
桜の花の勢いと共に、春の勢いも増すような気がする四月。
四月は 始まり の季節でもあります。それはまた、別れの季節でもありることを意味します。新しく踏み出す一歩には勇気が要りますが、だからこそ前を向いて進む姿が美しい時期でもあると思います。
四月は桜に代表されるように 花 の季節でもあります。
この時期の二十四節気である 清明 は暦便覧によると「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」といわれ、芽が花となりその姿を誇る季節であることを示しています。
さて、その 桜 ですが、その花の盛りに私たちは お花見 としてその花を愛でます。このお花見、稲の生育を見守る山の神の宿る桜の木の下で、豊作を祈る行事として始まったとする説があります。今はもう、そんな意味合いを知らない宴会の場ですが、私たちが楽しんでいるその木の上で、神様も楽しそうにお酒を飲んでいる姿を想像すると、桜の下でなんだか心が妙に浮き立つのはそのせいかしら?と思ったりして…^^;
桜はすぐに散ってしまいますが、色とりどりの花を残しながら季節は緑の萌える季節へと移り変わっていきます。
穀雨を迎える頃には、いよいよ暖かさも本格的になってきます。
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