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WEBRADIOWFMT Chicago (GMT-6h) (JST-15h)The Bucksbaum Family Lyric Opera BroadcastsSunday, February 28 at 1:45 pmLive from the Civic Opera House: Lyric Opera of Chicago Presents Mozart's Marriage of FigaroKyle Ketelsen (Figaro); Danielle de Niese (Susanna); Mariusz Kwiecien (Count); Anna Schwanewilms (Countess); Joyce DiDonato (Cherubino); Lyric Opera Cho & Orch/Edward Gardner.
2010年02月28日
WEBRADIOWFMT Chicago (GMT-6h) (JST-15h)Live from the Met: Puccini's La BohèmeSaturday, February 27 at 12:00 pm (JST27:00)Conductor: Marco ArmiliatoMimì: Anna NetrebkoMusetta: Nicole CabellRodolfo: Piotr BeczalaMarcello: Gerald FinleySchaunard: Massimo CavallettiColline: Oren GradusBenoit/Alcindoro: Paul PlishkaMetropolitan Opera Cho & Orch/Marco Armiliato.最高のメンバーじゃのう。豪華すぎるのにも程がある。(最近のはやりの言葉の使いまわし)ベチャワのロドルフォは先シーズンシカゴかどこかのを聴いた気がするのですが…憶えていないのがむなしいんですけどアンジェラとだった?
2010年02月27日
Marcelo Gomes Index The American Ballet Theatre1980?Born in Brazil1996 -Age 16- Prize winner of Prix de Lausanne Offered a contract from ABT1997 -Age 17- Goes to the Paris Opera Ballet School a year Joins the American Ballet Theatre2000-Age 20-Aug Promoted to Soloist2002-Age 22-AugPromoted to Principal Dancer2003 -Age 23- An interviewAug The World Ballet Festival in Tokyo Programme A - Who Cares? Programme B - Anthony Tudor : The Leaves are Fading with Aressandra Ferri Gala2005June Manon with Diana Vishneva Sleeping Beauty with Veronica PartJuly ABT in Japan 2005 Gala - Jiri Kylian's Sinfonietta Raymonda - Jean de Brienne Withdraw Don Quichotte Espada from injury 6 months break due to an ankle injury and surgery2006May Comeback from the injury Romeo and Juliet Arbrecht in GiselleJuly Orion - Sylvia by Ashton2007Jan Otello with Ferri, Radetsky (Photo Link --this is an incredible, gorgeous photobook)Aug Alessandra Ferri Farewell Gala in JAPAN Programme A Swan Lake Act2 Pas de deux with Julie Kent Act III pas de deux from Othello with Alessandra Ferri Kudelka:Cinderella with Julie Kent Programme B Oberon in Midsummernight Dream by Ashton with Julie Kent Meadow with Julie Kent? Injured his knee 2008July ABT in Japan 2008 Gala - TWYLA THARP:Sinatra Suite, Manon Pas de deux Le Corsaire - Conrad Swan Lake - Prince Siegfried2009-Age 29-July ABT - Romeo and Juliet - Review NYT ABT - Sylvia choreographed by Frederic Ashton Cast includes Paloma Herrera Alexandre Hammoudi Arron Scott Kristi Boone Review with a photo A soldier in "On the Dnieper" choreographed by Alexei Ratmansky2010 -Age 30-Feb12 Interview - articles NYT16 17 Kings of the Dance Ahmanson Theatre, LA Article - LA times with photo gallery link19 20 21 Kings of the Dance NY City Center FOR 4 Music: Franz Schubert Choreography: Christopher Wheeldon SMALL STEPS Music: Michael Nyman Choreography: Adam Hougland Morel et Saint-Loup from ballet “Proust ou les Intermittances du Coeur” Music: Gabriel Faure Choreography: Roland Petit 19 and 21 : Guillaume Cote as Saint Loup, Marcelo Gomes as Morel 26, 28Guest starring at the Tokyo Ballet "Sylvia" His first partnership with Polina Semionova of The Staatsballett BerlinMarch20 & 21 Don Quixote with Gillian Murphy Guest starring Festival Ballet Theatre at Irvine Barclay Theatre, Irvine, CA April3-5 Avi Scher & Dancers The New York Premiere of "Mystery in the Wind", danced by Marcelo Gomes, Sara Mearns, Veronika Part, Kristen Segin and Elizabeth Walker The World Premiere of "Utopia Variations", danced by Marcelo Gomes and Sara MearnsMay-July 2010 Spring Season at the METMay20 MET - La Bayadere with Diana Vishneva 26 MET - The Lady of the Camellias with Diana VishnevaJune 4 MET - The Lady of the Camellias with Diana Vishneva 7 MET - The Lady of the Camellias with Diana Vishneva16 MET - Sleeping Beauty with Veronica Part24 MET - Swan Lake with Julie KentJuly 1 MET - ABT Premiere On the Dnieper5 MET - Romeo and Juliet with Julie Kent9 MET - Romeo and Juliet with Julie Kent
2010年02月27日
ハイビジョン特集 華麗なるメトロポリタン・オペラ 2010年 3月1日~5日 3月も放送していただけるなんて、なんてありがたいのでしょう!うれすぃ~ネトレプコのランメルモールのルチアやJDFの夢遊病、ガランチャのシンデレラ、という当代きってのスターの出演する作品が目白押し!+++今週のネットラジオに関しては、METはベチャワのボエームですねこれはやはりおさえときたいですねオペラキャストさまいつもありがとうございます。すごいセットのMETのアッティラ(3月7日)もぜひ聴きたいですね。ムーティさまですから。METらしくない、意欲的で芸術的なすばらしい作品なのでしょう。(「METらしい」とは芸術でなくエンターテイメントだという意味)今シーズンの一番の期待作。***そのMET含め、各国のオペラハウスで新シーズンが発表されています。+++
2010年02月27日
Tokyo Ballet "Sylvia" choreographed by Frederic AshtonThe Tokyo Ballet premiereFriday 26 Feb 2010First NightMarcelo Gomes stars as the shepherd "Aminta" and Polina Semionova dances the title role.This is the first time for them to dance together.It's a bit surprise.Aminta : Marcelo Gomes (Guest from American Ballet Theatre)Sylvia : Polina Semionova (Guest from the Staats Ballet of Berlin)Orion : Naoki TakagishiEros : Haruo GotoDiana : Aya TakagiAct1Act2Act3Goats : Mari Kawai, Yuji MatsushitaCeres and Jaseion : Rui Yoshikawa, Hiroki UmezawaPersephone and Pluto : Chika Saeki, Ryo HiranoTerpsichore and Apollo : Reiko Koide, Nagayoshi Nagase東京バレエ団「シルヴィア」東京バレエ団創立45周年記念公演X東京バレエ団初演「シルヴィア」(全3幕)振付:フレデリック・アシュトン復元:クリストファー・ニュートン音楽:レオ・ドリーブ振付指導:クリストファー・ニュートン、アンナ・デリシア・トレヴィエンシルヴィア:ポリーナ・セミオノワアミンタ:マルセロ・ゴメス(Guest from The American Ballet Theatre)オリオン :高岸直樹エロス :後藤晴雄 ディアナ :高木綾第1幕ディアナのニンフ:乾友子、高木綾、奈良春夏、吉川留衣、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、加茂雅子第2幕オリオンの女官:吉川留衣、河谷まりあ奴隷:高橋竜太、岡崎隼也第3幕山羊:河合眞里-松下裕次シルヴィアのお付き:乾友子、奈良春夏、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、加茂雅子、小川ふみ、二階堂由依ケレスとイアセイオン:吉川留衣-梅澤紘貴ペルセフォネとプルート:佐伯知香-平野玲テレプシコールとアポロ:小出領子-長瀬直義指揮: ベンジャミン・ポープ演奏: 東京ニューシティ管弦楽団+++アシュトン版の「シルヴィア」はディテールはおもしろいのだが、総合的な構成がイマイチなんですよね~2008年7月にロイヤルバレエが持ってきたとき、見終わって唖然としたもんねえ~しかしそんなことを払しょくしてあまりあるのが、マルセロ・ゴメス!もうありえないぐらいステキ!!でした。世界で3人セクシーなダンサーを選べと言われたら間違いなく入るでしょう。(もう一人はボッレも確実に入る)こないだアメリカで行われたKings of the Dance、もし、生でゴメスとギヨーム・コテの踊るプルーストのモレルとサンルーを見たら、鼻血が出過ぎて失血死するんじゃないかと思います。ふは~それにもう一つうれしかったのが小出さん!彼女が見られて良かった。いっそシルヴィアでも良かった。でもそれだと背丈が合わないんだよね。ポリーナは背は高いし手足が長いし、スポーティで好きなダンサーです。でも色気はゴメスの方があった。だいたいカーテンコールで赤いバラの花束がゴメスで白いバラの花束がポリーナってまさに合ってて笑っちゃったわ。彼ほどアミンタが似合う人はほかにはボッレだけでしょ~もう本当に肉体が美しいのです~こんなにこの衣裳が似合う人はいないでしょ~彼のアミンタは明らかにオリオンより強そうだったし。男らしくて、真摯で、紳士。絶対女性より目立ったりしない。まさに女丈夫シルヴィアにメロメロという「奴隷キャラ」が似合う~そこが彼のいいところなのだ~第1幕セットは豪華!ステージの上にきらきら3つの星座が輝いている。いて座と山羊座とさそり座かな~ちょっとわかりませんが。オリオン座じゃなかったと思うんだよね。アミンタ登場!美しい。ソロはきれがあって、ぴたっと止まる。へたれていたペネファーザーとは雲泥だった。複雑なパでオーソドックスなパとは変えてあるので難しいんだよね、アシュトンって。わざと難しく作ってあるんだよ~次々とディアナのニンフたちが登場する。勇ましくてかっこいい~ポリーナははまりすぎで逆につまんない。意外にね。女の子っぽいのに男の子のまねをする方が色っぽい。ポリーナはもともと「男の子」っぽいんだよね。この倒錯の世界。わかりにくいとは思いますがね。アミンタのゴメスは彼の方がよほど「神」っぽいんだよね~セクシーで色気があって、体が美しい。踊りはまったく遜色がない。引き出されたアミンタが倒される。シルヴィアが詰問する「あんた、何してたのよ!」「エロス様に祈ってたんです。」「何を?」「あなたへの思いが実りますようにって…」「なんですって!」アミンタはシルヴィアをリフトする。せつない表情をしていたゴメスがリフトの瞬間にきりっとした真剣な表情になるのが可愛かった。抜群のサポート力。ニンフたちはエロスに向かって激しく抗議する(シュプレヒコール)。「我々にぃ~男は~いらな~い!」シルヴィアは矢を番える矢を受けて倒れるアミンタするとじっとしていた石像が動き出す。エロスの矢がシルヴィアにあたるがシルヴィアは「平気だわっ!」と去っていく。村人たちが現れているが倒れているアミンタは石像の下に隠れているので見えない。去っていく。いなくなるとよろよろ出てきたアミンタ。オリオンが怒りの踊り。そこに戻ってきたシルヴィア。エロスの矢が効いてきてどうしようもなくせつなくなってる。胸が苦しい…パドブレで表現される、彼女の恋の病。ここは好きだった。オリオンはそんな彼女をさらっていく。戻ってきた村人がアミンタを見つける。「大変だあ~っ!」わらわらわら。そこに出てきた変なおじさん。妙な踊りを踊る。彼は白い花を取り出しマジックで赤に変える。その花粉を振りかけると…あら不思議、アミンタが目をさました。アミンタはエロス様に感謝する。エロスは告げる「シルヴィアがかどわかされたぞ」「どこへ?」「あっちだ」走って出ていくアミンタ第1幕了。第2幕オリオンの洞窟 詳細は下部のRBリンク参照第3幕イントロ神々の登場コールドの中に柄本弾さんがいて背が高くてハンサムなので目立っている。ここでちょこっといろんな神々や動物が現れてディべルティスマン大会になるのですが、ほんのちょこっと。東京バレエ団のソリストたちが次々と登場するのでおおお~っ!とやっとエンジンがかかります。雄の山羊は松下さん。平野さんはプルートだが相変わらず演技がたっしゃですばらしい。小出さんの姿をみとめると、ハートがほわっと温かくなる。集団の踊りは今の時代にはもう合わない振付があるのでやめた方がいいと思う。笑いをこらえるのに苦しむんで…お願いです。集団の中に現れるゴメス(アミンタ)。一人だけでかい~ので存在感がすごい。アミンタはシルヴィアはどこ?と皆に聞きますがわかりません。アミンタのソロ。ディアナの神殿に祈っているとかみてから御船が。そこに乗っているのはエロスとニンフたち、そしてシルヴィア!ヴェールをかぶっているシルヴィアが船から下り、エロスがそのヴェールをとります。シルヴィアはすっかりアミンタに恋しています。いよいよ!まずシルヴィアのソロ。有名なあのピチカートの曲。そしてアミンタのソロ。これがもう~すばらしかったです。ダイナミックで雄々しくて。片足を伸ばしてジャンプしそのあとバットゥリー、方向を変えてこの繰り返し。ピルエット。空中で膝を曲げ伸ばしする高度なジュテ。これがまたジャンプの高いこと!本当にすばらしかったです~大拍手そして山羊のカップル。いわゆるディべルティスマンをちゃんと踊るのはこの山羊たちだけです。可愛らしい振付なんで松下さんのダイナミックさを堪能できなくて残念。そしてほかの神々たちが前振りして現れたのがシルヴィアを高々とリフトしたアミンタ!ぐらぐらもせず慎重にゆっくり運ぶゴメス。抜群の安定感。力持ち~彼の広げる腕に飛び込んでいくシルヴィア。2回。がっちりキャッチ~パドドゥのアダージョはまさに圧巻!丁寧なサポート!優しい視線。その視線にとろけそうだ~そんなこんなで現れたお邪魔虫、オリオン!オリオンと戦うアミンタ。戦いをやめさせようとするエロス。神殿に逃げ込むシルヴィア。ディアナが現れ、オリオンを射殺す。ディアナはシルヴィアを許さないが、エロスはディアナに、自分が過去に眠りに縛り付けた羊飼いエンディミオンの映像を見せて、思い出させる改心したディアナ。大団円~詳しくはロイヤルのシルヴィアを参照。ロイヤル・バレエ in Japan 2008 INDEX
2010年02月26日
新国立劇場「ジークフリート」 Part3※内容にふれますのでご注意ください。第3幕「ワルキューレ」の救急病棟に似た、白い箱型のセット。でも違う。回転するジクソーパズルの形をした白い台に寝ているのはエルダ。3つの非常階段があってそこを白い髪をしたノルンが3人、下りてくる。ノルンは青い色のパジャマのような服を着ている。手には映画のフィルムを持っている。ノルンが持っているはずの「運命の糸」は映画のフィルムなのか?「ラインの黄金」や「ワルキューレ」でヴォータンが映写していた映画フィルムとつながる。その箱がどんどん手前に近づいてくる。ヴォータンにぶつかる寸前で止まる。(ヴォータンは正面を向いたまま)オーケストラが咆哮する中、さすらい人も叫ぶ。「エルダ!」彼は回転するジクソーを止めて、エルダを起こす。「質問したい…「なぜブリュンヒルデに聞かないの?「彼女は眠りに縛り付けた。このへんから単純明快な「ジークフリート」は一気に哲学的に難解になる。「もう私を行かせて。「行かせないぞ。教えてくれ。どうしたら神は不安に勝てるのだ?」「あなたはもうそんなもん(神)じゃないわ「おまえこそ…エルダはまた眠りにつく。セットが下がっていき。今度は巨大な真っ赤な、かなとこが現れる。小鳥が出てくるが、ヴォータンを見て逃げ去る。ジークフリートは衣裳替えしてジャケットにズボンになっている。スーパーマンのTシャツはそのままだが、ちょっと少年から青年になった感じ。邪推だが小鳥との間に何かあったのかな?無邪気なジークフリートの前にさすらい人が姿を現す。「お前のその剣のもとを作ったのは誰だ?「知るかそんなこと!じじぃ、道を知らないなら黙ってろよ。「年寄りには敬意を払うもんだ。ジークフリートはさすらい人の帽子を取り上げる「なんでそんなに目深にかぶってる?(実際にはまぶかにかぶってない)「これがさすらい人の流儀だ。」「片目がないぞ!」「俺が失くした目でお前がわしに残った片目を見ているんだぞ」(つまりこれはヴォータンがフリッカ(叡智)を得る引き換えに失った若さ、若さゆえの無鉄砲さを意味する?)「小鳥が逃げたのはカラスの主を恐れたからだ。」「お前の剣をかつてこの槍が砕いた」「父上の敵だな!」槍をかまえるさすらい人。ノートゥンクがさすらい人の近くにあったのでラジライネンはそれを蹴ってフランツに渡す。ジークフリートが打ち込むと槍が真っ二つに砕ける。さすらい人はショックを受けたようにジークフリートに倒れかかる。ジークフリートは祖父をしばらく抱きとめている。ここはヴォータンと息子ジークムントの絆、そして孫であるジークフリートとの絆がだぶってくるシーン。「行くがいい。私にはお前を止められない。Ich kann dich nicht halten.立ち尽くすさすらい人の前に黒い幕が下りてくる。そこに燃える文字は、ワルキューレでも登場した電光文字。Wer meines Speeres Spitze fürchtet, durchschreite das Feuer nie! 「わが槍を恐れる者、この炎を横切ってはいけない。」しかしこの電光文字が燃え尽きてなくなると、今度は別の文字列が現れる。Alles ist nach seiner Art, an ihr wirst du nichts ändern 誰しもやり方はひとそれぞれ。お前がどうしようとそれは変えられない。」これはヴォータンが「ワルキューレ」でブリュンヒルデを「封印」したが、自らジークフリートの自由意思にまかせその封印を解いたことを意味している。ニーベルングの指輪はすべて「ヴォータンの哲学」で構成されているのだ。そこを思い知らされる。黒い幕にはかみてに緑の扉、しもてに赤い扉がある。緑の扉から消防服を着た小鳥が出てくる。逃げ去ったのにまた戻ってきたの?そしてかみてから出てくるジークフリート。彼には初めてのことだ。彼は女性を初めて見てとまどっている。彼がブリュンヒルデの胸当てを切るまで、黒い幕の前で一人でジークフリートが歌う展開になっている。客はブリュンヒルデの登場をすごくじらされる。ようやく黒い幕が上がり、ベッドに寝ている女性。窓の外は炎が燃えている(本物の炎だ)しもてにグラーネの木馬。ベッドの上に彼が脱がせた銀の兜と胸当てが置いてある。ベッドは斜めにかしいでいて、奥に階段がついている。ハイル、ディル ゾンネ!ついにブリュンヒルデが目覚める。姉さん女房のように彼女はジークフリートよりはるかに年上。ジークフリートは彼女が母親なのかと勘違いする。そうでないとわかるが彼には過去のことはわからないし知りたくもない。一刻も早くブリュンヒルデを抱きたいだけだ。ブリュンヒルデは急に処女性にこだわり出す。彼女は神の戦乙女(だった)。つまり永遠の処女なのだ。ジークフリートの思うままになることはイコール処女性=神性を二重の形でさらに捨てることになる。しかしジークフリートは彼女を説得する。やれやれ。ジークフリートとブリュンヒルデの関係は、ビル・クリントンとヒラリー・クリントンに似ている。ブリュンヒルデがジークフリートを愛することというのは自分の持つ叡智のすべてを彼に与えるということなのだ。単なる世間知らずの不良少年の「人間」でしかなかったジークフリートは、これで神より最強になるのだ。力と知恵。そしてブリュンヒルデはただの弱い女性になってしまう。ヒラリーがビルと結婚することで全米ナンバーワンの敏腕弁護士だった(と言われている)ヒラリーは単なる「大統領の妻」になり下がってしまった。モニカ・ルインスキと浮気したビル、ジークフリートはグートルーネと浮気した。ブリュンヒルデとジークフリートの二人は笑いながら歓喜のうちに愛し合うことを歌う。ジークフリートは歓喜のあまり、指にはめていた蛍光色のジクソーの一片の形をした指輪を投げ捨てる。指輪のもたらす権力に頓着しないジークフリートにはアルベリヒの呪いも通じない。今彼は愛に満ちている。ブリュンヒルデが歌っているのは神々の破滅。この幸せの絶頂でそれを予感している。しかし能天気なジークフリートはただ幸せなだけ。この2人のカップルはどこまでも輝かしい。そこが彼ら以外のワーグナーの生み出したカップルと激しく異なる点だ。そして「ジークフリート」は全幕了となるおつかれさまでした~カーテンコールも客は大熱狂でした!これは「神々の黄昏」がますます楽しみになりました!
2010年02月21日
新国立劇場「ジークフリート」 Part2※内容にふれますのでご注意ください。第2幕ナイトヘーレ。人の姿にも見える巨木。巨木は床にあいた穴(洞穴)から伸びている。その枝には首吊り状態の死体が8体吊り下げられている。おぞましい光景。その前の方はモーテルの駐車場になっている。番号がふってある。床からは無数の緑の曲がった矢印が突き出している。かみてからするすると出てくる、モーテルのセット。モーテルは2部屋あり、下手側の壁に「VACANCY(空き室あり)」と書いてある(笑)かみての部屋としもての部屋は黒と白の逆転した模様で統一してある。かみての部屋のベッドに寝そべるのはアルベリヒ。彼はなぜか車いすに乗るようになっている。アルベリヒは車いすに座り、お盆の上でジクソーパズルをする。しかしどうしても一片が足りない。静かにしもての部屋に入ってくるさすらい人。お互いに隣室の気配をうかがう様子。それぞれの部屋にテレビモニターがある。さすらい人はリモコンでテレビをつける。かみて方向に疾走する美しい馬のドリー撮影の映像がえんえんと流れる。アルベリヒが輝かしい光の馬が近づいてくると歌う。アルベリヒはモニターを消そうとする。その瞬間、さすらい人がモニターを消す。さすらい人は洞窟で眠る龍のファーフナーを起こすことにする。彼がブラインドを開くと、アルベリヒの部屋のブラインドも開く。色は白と黒。まさに「白のアルベリヒ(=ヴォータン)」と「黒のアルベリヒ」。しもての部屋の窓には龍の真っ赤な左目が、右には右目が映る。しかしファフナーはまた眠ってしまう。さすらい人は謎のような言葉をアルベリヒに言い残す。Alles ist nach seiner Art; an ihr wirst du nichts ändern. 「誰しもやり方はひとそれぞれなんだよ。お前がどうしたってそれは変えられないのさ。」この言葉は後で効いてくる。これはヴォータンの哲学。彼はジークフリートにすべてを任せ、彼のやり方に委ねたのだ。その危なっかしい部分も含めて。赤ちゃんじゃないんだから手を取ってやることはない。さすらい人が帰るとモニターには今度はしもて方向に疾走する馬。ヴォータンは輝く馬に変身して帰還中なのだ。部屋がかみてに移動する。ジークフリートとミーメがやってくる。ミーメは両手にスーツケースでジークフリートを追いかけるのに疲れきっている。下手側の部屋だけが残り、そこにミーメは泊ることにする。「VACANCY」の文字が消える。ミーメがいなくなると、部屋はかみてに消える。そこに現れたのは狼の着ぐるみ!(笑)これはジークフリートのお父さん、ジークムントのイメージ。ジークフリートはミーメ以外は動物しか見たことがないので、動物の姿しか想像できないのだ。そして小鹿。これは母、ジークリンデのイメージ。小鹿の着ぐるみは腹に手を当てて苦しそうにする。出産で死んだことの表現。しもてにスカンクが現れる。臭い屁をして去っていく。これはミーメのイメージ。かみてに現れる2匹のリス。けんかをしている。頭はスキンヘッドで白塗り。彼らはファフナーとファーゾルトの兄弟。しもてに現れるウサギはヴォータン。ヴォータンはウサギの頭部をとってヴォータンの帽子をかぶる。眼鏡もかけている。ウサギはしもてに去る。そして濃い青色の毛の小鳥の着ぐるみが現れる。まるでギャグだ。ディズニーか?ジークフリートは小鳥の声がわからない。お友達になろうと笛を取り出す。おもちゃの笛を4種ぐらい取り出す(笑)。こっからがかなりアドリブでおかしい。4種類吹くがどれも小鳥が耳をふさぐ(笑)ようし、じゃあいつもの俺の、とミーメが緑の矢印の一つにぶら下げていた角笛(実際は小さなトランペットのような金管楽器)を吹き鳴らす。ホルン。その音色が龍を起こす。ぶら下がっていた死体のひもが伸びて、死体が下に落ちる。死体がゾンビになって復活、ジークフリートに襲いかかってくる。ジークフリートはノートゥンクを振りまわし、全員殺す。ジークフリートは巨木を叩き切る。巨木が真っ二つに折れる。中から出てきたのは血だらけのファーフナー。死にそうな彼に同情してジークフリートはミーメの作った飲み物を飲ませる。ファーフナーは毒にあたって死にそうになる。彼の名をジークフリートと聞き、彼を抱きしめキスする。それでジークフリートはファフナーの血を舐める。ファフナーは死ぬ。彼には小鳥の声がわかるようになる。彼は小鳥の忠告に従い、洞穴の中に指輪を取りに行く。またモーテルのセットが現れる。鉢合わせするアルベリヒとミーメの兄弟。モーテルの部屋のモニターには昔の白黒の映画がかかっている。この映画はまさにジークフリートが洞窟で龍を退治する場面が映っている。この映画はフリッツ・ラングの撮った「ニーベルンゲン・ジークフリート」だと思われる。ジークフリートが隠れ兜と指輪を持って出てくる。隠れ兜はなんとかマンの仮面のようで、指輪は蛍光色の黄色のジクソーパズルだ。小鳥はモーテルの上に舞い上がって忠告する。ミーメは何としてでもジークフリートを殺して指輪を奪おうと思っている。こっからの演出がすごい!ミーメの内面の声はモーテルのモニターに映る姿で表現される。それを見てミーメの本心を知ってしまったジークフリート。ミーメを刺す。モーテルの扉に血の跡がたてにつく。ミーメはモーテルの外によろめき出て倒れる。ジークフリートはミーメとファフナーの死骸を洞穴に放り込む。小鳥が帰ってくる。ジークフリートはかなりこの可愛い小鳥を好きになっている。ちょこんと横に座る。はあ~疲れたな。今度は僕にいい相手を紹介してくれないか?小鳥はジークフリートを先導して奥の巨大な立方体に入っていく。小鳥は青い毛皮を脱いで裸になっている。手には消防士の防火服を持っている。ジークフリートもジャケットとズボンを手に持って追いかける。毛羽立った小鳥が裸の女性になったのでわけがわからず肩をすくめるジークフリート。何とも言えずユーモラス。その瞬間、ライトが落ちる第2幕了大拍手!この2幕はまさにすばらしかった!クリスチャン・フランツ絶好調!Part3 に続く
2010年02月21日
RAIdomenica 21 febbraio 2010 20.30TEATRO COMUNALE DI BOLOGNA- Stagione Lirica 2009/2010IDOMENEOIdomeneo, re di Creta, Francesco Meli Idamante, Marianna Vinci Ilia, Barbara Bargnesi Elettra, Angeles Blancas Gulin Arbace, Enea Scala Il Gran Sacerdote di Nettuno, Paolo CauteruccioOrchestra e Coro del Teatra Comunale di Bolognadirettore, Michele Mariotti maestro del coro, Paolo Vero regia, Davide Livermore scene, Santi Centineo costumi, Giusi Giustino Teatro Comunale di Bolognaオペラキャストさまいつもありがとうございます。+++Saturday 20 Feb 2010Live from the Metropolitan Opera in New York 'Ariadne auf Naxos' Ariadne: Nina Stemme (soprano)Zerbinetta: Kathleen Kim (soprano)Composer: Sarah Connolly (mezzo-soprano)Bacchus: Lance Ryan (tenor)Music Master: Jochen Schmeckenbecher (baritone)Najade: Anne-Carolyn Bird (soprano)Dryade: Tamara Mumford (mezzo-soprano)Echo: Erin Morley (soprano)Dancing Master: Tony Stevenson (tenor)Brighella: Sean Panikkar (tenor)Scaramuccio: Mark Schowalter (tenor)Harlequin: Markus Werba (baritone)Kirill Petrenko - conductorMetropolitan Opera Orchestra. (3 hrs.) +++Saturday 20 Feb 2010NPR World of Opera: GIUSEPPE VERDI: Simon BoccanegraHouston Grand OperaPatrick Summers, conductorCAST: Dmitri Hvorostovsky (Simon Boccanegra); Olga Guryakova (Amelia Grimaldi); Marco Berti (Gabriele Adorno); Patrick Carfizzi (Paolo Albiani); Raymond Aceto (Jacopo Fiesco); Ryan McKinny (Pietro); Maria Markina (Amelia's Maid); Beau Gibson (Captain)
2010年02月21日
New National Theatre in Tokyo2009/2010 Season OperaRichard Wagner:"Der Ring des Nibelungen" Zweiter Tag SiegfriedConductor : Dan EttingerThe original production teamProduction : Keith WarnerSet and Costume Design : David FieldingLighting Design : Wolfgang GöbbelChoreographer : Claire GlaskinCASTSiegfried : Christian FranzMime : Wolfgang SchmidtDer Wanderer : Jukka RasilainenAlberich : Jürgen LinnFafner : Tsumaya HidekazuErda : Simone SchröderBrünnhilde : Iréne TheorinStimme des Waldvogels : Yasui YokoOrchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra新国立劇場「ジークフリート」 Part12010年2月20日楽劇「ニーべルングの指環」第2日ジークフリート2009/2010シーズン(再演)リヒャルト・ワーグナー/全3幕オペラ劇場指揮:ダン・エッティンガー<初演スタッフ>演出】キース・ウォーナー装置・衣裳】デヴィッド・フィールディング照明】ヴォルフガング・ゲッベル振付】クレア・グラスキン企画】若杉 弘芸術監督代行】尾高忠明主催】新国立劇場指揮)ダン・エッティンガー 演出)キース・ウォーナー ジークフリート】クリスティアン・フランツミーメ】ヴォルフガング・シュミットさすらい人】ユッカ・ラジライネンアルベリヒ】ユルゲン・リンファフナー】妻屋秀和エルダ】シモーネ・シュレーダーブリュンヒルデ】イレーネ・テオリン森の小鳥】安井陽子管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団すばらしかった!早くも2010年のベスト3圏内確実。こんなに歌手がそろうこともめったにない。ここは日本なのか?と思うぐらいのすばらしい歌手陣が集結。完璧な公演だった。とにかく出ずっぱりのジークフリート、クリスチャン・フランツがすばらしい!美声で、甘く美しく、高音も美しい。パワフルな歌唱もできるしとにかく音色が多彩!いわゆる声がかすれてしまう失敗はたった1回しかなかった。驚異的な歌手だ。6時間声をセーブせずに歌いきった。すばらしいヘルデンテノール。ジークフリート役では間違いなく世界で3本の指に入る歌手でしょう。前回はベルリン国立のトリスタンで見た。彼は小柄なのでヘルデンぽくはあまり見た目は見えないが今回の演出ではジークフリートは12~14歳ぐらいの設定のようだと思った。スーパーマンのTシャツを着ている。だから今回はむしろぴったりで、違和感を感じなかった。多彩と言えば、前半出ずっぱりのミーメ、シュミット!こちらもまさに圧巻。多彩な声音、実力を見せつけた。ヴォータンのラジライネン、第3幕冒頭はオケがとにかくものすごいので負けていたが第1幕、第2幕は大迫力。彼は上品でうまいバリトン。美しい声に酔いました。ユルゲン・リンがけっこう役柄もありラフな歌い方だったのでラジライネンの美しい歌い方が目立った。テオリンに関してはもうすごいとしか言いようがない。ラストの幕の第3場から出て、舞台をさらった。パワフルな声。これぞまさにブリュンヒルデ。ブラヴァ!演出はほんとおもしろい~ありえないぐらいぶっ飛んでる!あらゆる局面で「くすっ」て笑える。ジークフリートってほんとひどい話だと思っていたけど思いっきりコメディになっていてすごくおもしろかった。第2幕までは完全コメディ!ですよ。ワーグナーではあんまり客は笑わないんだけどあまりにも客が笑いもせずに集中してるんで歌手はさぞ不思議だったでしょうね。第2幕のジークフリート版「変態の森」、これすごかったな~ほかにもあっと驚く仕掛けや演出が満載でもうびっくり仰天!キース・ウォーナーは天才ですね。ワーグナーで遊んでるんだよね。肝心のところはきっちりおさえてるしね。はずさないんだよね~第2幕はあっという間に終わった感がある。※内容にふれるのでご注意ください。第1幕幕が開く前にステージの中央前に置いてある、真っ赤なかなとこ。これは鍛冶屋の剣を鍛える道具。今回のジークフリートの象徴であり、案の定第3幕で巨大化する。指揮者ダン・エッティンガー真っ白のプラチナブロンド、根元はダークなブロンド。目はブルー。オケピにはホルン持ち替えのワーグナーチューバ。しもてからさすらい人が現れ、かなてこの上の工具箱の中にスプレー(?)のようなものを置く。もしくは毒薬か?かみてから車いすに乗って出てくるアルベリヒ。幕が開くとそこはミーメの家。オカマ趣味で統一されていて派手な赤と黄色で構成されている。HEIL MIMEとの文字がさかさまに貼り付けてある。ミーメは薬の匂いをかいで悪臭に嫌な顔をする。家はかなり左に傾いている。1Fしもてにリビング、クローゼット、椅子とテーブル、ビデオ、監視カメラ。かみてには入口。その上に台所台所には冷蔵庫が2台。そのうち1台は裏側を客席に向けて横に置かれている。冷蔵庫の蓋がテーブル、調理場代わりにもなっている。そのかみてにレンジ。ガス台。奥には洗濯機しもての2Fはジークフリートの子供部屋。ぬいぐるみだらけの部屋。壁紙はポップな模様。モニターが3台あって監視カメラ(4台)の映像を映し出している。ミーメは防犯に気を配っている。ミーメはドラゴンのぬいぐるみをもてあそんでいる。帰宅するジークフリート。不良少年のお帰りだ。熊のぬいぐるみの頭部をかぶっている。入ってくるなりそれを投げ飛ばす。がいこつの着ぐるみを着ていてそれをぬぐ。ジークフリートはものが上に乗っているのにおかまいなくフリーザーの蓋を開けて、上にある物をバラバラ下に落とす。何回も。彼は勝手に何か食べている。ミーメが鍛えている他の刀、ラケット(!)をパッキーンと折ってしまう。ほかのミーメの作品の剣は、スキー(!)もあった。ジークフリートが裂いたのかなとも思ったけど、ラケットがあったんでスキーもありでしょう。ジークフリートはミーメに母親の名前を聞き出す。ミーメはジークフリートにノートゥンクの破片を見せる。ノートゥンクを包んである布は、ジークリンデの出産時の血が大量についている。ジークフリートはノートゥンクを鍛えておくように言い残してまた出て行ってしまう。途方にくれるミーメ。「俺にはできないんだ…」しもてから入ってくるさすらい人。彼はミーメに自分の首をかけて謎かけをする。ミーメは着替えをするしもての袖のカメラがさすらい人の顔のUPを撮り、モニターに映し出す。逆にミーメの首をかけた謎かけ。今度はモニターにミーメの首。さすらい人はノートゥンクをくるんでいた血だらけの布を腹に押し当てる。ミーメは3番目の問いに答えられない。誰がノートゥンクを鍛えなおせるのか?さすらい人は答える。それは「恐れを知らぬ者」。首はその男に預けられた。ミーメは「さすらい人」がヴォータンで、その「恐れを知らぬ者」がジークフリートだと悟る。さすらい人は地図を手にしている。それは「ナイトヘーレ」の地図だ。さすらい人はその地図を片手で丸めて、レンジの上の細長い箱に入れる。さすらい人はビデオデッキをぐいと左に移動させ、VHSテープを入れる。モニターに映し出される「天災」や「火事」、工場の煙突の映像。フラッシュのように。ミーメの不安感を煽る。ミーメはさすらい人が帰るとVHSを取り出し、監視カメラに戻す。彼は帰ってきたジークフリートに必死に「怖れ」を教えようとうする。ジークフリートはどこかで買ってきたものをチンして勝手に食べている。ジークフリートは燃料に使う木屑を持っている。それをガスレンジの下にしまう。ミーメは着替えをする。今度は大学生が卒業式でかぶるような形の黄色の帽子に黄色いガウン。手には指し棒(笑)。ジークフリートはこの家を出て行きたいと思っている。ミーメの甘言に乗せられて、ナイトヘーレ(妬みの洞窟)に行って龍と戦うことにする。ミーメはレンジの上の箱に入っていた地図を取り出して、ボードに貼り付ける。地図にはナイトヘーレの場所が赤い矢印で示してある。赤い矢印には「ナイトヘーレ(NEIDHÖLE)」と書いてある。そこに行けば「怖れ」がわかるようになるとジークフリートは言われる。それにはノートゥンクが必要だ。彼は自分で鍛えなおすことにする。ここからが音楽的にすごくおもしろいとこなんだけど、なんと演出の方も奇抜で、そっちに注意が向かってしまう。彼は赤いノートゥンクの2つに折れた破片をさらに細かく砕き、ミキサーに入れる(笑)取っ手部分はぽいっと捨てる。ミキサーの中に牛乳を注ぎ、緑の液体を入れる。回すのはさすがになし。ジークフリートはミーメにふいごとかまどの準備をさせる。そのミキサーでかき回した(設定の)液体をボウルに入れ、電子レンジでチンする(笑)それを出してきて、レンジの上に置いてあった細長い金属の入れ物に流し込み蓋をする。それをそのままガスレンジにかける。熱した金属のケースををフリーザーに入れる。シュ~と白い煙が立ち上る。熱いものを冷たいところにいきなり入れた(設定)。金属の箱をフリーザーから取り出すと、鮮やかな緑色の平べったい棒状のものになっている。ジークフリートはそれをキットカットのようにパキッと二つに割って、熱いかまどに乗せて(キャンプで使うような)焼く。また冷やす。そしてノートゥンクが出来上がる。ノートゥンクを作り直すジークフリート、しもてでは同時にミーメが毒薬を作って、ジャーに詰めている。ピクニックか(笑)ミーメはこの幕だけで5回ぐらい衣裳替えをしている。驚くべき数。すべて黄色と赤の目に鮮やかな服ばかり。ジークフリートはノートゥンクを振り上げ、フリーザーを叩く。フリーザーの蓋が壊れて上に跳ね上がる。舞い上がる白い煙。壁のHEILのIとLが壊れて垂れ下がる。「ミーメさま、万歳!」が「ミーメ、ばーか」になる。→考えすぎ?第1幕了Part2 に続く。
2010年02月20日
LIVE from L'Opera de ParisLA SONNAMBULAMonday 15 Feb 201018:30GMT27:30 JSTon medici TVEvelino Pidò Direction musicaleMichele Pertusi Il Conte RodolfoCornelia Oncioiu TeresaNatalie Dessay AminaJavier Camarena ElvinoMarie-Adeline Henry LisaNahuel Di Pierro AlessioOrchestre et choeur de l’Opéra national de ParisCoproduction du Staatsoper de Vienne et du Royal Opera House, Covent Garden, Londresウェルテルに続き、デセイの夢遊病の女の生中継があるようです。こちら
2010年02月13日
Erwin Schrott - Don Giovanni Corriere della SeraTorna alla Scala con successo il Don Giovanni della Vespa
2010年02月13日
Arthur Pita - ChoreographerArthur Pita is Portuguese, was born in South Africa and studied dance in Johannesburg. He came to London in 1991 where he trained at London Contemporary Dance School, gaining a masters degree. He was a member of Adventures in Motion Pictures from 1997-2003 and performed principal and featured roles.God's GardenROH211 February 2010 to 13 February 2010Linbury Studio TheatreYouTube channel
2010年02月13日

Martin Harvey photo: Andrew Ross Former Royal Ballet ( A First Soloist ) Born in Swindon, Great Britain Trained at the Tanwood School of Dance1987 -Age9- Appeared as Dominic Barber in the Central TV pilot Zero Option1988 -Age10- Appeared as Young Pip in Great Expectations film series for Primetime/Disney/HTV along side Sir Anthony Hopkins and Jean Simmons1989 -Age11- Trained at The Royal Ballet School The Rake's Progress (the Rake) Appeared as Dominic Barber in the follow up series for Central Films titled Saracen (episodes Reapers, Starcross, Ratline) Appeared as Oliver Twist in a UK tour of Oliver! Appeared as Wendy's brother Michael in Peter Pan on tour and in the West End1996 or 1997 -Age18- Joined The Royal Ballet1997 The Wolf Peter and the Wolf / The Royal Ballet School1999 to 2001 Appeared with Irek Mukhamedov and Company2003 July Adam Cooper Company at The Exeter Festival Flames of Paris Pas de Deux with Marianela Nunez Afternoon of a Faun パリの炎、牧神の午後2004 Promoted to First Soloist Mercutio in Romeo And Juliet Crown Prince Rudolf in Mayerling Drum Major in Different Drummer Lescaut in Manon Onegin (title role) La Fille mal gardée (Colas) Winter Dreams (Solyony) Daphnis and Chloë (Dorkon) L'Après-midi d'un faun (Faun) Sylvia (Eros) Ondine (Tirrenio) La Sylphide (Gurn) My Brother, My Sisters (Brother) roles in Devil's Holiday The Leaves are Fading Tryst, Les Biches Symphony in C Agon Scènes de ballet Sinfonietta Danses concertantes Gloria The Judas Tree Prodigal Son Requiem Tombeaux and Polyphonia He has created roles in There Where She Loves, Traces, Night Falls Fast, Tanglewood and Les Saisons2005 Dec Eros in the Royal Ballet Sylvia Recorded live at the Royal Opera House, Covent Garden, 1 and 5 December 2005 Published as DVD2006 Jan Hilarion (a forester) in The Royal Ballet Giselle Recorded live at the Royal Opera House, Covent Garden, London, January 2006 DVD The summer Joins Birmingham Royal Ballet as a guest dancer La Fille mal gardée (Birmingham Royal Ballet)2007 Sep Joins Birmingham Royal Ballet as a guest dancer for Gaveston, king's lover in Edward II (Bintley, Birmingham Royal Ballet)2008 Jan 29th Different Drummer by Kenneth MacMillan Chroma - Different Drummer - Rite of Spring performance in Spain July Royal Ballet Japan Tour ロイヤル・バレエ 2008年日本公演 Eros in Sylvia Pas de Trois in Sleeping Beauty シルヴィア でエロス、「眠り」のパドトロワ Leaves Royal Ballet at the end of the 2007-08 Season Aug Morphoses/the Wheeldon Company Performances in NY 29th Sep Joins the West End musical Dirty Dancing as a principal role Royal Ballet dancer Martin Harvey is to join the cast of West End musical Dirty Dancing - The Classic Story on Stage, in the lead role of Johnny Castle Published Thursday 25 September 2008 余談ですが、three Matthew Bourne dancers (Alan Vincent, James Leece and Hannah Vassallo もこの「ダーティ・ダンシング」に参加してたんですね。ロンドンの方うらやましい! Dirty Dancing opened in 2006 Dirty Dancing ALDWYCH THEATRE Aldwych London YouTube Channel Related: Latest News: Ballet star tries Dirty Dancing 2009 Jan The Ninth Annual National Dance Awards Spotlight Award: Classical Male Martin Harvey (Royal Ballet) His interview - Dec MET Carmen, NY USA2010 Jan MET Carmen Live in HD Transmission ***こういう人材がごろごろいるイギリスのショービジネス界ってなんなんだろうね。うらやましい…まじダーティ・ダンシング見たくなっちゃったじゃないか~
2010年02月11日
MET CARMENPART2※字数制限が気になるのでたいがい分割します。第2幕了で休憩ここまではふ~んだったが第3幕からもう引き込まれちゃった~パドドゥでノックアウト~密輸団の巣窟ジョゼとカルメンとの関係は最悪になっている。ここのトランプの歌も本当にすばらしいガランチャ。そしてフリットリの神がかった歌唱。エスカミーリョとジョゼの対決。嫉妬に狂うジョゼ。アラーニャがどんどんすばらしくなる。引き出されるミカエラ。びっくりするジョゼ。2人を見て大笑いするカルメン本当にげらげら笑ってた。カルメンはエスカミーリョのラブコールを受け、にや~とするもう次の恋に落ちたのだ。その瞬間だ。ジョゼは気が狂いそうになり、カルメンの髪をひっぱる。キレたジョゼを救うため、嘘をつくミカエラ「おかあさまが危篤なの」ミカエラはジョゼを奪取する捨て台詞をはくジョゼにカルメンはむかついた表情。エスカミーリョの歌が響くまたとろけそうになるカルメン。そんな魔性の女にむかついているダンカイロ演出細かい!ダンカイロ役はEarle Patriarco 第3幕了第4幕闘牛場の前ここは大好きなシーン。着飾った黒と赤の衣裳のカルメン美しい赤いエスパーダの服を着た背の高いエスカミーリョ名士とセレブのご入場。そこに来たジョゼ。多分もう母は亡くなった彼は大きな十字架を下げている。まだ間に合うカルメン俺に罪をおかさせるな…と十字架で迫るエクソシストか?ガランチャすばらしい演技ジョゼはポスターの貼ってある柱にすがりついている。言うことを聞かないカルメンの足に飛びついて倒す。大の字になって叫ぶ。刺しなさいよ!さもなきゃあたしを行かせて!あんたの指輪なんか返すわ。なんだと!激こうし刺してしまう目を見開いたまま倒れるカルメンの指に必死に指輪をはめる。恐ろしいシーンです かたわらに警官がやってきて銃をかまえている舞台が回転し…(以下割愛)全幕了。歌手がいいとオペラは極上。本当にそう思いました。***休憩の間にクリストファー・ウィールダン Christopher Wheeldon のインタビューもあった。これは多分ラジオ放送ではカットされていましたよね?聞いた記憶がない。イギリス英語ですごくクレヴァーにしゃべっている。若くて才能を認められてすばらしいですね。Related ArticlesNYTShe’s Got Castanets, So Let Carmen Dance この記事では2幕冒頭のフラメンコが最高のダンスとされ、後半のパドドゥはけなされている。しかしこれは間違いだと思う。その意味をちゃんとウィールダンは説明していたよ。別に音楽に合わせたわけじゃない。いやもちろん合わせていないわけではない。つまりここのダンスは描かれていないが2人にあった幸せの瞬間のダンスなのだ。バレエでは描かれているシーンが不思議にオペラでは描かれていない。それをこの第3幕へつながる間奏曲で表したのだ。非常に筋が通っている。一方、冒頭のパドドゥ(Photo)は2人の運命を暗示するパドドゥなのだそうだ。よく見えなかった。(カメラが遠かった)こちらの記事に両方の写真があります。Culture Zohn Off the C(H)uff With Christopher Wheeldon: Carmen Collaboration***Martin Harvey index :Former Royal Ballet ( A First Soloist ) Born in Swindon, Great BritainTrained at the Tanwood School of Dance and The Royal Ballet School.Joined The Royal Ballet in 1996 and was promoted to First Soloist in 2004. Appeared with Irek Mukhamedov and Company from 1999 to 2001.ジャントウェイトさんは「ハーヴィー」と発音していました。ロイヤル・バレエ 2008年日本公演では、シルヴィア Sylvia でエロス。「眠り」のパドトロワを踊りました。Dirty DancingALDWYCH THEATRE Aldwych LondonYouTube Channel***MET CARMEN INDEX MET Radio broadcasting MET Live in HD CARMEN Part1 MET Live in HD CARMEN Part2 Martin Harvey Index
2010年02月11日
びっくりニュースジェラルド・フィンリーが婚約インテルメッツオさんの情報相手はあの美貌歌手キャサリン・ジェンキンスの事務所の人らしい本当なのかしらフィンリーはカナダ人のバリトン。ドクター・アトミックのオッペンハイマーが鮮烈でしたね。
2010年02月11日
MET Live in HDCARMENPart1CASTいや~やっぱり百聞は一見に如かずですよ!本当に本当にエリーナ・ガランチャすばらしかったんだけど、これは「カルメン」じゃなくて「ミカエラ」だったよ~バルバラ・フリットリの歌唱にはまさに神が下りていた。これはムーティのコジの時にも、ガッティのドンカルロの時にも思ったのだが、彼女の歌唱は哲学的域に入っている。彼女の魂はもうオペラの域を超えている。なんなんだろう。ミカエラじゃなかった。主役がカルメンでなくてミカエラになってた。さすがソプラノの底力見せ付けた。多分異論あるでしょうが。今回、男性ファンは良かったよね~カルメンもミカエラも(メゾもソプラノも)世界最高の歌手だったんだから。エリーナはすべてにおいてすばらしかった。歌唱も演技も、すべて!女も惚れる女だった。ただし背が高いのでアラーニャの相手役としてはかなりつらい。マリウシュも小さいので降板して良かったのかも。ゲオルギューは小柄にみえますものね。一方の男性陣!アラーニャは陽性のジョゼなんで、ちょっと独特なドン・ジョゼなんだよな~ジョゼではなくやっぱり「アラーニャ」なんだよね~すごく可愛いジョゼなんだよね~でもさすがすばらしいテノール後半は本当にすばらしかったです!エスカミーリョのテディも同様、前半はう~んだったけど後半は良かった。ただし彼は背が高くて細くて見た目がいいんですけどオーラがないのよね~セクシーでもないのよね~エスカミーリョに絶対必要なのはむんむんする男の色気なんだよね~それがなくて清潔な高潔な士だったんですよね~すごく気にいったのはモラレス!ハンサムで体が大きくて髭面ですごくフェロモン出てました~アメリカ人のトレバー・シュネマン(ショイネマン)(American baritone Trevor Scheunemann)演出はなんかオーソドックスでトラディショナルで、退屈だった。それでも後半楽しめたのはやはり歌手陣のがんばりだよね~ルネ・フレミングはインタビューが上手で主役はるよりこっちじゃないか?と思ったぐらい。そうそう一番気に入ったのはやはり幕間のパドドゥです。※以下、内容にふれますのでご注意ください。このトラディショナルなカルメンでいくつか新しい演出がある。それが第1幕と第3幕前の間奏曲にパドドゥがついていることだ。これがいんですよ~第1幕前のはすごく短いんだけど第3幕への間奏曲のパドドゥはたっぷりあって素晴らしいんですよ~これはカルメンとホセの2人のイメージなのだ。さすがリチャード・エアですね。ウィールダンの振付も、いつもよりクラシック。彼はわかってる。ちゃんと役割をわかっている。自ら語っていたもんね頭のいい人です。クリス!もじゃもじゃの黒髪にたくましい肉体のマーティン・ハーヴェイはぱっと見ではヨナス・カウフマンに似ているんですよね~METで後半ヨナスが出るようになったら、かなりお客さんも勘違いするんじゃないかな。彼はまるでギリシャやルネサンス期の彫刻のように美しい肉体を持っている。クリスが紹介していたが元ロイヤルバレエで、現在はダーティ・ダンシングに出ているって。もう退団していたんだ~ハンサムな彼だからひっぱりだこでしょうね。こちら に写真女性ダンサーは、Maria Kowroski(マリア・コウロスキ)NYCB のダンサーのようですこちら に写真facebook もあります。クリストファー・ウィールダンだから例のリーリャスパスティアのシーンはもっとバレエだろうと思っていたが全然違った。完全なるフラメンコだった。そういうとこクリス器用だね~このオペラの演出で特徴的なのは挑発とキスシーンが多いこと。アラーニャだからなのかもしれないが(笑)とにかくキスしまくり。舞台セットは回り舞台になっている。全シーンいろいろ変わっていたのですごく装置にはお金がかかっている。ただしそれがどうかと言われるとう~ん。そう効果的とは思えない。すごく新しいなあ~とはまったく思わない。今まであまりにもいろんなカルメンを見たからかな。指揮者のヤニック・ネゼ・セガンはたったの34歳。カメラワークだが、生放送にしては驚異的なほどカメラの位置が低い。歌手よりも低い。つまりあおりの絵になるのだ。クレーンをオケピぎりぎりまで下げて撮影しているんだろう。すごいもんだ。だから2人が寝ころんでキスしているところとかすごくちゃんと撮れている撮影監督もさすがです。やはりMETはすごいです!incredible***第1幕パドドゥこれは運命(悲劇)を現すパドドゥだ金網の中の駐屯地現代に近い第二次大戦前ぐらいの年代設定だと思う。(1930年代のスペインだそうです。ジャントウェイトさんが言ってました。)最初はそれがわからないんですけどミカエラが現れる。フリットリは初々しい乙女にはまったく見えない。アラーニャとのコンビはそのまんま中年カップルに見える。しかし後半それがぐっと生きてくるんだよね。タバコ工場の女たちは地下から現れる。そんな必要あったのかな。演出に疑問。このドンジョゼはまじめでもかたぶつでもなく普通の男性。明るくて、女も好き。マザコンだけど。ドンジョゼはミカエラには性的な魅力を感じていないはずなのにアラーニャなんかもうさわりまくりでキスもするし、やっぱフランス男は…!とあきれてしまうぐらい。エリーナとのコンビよりもバルバラとの方がさまになってた。年齢のせいかな。エリーナはぐいぐいと客をひきつける求心力がある。彼女が歌い出すと皆が見つめるのも無理がない!という感じだ。花売り女がカルメンの花の代金をツニガに払わせる。この花は赤いカーネーション。カルメンはジョゼに近づき、渡そうとしてナイフのようにジョゼの胸に刺す真似をする。これは明らかに第4幕の伏線。そして床に落ちた花を拾うジョゼ。カルメンは血だらけの太ももをめくって見せる。ジョゼは布を渡すが血をふいた布を大事そうにしている。手錠がうまくはまらないのは失敗なのか小道具のミスなのか?第2幕リーリャス・パスティアの酒場ここのフラメンコがかっこいいです!エリーナは期待していたほど激しくは踊っていませんがなかなかのシーンでした。エスカミーリョが登場しドンジョゼが登場しカルメンが踊り兵舎の帰営ラッパが鳴りだす。カルメンは床に寝そべりチキンのジョゼを誘惑します帰営ラッパを気にしながらもその露わになった太ももを思わずさすってしまうジョゼここ客席大受け。女をなだめるようにジョゼがカルメンに小さく何回もキスするここでも客席受けてる。アラーニャはすごくコミカルキャラなんですよね~これヨナスだと違いますよね~カルメンはジョゼにつばをはきかける。さすがに怒って帰ろうとするジョゼツニガがやってくるツニガはカルメンを押し倒す怒りのジョゼは酒をらっぱ飲み。ツニガを皆でつかまえていたぶるこの時顔にやけどさせたのだろうか?後半顔にやけどのメイクが。第2幕了で休憩Part2 へ続く
2010年02月10日

Guillaume Côté A talented young dancer from Canada, Guillaume Côté has deeply impressed us with his fantastic performance as "Robert de Saint-Loup " in Japan gala.Guillaume Côté is a native of Lac-Saint-Jean, Québec. He studied at Canada’s National Ballet School, joined The National Ballet of Canada in 1999 and has been a Principal Dancer since 2004In conversation with Guillaume Côté ギヨーム・コテのバレエ団のサイトのアーティスト紹介欄に彼が自ら半生を語るVideoLink があります。踊る映像もたくさんでおもしろいです。ギヨームとヘザー・オグデン今年の夏結婚するそうです。おめでとうございます。驚いたことにカンパニーの09/10 season の紹介VTRなんですけどほとんど彼が出てるんですね~まさにカンパニーの柱みたいですね。しかしここにイルジが入ってくるわけでキャラが違うから楽しみですね~オネーギンなんかレンスキーなんかすごく似合いそうなんですけど。ウエストサイドストーリーのジェット団のリーダーリフ(白シャツ)の役みたいですねそうなるとシャーク団のベルナルドはイルジ・イェリネクでしょうと妄想ばかりふくらむわ~カナダに行きたいなあ…***Meet Jiri Jelinek, the National Ballet’s Newest Principal Dancerイルジ・イェリネクの紹介記事英語圏はありがたいですね。
2010年02月07日
GALAManuel LegrisSylvie GuillemAgnes Letestu (Paris Opera Ballet)Aurelie Dupont (Paris Opera Ballet)Mizca Ueno (Tokyo Ballet)Helena MartinHeather Ogden (The National Ballet of Canada)Patrick de BanaFriedemann Vogel (Stuttgarter Ballett)Guillaume Côté (The National Ballet of Canada)David Hallberg (American Ballet Theatre)NEW ルグリ・ガラ2010年2月6日(土)ソワレ東京・五反田・ゆうぽうと《マニュエル・ルグリの新しき世界》Bプロルグリと輝ける世界のスターたち第1部「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」ヘザー・オグデン ギヨーム・コテ「モペイ」フリーデマン・フォーゲル「スリンガーランド」アニエス・ルテステュ パトリック・ド・バナ「アザー・ダンス」オレリー・デュポン デヴィッド・ホールバーグ「優しい嘘」シルヴィ・ギエム マニュエル・ルグリ第2部「マリー・アントワネット」アニエス・ルテステュ パトリック・ド・バナ「ハロ」ヘレナ・マーティン「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」上野水香 高岸直樹「失われた時を求めて」 "モレルとサン・ルー"ギヨーム・コテ デヴィッド・ホールバーグ「三人姉妹」シルヴィ・ギエム マニュエル・ルグリ+++あいたた…な部分が30%はあったような気がするが、それもギエムとルグリの共演ですべて払しょくされるのだろう。一般的には。私にとってはも~ギヨーム・コテ!彼がMVP。すばらしかったサン・ルー!***第1部1.チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ振付:バランシン音楽:チャイコフスキーヘザー・オグデン(The National Ballet of Canada)ギヨーム・コテ(The National Ballet of Canada)アダージョ。緊張しているのかやけに丁寧に固く踊る女性。男性は柔らかいソロになってはじけた。男性のソロ驚くべき跳躍力!空中に上がってから前後の足を入れ替えるジュテ。舞台を斜めに飛ぶ2回すばらしかった。これで拍手がわく。うんギヨーム・コテ跳躍力すばらしい。女性もソロになってはじけた。スピーディ。男性のアラスゴンド・ピルエット連続2回の3回連続つまり2×3ですね。すばらしいコテ!しかしコーダ女性がジャンプして飛び込むところ勢い余ってつっ転びそうになってた。若いね~これを見て思ったのはパドドゥって難しいのだね。ということ。ソロでは縦横無尽に踊れてもパドドゥだと固くなったりミスしそうになったり。2.モペイ振付:マルコ・ゲッケ音楽:CPEバッハフリーデマン・フォーゲルこれって、フォーゲルじゃなかったら靴投げつけられてたんじゃないかな~人を食ったプログラム。こういうのがフォーゲルは大得意。6割ぐらいずっと客席に背を向けて演技してるし(背中しか見えん)背中に小さな羽があるような感じでパタパタしながら座り込んで移動したりすぐ舞台袖に入っちゃってすぐに後ろ向きに出てきたり。ウンチング・スタイルあり、脇をぼりぼり掻いてけいれんしてたり(笑)自分で自分の体をなぞったり(エロい)超美形のフォーゲル君じゃないと許されない演目だね~これをバナさんがやったら(…)3.スリンガーランド振付:ウィリアム・フォーサイス音楽:ギャビン・ブライアーズアニエス・ルテステュパトリック・ド・バナこれ、あいたた…だった。これはあかん。振付もあかんし踊りも男性がだめだった。アニエスの無駄遣いだった。振付が性急で緩急に乏しい。ずっとアレグロ。円盤状のスカートの衣裳も安産体型のアニエスには合わない。バナの衣裳は入れ墨隠しのために来ているももひきセットか?と思った。4.アザー・ダンス振付:ジェローム・ロビンス音楽:フレデリック・ショパンオレリー・デュポンデヴィッド・ホールバーグロビンスにショパン。第1部はこれが中心演目だった。ホールバーグとオレリーが出てきて舞台のはじに立つ。何とも言えない濃い甘い空気が立ち込める二人は見つめあって手を握り合う。なにせ悪魔のように美しい金髪の男性と天使のように美しい絶世の美女そして舞台の真中へ歩み出す。アダージョはすばらしかった。雰囲気が抜群。大変なリフトがあるのでフォーゲルはこれができないと判断したのかしかし!ソロではホールバーグは大味だったまだ踊りきれていないのかショパンだからポーランドの民族音楽っぽい踊りをつけていた。男性が手を頭にやって片膝つくあのポーズ。オーレリーは実にすばらしいソロが2人とも2回あってコーダ。2人の踊りは良かった。ホールバーグって演技とかプレゼンスがすばらしいのでいるだけで絵になる。5.優しい嘘振付:イリ・キリアン音楽:モンテヴェルディほかシルヴィ・ギエムマニュエル・ルグリいや~やっぱりこの2人のポテンシャルはすごいです!私が危惧していたのは彼らはバレエという同じ出発点から歩み出してそれぞれ別の道をたどって究極の高みにたどりついている2人だということだ。彼らの踊る「言語」が違うのだ。彼らがいきなり離れて激しく踊り出した時に思った。どっち見たらいいんだ!?ルグリの言語とギエムの言語はまったく異なるまるでギエムは男でルグリが女性のよう。男女のパドドゥでは少なくともまったくない。ギエムはドリアンのような衣裳ルグリはすけすけの体にはりついた黒のレオタード。柔らかく切れ味鋭く踊るルグリ。極上のテイスト。ギエムは人並みはずれた身体能力。長い手足。優雅とかからは程遠い。格闘技系ダンス。彼らの言語は違うのだ。しかしまあ奇蹟の邂逅つーことで。キリアンではまだそこまで乖離はしていないこれがニコラだと完全にギエムの影になるしかしルグリだと影じゃない。だからどっち見たらいいの?となる。【第2部】1.マリー・アントワネット振付:パトリック・ド・バナ音楽:ヴィヴァルディアニエス・ルテステュパトリック・ド・バナスリンガーよりは全然いい。だってバナの言語だもん。これでどこがアントワネットなのかわかりませんが最後はギロチンの処刑が暗示されている。パートは3つにわかれている多分マリーとルイ16世のパドドゥなんだ。貴族っぽい上着を着ているが透けていてえらく卑猥にエロチックな衣裳だ。椅子が2脚最初は…だが第2部では仲良く戯れる第3部では死への恐怖が語られる女の寝ている息遣い(?)そして最後は処刑の暗示2.ハロ振付:ヘレナ・マーティンヘレナ・マーティンフラメンコ3.ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ振付:マニュエル・ルグリ音楽:ドニゼッティ上野水香高岸直樹水香さんはすばらしかったです3回転フェッテした後、軸足を変えて1回転、その繰り返しノーミスで踊りました。足が細くて長くて背が高くて体型が抜群!この衣裳が似合ってました。4.「失われた時を求めて」から"モレルとサン・ルー"振付:ローラン・プティ音楽:フォーレギヨーム・コテデヴィッド・ホールバーグこれです!!モレルとサンルーはこないだムッルとコールプで見たばっかりなのでノーケアだった。でもこれが一番きょうすばらしかった!最初コテがソロで踊るえ?ってことは、あなたがサン・ルーなの?反対だと思っていた。しかしこれが実にはまっていた。優しいおっとりしたコテ見るからに悪魔的なホールバーグまさに役にはまってた。このパドドゥはお子様向きじゃない。実に煽情的でドキドキする見ているとまさにモレルがサン・ルーを襲いそうに感じられた。こうでないとこの演目はいけないんだ。最初のソロがすばらしかったコテ。実に丁寧に踊るんですよ。正確できちんとしている。エファセで5番に、手で足を引き付ける。実にうまい!見とれてしまう踊りだ。品がある。そして彼の表情。優しく、とまどっている。不安そして不安が的中し悪魔、モレルがやってくる。ホールバーグ、はまってる~本来は金髪と黒髪が逆のような気がするが…彼との対立。そして仲良くなる拒否しながらも彼を愛してしまう最後にサン・ルーの心が崩壊する。5.三人姉妹振付:マクミラン音楽:チャイコフスキーシルヴィ・ギエム マニュエル・ルグリ良かった~これはバレエ「オネーギン」のグレーミン公爵とタチヤーナのパドドゥの音楽でもある。そのピアノ・ヴァージョン。マーシャ制服姿のヴェルシーニン逢引き。ついに中佐の熱意にほだされてしまうマーシャ。足に抱きつくヴェルシーニン苦悩しながらも彼を拒否する。しかしヴェルシーニンのソロ、ルグリさんすごい。ジュテ。空中で片膝をまげて片足は後ろに地面に平行に伸ばしながら空中で1回転するジュテ2回舞台を斜めに飛んでくるザンレールするジュテ、2回アンレール空中で片足の膝を蹴り出すようにする技はさすがに高さが低かった(ニコラよりは)しかしピルエットなど、電光石火の切れ味とすばらしさは相変わらずギエムは長い手足、自在に上がる足。彼女の言語はもうクラシックバレエじゃないんだけどすごく雄弁に語るリフトも完璧にすばらしいルグリすばらしい出来だった制服に抱きついて泣きじゃくるマーシャ終わり~これを見たらこの最後の1演目だけでも見た甲斐があったと言えるのでしょうね。三人姉妹は先日の世界バレエフェスのヌニェス・ソアレス組が思い出される。あれもすごく良かったよ~お疲れさまでした~Related Linksプルースト「失われた時を求めて」エスプリ 草刈民代引退記念ガラ Day2 ***Helena Martin was born in Barcelona where she started her technical education in Spanish Dance and Flamenco with Mudit Grau. In 1996 she became part of the Spanish National Ballet where she interpreted roles of soloist and first ballerina until 2002, when she became the first ballerina of the “Ballet Teatro Español de Rafael Aguilar
2010年02月06日
Stephane LambielSwiss figure skating star Stéphane Lambiel has won the silver medal at the European figure skating championships in Tallinn, Estonia.Jan 21, 2010スポーツのブログの方に書くべきかもしれませんが…ランビエールの新作!ヴェルディ「椿姫」(ラ・トラヴィアータ)なんですよ~思わず歌いそうになりましたテンポを変えて踊ったりしてもう~激ステキです!!ISU欧州選手権の第2位!JSports のハイビジョンの再放送をやっと見ることができました。!!!輝いてました~復帰おめでとう!今度日本に来たら絶対見に行きます!
2010年02月02日
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