東京イギン第九＠サントリーホール

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2014年12月02日

カテゴリ： Classical Music

Freude

東京イギンコンサート「第九」合唱付
～Holiness・Comfortable and Enjoy～

2014年12月2日(火)
東京・赤坂・サントリーホール

指揮岩村力

ソプラノ：三井清夏
アルト：成田伊美
テノール：山本耕平
バリトン：狩野賢一

東京フィルハーモニー交響楽団

モーツァルト：オペラ『フィガロの結婚』序曲
ベートーヴェン：交響曲第9番　ニ短調　op.125　「合唱付」

＊＊＊

広いサントリーホールがほぼ満席。私は知らなかったのだがこのコンサートはこの服飾メーカーでレディースフォーマルを作った客が応募できるコンサートで2万6千の応募があった中から抽選で選ばれたラッキーな人が見られたというものだったそうです。残りわずかの席は一般用に販売したそうです。

コアなクラシックファンだけの客ではないので指揮者はトークも挟みつつ展開するというおもしろい構成でした。いつも思うのですが指揮者はトークがうまい人が多いですね。

オケは東フィルあれ新国立劇場のドン・カルロも東フィルではなかった?
オケは全く疎いのですが違うチームなのでしょうか。オケも体力勝負ですよね。
音楽家は芸術家であるとともにアスリートであり肉体労働者でもある。

今回のお目当ては二期会の誇る若手声楽家たちの第九ソリスト。全員すごく若くフレッシュでまぶしい。ビジュアル的にも非常に美しく舞台映えした。

女性のドレスはそのメーカーのオーダーメードでなんと値段は180万円からとのこと。とても似合っていた。

ベートーベンの第九はいわゆる耳タコな曲なだけに難しいですよね。

1楽章の出だしはモーツァルトのドンジョヴァンニを思わせる響き。

1楽章と2楽章は良かったが3楽章の美しさが今ひとつ伝わってこない。ここは歌わせてほしい。

ソリストは3楽章の前に入場する。
第4楽章はまさに名曲！

バスバリトンの狩野さんは大変な美声で声量も十分。今回サントリーホールソリストデビューとのことです。

注目のテノールの山本耕平さんはこの若さで信じられないほどの落ち着き。魅力を振りまいてました。さすが日本のヨナス・カウフマンです！

女性陣も美しくパワーがあって素晴らしかったです。
お疲れ様でした。

合唱ソプラノは最高音が出切っていない。ベートーベンは歌い手を楽器としか思ってないから無理なレベルを要求する。本来この曲はアマチュアレベルには無理。第九ではバイエルン放送響の連れて来てた合唱団は素晴らしかった。

アンサンブルでは狩野氏がリリック耕平さんがスピントなのでおもしろいものを聴いた。

ソプラノがすごく歌っていたがそもそも第九とはそういう曲である。

お疲れ様でした。

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