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今は無きジャイエ・ジル、このクラスには新樽を奢っていないとみえて、ひたすら小さく堅い赤系果実と強めの酸。ガメイのニュアンスはほとんとなし。君主論のマキャベリとも関連のある、キャンティ・クラシコ。グラン セレッツィオーネだけあって、構造の大きいワイン。サンジョヴェーゼ・グロッソ100%だけあって、いかめしいのですが、ポテンシャルは充分。キャンティグラスではく、大きいグラスを使いました。ガングランジェでも、これはポール。酸もおだやかで、ペトロール香も控えめ。やや平板なリースリング。断捨離はひと段落。たくさん捨てました。最初は、何でも捨ててやるぞキブンだったのですが、やっているうちに実情に合わせて、やや寛容なキブンに変わっていきます。まずまず上手くいったような気がします。アチラも、厳しめに始めてそれから緩和していった方がよかった気がするのですが……。
2020年04月26日
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マコン・ヴェルジュソン・ラ・ロッシュ[2018]/ドメーヌ・バロー飲み始めて18ヴィンテージ目のバロー。その間に、ダニエル・バロー、ダニエル・エ・マルティン・バロー、ダニエル・エ・ジュリアン・バローと名前を変え、今はシンプルにバローだけになったようです。2018年のこのキュヴェは、ポテンシャルの大きさを感じる味わい。まだまだ初期的ですが、このまだ熟れていないろ南方果実の要素は、コート・ド・ボーヌのシャルドネにはほとんど見ない要素で、ごくごく堅いマンゴーのようなニュアンスがとても好みです。マコンのミネラルは、キリメリジャンこそ感じませんが、シャブリとコート・ド・ボーヌのそれを半分ずつ持ったような雰囲気で、厚めの果実味にマスキングされているものも多いのですが、このワインからはそのミネラルの豊富さが、しっかり感じられます。美味しい、です。絶賛断捨離中で、クローゼットやベット下の奥から発見される箱のいくつかから、大量のコルクが発見されました。これで1/4くらいでしょうか。デイリーもワイン会で飲んだものもあるようです。とっておいたものの基準はたぶん、標準以上に美味しかったから。だと思います。潔く全部捨てることにしました。
2020年04月22日
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オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ[2017]/グロ・フレール・エ・スール1本目より、さらにビオ感を感じなくなったのは、ここ最近、より自然派の赤を何本か飲んでいたかもしれません。また、少しだけジャミーさも感じました。しかしながら、黒みをまったく感じさせない赤系だけで構成される香りと果実味、酸と果実の熟度のバランスは、変わらず秀逸だと思いました。そして邪道なのかもですが、少し冷やし気味でも、小さめのグラスでも、果実味と芳香が沈み込まないのが便利?です。最近、ブルゴーニュグラスを出すのが大儀になって、もっぱらキャンティグラスで、白も赤も飲むようになってしまいました。まあリーデルの当主も、旅の時はキャンティグラスだけを携行して対応するらしいので、デイリーワインであれば、さほどルール違反でもないのかもしれません。家にいる時間が長い故だと思うのですが、また何度目かの断捨離のキブンが横溢して、いろいろモノを捨て始めました。一瞬、ブルやシャンのグラスも処分してしまい、キャンティと大吟醸グラスだけにしてしまおうかと思いましたが、それより手持ちのワインを減らしていくほうが先だろ、と思い直しました^^
2020年04月20日
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シャブリ・ラ・ピエレレ[2017]/シャブリジェンヌ数合わせで買った1本ですが、想定以上に美味しく感じました。昔はこの銘柄を飲むといつも、線が細くて酸高に感じで、シャブリジェンヌは1級以上が旨いという認識だったのですが、品質向上か、温暖化か、自分の嗜好の変化かはよくわかりませんが、適度な果実味、綺麗な酸、そして無垢なキリメリジャンの要素が、シンプルに旨いと思えました。大手の並シャブリ、コレに比べるとフェーブルはもっと果実味が厚め、逆にドルーアンはややシャバく、ラトゥールは美味しいのですがほんのわずかにボーヌ寄りの味わいで、ヴェルジェは旨みが強めに感じます。もちろん要素はシンプルですが、値段を思えば不満は覚えません。
2020年04月12日
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VdF ルージュ R18/レ・ヴァン・コンテ世間が常に非ざる状況なので、ワインはデイリーを。17年は減収で南のぶどうが入りましたが、18年はロワールセパージュに戻りました。グロロー40、コー40、カベフラ20。17にあったような野趣なニュアンスはなくなり、角のないジューシーな野いちご&梅。旨みのある酸が伸び、デイリービオ赤としては文句のつけようのない味わい。SO2無添加ですが、不安定なところはみじんもなく、開けたてから楽しめました。気が付くと飲み干していました^^
2020年04月09日
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週末、予定がキャンセルになって家でいくつかワインを。前に飲んで好印象だった、ジョセフ・ペリエのスタンダード。コレは状態がやや悪いのか、ほんの少しエグミが感じられました。リーズナブルなボルドーを。良年とはいえ高いボルほどの果実味がないので、構造優先。ただし3日ほどに分けて飲んだら、少しずつ角が取れて美味しくなりました。大半のボルドーはエージングしないと官能系が出て来ない理性があるので、ブルが好きな方はそこが苦手なのでしょうね。逆に言えばそこが魅力で、このクラスでも構造美は感じます。結局、サンジョヴェーゼ、カベルネ、メルローになるブランカイアのベーシックのトレが、いちばん美味しく感じました。開けたから愛想がよく、そこそこの構造、そこそこの華やかさ。値段を考えたら、相当よくできているなあと思います。バルベーラ、ピノネロ、カベルネ、メルローのブライダのイル・バチャレもそうですが、イタリアの老舗産地の品種混ぜ系の赤は、非常にコスパが高いと改めて思いました。
2020年03月30日
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サペラヴィ[2016]/ギウアーニキシ&ルカツィテリ[2018]/ギウアーニジョージアの赤、白を試してみました。ワイン名は品種。もちろん初めて飲みます。赤は、厚みがあるカシス系の果実味。やや野暮ったく、アフターに軽い苦み。ミネラル感がしっかりあり、軽いシガー系の香りがします。白は、直截な酸。ふくらみや旨みは乏しいのですが、やはりミネラルと果実味は十分で、飲んでいるうちに心地よくなってくるタイプ。3日ほどに分けて飲みましたが、だんだんとバランスが取れて、美味しくなっていきました。赤は荒いインディーズの3ピースバンド、白はアコギ1本の女性ボーカルといった趣です。機材もテクも発展途上ですが、声質もメロディもいいので、好感が持てる。そんな赤&白でした。
2020年03月23日
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エール・ド・リューセック[2004]15年ほどほっておいた貴腐がつかなった辛口。この手のデイリーの何本かは、セラーにも入れずにクローゼットに置きっぱなしにしています。ですので幾度も夏を過ごしたことになるのですが……。しかしながらボルドー・ブランは、イグレックやエール・ダルジャンのような高級系に限らず熟成が期待でき、ことにソーテルヌ、バルザック系の、甘口になれなかったボルドー・セックは、シャルドネよりもはるかに温度耐性が強いことが、ままあるような気がします。昨夜開けたこのワインも、実に健全な熟成をしていました。余韻こそ短いのですが、香りの奥底にほのかに貴腐系のニュアンスを感じます。カリン系の酸は綺麗に鋭く、飲み進めて温度が上がっても、ダレることなく楽しめました。果実味も充分残っていて、たぶんセミヨン、SB、ミュスカデルと、モノセパージュではないことも、よき方向に作用しているのかもしれせん。シェリーの一歩手前の熟成香も好ましく、ちょっとした良いワインを飲んでいるキブンにしてくれます。熟成など意識していない短いコルクですが、リリース仕立てとは、別趣の美味しさが楽しめました。
2020年03月18日
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コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ[2017]/ドメーヌ・ショーヴネ・ショパンここもまた近年、味わいの方向性が変わったといわれる1軒。代替わりはしていないようですが…。継続的に飲んでいるわけではないので、大まかな感想になってしまいますが、今回のボトルに関しては、ある種の「いなたさ」はなくなった気がします。ただ、そこまで洗練された感はなく、その意味では代替わりしたグロフレのほうが、スタイリッシュな味わいに思えます。軽く煮詰めたような赤紫系の果実のニュアンスは、どこかブシャールの上位ではない銘柄とも通じるような味わい。でもその意味では、万人向きになったような気はします。
2020年03月12日
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金曜日、近所のカクヤスで買ってみました。ドルーアンのシャブリ。スクリューキャップ。自社畑ですよね?この造り手らしく、サラッと造っている気がします。ウィリアム・フェーヴルのほうが、もっとキャッチーな味わい。浅い味わいですが、ボーヌらしさもあるシャブリ。6割ほど飲みました。土日は外房に行って、いつもイタリアンに1本持ち込み。りんごの香味。ノンドゼとは思えない熟度。リラックスして味わえる、まさにケのシャンパーニュ!ノワールですが、冷やし気味であればカルパッチョにもまずまず合いました。タケノコの「グリル、トマト系、クリーム系のパスタ2種、大きめのグラスで温度を上げながら飲ませてもらったので、骨付き豚肉を塊で焼いて、ソースなしで供されたメインにも、よく合いました。帰宅して、残りのシャブリを飲んだのですが、シャバさがやや増してました。透明感があって、まあまあ美味しいのですが。18ですが、先日外で、同年のルイ・ラトゥールのラ・シャンフルールを飲んだのですが、アチラのほうが、よりシャブリらしい味わいかもしれません。18にしては、こちらはやや起伏が乏しめ?
2020年03月09日
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ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・テール・ド・ファミーユ[2013]/ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレー外飲み。どうやらBBRものをたくさん置いているビストロ。グラスでバンジャマン・ルルーのブラン15があったので、2杯。ボトルでルージュ15を頼んだら売り切れだったようで、コレかカミーユ・ジロー16を薦めてもらい、ヴージュレーのレジョナルはあまり見かけないのでチョイス。広域なりですが、かなり好ましかったです。除梗&低温浸漬っぽい香味。クランベリー、ラズベリー、ブルーベリー系で、酸は強めで体躯は小さめですが、ちょっとした妖艶さもありました。ポワセが資金力を使って、丁寧に自社畑を仕込んだ感があります。値付けも市販の2倍もしないような。リストも魅力的で、再訪したく思いました。
2020年03月04日
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シャブリVV[2014]/ジルベール・ピク古樹とはいえ村名、数年の瓶塾で、少し酒質のエッジが丸くなった感があります。とはいえ、それくらいのほうが料理とも合わせやすく、この日はホワイトミート、鶏むねが食べたくなって、しっとりと蒸して合わせたのですが、これまた満足のいく組み合わせになりました。むね肉の脂の少ない感じと、シャブリの酸とミネラルは上手く補い合う気がします。先日のキャンティ・クラシコと並び、村名シャブリもまた、一部を除いて評価は高くないのですが、探せば満足のいく銘柄が、リーズナブルな価格で見つかる気がします。どちらも需要が高くないから、コスパがいいわけで、人気が出ても困るのですが^^
2020年02月28日
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キャンティ・クラシコ・カズッチョ・タルレッティ [2016] サシのない赤身の牛肉が食べたくなり。塩、こしょうだけで。合わせたのは、初めて飲むキャンティ・クラシコ。外れが多いと言われるキャンティですが、ことクラシコ銘柄の場合、かなりリーズナブルなものでも美味しくないものに当たった記憶があまりありません。このワインも、ブラックミート系のための食中酒としては、かなりいい感じでした。シナモンを感じさせる香味、タンニンの方向性は、誤解を恐れず言えば先日のラフォンと同系統。果実味は違えど、ボルドーにも通じている気がします。キャンティとシャブリは、ひと昔前のイメージ強いのか、一部の銘柄を除き、コスパが非常によい気がします。キャンティに関しては、バリックを使うようなスーパータスカン系だと、他の地域との違いが薄れるように思うので、スロヴェニア産の大樽を使ったタイプが好みです。
2020年02月27日
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2月恒例、ル・ブルギニオンの菊池シェフにワインをお任せで出してもらう会。4人で白1、赤2。今年のテーマは、隠喩も暗喩もなく、あけすけに「ザ・ドメーヌ」とお願いしてみました。事前の予測としては、たとえば白は例のオート・コートで、前座にジャイエ・ジルが来てのエシェゾー2本、あるいはシェフが仲良しのアンヌ・グロからのリシュブール2本もあり得る?などと話をしていました。しかしながらいつも予想を超える菊池さん。まず、ラフォンが2本続きました。白がクロ・ド・ラ・バールの2008年、赤がサントノ・デュ・ミリューの2002年。バールは、健全でした。塩味とミネラルは上々。ただし香ばしさという点ではさほどではなく、伸びもそこそこ。でもともあれ、美味しく飲めたラフォン。海外の評価が素晴らしいラフォンのサントノ・デュ・ミリュー。ですが、なかなかその真価がわかったことがない銘柄。今回も、いつもタイトさで、ポムロールのようなピノでした。ただ時間が経つにつれ、小さくゆっくり歩むように開いていったので、ものすごく時間が必要なワインかもしれませ。そんな会話をしていたらソムリエさんが「いつもより小物の2本の気がしませんか?」とニヤリ。といって出てきたのが、ラ・ターシュの1972年でした。マダムがいた時代、まさかダブルネームを飲む機会がまだあるとは!コルクは、バレンタインのチョコレート売り場の香り。モカ&カカオ。ここから順番に、次々と万華鏡のようにいろいろな香りが順番に顔を出しました。ヴァイオレット、ドライローズ、赤こしょう、クローブやらカルダモンやら、いろんなスパイス、下草、なめし皮、トリュフ。そして赤、赤紫、青、黒のドライフルーツのオンパレードから、ググっと香ばしさが。味わいも赤と黒の果実味が入り乱れて、余韻の果てでも絡まる感じが、弱まることなく続きました。日頃、美味しすぎないほうがいいと嘯いていますが、年に一度くらいは、こういう味わいに巡り合いたいものです。ただその一方、受容体としての自分の器が縮まったこともはっきりわかるワインでもありました。たぶん、もはや捉え切れていない香りや味わいの要素があったような気がします。老化を自覚しました。ふだんはもっともっと要素が少ないワインでいいや、と思ったのも、正直な気持ちです。ワインの品質は年々向上しいているはずですが、自分が逆のベクトルに向かっているというのも、悲しいやら可笑しいやら^^試飲した菊池さんも「僕も、これくらい熟成して要素が出たDRCを口にしたのはひさびさです。いやあ、素晴らしかった。20~30年では、なかなかここまで出て来ないんですよ」と言っていました。この先、毎回DRCでお願いしたいかも、などというメンバーもいました。だんだん小粒になるかもですが、もやは熟成したものを飲むとしたら、こういう方法しかないのかもしれなせんね。追記:古い記録(今回も一緒だった人物がきちんとメモを残してくれていました)をひっくり返してみたら、2003年にまったく同じ1972年のラターシュを、今は無き西麻布の古酒ワインバーで飲んでいました。ちなみにその日は、ドンペリ76とヴォギエのミュジニィ76も一緒に。値段も書いてありました。払った値段は3本合計で、楽天でいま売っているルーミエのルショットくらいでした。いやはや……。
2020年02月25日
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オート・コート・ド・ニュイ・ブラン[2017]/グロ・フレール・エ・スールボトルとエチケットは、赤とまったく一緒です。赤の変わりようにびっくりした銘柄。白はというと……。グラスの注ぎ、色調の濃さにびっくり。もしかして、と鼻を近づけてみると、いました!例年と大きくは変わらない香りで、パイナップルもしっかり感じます。飲んでも、基本的な印象は変わらず、特にビオ感は感じず、ある意味ムルソー的な味わい。新世界感が薄まっているかは、ひさびさなのでよくわかりません。ですが、味筋はボーヌの白と、たとえばクメウリバーのようなタイトな新世界シャルドネの間のような味わい。有名処のブルブランの下位互換(アペラシオンとしてではなく、値段的に)として、充分な美味しさ。酸もミネラルも、ブルゴーニュのそれで、果実味の厚みと軽いエグミは新世界的、といった趣でしょうか。変わらず好みだなあと思いました。
2020年02月14日
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パリーガ・ダ・キンタ ブランコ[2018]アリント40%、 ヴェルデーリョ35%、アンタン・ヴァス25%。素敵な1,000円ワインでした。商品説明では「トロピカル・フルーツのアロマがたっぷり」と書かれていましたが、香味控えめのソーヴィニョン・ブランくらいに感じました。酸とかすかな塩味、旨みの要素が控えめなので、料理に合わせやすいように思えます。牛ロース、豚バラ、鶏むねの3種をしゃぶしゃぶにしたのですが、ポルトガルなので、豚とも悪くなかったのですが、鶏むねとの相性が、ことに素晴らしかったです。塩の焼き鳥、白身系の鮨にも合いそうです。
2020年02月10日
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またひとつ、歳をとりました。誕生日当日に開けたグランシエクルは、軽いブショネでした。日頃のおこないが、こういうところに出てしまいますね^^ あるいは最近、ワインを軽んじる発言(キブンも)しているので、バッカスがお怒りになったのかもしれません。翌日は、レ・ヴァン・コンテの赤を。停電セラーからの1本ですが、健全&熟成はやや促進していたかもしれません。2017年は雹害で、ガメイに加え、ルーションから買ったシラー、グルナッシュをブレンド。当然ですが、例年の薄旨とは味筋が違い、やや重心が重く、果実の熟度と甘さを感じます。まあしあかし、この造り手らしく鈍重にはならず、美味しく飲めました。誕生日にあたっての買い物は、ワインも少々買いましたが、ラケットを購入。3本の予定でしたが、4本。。。そんなに買ってどうすんるんだ!と、自分を責める気持ちもあるのですが、予言?通り、ラバーからラケットにブームが移りつつあります。しかも、思わず1本追加してしまったのは、およそ自分では使いこなせないレベルのもの。ワイン界でいえば、ミュジニィみたいなラケットです。値段もひと昔前のミュジニィで、ラケット界においても高価なのですが、日本ブランドなのに海外販売のみの逆輸入もの、長らくウォッチしていたショップ在庫がついに残り1本になってしまったので、衝動買いしてしまいました。このラケットだけは、すぐにラバーを貼らず、睨み鯛にしておこうと思います。あとの3本は、すぐに実践投入予定です。ラケットにもニュイ、ボーヌ、シャブリ、マコンのような違いがあると想像してください。ワインに嵌った初期に、それぞれのシャルドネの違いを比較試飲したくなって買い揃えた。まさにそんな感じの今日この頃であります^^
2020年02月04日
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ブルゴーニュ・ルージュ・レ・ぺリエール[2017]/ドメーヌ・シモン・ビーズコレを読んで、スマホで検索、思わず買いそうになって、これ以上ワインに進んでもと、ちょっと自制。しばらくして売り切れ表示を見て少し安心。&高名ブロガーさんの影響の大きさを再認識しました。しかし、インポーター在庫があると見えて、ほどなく売り切れ表示が消えて、在庫復活。というか、いじいじとチェックしている自分に嫌気がさして^^、結局のところ買ってしまいました。貧乏性なので、まずはレジョナルから。村名と別なので、そこを差し引いての感想ですが……。私の現在地、味蕾の鈍化を改めて感じたのですが、飲んだ時点で私には歌が聞こえませんでした。ただ、サヴィニがベースの広域とは思えない味わいで、ボーヌというよりよほどニュイ的で、加えて綺麗なミネラル感が際立っている、そんな印象を受けました。半分残したものを翌日に飲んだところ、さらに品位が上がっているように感じました。ブラインドだったら、シャンボール村名と言ってしまいそうで、確かに昔の味筋とは違うようです。ただ、それ以上の要素を感じられないのが今の自分で、他の造り手との隔絶感までは捉えきれませんでした。なので村名を飲んでみねば、なのですが、いつものワイン仲間からリクエストを受けているので、少し先ですが、一緒に飲んでみることになりそうです。グロフレのオート・コートを買い足しました(加えて白も)。あちらのほうがこちらより、専門家が評点したらだいぶ下の点数が付きそうですが、自分が晩ごはんの時に開けたくなるのは、あの少しゆるい味わいなのかもしれません。実際、数日かけて飲みつないでみたのですが、飲むと何ともくつろいだ気分になる、そんな味わいが続きました。
2020年01月31日
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東京のデパ上フレンチに出稼ぎ?に来ている旧知のソムリエさんが、今月いっぱいで地元に戻るということで、ワインを2本持参して会いに行きました。もっぱらビオ邁進中の彼、グラスワインも蝋キャップのロワールのシュナン・ブラン。初めて見るエチケットでした。彼のために、クロ・デュ・テュエ・ブッフのカイエールを。2011年、ピノ100%です。そしてもう1本、ピエール・モレのアロースの1級。こちらは10年違いの2001年。カイエールは半分飲んで、残りは明日以降の変化を彼に検証してもらうことにしました。まずまずの還元香がしばらく続きましたが、後半、アセロラ、クランベリー系の果実味に旨みが乗ってきました。白屋の赤、アロースのほうは、コルトン系列らしいやや締まった果実味。これも最後のほうで、古酒らしい、もう1本とは違うタイプの旨みがグッと出てきました。少し野暮ったいいのですが、じんわり美味しかったです。
2020年01月29日
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月イチ恒例の会ですが、年明けは1月も終わりに近くになってしまいました。いつもの4人+強力な助っ人。いつものうち3人が近々誕生日を迎えるといこともあり、そのお祝いも兼ねての会ということになりました。恵比寿のiciで。コースの値段が少し上がりましたが、内容は上がり幅よりもさらに充実した感があり、いまどきにして真っ当な値上げ。泡1、白2、赤2。Yさんは、ギョーム・セロスを。最初に日本に入って来た頃には、父と比べて粗さを感じましたが、どんどん美味しくなっている気がします。Iさんは秒殺で造り手を当てましたが、個人的には父より酸化熟成香が控えめで、ブランデー感がある味わい。いい感じです。私はジラルダンのコルシャルのカンテサンスを。04です。コルシャルだとわかった方もいて、確かに酸の方向性は、このアペラシオンらしかったかもしれません。個人的には、もう少し腰高な味わいを期待していましたが、それとこの造り手の嗜好は違うのかもしれません。Sさんはアンリ・ボワイヨのムルソー・シャルム13を。私はその酸の強さと樽のニュアンスで、樽系のシャブリ・レクロかと思って、大外し。強い味わいですが、高級感あり。この後の赤が!助っ人のDさんからは、なんとルネ・アンジェルのグラン・エシェゾーの04が!飲み頃の頂点だったかもしれません。これぞブル赤、これぞVR、これぞGCな、複雑な赤系果実。ご本人は誕生日でもなんでもないのに、ありがたき幸せ。トリは、最近の言動から「何か」を持ってきそうな香りがプンプンしていた、翌日が誕生日のIさん。ルーミエのレザムルーズの95でした。最初は、高級ビオ系ブルの香り。そしてポテンシャルは感じるのに、まだ大人しい味わいでした。そして、かなり飲み進めていて、突然来ました。香ばしさの洪水の予感。そのルーミエ香は、この液体がなくなるちょっと前に始まりました。まだまだ先に化けそうでした。そしてやはりアムルーズは、ミュジニィと近しい味わいに感じました。ゴチになった感満載のワイン会。今後、持参するワインに悩みそうです。もはや手持ちが…。ごちそうさまでした。
2020年01月27日
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オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ[2017]/グロ・フレール・エ・スール 2016はスキップしたので、代替わり&エチケットが変更してから、初めて飲みました。世評を聞いて、敬遠していたので。 この銘柄は、デイリーとしてリピートしていて、ブルの後背地にして酸度が低く、いい意味でツルンとした、少し新世界的なニュアンスをトッピングしたようなわかりやすい味わいが、嫌いではありませんでした。培養酵母、濃縮ナンチャラも使ったメーク美人のような味わいは、他とは違っていたので。兄のオート・コートのほうが、モノポールのキュヴェも含めて酸が目立ち、このアペラシオンらしいのかもしれませんが……。 2016年から自然派ワインの仲間入りをしたと聞いて、時流なので仕方ないけど、あまり他のビオと変わらない味わいになっていると思ったわけなのです。 でも、やはり飲んでみなければわからないものですね。一口飲んで、「何だ、旨いじゃん!」とコロッとやられてしまいました。 味筋は、良い時のベルトー系。典型的なビオ香の要素は少なく、チャーミングな赤い果実中心。明らかに酸度は上がっていますが、その酸が綺麗に伸びて赤系果実に絡むので、バランスが取れています。この蔵らしい甘やかな要素も適度に残っていて、旨みではなく果実味で飲ませるタイプです。 VR村名だと、間違いなくもっと複雑で美味しいのでしょうが、デイリーにリピートするには、個人的には予算オーバー。こちらであれば許容範囲なので、リピートしそうです。むしろ、ワイン会なので他の方の感想を聞いてみたい1級以上が割安に感じました。 こうなると気になるのは、同銘柄の白。赤よりさらに新世界的(これもいい意味)で、どのヴィンテージでもパイナップルを感じるのですが、果たして今、どうなっているのでしょう。 ボトルのエッチングにも、当代のはりきりを感じます。
2020年01月24日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2015]/シャントレーヴ以前に飲んだ時は、このヴィンテージのブル白では、例外的にタイトで酸が立った(いい意味で)味わいに感じたのですが、現時点では重心が低い、ややぽってり、新世界的な味わいに思えました。造り手と銘柄を言って、ブラインドでヴィンテージだけを尋ねたら、まず外さないような気がします。造りが気象条件を超えることができなかった。そういうことでしょうか、今のところ。
2020年01月21日
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さして外飲みが多いわけでもないのですが、休み明け、家で開けたワインはコレで2本目です。経験値の少ない南西地方、ガイヤックの赤。2015年。ブロコール、シラー、メルロー。このワインもまたネグリ系です。ブロコールの特徴らしい、完熟した赤ピーマン様のニュアンスにガリーグと好ましいオリエンタルスパイス。15はこの地域でも良年なのか、タンニンもシルキーでいい感じ。赤身肉とよく合いました。その前に飲んだのは、ブルゴーニュ・ルージュの1997年。意外?にタンニンが強かったのですっが、そのおかげかまったくヘタってはなく、熟成香もまずまず。こちらも最初、軽いオリエンタルスパイスがあったのですが、この系統の香り、ブル赤で入るとあまり好ましく感じません。ローヌやラングドック系だとむしろ好ましく感じることもあるのですが……。しかしほどなく消えて、シンプルながら熟成ピノの味わいは楽しめました。最近、この本が文庫化されたことを知り、再読しているのですが、昔読んだときは思わなかったのですが、書かれている合わせるワインの話がいま面白いです。フランス限定ですが、かなりのバリエーション&デイリーなセレクトで、料理との相性をあれこれ考えたうえなので、同じ組み合わせを試してみたくなるのです。子牛のクリームシチューにブルグイユ、牛の腎臓のポルト酒風味にサンタ・ムールなど、なかなか自分にとってはハードルの高い料理ですが、合わせて食べてみたくなります。
2020年01月15日
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毎年恒例のワインじゃない人たちとの忘年会で、ワイン担当。例年通り、Y田さんのお店で購入。5本、平均単価3000円。リーズナブルなシャン。1年前にも飲みましたが、かなり旨いロゼ泡。ダイスの息子。酸が実に綺麗。この造り手も、このクラスだと細マッチョな味わい。レジョナルより熟度は上がっていましたが、ややオリエンタルスパイスを感じました。外れがない5本でした。一方、ワインな人たちとの忘年会。いつもの4人+2人。泡3、赤3。リスクを避けて、白はナシで。Iさんは、第2のお気に入りの造り手の泡。熟成感アリでした。香ばしい^^ 飲み頃ですね。最初大人しかったのですが、突然ググっと来ました! グランダネのほうが好きだと公言していましたが、いやRDは美味しいですね。今まで、いいボトルの当たっていなかっただけかも。Y田さんは、ビオにはまった年の締めくくりでコレ。ちなみに自然派には、少し飽きてしまったそうですが^^ でも、この先にルロワが見えそうな味わい?サンティエが好きだという人が複数いました。ブルシャン好きなメンバーだったので、好評!私は数年ぶりに岡じワインを持参してみました。06です。造りが変わったそうですが、この時期らしい味わいで、タンニンがまだしっかり。要素はたくさんありました。外飲みに続いて、大晦日&元日の家飲み。1年の最後には、ひさびさにフィリップのほうを。08です。これまたタンニンがしっかり。でも、今や少数派のこの方向性、特に1級以上であれば悪くない気がします。年明けはこの泡から。ガス圧が低いブラン・ド・ノワールは、泡、白ワイン、赤ワインの3要素が楽しめると、改めて感じました。赤は、96のジスクール。うっとりする黒トリュフ香。96も考えてみれば四半世紀。熟成ボルドーは、リーズナブルなものを探していこうと思います。2日から外房に。いつものイタリアンにいつもの泡。停電セラーから出しましたが、熟成が促進されたようで、香ばしさが増して、ワンランク美味しくなっていました。メイラード反応!停電のおかげで、いかに今まで、本来?ではない味のワインを飲んできたかがわかった気がします^^ でも本来と違っていても、美味しい場合もままあることもわかりました。アメリカの「積算温度」という考え方、ワインの熟成にも当てはまるのかもしれません。自然派のビアンカーラも、まずまず健全でした。ワインの自己修復能力も感じます。今年も少し控えめに、でもあれこれ、なるべくいろいろなワインを飲んでみようと思います。
2020年01月06日
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今年購入したワインは、132本。昨年に続き、かなり減りました。手持ちの中で消費したのは、今夜の予定分を含めてちょうど150本。在庫減となりました。50を過ぎた時に料理に関して「美味しぎないほうが美味しい」という、アンビバレントなキブンになったのに続き、55を過ぎた今、同じような心持ちをワインに感じるようになった気がします。偉大なワインが美味しいのはもちろんわかるのですが、昔「おおっ!」だったのが、今「へ~」な飲後感になってしまいました。感性の鈍化?昔なら、たとえばブルゴーニュなら、レジョナルを飲んで美味しかったら村名、1er、余裕があったらGCと買い進んでいたのが、レジョナルが旨いと感じても、まあ同じものをリピートするか、買い増すのを忘れたりするようになりました。村名との差額を見て「だったらラバーを買うか」になってしまうのです。まあ、ワインの値段にげんなりしているのも大きいのですが^^ときどき「自分は何をしている時が楽しいんだろう?」と自問自答することがあるのですが、数年前までワインを買ったり飲んだりするのは、間違いなくベスト3に入るお楽しみだったのですが、今月、何となく数え上げてみたら、8番目くらいになっていました。まあ100本以上のワインを買って飲んでいるので、平均よりはワインに熱心なのだとは思うのですが……。ちなみに卓球のラケットは、めでたく20本を越え、いま2本ほど購入予定があります。ラバーは、試したいものが山ほど、です^^ 昔のワインとそっくりな楽しさです。グラスならぬラケットの面白さに熱が入っている状況です。グラス以上に差は大きく、ラバーとの組み合わせでまったく別の表情を見せるので、上手くなることは二の次で、いろいろ試したくなってしまうのです。ワインと違うところがあるのとすれば、「ハイスペックなものは使いこなせない」という点。ワインで例えると、実力がないとグランクリュが飲めない、というか。スポーツなので技量が上がらないと、いいものは身の丈に合わないわけで、そこはそこで面白かったりします。ワインに関しては、今年のベスト3とかを考えてみたのですが、ついに思いつかなくなってしまいました。特に印象的だったのは、このシャーヴのネゴスのモン・クールでした。昔から飲んでいた銘柄でしたが、ネゴスでもシラーのエルミタージュ系のほうが好みだったのですが、今は明らかにグルナッシュが入ったコチラを美味しく感じます。現時点で、個人的な3,000円以内で買えるベストワインです。その勢いで、ラングドック・ルーションに進んでみたら、これも美味しく感じる今日この頃。嗜好の変化も感じます。とはいえキャンティもローヌもロワールも、もちろんボルドー、ブルゴーニュも好きなので、来年もあれこれ飲むと思います。残りの時間を考えると、ブルシャンだけを飲んでいるわけにはいかない。そんな潜在意識があるのかもしれません。新しいものを見付け続けないと、老化が早まる怖さもあるわけで。来年も下がりながらも100本以上のワインを買い、それくらいは消費するのだと思います。中国とのGDPの差が広がっていく日本のような態ですが、まだしばらくはワイン大国ならぬ、ワインな人でいるような気がします^^例年以上に、とりとめのない文章になってしまいました。みなさま、どうかよいお年をお迎えください。
2019年12月31日
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レジョナルの赤も白も、ヴィンテージ問わず、安定的に美味しい気がするのがバンジャマン。マイクロ系でもリーズナブルだし。赤は何より、香りが好ましい。熟した全房のニュアンスがあって、この彼方先がルロワ? 黒系がない、赤系果実の集合体の香味です。要素はフツーですが。ラシーヌが長年扱っているキャンティ・クラシコ。ラシーヌは、どうやらミネラルにこだわりがあるようで、このキャンティも好ましい鉄のニュアンスと、赤ですがある種の硬水のニュアンスがあります。食中酒として考えると、白は村名シャブリ、赤はキャンティ・クラシコさえ飲んでいれば、さして不満を感じないのですが、赤のバンジャマンのような香りは、どきどき嗅ぎたくなってしまいます。料理をあまり選ばず寄りそうなのは、圧倒的にキャンティだと思うのですが。だんだん料理を美味しく食べるための手段としてのワイン、というキブンになっているので、そうなるとイタリアという選択肢は増えてきそうな気がします
2019年12月23日
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シャブリ[2017]/ジルベール・ピク贔屓の造り手。並シャブリ、ジョフロワもジャン・コレも好きなのですが、個人的にはピクは品位がワンランク上の気がします。このワインも、VVも区画名も付かないベーシックで、17ゆえか、初日はややサラリとした印書でしたが、翌日にはミネラル感が増し、そこに香ばしいニュアンスが加わり、ピクらしさがより出てきました。この手のシャブリがいいのは、料理を選ばないところだと感じます。ワインの味を生かすタイプはもちろん、ワインの味をマスキングしてしまう濃い肉料理やチャイナ系でも、喧嘩をせずに対応してくれる味わいなので重宝します。
2019年12月18日
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知り合いがオープンした代官山の洋食屋さんで。ワインは日本産のみだったので、飲んだことがなかったこの2本の白を。余白は、熊本の樽なしシャルドネ。Taoは、山梨の樽ありシャルドネ。旧世界と新世界のようで、好対照で面白かったです。感じたのは、どちらも果実味がシャバくないこと。アップデートしていない間に、世評通り、日本のワインのレベルは上がっているのですね。
2019年12月16日
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ジュヴレ・シャンベルタン 1er Cru ラヴォー・サンジャック[1997]/ドメーヌ・ルネ・ルクレールルネといえば、コンブ・オ・モワンヌとグリオットですが、ややマイナーなラヴォーを持ち込んでみました。最初は、けっこうカビ!なニュアンスが強く、どうなるやらと思いましたが、エアレーションで少しづつ振り切ることができ、メインの後のチーズの頃にはいい感じの鉄っぽいニュアンスが出てきて、結果オーライでした。ラヴォーらしく酸が強いのですが、控えめながらも赤系果実の数は豊富で、美味しく飲めました。お店には12月になると出稼ぎに来る、ビオソムリエさんがいるので、彼のためにもう1本持参。まだショサールが存命の頃のパタポン。10年寝かせた2006年。レアものですねと、喜んでくれました。短い人工コルク。当初の瑞々しさは失われ、真正のコルクと違って呼吸をしていなかたせいか、ややくぐもった味わい。しかし酸はしっかり綺麗でした。当然飲みきれないので、残りの翌日以降の味の変化の検証は、彼に任せました^^返礼でコレをごちそうになりました。ラディコンのマグナム。つまり1Lです。彼は最近、ヴィナイオータの太田さんと交流があるようで、貴重なバックヴィンテージとかも飲ませてもらい、ビオの熟成能力の高さを実感しているとのことです。この1Lは2011だそう。独特の肯定的な揮発のニュアンス。ビアンカーラもいいですが、やはりラディコンの世界もいいですね。これもハード系や青かびのチーズによく合いました。
2019年12月13日
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シノン・ルージュ・ベル・マチュリテ[2016]/ベアトリス・エ・パスカル・ランベールこれも1リットル。数日にかけて、ダラダラと飲みました。シノンのデクラッセ銘柄のようです。開けたてはロワールビオの香味全開で、土やきのこがふんだんに香っていました。日を追うごとに、香りはおとなしくなり、カベルネらしいタンニンが顔を出し始めます。しかしながらこのタンニンが別趣の味わいを添えてくれ、違った美味しさが感じられました。それもこれも、ぶどうに完熟感があり、フランの青臭さがみじんもないからなのでしょう。誤解を恐れずに言えば、この味筋のはるか彼方の先に、クロ・ルジャールがいるのだと思います^^
2019年12月10日
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アルザス・シニャチュール[2016]/ルネ・ミューレピノ ブラン、シルヴァネール、リースリング、ピノ グリ。このキュヴェは、17からはアッサンブラージュという名称が付加されたようです。1リットルは何日かに分けて飲むことが多いのですが、これも飛び飛びで1週間くらいかけて3回に分けて飲みました。1週間後はややへたり、平板な味わいにはなってしまいました。初日はピノ・ブランやピノ・グリ系を感じ、最後のほうはシルヴァネールを強く感じました。3日目あたりがリースリングが主張していて、個人的にはいちばん美味しい香味に思えました。
2019年12月05日
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一泊二日で、福井市まで蟹を食べに行きました。定例の4人で。メンバーのIさんの故郷であり、またYさんがワインを卸している日本料理屋さんがあるということで、そこで蟹尽くしを。詳細な画像は、いずれコチラにコチラアップされると思います。伺ったのは、みや崎さん。ひたすら蟹でしたが、みなさんが言うように、蟹だけで飽きずに美味しかったのは初体験でした。例によって、行きの新幹線からワイン。泡は、Sさんから。ブラインド、わかりませんでした。私はシュヴィヨンの村名08を。2本目ですが、1本目は堅い印象でした。信頼できるブロガーさん情報で、08のシュヴィヨンは強めの抽出とのことだったので、前日抜栓。そのかいあって、赤系果実が開いていました。お店では、サヴァールのロゼ。サヴァールといえばIさん。Yさんからラモネのブードリオット12。私もそうですが、最近の傾向のタイトな造りに飽きてきたというYさん。確かにラモネ、いまのキブンで飲むと、極めて美味しいですね! 私はピュリニィと間違えましたが、確かにシャサーニュらしい鷹揚さもありました。さらにYさんからコレも。ラヤスのリーズナブルライン。ビオらしいグルナッシュ。柔らかくて、蟹にも合いました。福井の日本酒もいろいろ飲み、中には入手困難な銘柄もあったのですが、猫に小判、美味しかったことしかわかりませんでした。まあ昔はワインもそうだったわけですが^^福井では蟹以外にも、念願のソースカツ丼、これまた念願の焼き鳥の秋吉の本店(蟹の二次会だったので、半分ZZZでしたが…)、おろし蕎麦をはしごで2軒と、例によって食べ過ぎました。帰りの新幹線でも泡と赤を飲んだのですが、私はこれまた画像撮り忘れ……(アゲインのサヴァールとコサール)。このあたりもIさんのブログにアップされるハズです^^
2019年12月02日
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フォジェール [2014]/シャトー・リゴー・フォジェール一連のネグリ系の赤。フィトゥー、サン・シニアンときて、今回はフォジェール。樽熟成のシラーとステンレス熟成のグルナッシュ、ムールヴェードルを合わせたようです。サン・シニアンほどの洗練さはありませんが、フィトゥーよりはしっとりしていて、スパイスのニュアンスはいい感じです。要素は少なめですが……。シスト土壌だそうですが、シストは石灰やスレート系より好みです。ドライ過ぎず、ウェット過ぎず、ガリーグ風味も強すぎず。先日のサン・シニアンもシストがメイン、フィトゥーは石灰系だったようです。ラングドックはシストに焦点を当てて、飲んでいないものを探っていこうか、と思いました。
2019年11月28日
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ヴーヴ・デュ・ヴェルネ・ロゼ [NV]1,000円スパークリング。ボーヌで造っている泡だそうですが、使用品種はサンソー 、シラー 、グルナッシュ 、テンプラニーリョ。テンプラは輸入しているんでしょうか?同じ値段の普通のブリュットも飲みましたが、そちらはユニ・ブラン 、シャルドネ 、テレ・ブレ 、アイレン。で、個人的には明らかにロゼのほうが好みで、こちらならリピートありの味わい。品種の構成ゆえか、ブリュットはやや平板でハーバル。ロゼは、果皮のニュアンスがよきアクセントになっていて、違う方向性の味わいに感じられました。後で調べて、セパージュを知って納得。なんとなくいま自分が好みの品種で造られていたロゼでした。
2019年11月26日
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ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー[2019]/ ジョルジュ・デュブッフ「ヌーヴォーは、ワイン好きにとってのお賽銭のようなもの」と嘯いていましたが……。ちょっと前まで毎年予約でロワールも含めて半ダースほど買っていましたが、今年は当日の朝に知り、しかも夕方まで忘れていて、帰りにセブンイレブンに寄ったら並んでいて、思い出した次第です。ワインに対する信仰心が薄れてしまった証左でしょうか。で、ひさびさのデュブッフ。感想は、・これぞMC。でも美味しく飲める・2019、やはりいいヴィンージかも・ほんの少々割高だったけど、損した気にはならない味わいセブンアイ限定の「樽醸造」バージョンで、昔に回帰した贅沢なキュヴェなんだそうです。味わい的には、まったくわかりませんでしたが、マーケティング&差別化としては必要だったんでしょうね。来年は樽熟成、再来年は樽醸造&樽熟成、と予想します。
2019年11月25日
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ロアラブッシュにて。 Sさんが、2年間のNY勤務が終わって帰国。嬉しいので、7人で歓迎会を催しました。泡3、白1、赤3。 私は唯一の白の、ポルシュレのムルソー00を持参しましたが、落ちるのが早かった……。白は連敗続きです。 泡は、サヴァール、シャルル・エイドシック、セロス。 サヴァールは13。やや本調子ではなかったかも。 エイドシックは、ミネレールの04。いま95のほうが堅いそうです。安定した力強さ。 セロスは03で、これは力強さよりエレガントさを感じる03でした。 赤は、オレゴンのセリーヌ、パカレ、フーリエ。 セリーヌは05。ボルドーと思った人もいましたが、個人的には好きな濃い系ピノ。 パカレはシャルム11、フーリエはクロヴジョ11。 全房と除梗のわかりやすい対比ができました。個人的にはフーリエが好ましかったです。 パカレも旨いのですが、GCに梗の要素が加わる場合、暑いヴィンテージのほうがいいような気がします。複雑さととるか、雑味ととるか、人それぞれだと思うのですが。
2019年11月22日
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ブルゴーニュ・セレクション[2014]/ドメーヌ・ドニ・ベルトーこのヴィンテージだけでしょうか、広域が2種類あって、いちおうベーシックのほんの少し上の位置づけとの触れ込みでした。いいぶどうが獲れたとか書いてあったような……。まだ旧ドメーヌ名ですね。リリース直後、わりかしタンニンが気になった記憶がありますが、3年経って、ややこなれたとはいえ、この造り手の美点であるフラワリーな美点は、あまり感じれない印象は変わっていませんでした。タンニンのコントロールがあまり得意でないのか、軽いヴィンテージ、タニックになりにくいアペラシオンのほうが得意な造り手なのかもしれません。
2019年11月21日
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マコン・ミリー・ラマルティーヌ[2017] /ドメーヌ・カレット シャブリもマコンも好きです。どちらも料理に合わせやすい気がします。白い肉を焼きっぱなしで食べるならシャブリ、クリーム系で煮るならマコン。この畑は、ラフォンも造っていることで有名ですが、マコンの中では例えばシャントレがすっきり&ハーバル、ベルジュソン・ラ・ロッシュが石と熟したハーブのニュアンスだとしたら、この畑はハーブ系が控えめで果実の厚みがあるのが特徴、のような気がします。このワインも、ややオイリーさも感じる熟度がありました。要素はシンプルですが、ラフォンの半額以下のコスパなので、その価格からすれば文句は言えないレベルだと思いました。シャブリやマコンが、ブル愛好家に人気がないのは、酸味基調、果実味基調の一本調子なのに加えて、歩留まりがよく、開けてみてびっくりすることもがっかりすることも少ない、予定調和が多いからなのかもしれない、と思ったりしますが、歳をとるとそこがよかったりします^^
2019年11月15日
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シャブリ[2016]/ドメーヌ・アラン・ジョフロワベーシックなシャブリでは、ジョフロワ、ジャン・コレ、ピクが好みです。どれもステンレスタンク醸造&熟成。ジョフロワは、樽熟バージョンのありますが、コチラのほうが好みです。樽を使うのはシャブリの場合、それに負けない果実味の熟度と強さが必要な気がします。ベーシックな村名は、樽ナシのほうが美味しく感じることが多いような。ジョフロワのベーシック村名、毎ヴィンテージ、安定した味わい。ミネラルと酸のほどよさは、シャブリジェンヌのベーシックより好きな方が多そうな気がします。
2019年11月13日
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ドメーヌ・グティーヌ・サン・シニアン [2013] マイブームのラングドック。あれこれAOCを飲み比べています。これもネグリのネゴスもの。先日のフィトゥーより、このサン・シニアンのほうが小ぶりですが、よくまとまっている印象。洗練度はコチラが上に感じます。フィトゥーはカリニャン、グルナッシュ、シラーに対し、コチラはシラーとグルナッシュ・ノワール。カリニャンが入っていないからか、ガリーグ風味は控えめ。タンニンのなめらかさと甘さ、そして南のスパイス感。最近になって知ったことですが、フィトゥーは全般にやや粗野で、サン・シニアンのほうがチャーミングな味わいなのだそうです。まさにそういう感じの味わいの違いがありました。コチラは、リピートありだと思いました。ですがその前に、買ってあるフォジェールを飲んでみようと思っています。
2019年11月11日
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ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[2018]/ジャン・フィリップ・マルシャンドメーヌ系だとフレデリック・エモナンなんかもそうですが、新しいヴィンテージのリリースが妙に早い造り手がいます。ようやく2017が出ているいま、2018が売っていた!ので、つい好奇心で買ってみました。ちなみにエモナンでさえ、2017が店頭で見かける昨今です。ネゴシアンなので、キャッシュフローの関係もあって、早めの出す時期が決まっていて、熟成をサッサと切り上げるのでしょう。ワインが煮物、だとすればいわば「サッと煮」の範疇なのでしょうが、料理の場合、「素材を生かした」という言い方をしますが、ぶどう→ワインの場合、充分に素材から味を引き出すのは難しそうです。酸の強さとか青いニュアンスを想像していましたが、逆でした。酸は比較的低めで、いわゆるチャーミングな赤系果実、でした。温かい年で、全体に早めの収穫だったそうですが、それでもステンレスタンクでの短めの醸造なのでしょうが、それに対する方策として、多少の補糖をしているのような気もします。でも一般向け(私を含めて)には、この飲みやすさは悪くないような気がしました。2018は、きっと早めに飲むにはヴィンテージなのでしょうね。
2019年11月05日
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わざわざワイン会に持参するようなモノではない、デイリー系ビオワインたち。その中でも、何となく飲み損ねて10年以上経ってしまったものが1ダース以上あるのを、せっかく?なので、一度に飲み比べてみたいと思って、恐縮だとは思いつつ、逝ったものがあっても許してくれそうな7人に集まってもらい、珍しく自分主催のワイン会を開きました。ちょうどビオワインしか置いていないペリキュールが7席だったので、オーナーのKさんにも飲みながら料理してもらおうと貸切に。白4本、赤4本を持ち込み。泡はIさんが、持参してくれました。届いたばかりのルーシー・マルゴーの最新の泡。シャルドネだそうですが、ピュズラやコサールのペティアンと、非常に近しい味わい。ロワールのピュズラ系を2本。2013年のヴァン・ヌーヴォーとロモランタンの2005年。育っていました。アフターに焼けたゴムのニュアンスがあるとの指摘があり、ありがたいことにお招きした中に東急本店のワイン売り場のソムリエ、F巻さんがいるので訊ねたところ、「おそらく還元」とのこと。確かに、後で消えました。個人的には、熟成したビオ系ソーヴィニヨン・ブランらしい味わい。ロモランタンは、酸の強い長熟で知られていますが、05でもまだ熟成の入り口の印象。キリメンジャンの要素のなり、よい造り手のシャブリ1級のようで、シャルドネにも近しい味構成。酸が旨い!です。ビアンカーラのサッサイアを2本。2010がSo2添加、2011が無添加バージョン。ザンネンなことに11が、ブでした。なので比較検証不能。2010は、過度な酸化熟成はしていなくて、やや角が取れて丸くなっていましたが、ビアンカーラの本筋の味わい。ミネラルの芯は、しっかりしていました。寝かせたサッサイアは、これまでの何回か飲んだことがあるのですが、無添加バージョンのほうがむしろ熟成が進んでいない印象があったりします。おそらく、醸し系の仕込みの白は、添加がなくても抗酸化作用がしっかりあるように思えます。赤の08を2本。ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ(ピュズラ)トゥーレーヌのピノ・ノワールは、DRCの使用樽で仕込んだキュヴェ。香りは、いわゆる梅きのこ系。繊細系ビオピノの良さが出ていて、いい生産者の、熟成したブルゴーニュ・ルージュのよう。そう、あくまで構造は、そのレベルでしたが。もう1本は、コサールのブドー・デュ・スッド。グルナッシュ&シラーだと思います。さすがにブルとは違う味筋ですが、柔らかいスパイスのニュアンスと、ジャミー一歩手前の果実味のバランスがよく、ブルシャンを卒業して、ほぼビオしか飲んでいないという方から「これは旨い!」とのお言葉が。確かに、リリース直後にはない要素がいくつも出ていました。さらに06の赤を2本。フラール・ルージュは、ペリキュールのKさんも好きな銘柄。コサールよりははるかにタイトな構成で、これはまだ先が飲み頃の模様。ただ、ココのどこノーブルなニュアンスは感じられました。同じくグラムノンも閉じ気味で、妖艶な南ローヌ系ビオの香りを期待していたのですが、まだまだ若い味わい。このへんは、ひょっとして当日、ビオカレンダー的にはBADな日だったので、そのせいもあったかもしれません。とりあえず、参加した方には、まずまず楽しんでもらえたようです。デザートは、ハロウィン前夜の渋谷駅周辺。ほどよく例の騒ぎが始まり、初めて見た方には喜んでもらえました^^
2019年11月01日
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シャブリ 1er Cru レ・ヴァイヨン[2014]/ドメーヌ・ビヨー・シモン外房の60時間ほど停電したセラーからの検証、2本目。ちなみのその後も1回停電したようですが、1時間ほどだったらしいので、そちらの影響はほぼないかと。このヴァイヨンが素晴らしかった! もともとやや鷹揚な造りで知られる造り手ですが、それでも14の1級なので、本来はもう少し酸が立っていても不思議はないのですが、ギリギリ踏みとどまった完熟感のある果実味は充実していて、そこに実にほどよい酸化のニュアンスが、香ばしい要素を加えていて、ミネラルのニュアンスこそシャブリのそれですが、果実味のバランスは、ボーヌのそれに近いものがあります。明らかに停電で熟成は早まったのでしょうが、いま飲んで頂点の美味でした。おそらく長く置いておくと、劣化のスピードは早そうですが、いまの刹那の美味しさは、本来の力量以上だったかもしれません。やはりワインは不思議です。
2019年10月28日
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パンセ・ド・ラフルール[2007]/ポムロール珍しく家飲みでボルドーを。レフォールもそうですが、厳密にはセカンドとは言えず、別の区画で仕込まれているらしいですね。しかしながら、素敵な名前です。味わいにも、どこか思索的なとことがありました。オフヴィンのポムロールであり、またボルドー全般に言えることなのかもしれませんが、ブルゴーニュが果実味>質感を味わうものに比して、ボルドーは質感>果実味を愛でるものなのかもしれません。古酒も、ボルドーもブルゴーニュも近づくとはよく言われることですが、ブルゴーニュが果実味がどう昇華したのかを賞味するとしたら、ボルドーはその質感がどのようなテクスチュアに変貌していったかを味わうほうが楽しいのかもしれません。07のパンセ、当然まだ初期的な味わいでしたが、メルロー>フランのセパージュにしては抑制的で、ドライローズや軽い下草の香りに、ドライチェリーとカシスの赤&黒系果実が混ざり合った味わいで、酒質が飲み進めるにつれシルキーになっていくのが何とも心地よく感じました。やや閉じ気味でしたが、閉じていてもブルゴーニュより楽しめるのはやはり、質感を味わって美味しく感じられるからなのかもしれません。
2019年10月24日
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最近、2017年が出回り始めましたが、バシュレ・モノのブルゴーニュ・ブランの2016年、いま飲み頃のようです。少し前より要素が出てきたように思え、コート・ド・ボーヌ、ピュリニィ系の正統派のバランスを感じました。個人的にはシャブリ、マコンも好むのですが、シャブリが酸味基調で場合によっては酸っぱさが先行し、マコンが果実味基調で場合によっては甘みにダレるのに比して、ボーヌ系はバランスがいいものに当たると、その両者より評判がよいのがよくわかります。少し前に、赤が相当に美味しく感じた、ラングドックのネグリのドメーヌもの、白も飲んでみたのですが、最初こそ南アを思わせるバランスがあったのですが、30分もしないうちに平板な味わいになってしまいました。シャブリにしろ、マコンにしろ、ボーヌにしろ、奥にミネラル感があるように思うのですが、一部の例外を除いて他の土地ではそれが足りないので、シャルドネは厳しいのかもしれません。フランス南部は、アロマのある品種を飲んだほうがいいのでしょうね。
2019年10月23日
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台風、怖いですね。これからも度々ありそうです。ちなみに外房は、また停電した模様です……。お誘いを受けて、初めて味亨さんへ。雨が少しずつ強くなっていった金曜日でした。京味の系譜をしっかり感じるお料理でした。星野さんが直球系、くろぎさんが魔球系だとしたら、ココはほどよく変化球も混ぜるちょい技巧派でしょうか^^ 京味は年内で閉店だそうですが、いろいろなカタチで継承されていくのでしょうね。5人で5本。私は白で、酸化の心配のなさそうなバロ・ミロのシャルム2011を。いい意味でも悪い意味でも、いかにもという味わい。看板通りに美味しいけど、それ以上ではありませんでした。泡は、飲んだことがないもの2つ。サヴァールのレアなキュベと、ルクレール・ブリアン。どちらも味筋は違いますが、今どきの味わい。サヴァール、人気があるのがわかります。タイトなのに後を引く美味しさ。ノワールなのが、わかりませんでした。最近、泡のブラインドがよくわかりません。もう1本は、ジェスタンを感じますが、最近あれこれあり過ぎて、差があるのかないのか……。赤は、対照的なブルピノ。79のシャサーニュは、綺麗な熟成。ニュイほどタイトではなく、コート・ド・ボーヌらしい古酒でした。アルローのボンマルは、あれっ、何年でしたっけ? 若い若い。樽のニュアンスもまだまだこなれていませんが、強めのアペラシオンを感じます。GCらしく要素もふんだんで、熟成したらさぞかし!の味わいでした。
2019年10月15日
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ブルゴーニュ・ルージュ・レ・プリエール[2017]/ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ手練れのブログのインプレッションの通りの味わいでした。2013を彷彿とさせる味わいで、なるほど今現在、味わいはきれいに開いています。チャーミングな赤系果実、やや紫系をトッピング、さらにブランデーを数滴ふりかけたような味わい。構造がしっかりしているわけでも、余韻が長いわけでもないのですが、すごく好ましい味わい。バンドのボーカルが、ソロでアコースティックライブをしたような味わい、といった趣です。音数は少ないけど、そのバンドの基本のメロディラインの良さは、しっかり堪能できる。そんな悦びがあります。足りなさも含めて美味しい。ACブルゴーニュのあるべき姿かもしれません^^
2019年10月11日
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プイィ・フイッセ・アン・ビュランV.V.[2009]/ダニエル・エ・マルティン・バロー引き続き、09のアン・ビュラン。適正な熟成具合か、バローをよく飲んでいる人も一緒の場所に持ち込んでみたのですが、軽度のブ、でした……。その方は、オリヴィエ・メルランとラフォンのコラボのコレを持ってきてくれたのですが、バローとは違う、透明感のある味わい。まだまだ初期的でしたが、ポテンシャルがかなりありそう……。また別の方が持参してくれたルロワの白キャップの赤、サン・トーバンの93が、とてもよき熟成具合で素晴らしかったです。アペラシオンを超越していました^^
2019年10月09日
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マコン・ヴェルジュソン・ラ・ロッシュ[2012]05のアン・ビュランの酸化が進んでいたこともあり、バローの熟成の進み具合が気になってきて、コレを抜栓。最初はむしろやや還元?状態で、タイトな印象でしたが、10分ほどでほどけ、らしいハーバル&ミネラルがしっかりと現れ、マコネらしい、バローらしい美味しさに。翌々日に残した半分を飲みましたが、その残りに関して言えば、飲み進めている間の味の変化がやや早く、空気を取り込むとややダレた味わいになっていきました。そうは言っても、やはりマコネ特有のミネラル感を持つバローは好みの味筋です。ワインのポテンシャルは、やはりボーヌほどはない印象。このあたりの数年熟成の白は、どんどん開けていこうと思っています。
2019年10月08日
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ドメーヌ・ギャラマン・フィトゥ [2013] /ネグリカリニャン、グルナッシュ、シラー。ステンレス発酵、ステンレス醸造。タンニンの抽出を抑えた印象。ガリーグ風味もほどほど。先日のドメーヌものに比べると、やや幼稚な印象でしたが、半分残して3日ほどして飲んでみたところ、わかりやすく開いて、何より赤系果実にスパイス&ハーブのニュアンスが好印象でした。なぜだか南仏を美味しく感じる時期が続いています。
2019年10月02日
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