著者らは、このデータが、妊娠後期20週に比較的高用量の魚油を摂取しても安全であるばかりでなく、有益な効果が得られる可能性も示すものだとしている。米エール(コネチカット州)大学医学部予防研究センター長のDavid L. Katz博士は、この結果が視力、協調運動、認知力のいずれに対する効果を示すものなのかは未だわかっていないが、乳幼児の健康にオメガ-3脂肪酸が重要であることは確かだと述べている。至適用量や妊娠中の摂取による長期的な影響を明らかにするにはさらに研究を重ねる必要があるが、Katz博士自身、妊婦にも妊婦でない患者にも1gの魚油サプリメントを1日2回摂取するよう勧めているという。