February 27, 2005
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握り締めた御揃いのﾏｸﾞｶｯﾌﾟ
入ってるのは苦い珈琲
何時もぁたしを気遣う君は
「砂糖は要らない」と注文した。
何もかも分かってくれていて
誰よりもぁたしを包んでくれて。
君の口元を気にし乍
過去に語られた愛を想い
触れる指先を温め乍
何時か抱き締めた肩を想ふ。
あの時のぁたし
君を一番だと想って居たから
君にとっては唯の錘で
結局、愛されては居なかったんだと
別れの夜…自己完結。
背中合わせの約半年
君は新しい小鳥を連れて
また忙しく餌を与えて
そうやって「あの日」を忘れるだろう
そしてぁたしの心も亦
何時かは君を忘れるだろう
そんな妄想を廻らせながら
君とは目を合わせることも無く。
気付いたら、
君は隣に居た。
「あの日」よりも
もっと傍で
ぁたしの心を
優しく抱いた。
君の心は何時も土砂降りで
そう感じたから問い詰めた
そして君に近付いて
怯えた目をして呟いた
「泣いてるの…？」
君は魔術師？
そうでもなきゃ耐えられない
君はﾏﾈｷﾝ？
そうでもなきゃ生きられない
そんなに苦しんだ目をしないで
そんなに辛い思いをしないで
君は君らしくあれば良いと
そう…伝える筈だったのに。
愛してくれたあの日々を
本気で愛したあの日々を
君は間違いでは無かったと
そう教えてくれたから
そして本当の愛をこの胸に
抱いた唯一の人だったと
そう教えてくれたから
ぁたしも、君を信じてる
だから…だからお願い
君も、ぁたしを信じていてね。
“愛してる”という言葉の意味
君が思う程、ぁたしは遠くに居ない筈よ。
ｾﾅｶｱﾜｾﾀﾖﾙ
ｸﾁﾂﾞｹﾙｴｲｴﾝ
君は、僕から逃げられない。
逃がさない。
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あちゃんち
君の傍に、僕は居るから…君は唯、唯笑っていて。
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