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2015/02/13
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カテゴリ: 食・栄養
おはようございます。
ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


砂糖は麻薬同等の依存性があることはあまり知られていませんが、砂糖、人工甘味料は健康維持・増進にプラスとなることはありませんね。

世界23カ国の健康意識調査 で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。
一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べない そうで、主要国で日本だけが減っています。

主要国野菜供給量.jpg

日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。
また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。

75年の食事一番ヘルシー河北130314.jpg

和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。
そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。

アメリカからパン食を餌付けされた 食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。

日本人は米国に餌付けされた.jpg

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。

食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。

新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。


・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)
・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)

栄養摂取量の推移

脂質エネルギー比率推移.jpg

野菜摂取量2.jpg

菓子と米消費額推移.jpg

そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。

「家庭の味」遺産になる? 手作り減少

食外部化率推移産経130103.jpg

調理力と健康は強く相関していますので、 国民の健康状態が悪化の一途 の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。

調理力と健康.jpg

食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。

・食育の重要性は1985年頃に気づいた。
・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。
・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。
・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る
・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。


子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)
8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。

国民健康・栄養調査2011.jpg

2011年国民健康・栄養調査結果の概要


◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。
 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。
 ランセット2011年9月日本特集号
 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)


◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。
 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。
 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授


◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。
 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。
 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。
 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授

日本の健康寿命の危機.jpg

1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われている アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート) によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。

**************************** 【以下転載】 ****************************

「砂糖の取りすぎは体にさまざまな悪影響を与える」と、よく耳にするが、「脳の活動のためには欠かせない」ともいわれ、リフレッシュしたい時に甘いものを食べるなど、ほどほどに摂取するよう心がけている人は多いだろう。

ところが、実は砂糖は取らないに越したことはないのだ。なぜなら、脳に必要なブドウ糖は、米や芋などの炭水化物から体内でつくりだすことができるからだ。糖分を摂取する必要性はないのだ。また、砂糖はタバコ以上に依存性が強いともいわれ、一度甘党になると砂糖のない生活を送ることは極めて難しくなる。糖質依存症になる前に、生活の中から少しずつ砂糖を減らす意識を持つべきだ。

「砂糖は脳のエネルギー」などとテレビCMを流すことで、さも体に必須の栄養素のように主張している砂糖業界の思惑に乗ってはいけない。さらに言えば、「百害あって一利なし」だ。

菓子や清涼飲料水などに含まれる砂糖を取り続けることで、糖尿病になるリスクをはじめ、近年は低血糖症のリスクも指摘されている。それは、多量の砂糖を摂取すると急激に血糖値が上がり、体内ではインスリンが大量に放出される。その結果、一気に血糖値が下がり、体は一時的に“ガス欠”状態になる。血糖値が下がった状態では、脳が正常に働かず、集中力がなくなるばかりか、無気力になり、体を動かすのも億劫になってくる。

このような低血糖状態が続くと、脳はアドレナリンというホルモンの分泌を促し、体内の糖分を血液中に放出して血糖値を再び上げようとする。しかし、このアドレナリンは「攻撃ホルモン」「脳内麻薬」とも呼ばれ、気分が高揚し、攻撃的になりやすいという特徴がある。近年、子どもたちがキレやすくなった原因のひとつとして低血糖症を挙げる医師や学者も少なくない。


●心身を蝕む食材、砂糖

実は、砂糖の害はこれだけではない。偏頭痛やアレルギー、動脈硬化、高脂血症、高血圧症などの病気を引き起こすこともわかっている。女性であれば冷え性をはじめ月経不順や子宮筋腫などの婦人病の原因ともなり得る。また、免疫力が低下することも明らかになっており、あらゆる病気にかかりやすくなるといえる。

さらに成長期の子どもには成長痛や発達障害などの危険もある上、砂糖が体内で消化される際にはカルシウムを消費することから、骨や歯などを弱くする可能性も指摘されている。最近では、砂糖を日常的に摂取している人は、うつ病などの精神疾患にかかるリスクが高まることもわかってきており、砂糖が心身ともに蝕む危険食材であることがわかる。

砂糖が危険だと指摘すると、「白砂糖を食べなければいい」と言う人が多いが、それは不正確だ。確かに、黒砂糖はミネラルが豊富で弱アルカリ性食品なので、白砂糖よりはマシだ。しかし、あくまでも“白砂糖に比べたら”である。冒頭でも述べたように、体に必要な糖は普段の食事だけで十分なのだ。日常的に砂糖を摂取するべきではない。

ただし、人付き合いなどの手前、かたくなに砂糖を拒否し続けるわけにはいかないこともあるだろう。そういう場合にだけ少量の砂糖を取る分には、さほど体に影響を与えずに済むはずだ。

現在体に不調を抱えている、最近疲れやすくなった、風邪をひきやすい、花粉症の症状が年々ひどくなっている……このような症状が当てはまる人は、まず生活から砂糖を取り除いてみることをお勧めしたい。1カ月もすれば、驚くほど体調が良くなるだろう。

(出典:Business Journal)






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最終更新日  2015/02/13 06:31:18 AM
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