January 19, 2005
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僕が君と擦れ違う意味。
過去は余りにも近すぎて
気にも成らなかったこの距離感。
そして別々で有る事の
単純明快な遠近法。
初めて君と離れた朝。
すごくすごく切なくて
自分の居場所は何処にも無くて
作ったｵｳﾁは立派だったけど
結局全部が偽りで
右頬は何時までも痙攣した儘。
そうやって毎晩目を閉じて
こうやって毎朝目を開けて
そして、なんとか生きていた。
その感覚は今でも鮮明。
初めて君が居ない朝。
初めて君が見えない昼。
初めて君と、触れ合わない夜。
けれども僕は見付けてしまう。
僕が素直に笑える場所を。
本音をぶつけられる壁を。
愛しいと言える、大事な人を。
どんなに揺らしても倒れない家は
どんなに叩いても崩れない壁は
僕を温かく包んでくれて
偽りでは無い優しさが
そこには溢れ返っていた。
嗚呼…
僕は未来を見据え過ぎて
何時しか過去を等閑にした。
そうやっていくうちに
君の悲鳴は聞こえなくなった。
あの日々は今でもｷﾗｷﾗと
あんなにも美しく輝くのに
その中に僕は居ないんだ。
唯、景色が光るだけ。
きっと僕は欲張りで
大事な物を拾い過ぎた。
そうして青い、右手のﾎﾟｹｯﾄに
大きな穴を開けていた。
気付く由なんて無かったよ。
唯、唯あの人を追いかけて
自分は笑顔を振り撒いて
「なんて幸せなんだろう」と
呆れるくらいの普遍の日々。
君とのｵﾓｲﾃﾞは過去の物
だからって捨て過ぎちゃったかな。
だから君を守れない
だから君を、救ってやれない。
そうだよ
「一番」は何時だって
曖昧の中に息衝いていた。
それでも素直に思ってたんだ。
「一番」僕の側に居て
「一番」僕と仲良しで
きっと、「一番」好きだった
どうして、変わって行っちゃうんだろう。
もう 気付いたろう 目の前のﾄﾞｱの鍵を
受け取れるのは 手の中がｶﾗの時だけ
長い間 ここは居心地が良くて
いつの間にか いろいろと拾い過ぎた
どれもが 温かくて 失い難い いくつかの光
手に入れる為に捨てるんだ 揺らした天秤が掲げた方を
こんなに簡単な選択に いつまでも迷う事は無い
その涙と引き換えにして 僕らは 行ける
もう 気付いたろう 僕に君のﾄﾞｱは見えない
同じﾄﾞｱをくぐれたら と願っていたよ
さぁ 時は来た 繋いだ手を離すんだよ
ｶﾗになった手で それぞれの鍵を受け取ろう
恐らく もう 戻れない いつか忘れる 君と居た場所
手に入れる為に捨てたんだ 揺らした天秤が掲げた方を
そんなに勇敢な選択だ いつまでも迷う事は無い
その記憶と引き換えにして 僕らは
振り返らないで 悔やまないで 怖がらないで どうか 元気で
僕は唄うよ歩きながら いつまで君に届くかな
その涙と引き換えに
その記憶と引き換えに
この歌と引き換えにして 僕らは 行ける
もう 気付いたろう 目の前のﾄﾞｱの鍵を
受け取れるのは 手の中がｶﾗの時だけ
ただ一人だけ
本気で、
心から愛せるのは
以上でもなく、
以下でもない
ただ、独りだけ。
そういや、ｶﾞｯｺ早退したわ。(は
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あちゃんち
君の傍に、僕は居るから…君は唯、唯笑っていて。
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