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07年11月17日午後、葛飾区消費生活センター主催で講演があり、
参加しました。
すばらしい内容でしたので概要をまとめました。
戦後のアメリカの復讐が見事に大成功していると改めて痛感し、戦後はまだ終わっていないと思います。
食育基本法ができてもできた背景の理解がないまま、食育がビジネスチャンスとばかり
強かな ジャンクフード会社、菓子会社が学校で自社製品を餌付け
し、学校は歓迎しているそうで、
教育関係者、PTAの愚かさには呆れます。
消費者問題特別講演会
食育のすすめ -大切なものを失った日本人-
講師: 服部幸應
氏
学校法人 服部学園理事長
服部栄養学校校長
医学博士
食育は8年前に提案して05年7月に食育基本法が施行された。
今までの教育の知育、徳育、体育 + 食育
3つの大きなカテゴリー
1.どんなものを食べたら安全・安心で健康によいか
・消費者のために
・生産者のために
・流通のために
・メーカーのために
2.食文化の継承
・小中学校の先生で箸が正しく使える人はわずか42.7%
3.食料問題
・食料自給率が39%になった
・欧米化した食生活が大きな原因
19年前に食育、しつけの大切さに気づいた
・服部栄養学校で食のプロをめざす新入生の1週間の食事内容を
調べて、あまりのひどさに驚く
・同じ学生の2年後にわずか6%しか向上していない
・テストではよい成績で知識はあっても食生活が変えられない
団塊世代から核家族化、高度成長などいろいろなことがあって
子供のしつけが継承できていない
・自然界の動物の親の役目:子供を一人立ちできるように育てる
継承した種だけが生き延びてきた
・親の役目である子育てができない親が増えている
・ニート、フリーター合わせて300万人
・今の日本人は獣以下ということになり、滅びる危機
・キレル人は団塊ジュニアも増えたが親のしつけに起因している
6つのコ食
・孤食
・個食
・固食:決まったものしか食べない
・小食:やせ願望が強くて食べる量が少ない
美人コンテストは栄養失調者が選ばれる
・粉食:パン、パスタなどの粉食を好む
・濃食:味の濃い加工食品が食卓の80%を占めている
0~3歳:絆を深める
・3つ子の魂 100まで
・この時期に子供と深く関わらないと父・母ではなくておじさん、おばさんになる
・親を尊敬しているかの調査
世界160ヶ国平均:84.3%
日本は圧倒的に低い最下位でわずか25.2% 国家存亡の危機
平均まで高めるのに50年、100年かかる
3~8歳:しつけ
・食育基本法は食卓基本法
・この時期にしつけないと大人になってもできない、変わらない
子供の前ではなかよく振舞う
子供の前で悪口をいわない
・テレビを見ながら食事しない
しつけのチャンスを無くす
テレビをつけて食事をする比率
世界平均:4%
日本:68%
箸の使い方、よく噛む、姿勢などに気がつかず、しつけられない
8~14歳:家庭と学校で一人立ちのしつけ
・20歳の骨は老人並みにスカスカ
・12歳までに村社会遊びが必要
・先生を尊敬しているかの調査
アメリカ:82.2%
中国:80.5%
韓国:84.7%
日本:21.0% 160ヶ国下から14位
世界160ヶ国平均
日本人は幼稚、未熟
・寝る時刻
小学生:世界平均20:10、日本:20:45
中学生:世界平均20:20、日本:23:20 親と同じになる
大学生は午前様、世界は勉強して遅くなり、日本は遊んで遅くなる
・留学生が帰国する時に日本人の印象を聞くと
だらしない
目に輝きがなく、生命力がない
・食料事情
世界67億人中、豊かな食事をしている人:8% 6.2億人
日本人は全員ここに入る
日本の残飯の半分で世界の飢餓はなくなる
食料自給率
北海道:192%
新潟:89%
東京:1.2% 最下位
・食事は蛍光灯ではなく電球の明かりで食べるとおいしくなる
ろうそくの方がさらによい
アメリカでの大病院での調査結果 退院までの日数
蛍光灯の明かりで食事:3週間
電球の明かりで食事: 2週間
医療が進歩しても、健康が大ブームでも、生活習慣病を患って一生治療しながら亡くなる傾向は悪くなる一方で、人間ドックの異常者は何と89%です。時流に逆らって天寿まで、健康・豊か・幸せを願うあなただけを精一杯支援いたします。 |
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