Cosi Piano Piano

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2008.11.28
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カテゴリ: ワインコラム


イチバン手前は、相変わらず飲んでます、ラグレインです。「ベルガー・ガイ2002」、生産者は、イニャツ・ニードリスト。濃いワインです。トレンティーノのロッソにありがちな青臭さは微塵も無く、熟した果実が、とても美味です。やや過熟な印象は、猛暑の2002年ゆえでしょうか。濃いワインと言いましたが、酒質が、あくまでもクリーンで、透き通った墨汁(おいおい)のように美しく、深く、シリアス。

その奥が「今年の1本」候補のロッソ、「マリポーザ2006」、生産者はパーネヴィーノ。2004年はスキストス、2005年はペルダコデューラ名乗っていたワイン。それら過去のヴィンテージは、いつも、タイミングが悪くて、入手できず、今回、ようやく飲めました。いつもすぐに、完売になっちゃうんですよね。でも、その理由は明らかになりました。美味しいです。この生産者も(もういちいち説明する必要も無いですが)超の付く自然派ですが、彼らのワインを「美味しい」と感じる時の、ある意味共通したイメージに、「中身がしっかり詰まっている(凝縮感があり複雑)のに酒質が滑らかでクリーン」というのがあります。このマリポーザがまさにその通りのワインで、美味しいエキスがたっぷりなのに、非常に口腔に滑らかに、ゆるゆると優しく暖かいのです。

次は、2002年設立の新進気鋭の生産者、カッシーナ・ロエーラの「ラ・ロエーラ2005」バルベーラ・ダスティDOCです。彼らのバルベーラの中で(日本で売っていた中で)一番安い(と言っても2800円)のワイン。これは、美味しいバルベーラです。飲んだ後、早速、買い足して、ついでに、彼らが作るバルベーラの中で、一番高いのも買いました。とても楽しみです。

その奥は、「ロエロ2005」、生産者は、マッテオ・コッレッジャ。マッテオが若くして他界した後、日本では、そのワインさえも、見かける事が、無かったワケですが、正規の、輸入元が決まったようで、これでようやく、コッレッジャのワインを、再び、楽しむ事が出来る...幸せです。コッレッジャと言えばまず「ロエロ」でしょう。より、エレガントに寄った印象。とても美しいネッビオーロ。

最後は「ペルラート デル ボスコ2000」。生産者は、ご存知、トゥア・リタ。う~ん、いい感じに「まったり」「ゆるゆる」になってました。

今日は、カステルヌォボ・ベラルデンガのキァンティを飲んでます。「フェルシナ」ですね。2006。これも良い感じです。近頃は、2000円以下で、美味しいキァンティってのが、難しくなってきました。これは2000円以下です。旨いです。





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Last updated  2008.11.29 02:23:43 コメント(4) | コメントを書く


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