カイバーマンのお仕事2

カイバーマンのお仕事2

2009年05月25日
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カテゴリ: 暴れん坊将軍
大酒食らって帰る途中のめ組の若い衆、殺人を目撃。
「人殺し!」「火事だ!」と声を張り上げて下手人を退散させるも被害者は助からなかった。
その手にはご禁制の翡翠が。
「成る程美しい。人の心を酔わせる美しさだが、所詮石にすぎん」
人の命を奪ったのは正確には石じゃない、それが産む金だ。

家出した娘を探しに江戸に出てきた、漁師の忠治。
娘の八重は、寒い土地で地味な水仕事をするのが嫌になったらしい。
確かに辛いわ、手が皸だらけで……。
しかし江戸に奉公に出た友達が玉の輿に乗ったから、なんて言い出したら親は心配する。

そういって娘は黙って出て行った。

同郷のやっている廻船問屋で働いているわ、と言っていた娘は、した働きは嫌だといって何処かに行ってしまったという。
堅気の仕事をしているなら、と内心ほっとしていた父は愕然。
忠さんは実は大岡様と昔馴染み、でも坊ちゃまがうまく出世したことは知らなかったらしい。
まあ知っていても、「うちの娘をお願いします」とはやらなかっただろうけど。

殺されたのは相模屋の鹿子だった。
お庭番の報告を聞いた上様は相模屋の積荷の抜き打ち検査を命じるが、御船手組奉行が横槍を入れる。
南町奉行はあっさり引き下がるが、それは無論表向きのことだった。

いなくなったお八重は御船手組奉行の妾になっていた。
厚化粧似合わない。
お八重は父に多少未練があったが、妾奉公になだれ込んだ身ではとても会えない。

「田舎の暮らしはいや!」

新さんはおとなしく引き下がったが、忠さんの弟子?は手厳しかった。
「顔の洗いかたを教えてやろう」
いや、下手すると通報されるんじゃね?
尺がないから手っ取り早くいったんだろうけど。


これは漁師の娘の気持ちを萎えさせるには十分だった。
食い物のありがたみが分からないやつはこれだからいかん。
結局お八重は考えを改め、父とともに故郷に戻った。





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最終更新日  2009年05月25日 18時45分29秒
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