
暦の上では春春と言っていても、なかなか実感できない寒さが続きますが、3月になるとようやく風の温みを感じ始めます。
3月にある二十四節気は「 啓蟄 」や「 春分 」など、他の二十四節気と違って、私たちの耳にもどこか馴染み深いように思うのは私たちがそれを実感するからでしょうか。
3月になると、まず桃の節句が待っています。
桃の節句の起原は古く平安時代まで遡ります。当時、この節句は「 上巳の節句 」と言われるもので、貴族の間でだけ行われる季節の節目の身のけがれを祓う大切な行事でした。
桃の節句と呼ばれるようになったのは、中国でも日本でも桃の花には邪を祓う霊力があると考えられており、桃は旧暦の三月頃に花を咲くことから、上巳の節句の象徴となったのだろうと言われています。
また、この日が女の子の節句とされたのは、上巳の節句の象徴とされた桃の花が、中国では女性を象徴する花と考えられていたことが影響しているようです。
花といえば、3月も終わりに近づくと桜の花の便りもちらちら聞こえてきます。
今年の3月25日は、 七十二候 の十一候にあたり、「桜始めて開く」とされています。
世の中に 絶えて花のなかりせば
春のこころは のどけからまし
と詠まれるほど、古来より日本人に愛されてきた桜。
花を待つココロが どこか落ち着かないのは今も昔も変わりないのかも知れませんね。
とは言え、最近は花は花でも 花粉症 の便りに、なんだか憂鬱になってしまったりするあたり、あぁ 悲しき現代人、と思ってしまうのですが…^^;

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