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空冷エンジンはシリンダとヘッドに深いフィンが付いているので、エンジンらしくてカッコ良い。これが無い水冷エンジンはどうにも好きになれないのだ。しかし、一旦アルミの腐食などで汚れたフィンほど厄介なものはない。ここを掃除するには細いワイヤブラシなどを突っ込んでゴシゴシやるしかないのだがフィンの隙間に入るほど細いワイヤブラシは無い。2月の寒い日の夜に師匠に貰い物の寿司を届けに工作場に行った時には、ワイヤの束を電気ドリルの先に付けて腐食落としをやっていた。なるほど参考になった。
しかし、それよりも効率の良いスポットブラストがあるので、これを使わない手はない。ダストペールに部品を入れてブラスト開始。しかし、思ったより錆が取れない。TY50やTLM50の時には面白いように錆と塗装が剥がれて綺麗になったのに…。リサイクルした珪砂が悪いのかと思い、新しい珪砂を使用してみてもさほど変わり映えがしない。同じ箇所に時間を掛けると綺麗にはなるがなかなかではない。気が短いので、少しの白い腐食跡は残ったが完了とする。後で塗装してしまえば目立つことはないだろう。
塗装は、ゼファーのエキパイを塗った残りのオキツモワンタッチスプレー耐熱の黒ツヤ有りを吹いた。耐熱塗料のツヤ有りはこの製品しかないと言っても良いほど他を探しても見つからない。少々高いが仕方ないところである。その代わり塗装後は艶が出てフィンが美しく光り輝くのだ。
シリンダは塗ったものの、ヘッドまでは塗料が足らなくなってしまったので、ヘッドは手持ちのシルバーに塗り分けることにした。多分、あまり違和感はないと思う。
黒色塗装が剥がれアルミサビが露出したシリンダヘッド表
シリンダヘッド裏
アルミの腐食が進んだシリンダ上側
シリンダ下側
塗装剥離とサビ落としを行ったシリンダとヘッド
サンドブラスト後のシリンダとヘッド
シルバー耐熱を吹いたヘッド
ツヤ有りブラック耐熱を吹いたシリンダ
やっちまった電装 2020.05.24
エンジンが掛からない訳 2020.05.22 コメント(6)