国立がん研究センター理事長の嘉山孝正氏は6月10日、記者会見を開き、同センターの理念と使命を説明するとともに、4月の独立行政法人化後の2カ月間の取り組みを紹介した。センターの新たな標語は、「All Activities for Cancer Patients(職員の全ての活動はがん患者の為に!)」。「がん研究センターの役割は何かを考えてもらうために、職員から標語を募集した。6月1日以降は、臨床に限らず、研究でも同様に、このキャッチコピーの下、仕事に取り組んでいる。この標語を提案した人には、賞金として私がポケットマネーで10万円を出した」(嘉山氏)。