カイバーマンのお仕事2

カイバーマンのお仕事2

2007年12月31日
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カテゴリ: 長七郎・松平右近
会津藩の上屋敷に、罪人として引っ立てられたていった女たち。
彼女たちはいわゆる駆け込み寺に匿われていて、誰であれそこから女(しかも子供も居たぞ!)を引き出すのはご法度。
これは暴挙ってんで、長さんたちが動き始めました。
女たちは、ろくでなしの殿様を何とかしようとした家老の身内でした。
殿様は天下の名君加藤清正の息子だが、守銭奴の暴君。
その奥方は長さんの従妹。
気丈な奥方、駆け込み寺の庵主は上様の姉上、喧嘩したらただではすみませんよと諭す(考えようによっては脅迫)が、それでも殿様は突っぱねる。
国許の商人たちが訴状に来るが門前払い、これは斬られかねないというので辰たちが石を投げ、それでも危ないところを屋根の上から瓦を落としてくれた謎の人(笑)がいて逃げ、通りすがりの殿様の舅どのの籠に匿われる。
面当てに、捕まえていた連中を即刻処刑するという殿様。

従妹に、女だけでも助けてやれないかという長さん。
帰り道、長さん、誰何の藩士を……斬ってないか?
奥方、命を懸けて女たちの助命を願うが、乱心として押し込めにあう。
付き添いは腹心の女中一人だけ。
これはもうどうしようもないと、舅どのに話にゆく長さん。
舅どのは、外様大名を刺激しないためには、自分が会津の新しい藩主にはならないほうがいいというが、長さんは領民のためにはその方がいいと説得する。
いや、この人凄くいい人なんだけど、正義にも色々あるんだね。
老中の呼び出しを病欠する殿様。
よく付き合えるな家臣たち。このままでは藩が潰れるとわからないわけではないだろうに。
あくまで自分は悪くないという殿様、女たちを処刑。
その遺髪を届けられた奥方、女中に長さんへの手紙を託け自害。

明日、江戸をたって会津に帰るという殿様。
病気を理由にするというが、そんな理由通るわけねえだろ。
それだけでも藩、潰れるよ。
普通、馬鹿殿の馬鹿に付き合う家臣は、彼を自滅させて腹違いの弟君をとか、藩を潰すことで利益が上がるとかなんだけど、ここの江戸家老はそういう裏が無かった。
殿様の実母が自分の娘とか、そういう話かな。

実在の人物を殺すのはまずいか。
それにしても、この切捨て御免は伯父上黙認の上なんだね(笑)。
馬鹿殿は消えて名君が入り、それから幕末までは会津の人たちは幸せに暮らしました、で幕。

(06年11月17日 記入)





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最終更新日  2008年01月01日 11時49分42秒
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