄弟たちがすでに″夫人″と呼んできると笑ったが、格心微は婚儀を挙げて正式な妻になりたいという。「あの世に愛は持っていけないぞ?」「あなたの約束が欲しいの」「約束する」若問は那戦がすぐ援軍を連れて追いかけてくると警戒し、格心微を先に逃すことにした。「嫌よ!」「2人では速度が落ちる、蛮狐と狼頭と呼んでこい!俺は捕まらん!」若問は馬を叩いて格心微を追いやったが、そこに那戦たちが現れた。若問は那戦たちに囲まれた。「汾天で殺しておくべきだった…だが今からでも私に従うなら命は助けてもいい」「俺が持っている刀次第だ」すると那戦は強がる若問に贈り物を放り投げた。蛮狐と狼頭の武器を見た若問は呆然、激情に駆られ那戦に襲いかかるも兵士たちに邪魔されてしまう。満身創痍で応戦する若問、そこへ思いがけず格心微が戻って来た。「若問!」「どうして戻った?!…どいていろ!」その時、ついに格心微の目の前で若問は刺されてしまう。那戦は若問に臣下らしく跪けと命じて高笑いした。もはや立っているだけで精一杯の若問、しかし気概だけは失わない。「俺は一生、天地のみに従う!誰にも下るものか!」兵士たちは何とか跪かせようと足を蹴り飛ばしたが、若問は意地でも膝をつかなかった。すると見兼ねた格心微が飛び出し、自分が汾天の城主だと訴え、代わりに跪いて許しを請う。若問は一矢を報いようと最後の力を振り絞って那戦に槍を投げようとしたが、同時に射手が矢を放った。格心微の悲鳴が響き渡った。若問の体には弓矢が3本、突き刺さっている。「若問?!」「お前は若問の女だ、何も恐れるな…」「私を置いて行くの?…私たちの子どももいるのよ?」実は格心微のお腹には新しい命が宿っていた。若問はいつものように豪快に笑うと、母の形見の首飾りを外して格心微に渡す。「俺が恋しくなったらこれを見ろ…お前の腕の中で死ねて満足だ…っ」「若問nnnnnnnnnnnn!」つづくヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノここにきて不幸のズンドコなんて…
2025.12.02
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漠风吟 Love In The Desert 全26話第24話紆余曲折を経て夫婦となった皇北霜(コウホクソウ)と霍擎雲(カクケイウン)。2人の蜜月は7日に及び、さすがに沙曲(サキョク)も迎雪閣の様子を見に行った。しかし相変わらず夫婦が出てくる様子はない。″
2025.12.01
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