全25件 (25件中 1-25件目)
1
「鬼は~外! 福は~内!!」 もうすぐ節分ですね。今年もあちらこちらで、元気のいいかけ声とともに豆まきが行われることでしょう。さて、節分とは・・・立春の前日を意味し、現在の暦では2月3日をさします。豆まきは中国から伝わった疫病や災害を鬼に例えて追い払う儀式に由来すると言われてます。そして、太巻きは、福を巻き込こむことから巻き寿司となり、縁を切らないように包丁は入れず丸ごと1本を食べる・・・。それから食べるときは、おしゃべりしないで無言で食べなきゃいけない。しゃべると運が逃げてしまうので、食べ終わるまでは絶対に口をきいてはいけないんだとか。。。 今年2006年の恵方は“南南東”だそうです。皆さんも是非無言で 家族揃って、南南東に向かって太巻きをいただいてはいかがですか(笑)かくいう我が家も例外ではありません。年中行事である節分は、昔から盛大にとり行っています。家中、庭中「鬼は外!福は内!!」と豆を巻き、鬼を追い払います。まぁ、あとの片付けは大変ですが・・・。そんなことは気にしてはいられません。今年も大いに盛り上がっていきたいと思います。町田和宏
2006.01.31
コメント(0)
今、話題のゲルマニウム温浴を私の妹達が体験しましたので、そのことについて書きます。妹達がゲルマニウム温浴を始めたきっかけは、知合いの人から話しを聞いたことでした。その人は、色々なダイエット法を試した方だそうで今は、ゲルマがいいとのことだったそうです。妹達もダイエットは、もちろん、一人は、冷え性、一人は、コリン性(コリン星ではない)じんましんの改善になればと思ってはじめたそうです。紹介された所は、カイロプラクティック、ゲルマニウム温浴を行っている整体院でご夫婦二人のところだそうです。ゲルマニウム温浴は、女性専用になっていて、まず短パンとTシャツに着替えコップ1杯の水を飲みます。その後、体重測定、体脂肪、内臓脂肪、基礎代謝、体内年齢、筋肉量、骨量を測り、20分間の温浴の後にまた測定します。温浴の方法は、手は、肘まで、足は、膝下までゲルマニウムを溶かした温水に入れます。この20分間は、有酸素運動(エアロビクス等)2時間に相当する発汗作用があるらしいです。実際に妹は全身からかなりの量の汗がでたと言っています。タオルは、貸してもらえるそうです。その後の測定では、体脂肪が減り、体内年齢が若くなり、筋肉の量が増加したそうです。身支度が終わった後に、飲み物(ハーブティー等の中から事前に選んでおく)と手作りケーキ等のお菓子のサービスがあるそうです。妹達の感想は、汗は、さらさらしていて、その後、肌がしっとりしている、冷え性の妹は、その夜、寝ている時に途中で暑くて目が覚めると言っていました。暗示にかかりやすくてすぐその気になるので他の人にも効果があるのかわかりません。目的別に回数がありダイエット15回、花粉症、更年期障害30回になっているそうです。妹達は、1週間に1回で現在4回目が終わったそうです。私は、もう少し妹達の様子を見て本当に効果があるのかどうか確認してから始めるかどうか考えたいと思います。阿武 裕美
2006.01.30
コメント(2)
今年はインフルエンザウィルスが大流行する予兆があるということで、昨年から世間で騒がれていたと思います。何でも今回は新しい型のウィルスが発生する可能性があるので、予防接種を受けてもそれに対応しない新種のウィルスの場合には体の中に侵入を許してしまう事が考えられるそうです。インフルエンザウィルスに限らず、風邪にどうしてかかるかというと・・・自分の体が弱っている時などに風邪のウィルス等にかかってしまうからだと思いますが、それもさることながら風邪を撃退する為にはウィルスに出くわさない事が重要なのではないかと個人的に思っています。実は私自身、季節の変わり目等によくちょっとした風邪にかかる事があって、昔、地元の病院の耳鼻咽喉科で検査してもらった事がありました。詳しくは今もよく分からないのですが、要は鼻(鼻腔)のつくりが他の人に比べると風邪にかかりやすい構造となっていると言われた事があります。(その時は・・少しショックでした。)その事があってここのところ冬場は、特に人ごみの中に出歩く時は極力、マスクをするように心掛けています。咳が出る訳でもないのにマスクをするのは正直、煩わしい部分もあるのですが効果は出ているように思います。 マスクをする利点は今、述べた事の他に乾燥しているこの季節に喉や唇を適度に湿らせる事が出来ると言う事があります。なんでもインフルエンザウィルスが何故、冬場に流行するのかと言うと一番の理由は寒さではなく、乾燥している事が原因であるようです。特に私の場合は日頃、税務相談や講演会等で喉を酷使する時などはその帰りに喉の痛みを感じる事もあったのですが、マスクをしてから幾分その症状が和らいでいるような感じを受けています。皆さんも、たかがマスクだと思わないで是非、試していただければと思います。ちなみに風邪を防止するには・・・外から帰ったら必ずうがいをする事が、本当は一番効果があるようです。つまり車を運転する場合にシートベルトをしないとエアバックは効果がないと言われるように、私の風邪撃退法も最終的に外から帰ってきた時にうがいをしない事にはマスクをしている意味は半減するのではないかと言うのが・・・最終的な私の持論です。羽田晋朗
2006.01.29
コメント(0)
ペーパードライバー 歴が長くなっています。「ハンドルを握ると人が変わる」と言われ、社会の安全のため運転を差し控えております。そのため、研修や租税教室のときなど、周りの先生方に帰りの足をご心配いただき、結果、同乗させていただくことがあります。この場を借りて御礼申し上げます。言い訳がましいのですが、特に都内ですと車の必要性をあまり感じないのです。ただし、持ち運ぶ書類の重さに耐える、という条件つきではありますが。先日、先輩税理士と一緒に目白の会社で打ち合わせの際、終わって戻ってみると車がレッカーされてなくなっていたことがありました。道路にチョークで書かれた文字を見るまでは、レッカーされたなどとは思いもよりませんでした。連日の納付書の書き過ぎでボーっとしていたせいか、タイムスリップでもしてしまったのか、と真剣に考えたほどです。車を前提にしていたため、書類は持ち運ぶことなどまるで考えないファイルそのまま、おまけにコートは事務所に置いたままでした。目白警察までの道のりは遠く、すれ違う学習院大生がやけに楽しそうに見えました。「弱り目に祟り目」、「天災(?)は忘れたころにやってくる」、ああ、それから考えたことは、ハンドルを握る日がまた遠のいてしまった、ということでした。大嶋 恭子
2006.01.28
コメント(0)
先週末、日産のレッドステージで新車の注文書にハンコを押しました。新車といっても実家の車で、私が日産自動車(株)に勤務していた実績(?)を買われ、実家や実家の会社の車両購入の交渉等は、基本的に私が行う事になっているのです。 発注の結果、営業の方から1月末工場出荷、2月上旬納車との納期回答を受けました。ところが注文した翌々日の火曜日になって、実家が色を変えたいと言い出し、私は青くなりました。何故、青くなるかと云うと・・・、 実は17年前、日産自動車で現在も使用されているこの受発注システム(ANSWER)の開発チーム(生販統合プロジェクト)に私は所属しており、“30日工場出荷予定の車両を稼働4日前の24日(火)に色変更出来ない事”くらいは良く分かっているからでした。 これが1ヶ月先の工場出荷予定ならば余裕で変更できたのですが・・・。 それにしても、一般のユーザー(私も今はそのお仲間ですが)からすれば、何で注文が変更できないの?と単純に思うと思います。(一応、注文書にはその旨は記載されているのですが・・・) この仕組みを説明すると大変長くなるのですが、日産の車両は18桁の車種記号(エンドアイテム)でグレード+オプションの仕様が、これに車体色3桁と内張1桁の合計22桁(日産車を買ったことがある方なら記憶にあるのでは)で完全に表現されます。これを販売会社から注文情報として日産が受けると、パイプラインという受注~生産~納車までのお客様情報をステータス(今、その注文がどの段階に来ているか)管理する巨大データーベースに登録し、毎日数回、工場の最新生産計画(見込生産と受注生産の混在した数ヶ月単位から直近の生産シフト単位までのスケジュールで、部品調達に制約があるような仕様には、個々に独立した受注枠を持っています)とマッチングさせ、最終的には工場の工程計画(ラインにいつどのクルマを流すかの具体的投入順)に反映して、工場のラインにはお客様の名前が付いた車両が流れる仕組みになっているのです。 販売好調な車種ならば生産が受注に間に合わず納期は遅くなり、工場出荷される車の殆どは既に注文を受けている「受注生産」の形態になるのですが、あまり人気のない車種は取りあえず「見込生産」が先行し、受注即生産又はメーカー在庫引当の最短納期で車が納められる形態となるのです。色や仕様を変更しようにも、既に工場出荷されている(販売会社に引き渡された状態)なんて事態が起こりうる訳です。 ウチの注文は、メーカー在庫に引当らなかったものの既に工場の工程計画に反映させる寸前の状態だった訳です。注文が工程計画に反映されてしまうと、例えば銀色の○○の部品を何時までに何処其処の工程に調達する指示、或いは塗装工程の車両投入順(基本的に同じ色を続けてロットで投入する)といった手配・ライン投入情報にまで細分化されていくので、これを変更するのは至難の業なのです。こういった事情で変更出来なかった車両は、結果として発注した販売会社が責任を取って、販売会社在庫として引き取られていくのです。 販売会社の方からから逆に泣きつかれた私は、やむなく古巣の日産のマーケティング部門(日産時代の後半はシステムからマーケティングに異動していたので)に電話したのですが・・・知り合いという知り合いは、全て異動してしまって誰もおらず、仕方なくその異動した一人を追って海外マーケティング部門にまで電話をまわし、ようやく車両計画(受注~出荷を統括管理するセクション)の課長が大学時代・独身寮時代の後輩である事実にたどり着きました。 電話の向こうで、当時はまだ可愛らしかった後輩がやけに堂々と頼もしく感じられました。彼のはからいで、何とかギリギリセーフで色変更をすることが出来ました。 今回の事件で、様々な日産自動車時代の記憶が蘇り、その中にはおそらく中小企業の経営者や税理士先生にはまだまだ有用・新鮮な情報が有るのではと改めて考えはじめました。折をみてこのブログで、(日産の企業機密流出にならない程度で)皆様に情報提供できればと考え始めております。 新井英俊
2006.01.27
コメント(0)
昨年末のこと、行きつけの飲み屋さんでのカウンターでの会話。常連A氏 時計をみてすでに10時を廻っていることに気づくと突然 「あ~もうこんな時間だ!帰ってチャングムを見なくちゃ」私 「Aさん、今日は金曜日、チャングムは明日ですよ」(注)常連B子 「BSは今、毎日何話もまとめて放送していますよ」A氏 「本当!知らなかったよ」私 「BSはもうだいぶ進んじゃってますから 地道にNHK総合で見たほうがいいですよ」そしてそれからしばらく3人はチャングムの話題で盛り上がりました。 (注)チャングムは年末までは土曜に放送されていた。そうです、私は今NHK総合で毎週金曜日夜放送している「宮廷女官チャングムの誓い」というドラマにはまっています。【ご存じない方のためにドラマの簡単な解説】韓国で2003年9月から2004年3月に全54話で放送されたドラマです。封建的な朝鮮王朝の中期。15世紀末から16世紀前半の宮廷が舞台。中国では明、日本では室町時代。チャングムは史書に名前が出てくる医女ですが詳細は不詳。女性がなることはほとんどなかった時代に王の主治医になりました。ドラマ前半の「料理人」という設定はフィクションです。詳しくはhttp://www.chikai.jp/main.html (韓国MBC放送による公式ページ)http://www3.nhk.or.jp/kaigai/chikai/ (NHKBSによる公式ページ)http://www3.nhk.or.jp/kaigai/gtv/chikai/ (NHK 総合 公式サイト)NHK総合では、14話まで放送が終わり次回が15話です。随分進んでいるようですが全54話放送するには年内一杯はかかるでしょうから今から見始めても楽しめると思います。NHKの大河ドラマは一年間で大体50話、一話45分ですよね。チャングムは54話で一話60分ですからスケールの大きさがわかると思います。)今まで見てきてはまった理由をいくつか箇条書きにして見ましょう。1.韓国の宮廷時代の知識が皆無である私にとって時代背景が新鮮である。2.ストーリーのテンポがよい。一話完結だが、毎回最後のほうで次回への話の展開がスタートするので次回が待ち遠しくなる。また一話完結のなかに大きな流れのストーリーが展開されいる。3.人物の個性や役どころがはっきりしていて話が進んでいく中にも首尾一貫性があり矛盾が生じない。4.毎回出てくる韓国料理やその食材が楽しめる。とこんなところでしょうか。一言でいうと「おしん」の韓国宮廷版大河ドラマという内容で所謂、「韓流」とは違うタイプだと思って下さい。ですから、奥さんが「韓流」にはまっていて「韓国のトドラマなんか絶対見るもんか」と頑なになっているお父さんたちにもオススメです(いいえ、決して我が家のことではありませんよ)。今年一年大河ドラマも面白そうですが、金曜の夜も待ち遠しい日が続きそうです。それにしても前回20日の放送、始まりが10分遅れてスタートしたためにDVDに最後の部分が撮れていなかったのが悔しい!飲みに誘われても早く帰ればよかった・・。どなたか最後の10分間・・鯨をどんな風に料理したか教えていただけません?荒木 章
2006.01.26
コメント(0)
長男が生まれてからつけ始めた10年日記ですが、昨年その10年目が終了し、今年から2冊目に突入しました。長男は小学4年生です。 その後、長女や次男が生まれ、保育園に近いマンションに引っ越したり、都内に勤務していたのを辞めて独立したり、人生でも大きな変化のあった10年でした。 分岐点に立ったとき数年先が見えたらどんなにか楽なのに、と思ったときもありましたが、見えていなかったからこそ今の自分が在るのだと思います。 10年といっても一日一日の積み重ねです。そんな思いで今年のスタートを切りました。記憶には残らなくなってしまうことも、記録として残しておきたいと思います。さいとうれいこ
2006.01.25
コメント(0)

ということで、租税教室報告です!私が今回参加したのは、所沢市の小学校、飯能市の小学校の2校です。まず、1月17日の所沢市の小学校は、6年生2クラス合同ということで、買い物ゲームが大いにもりあがりました。講師役の角田先生の盛り上げ上手も手伝って、子供達が生き生きと授業に参加しているのがとっても印象的でした。 お昼には少人数の班の子供達と机を囲んで給食を食べる機会があり、子供達の将来の夢を聞いたり、トランプをしたりと楽しいひとときを過ごしました。 残念ながら、私の参加した班では8名中、将来の夢が「税理士」だ!という子供はいませんでした・・・ (-_-;) でも、たしかに私も小学校の頃は「税理士」が夢ではなかったわ~、と気を取り直して、次の小学校へ。2日後の1月19日は飯能の小学校、3クラスでの授業でした。何を隠そう私自身、講師初体験ということで大いに緊張したものの、子供達のパワーに助けられてこれまた楽しいひとときを過ごしました。 子供達の反応や回答には、本当に毎回驚かされます。まだ、明日あさってと租税教室は続きますが、担当されるみなさんがんばってください!租税教室のサポート部隊として何回も授業に参加しているにもかかわらず、最後の「税金って必要だと思う人!」と講師が子供達に問いかけた時に、全員がまっすぐ手を挙げる場面をみると、おもわず鳥肌がたってしまうのです。良い意味で。何度みても良くできているシナリオだと思うのですが、最初に子供達の興味を十分引いておいて、そこでわかりやすく税金の使われ方を小学生の身近な生活に関連づけて説明していくというものです。 授業参観しているPTAの方々や校長先生が思わずメモをとったりする姿もみられます。発案者である大木下先生を始め、所沢支部の「租税教室プロジェクトチーム」の有志が毎年バージョンアップしており、これからもさらなる発展をしつつ、納税の大切さを伝えていければと思います。やっぱ租税教室でしょ!舟越かおり
2006.01.24
コメント(1)
昨年の12月15日に与党税制調査会による税制改正大綱が承認され、その中に不意打ちのような同族会社の役員報酬一部損金不参入の規定が盛り込まれていたことはすでに皆さんもご承知のことと思います。この改正に対しては税理士会や関連諸団体も反対声明を出し政治家の先生にも陳情を続けてきたようですが、とうとう閣議決定がされ法案の成立はもはや避けられそうにありません。早ければこの4月1日から施行される可能性もあり、その影響はかなりの数の中小企業に及ぶと思います。財務省ではこの増税の対象は5万社程度といっていますが、実際には中小企業の30%にあたる約70万社が増税になるという試算も出ています。確かに自分の顧問先もかなりの数が対象になってしまいその増税額にびっくりしています。皆さんの顧問先についても一度試算してみたら驚くと思います。しかもその事実を対象会社の社長さんは誰一人として認識していないはずであり、法案成立後に説明しなければならないのは私たち税理士だということです。はたして理解してもらえるのか今から心配になってしまいます。この国の財政状況をみても増税はしかたないと思いますが、今回の改正は取れるところから取ればよいというような税制の概念も理念もまったくないこじ付けのような増税案であり税体系そのものを歪んだものにしてしまう可能性もあると思います。そもそも何で同族会社だけなのか、やるのであれば大企業も含めてすべての法人を対象にすべきではないのでしょうか。税理士は税法の専門家として今回の改正を阻止できなかったことは必ず責められることになるはずです。今後は税理士として実務だけではなくこの国の税制のあり方もしっかりと考えて行きたいと思います。金子俊哉
2006.01.23
コメント(2)
私は、はっきり言って遅読・・・という言葉があるか不明ですが・・・本当に、チョー遅読です。理由は簡単。もともと速く読めないのに、仕事に関係のない本は、電車の中で読むのを信条としているからです。おまけに最近は携帯でメールをしていることも多々あり・・・家で読書をしたりメールをやりとりしていたりすると、それでなくとも遅作業・・・こんな言葉もないかな・・・で仕事にならなくなるからです。家にいて仕事と家事をする以外の時間は、テレビを見たり、主人と色々話をしているか、編物をしたり刺繍をしたり・・・かな。それでも読みたい本はあるわけで、買ったり頂いたりした本が本棚で「次は、私を読んで!!面白いよ!」とか「僕を読んでよ!!為になるよ!」とか、並んだ本たちが私を呼んでいます。さて、そんな私が、11月に頂いた本を1月上旬に読み終えた本があるのです。それも2冊も!!です。その本は、飯能の森和夫先生の奥様である 森土喜子氏が書かれた《がん放浪の旅》と《がん闘病の果て》です。自分自身の病気に真剣に立ち向かった事がよく分かる本でした。素人がこんなに客観的に書けるのだろうか・・・と、その才能に驚きました。この本で、「癌」と「がん」の違いを初めて知りました。参考までに、癌とは、上皮組織にできる腫瘍であり「肉腫」とは、筋肉にできる腫瘍で、その二つを総称して「がん」と言うのだそうです。「生きたい」と願うのは、人間の本能・・・との一言も重いなあ・・・と思いました。面白かったのは、ある説法の話として、「つま先と言うように、妻が先にやり、踵というように亭主は、かかあの後をくっついて行けば家は安泰」「法要という字も接待という字も女という字が入る」というくだり。そうか!!かなめになるのは、女なんだ!!接待って、立ってる女が手でもてなす事なんだ!!新発見でした。2冊を読み終わり、次の日に本棚に仕舞ったときに、電話が鳴った。顧問先の社長から、「娘が亡くなった。任せていた会社の経理の事を落ち着いたら相談したい」という電話でした。亡くなった彼女は、私の娘の幼稚園の時の同級生のお母さん。私より10歳も若く、存在感のある人間でした。3人姉妹の真ん中で、それこそ、要、でした。中学3年生から小学2年生までの子供(娘の友達は、真ん中です)達を残して旅立つのは、辛かったと思います。「生きたい!!!」とどんなに思ったことか・・・。子供達の将来、ご主人のこと、先に逝くことの親不孝・・・たくさんの事が、私のカラの頭でもうかんでしまいました。がんが憎いです。私は、週3回点滴に通っています。今日もこの雪の中行ってきました。そのクリニックでは、がん・・・と言う言葉も普通の会話の中に沢山出てきます。ただ言える事は、一病持つと毎日を精一杯生きようとすることです。私が、1番言いたいことは、自分自身は勿論、他の人も殺さないでほしい・・・という、当たり前の結論。私だって、夫婦喧嘩をすることもあれば、気分を害することもあります。私の存在が周りを・・・かも分かりません。友人と意見が違って、相容れず・・・ということもあります。そんな時、相手が日本人だと、「この人もオリンピックやワールドカップでは、同じ日本を応援するんだ」と考えることにしています。日本人以外だと、「宇宙から敵が襲ってきたら、一致団結して地球を守るんだ」と、ウルトラマンの気分になることにしています。地球人一致団結で、がんをはじめ沢山の病気に勝ちたいと願います。生あるものは、いつか死を迎えます。人間がみな老衰で死ねたら・・・と思います。角田 千鶴子
2006.01.22
コメント(0)

入間豊岡小学校 井上先生 今年で2回目なので余裕を持って子供たちに語られておりました 高梨先生 初めての租税教室はいかがでしたか ・・・・ 自分の出身の小学校なので気合が感じられました 来年もよろしくお願いします。 飯能市 双柳小学校 奥田先生 2回目の教壇には、大分慣れてきたみたいですね・・・ 今年の租税教室も、残り3校となりました。講師担当者の皆様 風邪など召しませんように よろしくお願いいたします。尚 狭山市 入間川小学校における租税教室ついて、狭山ケ-ブルから取材の申込がありました。税理士会としては、撮影には協力していく旨を伝えました。但し、現在小学校等について、いろいろな事件が起きている現状を踏まえ小学校サイドの了解が得られたら、という条件付です。安西節雄
2006.01.21
コメント(0)
先週、4歳の娘は初めて1人でじいちゃん・ばあちゃんのお家にお泊りしました。その日はじいちゃんが新年会でお出掛けをするというので、夜はばあちゃん一人きり。それを知ってか、いつもなら“おかあさんとかえる!!”と、そそくさと帰ってきてしまうところその日はばあちゃんのおひざにちょこんと腰掛け、“おかあさんバイバイ!!”“何かあったら、電話して。”と、ばあちゃんに耳打ちして寂しく自宅に戻りました。 夜8時 ・・・ まだテレビ観てるかな? 夜9時 ・・・ そろそろお風呂かな? 夜10時 ・・・ そろそろ電話あるかな? 夜10時半・・・ まだ電話ないけど、ぐずってるのかな? 夜11時 ・・・ まさか、寝ちゃったの??私のほうが夜更かししてしまいました。翌朝、大好きなテレビが終わる9時。電話をしてみると、“ばあちゃんとベッドでテレビ観ているよ。”と、じいちゃん。そしてお昼。“これからマック(マクドナルド)行くから!”と、ばあちゃん。結局、夕方お迎えに行った私に娘は“もう1かいおとまりする!!”そりゃ。帰りたくないよね~。じいちゃん、ばあちゃんも満面の笑みで娘を見つめていました。これも親孝行ですよね。(もちろん私の)清塚貴子
2006.01.20
コメント(0)
堀江社長は2004年度、2005年度と流行語大賞を連続受賞したそうですが、2006年度も受賞を狙えそうですねえ。 全体の株価も下がるし、良くも悪くも社会に対する影響は大きいようです。事実関係は今後の捜査で明らかになることであり、現時点では「疑い」の段階ですからここでとやかく言うことはできませんが、報道されている通りの違法行為があったのならば透明であるべき資本市場に対する重大な犯罪と言えるでしょう。報道ではどうも「これ見たことか」という論調も多く見受けられますが、今回はこの問題を考えてみたいと思います。報道によると多くの方が「堀江社長らのような、お金があれば何でもできるという考え方は良くない」と思っているようです。確かに「お金があれば何でもできるんだ」という考え方は良くないと思いますが、これが「やっぱりお金を稼ぐ人達は良くない人達だ」となってしまうと、はたしてどうでしょうか?金儲けを第一義にすることはまったくもって問題ですが、仕事等を通じて社会に貢献して、その結果として収入や財産が増えた人達は非難されるべきではないでしょう。その逆で、リフォーム詐欺のように人を騙して収入や財産を増やすなんてことは言語道断。結局お金は単なる「道具」であって、「目的」にはなりえないし、してはいけない存在なんだと思います。今年に入ってからの報道で、小中学校の子供を持つ親達の大多数は、子供の頃からの経済教育(あるいは金銭教育)が必要だと考えているそうです。しかし日本で経済教育(あるいは金銭教育)というと、どちらかと言うと金融商品(預金・株式・保険等)の話や投資テクニックの話に偏りがちに思えます。そのような話も不要というわけではなく、もちろん大切な知識なのでしょうが、それ以前に「お金に関する善悪」をきちんと教えることが必要なのではないでしょうか。日本人の仕事で成功した人達に対する感情は、伝統的に尊敬より嫉妬の方が強いと言われています。ですから、例えば周囲の大人達から「やっぱりお金を稼ぐ人達は良くない人達だ」と小さい頃から聞き続けて育った子供達は、仕事等を通じて社会に貢献して、その結果として収入や財産が増えたとしても、そのことに罪悪感を持ってしまう可能性もないとは言えなくなります。これではその子供達が大きくなってから、仕事等を通じて社会に貢献するということ自体に対して消極的になってしまう可能性もあるのではないでしょうか。社会貢献は無償(ボランティア)でなければならないということではなく、日常の仕事を通じてでも社会貢献を行うことは十分可能です。逆にまったく社会に貢献しない仕事というものはあるのでしょうか?仕事に積極的に取り組んで成功を収めるということは、その過程で何らかの社会貢献を行ってきたはずだと思います。ですから単純に「お金を稼いだ人達=悪い人達」と断定してしまうような発想は、これからの子供達に与えないようにしていきたいと思います。お金という「道具」が悪いのではなく、その「道具」を使う人間の道徳観、倫理観が問題なんですよね。ああ、まず「これくらいあれば何でもできるんだ」と言えるだけの「道具」を、自分の周りに「これでもか」って言うくらい積み上げてみたいなあ・・・。残念ながら、見回してみても積み上がっているのは、もっぱら「買って安心、つん読」の専門書だけです。田中 大貴
2006.01.19
コメント(0)

本日は、原市場小学校の租税教室へ行って来ました。3クラスで実施しましたが、私の他には森、安西の両巨匠が担当されました。 まず最初は森先生。一年ぶりとおっしゃっていましたがまるで毎日教壇に立っておられるかのようなスムーズな進行でした。 次は安西先生。やはり慣れたもので終始スマイルを絶やさず子供達にも好評の様子でした。で、最後に私の出番。担任の先生は今までで一番怖そう・・。教室は前2クラスでは付いていなかったストーブが赤々と燃えていました。冷や汗も含めて少々汗が滲んできました。 そして最大の誤算は、教室のビデオとテープの相性が悪かったのか、音声が非常に聞き取りにくかった事でした。ビデオは重要なファクターなだけに、子供達にはかわいそうな事をしました。こまかなミスは他にもありましたがこの点がやはり残念でした。 でも最後に子供達の感想文を見せてもらいましたが、皆おおむね理解してくれたようでほっと安心しました。その中で印象に残った文章を紹介したいと思います。「ゲームは宿題をかけてがんばったのに校庭2週という罰ゲームが残った。しくしく。(泣)」「話には聞いていない校庭を走らされる事に。税金払ってなんで校庭走らなきゃならないの?」(怒りの青筋マーク付き)・・・・。あれあれ?やっぱり担任の先生、怖い先生だった。知らない間に罰ゲームができたのかな?それともジョークで終わったのかな?生徒の皆さん、どうか私達を恨まないで下さいね。奥田信敏
2006.01.18
コメント(0)
一般的に税理士事務所の1月の仕事としては、年末調整後の書類作成、法定調書の作成などがあり、比較的業務が多い月である。その1月に続き2月、3月は所得税の確定申告の時期であり、税理士会員としての税務相談日の割り当てなどもあって、風邪をひいてもなかなか休めない状態となる。さて、先週の月曜日(1月9日)の最低気温が所沢で-3度であったのに比べると、今日(1月16日)の所沢は最低気温が3度と、6度も高く、ずいぶん暖かいと感じられた朝であった。土曜日(1月14日)にはかなり雨が降ったので、いままでの乾燥していた時と違い、空気がきれいになり、木々も生き生きとしている気がする。明日からは再び寒くなるようである。関東南部にある所沢あたりでは、雪が降るのはひと冬に1、2回である。冬には雨も少なく空気が乾燥した日が多くなり、風邪をひきやすくなる。私事であるが、毎年のこと、子どもが風邪を引くと、こんなことだけは付き合ってしまう傾向があり、これを何とかしないといけないと考えている。1月から3月は1年のうちもっとも寒い季節であり、風邪、インフルエンザが流行る時期でもある。スムーズに仕事をこなすためには、とにかく風邪対策が必要である。風邪の予防としては、外から帰った時の「うがい、手洗い」や「マスク着用」が一般的な予防法として知られており、実際、効果があるらしい。これに加え、室内では加湿器などを使って適度な湿度(50~60%)を保ち、バランスよく栄養をとることも大切とのことであるが、外出が多いと湿度がどうのこうのとは言っていられない。風邪のおつき合いを無くし、無事にこの時期を乗り切りたいと毎年思うのである。税理士の方、読者の方、お体に気をつけて良い春を迎えましょう。更に、この1年を健康に過ごしましょう。若山 智
2006.01.17
コメント(0)

今日は 入間市豊岡小学校の租税教室です。大嶋先生 所得税の仕組みを詳しく説明されてくださいました。井上先生 高梨先生 お疲れ様でした。写真がこれ以上貼れなくなってしまいました。 ゴメンナサイハプニング3時間目にビデオのテ-プが絡まってしまい取り出せなくなってしまいました。1時間めでなくて良かった・・・・・・生徒の感想文を紹介します。私は、最初税金はいらないんじゃないかと思いました。物を買うときも、5円とか10円とか消費税として付いてきて、お金を多く払うことになってしまうからです。 でも 今日勉強して税金があんなにいろいろな所に使われているんだなと思いました。税金はとても大切で必要なものなんだなと思いました。皆でお店屋さんみたいにやって、税金のことを分かりながら楽しんで、お店の厳しさが分かりました。 もう少し難しくなっても大丈夫です。 500円だけではなく他の金額も出してみたらよいと思いました。今月は少ない日数の中で7校予定しております。1月16日 入間市豊岡小学校 1月17日 所沢市北中小学校1月17日 飯能市原市場小学校 1月19日 飯能市双柳小学校1月24日 狭山市入間小学校 1月24日 狭山市狭山台南小学校1月25日 狭山市入間川小学校租税教育プロジェクトチ-ムの講師を担当される皆様、忙しい時期ですが、お体には十分にご留意され本番に備えてください。子供たちの元気な笑顔だけが唯一の救いです。よろしくお願いいたします。安西節雄
2006.01.16
コメント(0)
NHK大河ドラマ 司馬遼太郎作品「功名が辻」が始まりました。山内一豊は、信長、秀吉、家康の3代に仕えた武将で、さして取り柄も功名もないと思われていた武将でしたが、関が原の戦いのときに、小山の軍議で いの一番に徳川方に就き、東軍か西軍かへの去就に迷う武将の多い中、真っ先に自分の居城である掛川城、知行地一切を家康に提供すると発言します。その発言の後、東海道に居城を持つ諸将たちが、われもわれもと城明け渡しを申し出、家康は百万石ちかい領地と五つの城を一瞬のうちにおさめることになります。家康はその瞬間に勝敗は決したも同然として、戦後、論功行賞のおり「おそらく古来、これほどの功名はないだろう」土佐24万石を与えています。「功名が辻」は、司馬さんが女性を主人公にした数少ない小説で、戦国武将たちが日々生きていくことに疲れた社会の中で「励ます力、思いやりの心」を持って接する妻の知恵なるものを書いておられます。例の名馬購入事件ですが、千代が黄金10枚を出して「これで是非お買いください。嫁ぐとき、父に夫の大事の折にまいらせよ、と言ってくれたものです」と言って名馬を買ったところ、間もなく都で馬揃えがあり、この名馬が信長の目に留まり、貧しい中でも武士のたしなみを忘れぬ心掛けが賞され一豊の出世の糸口をつかんだことになっております。が しかし 山内家には、この名馬を買う話は伝わっていないのだそうです。つまり ・・・・・・・・・・・のようです。司馬さんは対談の中で「ぼくがあの作品を書こうと思ったのは、むしろ、千代と言う人が好きではなかったからね、あんなかしこそうな女、いやな奴だと思っていた。が 書いているうちに、たいへん面白くなった。第一一豊という夫が、すっかりいかれてしまっている。とすれば、いかれさすだけの何かがあったのだろうと、まあ、そういう 興味がでてきてね」と言っています。小説では、千代を賢妻で一豊をおだててコントロ-ルし、暗示をかけて運を開いていく様子をやさしく表現されており、ひどく小利口でいやな女にならないように気遣いながら書いておられるように思います。しかし千代にこのようにも語らせています。「この人は、自分が凡庸だと思い込んでいたし、それなりに功名をたててそれなりの加増があるとひどくよろこび、自分は運がいい、それほどの分際ではないのだが、というような謙虚さがあった。いまはそうではない。自分の力でかちえた、と思い始めている。男に、出世とはこわい。分不相応の位置につくと、つい思い上がって人変わりのする例が多い」さて今 私が気になっているのはシナリオの結末を何処で終わりにするのかということです。つまり 関が原で終わりにして、土佐一国を受領して「めでたし めでたし」で終わらせるのか、それとも最後まで描くのかと言うことです。最後まで描くとすると、どうしても一領具足のことを書かなければなりません。土佐には、旧領主長宗我部氏の下級家臣たちで一領具足という普段は農村に住み、戦時に兵士となる土着性の強い武士たちがおり、各地で反乱を起こしています。一豊には「おれは国主だ。土佐はおれの国である。であるのに、まるで泥棒猫のように足音を忍ばせて入国し、入国後も息をひそめて城内にひそんでおらねばならぬのか」 と言わせています。そんなときに家臣の一人の提案からすもう大会を開催し、一領具足達を誘い出し鉄砲でだまし討ちにしてし、73人を処刑しています。一豊は「すくなくともこの国の人間どもには罠がいるのだ、残忍かもしれぬが、もはやそういう罠を設けて虐殺する以外に治めてゆく方法がない」そのことについて千代には、つぎのように発言させています。「わなを作って人を殺せばそのことが伝説になり子々孫々にまで伝わるでしょう。一時は治まっても、いずれか時がきたときにはその伝説で育てられた子孫たちがきっと山内家に復習をくわだてるでしょう。政事というのはあなた様ご一代きりのものではございませぬ。杉苗を大木にするように百年千年ののちまで考えるべきものですよ」さて 「めでたしめでたし」のハッピ-エンドとするのか、だまし討ちを描くのか もしだまし討ちを描くのであれば郷士のことも書かなければなりませんそして それは 私の 大好きな 坂本竜馬へと続くのです・・・・「すぐれた人間というのは、金儲けができる人ではありません。よく働くことも結構ですが、そういうことでもない。やはり魂のきれいな人ですね」「日本の経済力はだんだん衰えて行きます。これからは親切が必要ですね。日本は人に親切にする国なんだと言うこと意外に生きていく道はないと、最近良く考えます」「私自身が亡くなることはゼロになることではありますけれど、この世に私と関係のある命は生き続けます。ゼロはすなわちすべてであります。」「イマジネ-ションが必要ですね。それにはテレビなんかあまり見ずに、小説をお読みになる方がいいです。という感じであります」司馬遼太郎司馬先生のお話は、なぜか素直に受け入れられる私です安西節雄
2006.01.16
コメント(0)
前回(2005/12/3)、私が書いた内容で「LLPを作りたいという依頼がある」とを書いたのですが、あれから、話は進み、昨年末に実際に登記の申請をしました。しかし、少し複雑な内容で、それは、各組合員の現住所は東京なのですが、組合の所在地を静岡にしたいということでした。というのは、メインの組合員となるAさんの実家が静岡なので、実家を組合の所在地にしておけば、Aさんの実際の住まいを引っ越しても、いちいち変更登記をする必要がないのではないかという理由で、静岡を組合の所在地にしたいとのことでした。(Aさんの住民票は静岡にあります。)LLPの実際の設立までの手続を簡単に説明すると、組合契約書の作成→出資金の払込み→登記申請という流れで行います。株式会社や有限会社との大きな違いは定款認証がないということです。株式会社等でいう定款はLLPでは組合契約書に当たるのですが、その認証がないというのは、認証のための印紙代等がかからないので、その分安く設立できるということになります。ちなみに登記の際の登録免許税は6万円です。組合契約書は、最低限の事項(組合の名称や所在地、目的等)さえ、記載してあれば問題ありませんので、極端に言えば、条文が10条に満たなくても、ページ数が1~2ページぐらいでも契約書はできます。次に、出資金の払込みについては、確認会社の資本金の払込みと同じような形式です。出資金は各組合員1円以上、払込みの方法は通帳への入金でも可(銀行が発行する払込み証明書は不要)ということです。そして、登記の際に準備した主な書類は、登記申請書・組合契約書・出資があったことの証明書・(入金を確認するための)通帳のコピー・(各組合員の)印鑑証明書・登記事項を書いた書面(OCR用紙)、印鑑届書です。 登記申請は12月の最終週にAさんに自分の印鑑証明書を取るついでに静岡までいってもらいました。当初の予定では、今月10日ぐらいに完了の予定だったのですが、1点だけ組合契約書に不備があり、11日に私が静岡に行って、書類の訂正をしてきました。その日の法務局の方の話では翌日(12日)には完了すると言っていたのですが、12日の電話では、あと2・3日かかるということで、本来であれば、「無事、登記完了し、LLPを設立することができました!」と書きたかったのですが、今日現在まだ、完了していないという、今回のブログは何とも言えない消化不良な内容となってしまいました。(なんで、そんなに時間がかかるの?)高梨 雅樹
2006.01.15
コメント(0)
税理士という職業の特徴の一つに様々な職業の人と知り合える事が挙げられると思う。父親が亡くなるわずか前に縁のあった二代目社長がいる。最初、所謂優柔不断な性格であったような気がする。正直この人は会社を引っ張って行けるのか不安に思ったものである。ところが、毎年売上が伸びていった。不思議に思い見ていると、その会社は関係業者の溜まり場のようになっており、いつも人の出入が絶えなかった。別の社長の話をしよう、この人も若くして独立した人であるが、前者と違い独立創業社長である。所謂がんばりやで、人一倍良く働く人である。自分が若いため年上の人を社員として使う立場である。若いため従業員との問題がなくはないが、取引先の社長から可愛いがられ、結果業績は上昇している。ある時、従業員に車両を持ち逃げされた。その車両の保険料を社長は払いつづけている。もったいない話である。そんな話しをしていると、「しかし、何か問題が起きた事を考えると、保険料は安いものですよ。」と答えた。人間性の広さに驚いた事を思い出す。わずか二つの例であるが、…伸びている会社の共通点のようなものを感ずる。社長の人間性の良さ、人間的魅力とでも言えるようなものがあるような気がする。江戸時代以前の教育では本学と末学というように学問を大きく二つに分けて呼んだらしい。本学、末学という名称から推察できるが本学をまず根底におき次に末学という位置付けであったようである。ところで本学とは人の道、倫理、道徳的な教えであり、末学とは読み書きそろばんの類との事である。現代でいうと道徳とその他の科目というように理解できる。現代の学校教育は上記でいう末学中心である。本学は家庭の役割ということなのだろうか。そんな事に思いをはせているとふっと気がついたことがある。私も独立して10年以上立つが、ずっと地を這ったような生活である。「良く人生は山あり谷ありというが、私の場合は谷あり谷ありで、もうとっくに地面に潜ってしまっています。」と時々自己紹介する自分を思いだした。 安田 仁美
2006.01.14
コメント(0)
今年は1月5日から仕事を始めましたが、一番初めの仕事が株式会社の定款認証の代理人の仕事でした。 ある顧問先の社長から、至急株式会社を作りたいと昨年12月20日に相談があり、あわてて定款を作成し12月30日に会社に押印をいただいて、今後のスケジュールを説明しました。 昨年末の定款認証は間に合わずそれであれば、新年早々の大安である1月5日に行おうと発起人の同意を得ました。 勤務税理士のころ会社設立は、司法書士にすべてお任せというスタイルでしたが、開業税理士になってからは設立した会社に愛着心をいつまでも持つようにという考えで、自分で作業をしております。 公証人役場に到着し定款認証の旨を告げると、そこの公証人役場では受付の方が事前に目を通してから公証人が確認というようなスタイルを取っているようでした。 受付の方が真っ先に、「発起人が会社のようですがこの会社の登記簿謄本を持ってきましたか?」というので 私は「発起人会社の登記簿謄本を持ってくる必要はあるのですか?」と聞き返しました。 すると「発起人会社の目的が確認したい。」というので、私は「どうしてですか。」と再度聞き返しました。 すると「発起人が会社の場合、設立しようとする会社の目的と同じ目的を発起人会社でも持ち合わせていないと駄目なのですよ。」と。 言われてみれば会社は目的に沿った活動をするので、発起人会社と設立しようとする新会社の目的に同じ目的がないと困るのだなあ。 と妙に納得してしまいました。 ただ、そんなことお構いなしに新会社の目的を決めたので、「やり直しだぁ。定款に貼った4万円の印紙は弁償?」と一瞬青ざめました。 受付の方が「発起人会社の目的が確認できないと定款認証は今日無理ですね。」といったので、すぐに「今日しかないのです。公証人に事情を説明させてください。登記簿謄本だったら近くの法務局で取ってきますから。」と頼み込んでいたところ、受付の方が公証人へ相談してくれました。 「それでは登記簿謄本を取ってきてください。その謄本を見て認証をしますから。」との返事。すぐに最寄りの法務局へ謄本を取り寄せ目的を確認したら、偶然にも同じ目的がありました。 その後謄本を公証人へ提出し、定款認証を済ませることができました。 ほっとして認証を終えた定款を見ると「平成18年登簿第1号」と記載がされており、今年の定款認証第1号とは、すぐに謄本取りに行って本当に良かったと思いました。とても勉強になり、忘れられない会社設立になりそうです。清塚健二
2006.01.13
コメント(1)
というと、さすがにちょっと言い過ぎかもしれませんが、でも、たしかに噂のとおり癒されました。そして、笑えました。さすがベストセラー!という感じですね。 『生協の白石さん』 白石昌則(著) 東京農工大学の学生の皆さん(著) 講談社 1,000円(税込み)ご存知の方も多いと思いますが、白石さんは、東京農工大学生協に勤める職員さん。組合員である学生からのリクエストや質問に回答する「ひとことカード」の回答担当者です。ひとことカードには、ときに「単位売って」とか「牛を置いてください」といった風変わり(?)なひとことも寄せられるのですが、生協の白石さんは、これらに対して、誠実に、真面目に、そして意外な切り口を見せながら、ユーモアを織り交ぜて回答してくれるのです。この本は、いまわれわれ日本人が忘れかけている「何か」を思い出させてくれる気がして、私は好きです。言葉にするなら、そうですねえ・・・。 『ほっこり』という感じかな。書籍の一般的なジャンルとしては、何になるのかよく分かりません。ギスギスした現代社会における人間関係に“ちょっとした潤滑油を注して”くれるような処世術の書としても読めますし、単に“小笑い”を誘うような癒しの書としても読めると思いますが、私はこれをビジネス書として読んでみてもおもしろいのではないかと感じました。白石さんの回答には、さりげなく、しかし確実に、ビジネスにおける数々の基本がちりばめられています。そうか、モノを売るっていうのは、こういうことだったんだ! と感心してしまう場面があちらこちらに見受けられ、とても勉強になりました。よかったら、ぜひみなさんもこの本を読んで『ほっこり』してみてくださいね。SOSコンサルティング 代 表 奥 村 昌 平
2006.01.12
コメント(0)
自己紹介の趣味の欄にゴルフと記載する男性は結構多いようです。その所為か、ゴルフという言葉にはなんとなく胡乱な響きがあります。バブル期の接待ゴルフも一役買っているかもしれません。しかし、私はゴルフが結構好きです。アマチュアのままグランドスラマーとなった球聖ボビー・ジョーンズのことを持ち出すまでもなく、ゴルフは素晴らしいスポーツだと思っています。第一に自然の状態をあるがままに受け入れてボールを打っていくこと、第二にあらゆるスポーツの中で、唯一審判がいないこと(いるとすれば審判は自分自身ということになります)第三に礼儀と正直を重んじること、第四に全ての結果は自分の責任になること、このほかにもいろいろとありますが、こうしたことがゴルフを奥深いものにしていることは確かです。ところで、私が住んでいる飯能市の近くには、素晴らしいゴルフ場がいくつも点在しています。冬の間は、忙しいのと寒いのでほとんどゴルフはやらないのですが、昨日は久しぶりにその一つである日高カントリー倶楽部へ、税理士会の仲間とゴルフへ行ってきました。賞品は各自で持ち寄ることとした、2組のミニコンペです。天気は快晴、風は無風、冬のゴルフとしては最高のコンデションです。スタートは8時24分、第一ホールの第一打目、ドライバーを一閃すると、私の意向を無視してボールは右の林の中で消えてゆきます。寒くてまだ体が回らないと言いかけましたが、その言葉を飲み込んで、ゴルフは全て自分の責任と言う言葉を呪文のように唱えることとなりました。本当にゴルフは腕よりも精神を試されます。気を取り直した第二打、林の中から、フェアウエイに向けて小さくアイアンを振ります。あっと思った瞬間、ボールはフェアウエイを通り越して向こう側の林の中へと吸い込まれて行きます。同組の仲間は、それを見てみないフリをしています。なかなか紳士です。再び気を取り直して第三打、今回何とかグリーンを狙えます。アイアンの第三打はグリーンに落ちた瞬間カーンという音を発し、3メートルほど跳ね上がり、向こう側へ消えてゆきます。冬の朝グリーンはまだ凍っていることを思い出しました。やっとグリーンにたどり着いたあとのパット入らず、スリーパットで出だしはトリプルボギーです。前半のハーフはそんなこんなで53となりました。当然全て自分の責任ですが、ここで、私はボビー・ジョーンズではないことに気が付きました。なーんだ、しょうがないじゃん、ということで過ぎたことは全て忘れ、お昼にビールでも飲んで午後頑張ろうと思い、周りを見ると他の仲間も同じようなことを考えている顔です。再び、ゴルフは本当に精神を試されます・・・・森健二でした。
2006.01.11
コメント(1)
新しい年が始まりました。正月は故郷の新潟県で過ごすことが恒例となっていましたが、今年はスタッドレスタイヤが手に入らないことを理由に、家族全員で車で行くことを断念しました。子供二人だけは、田舎の両親からのお年玉を目当てに新幹線で出かけました。 以前、大雪のため関越道の一部区間が通行止めとなり、大渋滞の一般道を走ることになったため、故郷を午前10時に出発し、所沢に到着したのが翌日の午前2時というひどい目(普段は5時間位が、16時間かかった)にあったことがありました。何か、いやな予感がしたので今年は所沢で新年を迎えました。 私の田舎は村上市といって、新潟県北部の比較的雪の少ないところですが、今年は例年にない大雪だそうです。以前、仕事の関係で長岡市に住んでいたことがありますが、新潟県と言っても雪の多いところは上越や中越地方といって、地図でいえば新潟県の下半分の地域です。 一般では「雪下ろし」と表現されますが、豪雪地帯では「雪掘り(ユキホリ)」と言います。雪を屋根から下ろした後の始末が大変なのです。屋根から下ろす雪の量は半端ではありません。一階部分が埋まってしまうような量であれば、家への出入りができなくなります。そのために、下ろした雪を掘り返して生活に支障のない場所に積み上げなければなりません。 豪雪地帯では「流雪溝(リュウセツコウ)」といって、雪を流す溝が整備されている地域もありますが、全ての場所にはありません。時々、雪ではなく、自分を流してしまうような事故も発生します。 豪雪地帯にとっては「雪は天からの贈り物」などと言うロマンチックな表現は当てはまりません。「天からの白い悪魔」と思っているのかもしれません。 最近では「克雪」「利雪」など雪に負けないイメージの言葉があります。確かに程々に降ってもらえれば、観光資源にもなります。 今年はいったい、あとどれくらい降り積もるのか分かりませんが、雪に負けないでもらいたいものです。佐藤年彦
2006.01.10
コメント(0)
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年12月から、全国的に寒波に見舞われていて、本当に寒い日が続いていますね。気象庁の発表によると、月平均気温平年偏差は東日本で-2.7℃、西日本で-2.8℃で、1946年の地域平均の統計開始以来の低い記録を更新したそうです。また、強い冬型の気圧配置の日が多かった為、日本海側の地方を中心に12月としては記録的な大雪となったそうで、24地点で12月の降雪の深さ(月合計値)の多い記録を更新し、9地点で12月の月最深積雪の最大記録を更新したとの事。もう、聞いているだけでも背中が寒くなってきます。夏の”クールビス”から”ウォームビズ”に変わって暖房の温度を20度に設定しましょう!という動きがありますよね。でも、実際、事務所の暖房温度を20度に設定したとしたら、事務所内も外と変わらないような寒さになってしまいそうです。(ビルにもよると思うのですが・・・) 常に事務所の入口の扉を開けていたりすると、この寒さの中では設定温度を28度ぐらいにしても、なかなか暖まりませんよね。暖かい空気は上に行くので、足元はあまり暖まらないし・・・。皆さんの事務所ではいかがでしょうか?今年は、ここ数年あまり着ていなかった厚手のセーターが活躍しそうです。さて、昨年末にここ数年、毎年恒例となっている葉加瀬太郎さんのコンサートに行ってきました!葉加瀬太郎さんと言えば、テレビ番組の”情熱大陸”のエンディングで流れる”エトピリカ”やCeline Dionと競演した”To Love You More"と、テレビなどでよく流れる曲しか知らなかったのですが、数年前に、行ってみようかな・・・と思ってクリスマス時期のコンサートに初めて行きました。クラッシック系のコンサートでは、どうしても途中睡魔との闘いになってしまう私でしたが、何かものすごく楽しくてはまってしまいました。トークも楽しいですし、曲のバリエーションもさまざま。今年は、2部構成となっていて、前半は皆さんタキシードを着てのクラッシクな曲(確かピアノ三重奏曲イた短調だったはず)、そして休憩を挟んでいつものようにアップテンポな曲やスローな曲などの演奏でした。今回はアコースティックな構成だったので、私の大好きな”情熱大陸”(番組の主題歌)は演奏されなかったですけど。アイリッシュ・フィドルの功刀丈弘との競演は、とても楽しめました。曲も良かったし、お2人でステップ踏みながらヴァイオリンを弾いていましたし。(笑)2月に、ヴァイオリン サミットというたくさんのヴァイオリニストが競演するコンサートも聞きに行く事にしました。時々、ライブに行ってがっかりしてしまうミュージシャンの方もいますが、やっぱりライブは良いですね!葉加瀬さんは、CDを聞くよりライブで聴いたほうが感動しました。背中にぞくぞくっとする感じがたまりませんです。今年の12月も、葉加瀬さんのコンサートには行くつもりです。その他、誰のコンサートに行こうかしら・・・?今村純子でした。
2006.01.09
コメント(1)
皆さん 明けましておめでとうございます今年も健康で 元気で楽しく明るい良い年になりますように・・・・「所税仲間のブログ」をよろしくお願いいたします。今「日本におけるドイツ年2005/2006」が2006年3月まで開催されております。特別展として、東京国際フォ-ラム地下一階、相田みつお美術館第2ホ-ルで、「アインシュタイン日本見聞録」が開催されていましたので見に行ってきました。アインシュタインは、1922年(大正11年)に6週間もの間日本を旅し、各地で講演を行なっています。展示品はそんなに多くはありませんでしたが、その当時の様子を記した日記や随筆が展示されています。また 当時の写真や音、蒸気機関車の窓から写る映像を通して、1922年当時のアインシュタインの日本体験を私もその時代を旅したように追体験することが出来ました。アインシュタインと日本はとても深い縁があります。E=mc2という公式で有名な特殊相対性理論は、私には何のことか良く分かりませんが、物質がエネルギーに変換されうることを示したものだそうです。つまり、広島・長崎に投下された原爆は、この公式を現実化したものだということは、皆さんもご承知のとおりです。アインシュタインの「日本旅行雑感」の抜粋を紹介します。私はこの数年、たびたび世界中を旅行して回った。そもそも学者らしからぬ処かもしれぬ。私のような人間は本来、静かに自分の部屋に引きこもり、勉強をすべきなのであろう。ただ、以前の旅行に関するならば常になにがかの言い訳が立ち、多少の疼きは覚える私の良心を十分に宥めることができたのであった。山本氏より日本へ招かれた時、私は数箇月にも及ぶに違いないこの大旅行への決心を直ちに固めた。だがそれは、日本をこの目で見る機会をみすみす逃すならば、自らを決して許せぬであろうと云う、唯一の理由からの決心であった。・・・・・・私が日本に着いて、未だ2週間を経たのみである。而も多くは依然として到着の当日同様神秘めいたままであるとは云え、些か理解する術を心得たとは云えよう。就中、日本には欧米人に対する気後れが見られる点である。・・・・・・ しかしこの国に於いて、個人を勝る互いの緊密な繋がりが我が国より維持し易い理由はもう一つ在る。それは日本独特の習慣で、自己の感情や情熱を外に表さず、どのような事態に在っても冷静で余裕を保つことである。この事実から、多くの精神的に相容れない人物同士であっても、軋轢や紛争を生せずに一つ屋根の下に暮らし得るのである。ヨーロッパ人には不可解に映る日本人の微笑の裏の深い意味が、私にはここに在る様に思う。・・・・ 個人の感情表現を押さえる躾が、精神の貧窮や個人そのものの抑圧に繋がるのだろうか。私はそうは思わぬ。この国民特有の繊細な感情、他人の気持ちを推し量る感情はヨーロッパ人より厚い様に見受けるが。・・・・・・・人々との直の触れ合いで得られぬことを、芸術の力が補ってくれる。日本では他の国とは比較にならぬ程多様な芸術を享受できるのである。因みに私が「芸術」と云えば、人間の手が不朽のものを紡ぎだす営為金を指している。 この点では驚き、また称賛する許りである。自然と人間は地上に比類なき統一した様式を生みだすために、溶け合ったかの様である。この国にサンするものは善く愛らしく、明るい。抽象的、形而上学的でなく、常に自然から与えられたものとかなり密接に結びついている。愛らしきものは小さな緑の鳥や丘の在る風景、愛らしきものは木々、丁寧に小さく区切られ、びっしりと作物の植えられた田畑。格別愛らしきものはまた、そうした風景に納まっている小さな家。果ては人々の話し方、動く様、身なり、彼らの使う様々な道具類、それらが皆愛らしい。・・・・・・・日本家屋の緩やかな端正な間仕切りや、いくつもの畳で柔らかに敷き詰められた小部屋の在る様は、殊に好ましい。些細な事共には全て意味と意義が込められている。その上、美しい微笑を頌え、お辞儀をし、座る人々。これら何もかも唯称賛あるのみで、模倣は不可能である。試みても良かろう。しかし、無駄である。お前はよそ者なのだから。日本の細やかな食事、これも体には合わない。目で楽しむほうが無難である。・・・・・・ 日本人は明るくまた無邪気に人付き合いをする。彼らは未来を生きているのではなく、現在に生きる。彼らの明るさは常に洗練された形で表され、決して騒々しさを伴わない。日本人の冗談は良く分かる。彼らは洒脱、諧謔を解する心を十分に持っている。心理的には奥深い処に位置するに相違ないこうした事柄に於て、日本人とヨーロッパ人との間に大きな差がないことを確認し、意外に思った。日本人の優しさは、その冗談が辛辣にならないことに現れている。日本の芸術の中でも、私は絵画、浮世絵の分野を取り分け素晴らしいと感じる。この分野では、日本人が造形を楽しむ視覚人間達であることが現れている。目でとらえたものを芸術の形にし、様式化された線に置き換えずにはいられないのである。同様に仏教だからと云って、感覚的なるものを宗教に還元することもない。アジア大陸の仏教が日本人の心の内に異質なのである。 ここでは、私がこの数週間に得た多くの印象から、僅かな部分しか述べ得なかったし、政治、社会の問題に就いても、口を開くことがなかった。畢竟、その分野では凡人は詩人に座を譲らねばならぬと心得るからである。がしかし、心に掛かる事柄がまだ一つある。日本人は当然ながら西洋の精神科学の成果を称賛し、偉大な理想を抱きつつ自ら学問に没頭し、また成果をも挙げている。ただ、願わくば西洋に先んじた自らの偉大な徳を、汚さずに保ち続ける事を念頭に置いて欲しい。即ちそれは、生活を芸術的に築き上げることであり、個人の欲望を押さえた簡明、質素な態度、そして、心の澄明な静けさなのである。また日本滞在中の日記には「人を真剣に、高く評価するのが日本人の特徴、彼らほど純粋な心をもつ人はいない」「日本人は優しく、争いを好まない」「日本人は平和に生活を楽しんでいてうらやましい」と記しています。今の私が読むと「こそばゆい」気がするのですが、当時このように日本人の質素な暮らしや礼儀正しさ、思いやりの心を絶賛しています。しかし皮肉なことに その後日本が軍国主義へと向い、そして原爆が落とされました。現在の日本を見たらアインシュタインはどのような感想を持つのだろうか・・・・・そんなことを考える一日でした。安西節雄
2006.01.05
コメント(0)
全25件 (25件中 1-25件目)
1


![]()