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ダヴィド・クートラ・キュヴェ・プレスティージュ[NV]昨日でアラカン(四捨五入)に。飲んだのは、ダヴィド・クートラ。手持ちの泡で、唯一飲んだことがない造り手だったので。Ch59、PN26、M15だそうです。ノンマロだそうですが、確かに酸の方向性は、たとえばランソンなんかと似ています。ある種の鋭さを感じますが、ドサージュはほどほど、しかも熟成期間が6年とあって、酒質は柔らかく、いい感じ。樽熟成のようですが、新樽は使っていないので、さほどそのニュアンスは感じません。つい馴染みのモノに行きがちな年齢になってしまいましたが、なるべく億劫がらずに、新しいモノ、コトに触れていきたいと思っております。
2018年02月02日
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モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・トラルチェット[2014] /ザッカニーニ昨日、川崎大師に行っておみくじを引いたら、凶が……。気を取り直して、ぶどうの小枝がチャーミングなザッカニーニ。味わいもチャーミングです。モンテプルチアーノ、個人的にはフランス品種で言えばメルロー的な位置づけです。もちろんイタリアにも、おいしいメルローがいろいろありますが、一般的にタンニンが丸く、柔らかい味わいで、ペトリュスのごとく、偉大なワインも造れる品種のイメージ。ヴァレンティーニなんかはまさに!ですが、テーブルワインでも外さない安心感があります。ザッカニーニは、濃密すぎないカシス、Bベリーの、開けたてから愛想のよい味わい。いわゆるトマトソース、酸味がしっかりしたトマトにガーリック、オリーブオイルが乳化したあの味わいには、こんなモンテプルチアーノがいちばん合う気がします。
2018年01月31日
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ひさびさにエクアトゥールで、ワイン会。Iさんと私の誕生日が近いということで、お祝いを兼ねてということで、呼んでいただきました。ワインはすべて預けて、料理に合わせてペアリングしていただいたのですが、その順番も素晴らしかったです。最初は、セドリック・ブシャールのロゼ。初でした。なかなか見かけませんが、パリで入手したとのこと。セニエだそうですが、色調は濃いめ。ガス圧もしっかりある感じの、果実味しっかりのロゼ泡。次に白。ヴァンサン・ジラルダンのピュセル2010。オープンになってなるほど!と思ったのですが、この畑にして濃いめ&重心低めで、ヘーゼルナッツ香がするたっぷりな味わい。少し前にコンベット07を飲みましたが、味筋は一緒。ここで泡に戻って、セロスのル・キャレル。本人のサインボトルで、2012年デコルジュ。セロス好きのIさんご名答。リューディーは、なじむと美味しくなりますね。酸化熟成を押しのけて迫る果実味のエネルギー。別格感のある、ブラン・ド・ブラン。次は白。私は酒量を顧みず2本持参したのですが、その1本目。ネゴスのムルソー村名1974年。ネットでの惹句にあるように、オフヴィンとは思えない熟成の姿でした。体躯は小さめ、さほど複雑でなありませんが、ミネラルと酸がしみじみ美味しい古酒。次は赤で、私が持参した2本目。ルモワスネのポマール村名1969年。Iさんのバースデーヴィンテージで、唯一持っていた69だったので。良年らしさが出ている熟成感でした。お店で抜いてもらったので、コルクは見ていませんが、おそらく捕酒はしているのでしょう。粘土質らしいピノの味わい。次はIさん持参の、フーリエのクロ・サン・ジャック2007年。ビオの側面が表に出たルロワかと思いました。フーリエがブレークした07。とにかく香ばしさの質量が素晴らしく、その大きさはセロスと共に、その日いちばん。鉄っぽい赤系果実もザ・ジュヴレという感じで、まさに飲み頃の1本。最後の1本は、ニューマンのラトリシエール1999年。持参した人の好みから推測して、「ニューマンのマジ」といったら、畑違いでした^^ラトリシエールを持っていることを知りませんでしたが、今は売却したようです。フーリエのような外に向うエネルギーとは対照的な、内向きなエレルギーの充実を感じるタイプでした。非常にきれいな造りで、99年ですが過熟感もなく、酸の美味しさが際立っていました。熟成香はありながら、味わいは若々しかったので、まだまだ発展しそうでした。当然酒量は、許容量オーバー。昼間の卓球で体力を消耗していたこともあり、お祝いのデザートプレートが出る頃には、不覚にも爆睡しておりました。まあワイン会も終わりの頃はいつも、不覚だらけなのですが^^
2018年01月29日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2015]/シャントレーヴちょっと前までは、ネットでの商品検索はワイン、ワイン、ワインだったのですが、最近になってすっかり別のモノを見ることが多くなってしまいました。つい最近、日本選手権があって、10代が優勝したスポーツ。私は中学と高校、中途半端に2年ずつくらい、そのスポーツの部活に参加していました。中途半端というのは、あまり熱心でもなく、上手でもなく、全うしないままに止めてしまったのですが。ちなみに高校ではするつもりはなかったのですが、小学校から大学まである私立に高校から入学したら、入学式の次の日から水疱瘡になってしまい……。1週間以上休んだら、主だったクラブは募集が終わっていて(中学からの継続組も多く)、不人気だったそのクラブは人が集まらず、募集していたので、仕方なく入ったのでした。当時、ボーリングと共に、妙に上手いと何だか恥ずかしかったスポーツ。卓球です。ひょんなことから半年前から、月に数回しております。いま1時間単位でいろいろなプログラムが楽しめる、画期的な卓球教室があって、すごい人気になっているのです。昔の「暗い」スポーツのイメージはまったくなく、何より若いコーチ陣が男子はイケメン、女子はカワイイとあって、昔とは隔世の感があります。翌月の予約開始の日は、専用のアプリにアクセスしてみると、しばらく繋がらない、そんな状況ですらあります。個人的に何が楽しいかと言うと、道具の進化。ラケットもラバーも、考えられないくらい進化し、バリエーションも豊富に。プレーしていて、楽に球が入るので楽しいのです。なので上手になることは二の次で、ネットでラバーをあれこれ調べて、買っては試してみてます。ラバーの値段は、レジョナル~いい村名クラスといった感じなので^^そんなわけで、ラケットも3本ほど買い足してしまいました……。問題はあれこれいろんな道具を使うと、スキルはあまり向上しないということ、です。しかしながら、ワインを飲み比べるのと近しい楽しさがあります。ラバーによって、球質がまったく違うので。とかつてのワインへの探求心が、ラバーやラケットに行っているきょうこの頃、ようやく昨夜のワインです。どうにも過熟に思える2015年のブル白、この造り手はやはり一味違いました。まず感じるのが、酸とミネラル、果実味はきちんと抑制されています。早摘みなのか、通常は日照が悪い畑のぶどうなのかはわかりませんが、アフターには軽いエグミ。しかし悪いものではなく、いいアクセント。このヴィンテージの白としては、一線を画しています。例年は、その色気のないタイトな造りに食指が動かない造り手なのですが、これはクラスなりですが、とても好感の持てる味わいでした。
2018年01月24日
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アルザス・リースリング[2016]/アルベール・マンブルゴーニュ・メゾン・デュー・ピノ・ノワールV.V.[2015]/ドメーヌ・ロッシュ・ド・ベレーヌ月、火で白を半分ずつ、水、木で赤を半分ずつ。飲み比べ用にそれぞれの造り手の別のキュヴェも買ってあって、同時か連続して飲むつもりでしたが、気が変わって。アルベール・マン、若い並リースリングなので、やや起伏に欠けた印象。先日のゲオルグ・ブロイヤーのほうが、ラインガウらしい強い酸に残糖が上手に拮抗していて、若飲みでも美味しく感じました。アルザスのリースリングのほうが、1~2年瓶熟したほうが美味しいのでは? まあきっと、土壌にもよりそうですが……。昔わからなったソーヴィニヨン・ブランやリースリングの良さが、近年になって少しわかり始めてきた気がします。ゲビュルツとヴィオニエはまだ、ですが……。ベレーヌのほうは、2015年の赤らしい表面コーティングが剥がれて、ピュアな美味しさが顔を出し始めた印象。白はどうだかわかりませんが、赤は強めの果実味と他の要素がかみ合ってくるのでしょうね。初日は、この造り手で時折出くわすオリエンタルスパイス系の還元香がかすかにあったのですが、2日目はほとんど気にならなくなり、やや煮詰めた赤系果実のニュアンスを素直に楽しめました。ニコラ・ポテルの時代からあるこのキュヴェ、樹齢の高さと元は村名ポマールというのが売りですが、酒質の大きさはレジョナル並み。昔、仕事で通っていた事務所のそばに、ワイン愛好家には状態のよさに疑問符?、ということで評判が芳しくなかったYという直輸入のワイン屋さんがあって、当時、ニコラ・ポテルがずらっと並んでいました。ジェラールの古酒の好印象があったので、ちょいちょい買っていたのですが、2000年、2001年あたりのヴィンテージだったので、たぶん15年ほど前でしょうか。このキュヴェ、やや酸高で浅い味わいのイメージがあったのですが、他のキュヴェ、たとえば村名ヴォルネイとか、ややマイナーな一級、ミタンとかピュテュールとかを飲んでみると、このベーシックなキュヴェとの差が少なく、値段の割にお得だなと、見直した記憶があります。薄く感じたのは、おそらくボルドーから移行して間もない頃だったからかもしれません^^まあたぶん、その頃よりも造りは上手になっていることもあるからか、この2015年は、さらにメリハリのある味わいに思えました。それより何より、これくらいの分量を飲んでいるのは、個人的にはとてもいい塩梅です。
2018年01月19日
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男子会の新年会。NYのSさんは年末年始、帰国しなかったので、スマホで情報共有しながら。新年一発目は、昨年に引き続き、Iさん所蔵のオーストラリアワインをお任せで。今年はゲストを招かず3人だけなので、白、赤、赤の3本を持参していただきました。各ワインの正式名称とヴィンテージは、このブログを見ていただければ。赤は、ルーシー・マルゴーつながり?で知ったという、いかにもあちらのビオ系のエチケット。シュナン、と思いましたが、なんとヴィオニエ。しかし品種を言われても、ローヌではななくロワール的な自然派の味わい。香りと果実味はおとなしめですが、好ましい酸と旨みがいい感じ。その日の四川料理には、とてもよく会いました。赤は、ルーシー・マルゴーの新しいヴィンテージと、ヌーンのバックヴィンテージ。ブラインドでピノ、シラーズと品種はわかったものの、造り手とヴィンテージは……。薄と濃、酸味と果味味、旨みとタンニン、好対照な美味しさでした。ルーシーの酸と旨みは確かに、ブル好きも唸らせるものがあります。一方のヌーンは、2000年でしたが、本当の飲み頃はだいぶ先だろうと思わせながらも、すでにタンニンが綺麗に重合していて、濃密な果実味を支える酸も上々で、どちらも不思議に、辛い中華に合ってくれました。いつもはついつい、同一品種のごく狭い地域の飲み比べになってしまうのですが、こんな対照的なワインを並べて飲むほうが、おおらかに楽しめる気がします。とはいっても来月はきっと、そんな小さな飲み比べになる気がしますが^^2軒目は、1軒目で足りなかった泡補給に。ブラン・ダルジル、半睡していた私が選んだようです。しかしながら、たぶん半分の時間を寝て過ごした私ですら美味しい!と感じるブラン・ド・ブラン。酸はやや太めで、いい意味で味わいに、ザラッとしたテクスチュアがあります。テロワールというより造りですね。ソルベの中では、やはりいちばん好きな銘柄です。
2018年01月16日
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キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ[2013]/ファットリア・ポッジョピアーノキャンティ好きと自称しながら、グラン・セレツィオーネという最上級カテゴリー?を飲むのは、これが初です。スーパータスカンに対しての、キャンティの対抗措置的に感じられる、新しい格付け。国際的な受けを狙ったビッグワインの方向性かな?と思っておりました。ノーマルのキャンティ・クラシコは、長年リピートしているポッジョピアーノのこの銘柄、14.5%の表記に、重めのワインを想像していましたが、意外や意外、非常にシルキー&エレガントな味わいで、スルスルと飲めてしまいました。ノーマルより、熟成の長さと、おそらくぶどうの熟度の高さの故か、シームレスな味わい。独特の金属感も上手に収めれていて、サンジョヴェーゼらしい赤&黒果実のバランスも上々。ただし、香りは集約的で、ピノ的な拡散&複雑性はなく、すみれ&プラム系に、軽いスパイスといった趣。ただし、少し残した2日目は、多少なりとも香りが開いてきたので、熟成で要素は増すかもしれません。タンニンのゴツゴツがなく、焼いた赤身の牛肉とよく合いました。もっとサシが多ければ、ボルドー的なタンニンが欲しいところですが、赤身の場合は、この手の味わいのほうが好相性だと思いました^^グラン・セレツィオーネ、キュアンティ・クラシコの最上位銘柄と言っても、普通の生産者のACブルなみのお値段。リピートしていきたいカテゴリーです。
2018年01月12日
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ソヴァージュ・リースリング Q.b.A. トロッケン[2015]/ゲオルク・ブロイヤー代替わりしてから初飲み。ベーシックなキュヴェですが、野性的?という名前ではありますが、洗練された味わい。酸とミネラルの強さを、トロッケンといえどドイツらしい残糖感が上手に丸めてくれています。若くて石油までは感じませんが、ほどよきセルロイド香?も心地よく、いい塩梅。いま何故かリースリングは、総じて美味しく感じます^^
2018年01月10日
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ボーヌ・デュ・シャトー[2014]/ドメーヌ・ブシャールP&F冷静に考えてみると、この銘柄は1級というより、1.5級なのかもしれません。アーシー&チャーミング系の赤系果実。やや熟度が足りない印象で、いいぶどうはまず、それぞれの1級に振り分けらるのでしょうから、2番果で仕込まれているような気がします。大規模ドメーヌ兼ネゴシアン的な銘柄。これより、ネゴス部門のマイナーアペラシオンでも、もっと美味しかったものがあった気がします。口直しにロゼ泡を開けました。プティという知らないレコルタン。GCアンボネイのみで仕込まれているようです。良くも悪くも、アンボネイの重心の重さを感じる味わいで、ロゼシャンにしては華やかに欠ける印象。今年の家飲み、迷走中です^^
2018年01月09日
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大晦日から昨日まで飲んだワイン。 クリスチャン・エチエンヌのエクストラ・ブリュットの2010年。ドサージュ少ないのはいい感じですが、やや膨らみに欠ける。 ムーラン・オ・モワンヌのオーセイ村名の2002年。良年の熟成を感じますが、シンプルで、先日のアンポーの1級95年と比べると、やや格下感。 オーストラリアのフェトリナーも飲みました。1リットル瓶。ごくシンプルな味わい。 アタマでこういうワインを飲んで行こうと思ったワインを、実際飲んだら不味くはないけど、あまり楽しくない^_^ 一昨日から南房総に行って、客人があったので、イタリアンに持ち込み。 ベタな銘柄。06ですが、美味しく飲めました。鉄板のドンペリ味。 ゲストがワイン好きで、この2本を持参してくれました。 キスラーの白。自社畑の2010年。 特に後半、温度が上がってからが美味しかったです。ナッツはナッツでも、カリシャルならではのヘーゼル系の香ばしさ。もう少し熟成させて飲んでみたい。 ルーチェの2007年。サンジョヴェーゼ&メルロー。こなれてシームレスな酒質になっていました。熟れたプラム、香りに妖艶さが入り始めていました。オリーブオイルにはやはり、フランスワインよりも合いますね。 当たり前ですが、とても楽しめた泡、白、赤。対して家で飲むデイリーは、更なる研究?の必要性を感じた新年早々でありました。 申し遅れましたが、2018年が皆様にとって、極々良き一年になりますように!
2018年01月05日
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今年、購入したワインは199本。手持ちのワインの消費数は、今晩予定のものを含めて177本。昨年は219本購入、200本消費だったので、だいぶ下がりました。特に、購入は何としても、毎年の200本超えにストップをかけたかったので、特に今月後半は、かなり思いとどまるケースがありました^^今年、いちばん変わったことと言えば、おそらくこの20年以上(22年間)、自分をワインに駆り立てていた何かが、自分の中から去っていく予感がしたことでしょうか……。憑依していたのはおそらくバッカスの神、などではなく、その子分の子分くらいでだと思いますが^^その原因は、いくつか考えれますが、まずはワインの高騰でしょうか。 やはり昔の値段を知っている方々も同じ気持ちだと思いますが、これほど物価上昇に貢献している商品は、なかなかレアだと思います。先日の某レストランのように、15年くらい前にタイムスリップしたような値段だったら、まだまだ好戦的な気持ちが残っていたとは思います。しかしそれ以上に、いつのまにかワインを購入する時に、「より美味しいモノを選ぼうと思っていない自分に気が付いた」ということが、大きかったかもしれません。まずまず美味しければいい、と思うようになってしまいました。数年前、食べ物に対して感じたことが、ワインにも起こってしまったようです。そんな感情が、ワインの消費本数の減につながったのだと思います。ただし矛盾するのですが、「ワインを買う」という行為は、まだまだ意欲があるのが不思議です。「まずまず美味しい」という基準において、あれこれ飲んでみたいワインがまだまだあるのです。ちなみに、いちばん今年いちばん印象に残ったワインは、コレ。ベルナール・マルタン・ノブレのヴォーヌ・ロマネ村名の2001年でした。熟成した村名VRとして、申し分のない味わい(ではないボトルもありましたが)。絶対値として、もっと美味しいモノも飲んだのですが、これくらいの複雑さ、これくらいの旨さが、自分の閾値に収まってくれる気がしたのです。そういえばブルゴーニュに嵌ったきっかけも、15年前に飲んだVR村名1971年(BBRラベル)でした。この先はおそらく、ブル赤であれば、ネゴシアンだったり、畑仕事に決して熱心ではない当主の蔵の穏当な値段のラインだったり、地味なアペラシオンが本拠地の生産者のものを飲んでみようかと思っています。ブル以外は相変わらず、軽めでシンプルなビオロワールとか、肉を食べる時のキャンティとか。白と泡に関しては、今までは少し鷹揚な味わいが好みだったのですが、少しタイトなものが飲みたくなっています。きっとブル白の2015年のせいで、「羹に懲りて」的なキブンになっているからかもしれません。酸とミネラルが欲しい時は、シャブリやアルザスリースリング、泡だったらNMのナチュールやエクストラ・ブリュット。品切れ、品薄の心配がないワイン。その志向は前からありましたが、固まりつつあるようです。そんなキブンだからか、12月になんとなく買ったのは、たとえば赤は、白は、ただまあ、外でワインつながりの友人と飲む場合は、別ですね。より美味しいモノを一緒に飲みたいもんだというキモチは、変わらない気がしています。しかし、自分をワインに駆り立てていた何かが消えつつある、と思っているのに、ワインについてまだまだこれだけ考えてしまうのは、まだまだバッカスの子分の子分の中の、一部の残存勢力はしっかり活動している模様です。さて来年、彼らはどうなっていくのでしょうか?みなさま、よいお年をお迎えください。
2017年12月31日
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男子会の忘年会。NYのSさんの代わりのゲストのOさんが発見した、今どきでは信じられない値段設定のワインリストがあるフレンチで。 リリース時に入手して、真っ当な儲けを乗せるとこうなるので、逆に大手のシャンパーニュのノンヴィンなんかが高い^_^ なので泡をパスして白、赤、赤。 目ぼしいものは、かなり飲み干されてもいましたが、コシュ・デュリの村名の1996年、ドニ・モルテのアン・モトロの2000年、そしてルソーのクロ・ド・ペーズ1995年。 コシュもルソーもずっと寝ていたので、状態はよさそうで、それぞれのらしさはあったものの、期待値ほどのパフォーマンスを見せてくれませんでした。コシュの香ばしさはあるものの、爆発まではせず、ルソーも特有の柔らかなルソー香はあるものの、この年、このアペラシオンに期待する深みや複雑性までは感じられませんでした。 そういう意味では、モルテは村名を超える味わい。コアのある赤系果実、鉄っぽさやミネラル感、余韻も上々。皆もおそらく同じ気持ちだったようで、「モルテ旨いなあ」との呟きが、隣の席から聞こえてきました^_^
2017年12月30日
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2年連続で、とある忘年会でワイン選びを。昨年は自然派が好きという人がいたので、ビオ系でまとめたのですが、評判はまちまち。なので、今年は正統派で。アルコールOKな人が6人。ワインじゃないひとびとにとっては、1本3,000円くらいがいいのでしょうが、なかなか難しいご時世なので、4,000円平均で6本。泡2、白2、赤2。ワイン友達のYさんのお店で調達。泡は、よくできたクレマンよりリーズナブルなシャンパーニュのほうがよかろうと、この2種を。ピエール・ジモネのスタンダードは、ブラン・ド・ブランで万人向け、ジョゼ・ミシェルは、スタンダードは好きではないのですが、ロゼはコスパ抜群。〆シャンにしたら、ほどほどのドサージュもあって、いい感じ。白と赤は、熟成のアドヴァンテージを期待。白は、わかりやすくリースリング&シャルドネで。トリンバックのリースリングは、このレゼルブから上が美味しいと思います。Yさんのお店には2012年がありました。現行の2014年より2年の瓶熟が効を奏して、香ばしいペトロールか香が!マコンのクロ・ド・ラ・クロシェット2009年。ゼリティエも、ラフォンらしく酸化熟成が進んでいましたが、PMOではなく、シェリーっぽさがありながら、マコンらしい果実味が底味に残っていました。評判は上々。赤はブルゴーニュ&ボルドー。ポティネ・アンポーのオーセイ1級1995年。いちおう村のトップクリマと言われるデュレスで、良年の熟成の恩恵をしっかり受けた味わい。甘やかな赤系果実。上々の熟成ブル。ボルドーは、フロンサックのオー・カルルの1996年。ブル赤と対照的な、黒系果実のよき熟成。薫製肉と西洋杉。マイナーアペラシオンですが、ボルドーらしい味わい。これまたよき熟成。赤の2本、4,000円台でこの熟成が味わえるなら文句なし。6本とも好評で、特に赤は美味しいの声が多く上がりました。熟成の妙、ですね。
2017年12月29日
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ボンヌ・マール[2008]/ルー・デュモン今はこの畑からぶどうが買えなくなったそうで、造っていない銘柄だそうです。最近、08が美味しいので、GCですが、この造り手なら近づきやすくなっているだろうと思って抜栓。コルク、まったく染みていませんでした。ネットで調べたのですが、その情報を見つけられなかったのですが、たぶんテール・ブランシュ土壌なのだろうと思います。白いミネラル感と鉄っぽいニュアンス。樽が少しずつなじみ始めた感じでした。堅めの赤系果実の要素はかなり多く、グラン・クリュなりのレイヤーがありました。さすがにまだ飲み頃とは言えませんが、後半エッジが丸くなり、ミルキーな要素が出てきて、熟成が進んだチーズとよく合いました。このヴィンテージ、ほかの造り手のボンマルだったらガチガチでしょうが、ある意味そこそこのぶどうであるからかもですが、かなり美味しく飲めました。自分の今のキブンには、よく合っていた味わいでした^^
2017年12月28日
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ブルグイユ ジュール・ド・ソワフ[2015]/ピエール・ゴーティエごく軽い赤が飲みたくなって。カベルネ・フランです。そんな時は、まずロワールの自然派を選ぶのですが、レ・ヴァン・コンテも、ピュズラも、ボノームも手元になく、コレを抜栓。「喉の乾いた日」という名前からも、ゴクゴク系なのが察せられます。この造り手は、持っている20のリューディのぶどうを全部合わせたキュヴェを飲んだことがありましたが、世評通りフランの青臭さは皆無で、好印象でした。こちらのワインも、青ピーマン系は香りにも味わいにも感じられません。赤系果実を感じるビオ香。旨みと柔らかいテクスチュアで、ほぼイメージ通りと思ったのですが、30分ほどすると、けっこう黒系も顔を出してきて、カベルネ感が高まってきました。それにつれて、酒質もしっかり目に。とはいってもライトボディなのですが、上に挙げた造り手の赤は、度数が10.5とか11%だったりするのですが、コチラは13%。まあカベフラですが、しっかり熟度を上げておこないと、青いニュアンスが出てしまうのかもしれませんね。
2017年12月26日
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週末、外房のイタリアンで。泡を1本、持ち込み。マイィ グラン・クリュ・キュヴェ・ラントンポレルの2009年。共同組合もの。マイィにしては、シャルドネが40%と多めです。アプリコット&はちみつ系の香ばしい香り。ボリュームが大きめのシャンパーニュでした。 それより印象的だったのは、お店の赤。ひさびさのヴィエ・ディ・ロマンスのマウルス2013年。実になめらかなイタリアン・メルロー。ほどよき黒系果実は、よき右岸と対抗できる味わいだと思います。シャルドネもいいですが、このメルローもレベルが高いと再認識。東京に戻った昨日は、ちょっと気持ちが落ち着かなく、とりあえずまた泡を。アヤラのスタンダード。マイィもそうでしたが、最近はもう少しタイトな味わいが好みになったような。このアヤラなんかが、NMの中では個人的には中庸に感じていたのですが、ナチュールなんかのほうが今はいいかも。さて、気持ちが落ち着かったのは、実は「財布がない!」という事態なのでした。外房から家までに買い物に寄った時にはあったのですが。。。今年2度目の、あたふたとした事態。。。車の中?と思ったのですが、ないのです。しかし、ありました!もしや?と思って、食事を中断して、再度車をくまなく探したら、サイドブレーキのすぐ横に、挟まるようにしてありました!その後、急にアヤラが美味しい感じるようになったのは、言うまでもありません。
2017年12月25日
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土曜日は、贔屓のシュリスペイロフ♪の東京でのワンマンライブ。初のソルド・アウトと言っていましたが、キャパからして100人強。武道館はともかく、NHKホールなら埋まるくらいのバンドだと、私とライブ仲間は思っているのですが……。終演後、数年ぶりに下馬の鉄板焼き屋に行ったら、シャンパーニュは一択。贔屓のリシャール・シュルランのカルト・ドールNV。このスタンダード・キュヴェ、新エチケットになってから初めて飲みましたが、もともと美味しかったのですが、いい意味でシャープになっていたような。ドサージュが減ったのでしょうか?というのも、つい3日前、家でシュルランのH(アッシュ)を飲んでいたので。ほんの少し上級キュヴェのHは、シャルドネとピノ・ノワールが半々。家でけっこう寝ていたので、香ばしさが増していい感じだったのですが、新しいカルト・ドールのほうが、酒質が締まっていた気がしました。こちらのほうが、ピノ・ノワール70、シャルドネ30で黒ぶどう多めなのですが……。泡の後、ひさびさのカンピ・ヌオーヴィを飲みました。アンズ煮系の果実味。サシがほどほど入った牛肉によく合いました。インポーターは、コノスルで知られるスマイル。リーズナブル系は、ほんといいモノをセレクトしますよね。
2017年12月18日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2014]/ドメーヌ・ミッシェル・ニーロンあまり見かけない、ニーロンの広域。PMO問題もあって、人気に陰りが出ている感があるニーロン。私もムゴイボトルに遭遇した経験が複数回あります。ラモネとは、たいぶ評価に差が生まれているようです。しかし熟成させずにサッサと飲むぶんには、問題がない、というよりむしろかなり美味しい気もしますが……。このブルゴーニュ・ブランですが、有名どころのこのクラスとしては、まずまず。ちょっとした瑕疵も感じるのですが、ゴツゴツしているというよりはむしろ、シャサーニュっぽく、ミネラルも果実味も柔らかいので、レストランで飲むより、家でフツーの料理に合わせると、美点が引き立つ気がします。カリフラワーのサラダと、よく合いました。
2017年12月12日
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アルザス・ピノ・ノワール[2014]/クリスチャン・ビネール亜硫酸無添加、ガラス栓。不安定さを感じないビオ。淡い外観、梅シソ系のビオ香、クラウディなニュアンスの赤系果実と旨み。昔、ロックに500ml瓶のブルゴーニュ・グラン・オーディネールという銘柄があったのですが、それを少しおとなしくしたような味わいです。アルザスの自然派ピノは、ほぼほぼ予想通りの味わいなので、重宝します。
2017年12月11日
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<ヴァン・ヌーヴォー・ブラン[2017]/ピエール・オリヴィエ・ボノーム今年は、微発泡具合が例年より控えめかもしれません。でも、旨い。先日、シャトー・モンペラのブラン2014年を飲んだのですが、よくあるリーズナブル・ボルドー白の味わいで、グラッシーさがややクドク感じました。この新酒は、青いニュアンスがあるのに青臭くない完熟感があります。青さを感じるのは、味わいではなく香りで、コレは過去の記憶がそう思わせるのかもしれません。熟したカベルネ・フランが、ヴェジタルなニュアンスを感じるのに、まったく青臭くないのとも共通する感覚かもしれません。ソーヴィニヨン・ブランが美味しいと感じるようになったのは、ピュズラの白からですが、ピュズラ・ボノームからピュズラが抜けてボノームになったいま、赤も白も本家よりも美味しくなった気さえします^^
2017年12月06日
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神楽坂の小室で、かに&鴨。2000年オープンで、来年には新店舗に移るとのこと。2001年初訪問で、それから24か月は、月イチで伺っていました^^2日前に自分で剥いた経験もあって、裏方の苦労が偲ばれます。かにの間は、日本酒。あれこれかにを食べた後、あれこれ鴨を。軽く血を残した真鴨、よかったです。鴨には、赤がよいでしょうと出てきたのがコレ。前にも飲んだことがある、グレイスのカベルネ・フランの2013年。瓶熟で、よき方向に育っていました。ブルーベリーに、完熟したパプリカ、エピス。単体でというより、鴨には実に寄り添ってくれる味。クセが強くないジビエ全般によさそうでした。
2017年12月05日
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Iさん宅にお呼ばれ。ご出身の福井から取り寄せたかにをたっぷりご馳走になりました。かににはやはり日本酒!だったのですが、鴨鍋の用意まであり、来客3人は泡、白、赤を各1本持参。Yさんの泡は、初耳のドント・グレル。ドサージュ2gのブラン・ド・ブランと、またまた私の好みのスペックではなかったのですが、コレが底味があって、実によきシャンパーニュ。後で調べたら、リザーブワインを30%も使っているようでした。納得!白は、私が持参したジラルダンのコンベット07。ドメーヌものですが、以前に04を飲んだ時と同じ印象。この1級畑にして、ややファットな印象。ちょっと前に飲んだサヴィニ・ブランもそうですが、造りの方向は一緒に思えました。ただしサヴィニも翌日以降、ミネラル感が増した印象があるので、このワインも1日で飲みきらなければ、違う印象を持ったかもしれません。もう一方のNさん持参の赤は、ユドロ・ノエラのシャンボール08。鴨にぴったりだった赤でした。実に塩梅よきワイン。ミネラルと赤系果実。複雑性は村名なりですが、果実味と熟成感のバランスもよく、飲み頃でした。やはりよき造り手ですね。たまたまですが、今夜も神楽坂の小室で「かに&鴨」です。
2017年12月04日
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ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[2015]/ドメーヌ・アラン・ユドロ・ノエラ最近、外飲みでこの銘柄の2014年を飲んだので、2015年も飲んでみました。アルコール度数にびっくり。このヴィンテージ、レジョナルにしてもこの度数で収まっているものは初です。早摘みをしたのでしょうか? ややアーシーで、堅く小さな赤系果実の香りと味わい。黒みをまったく感じません。クラスなりですが、時間が経つと、少し要素が出てきました。2014年は、チャーミングな酸が終始前面でしたが、こちらのほうがわずかに果実味が乗っている印象。ただし、他の造り手のような両ヴィンテージにおける明らかな違いはなく、目指す味わいの方向性が明瞭な気がしました。もう少し瓶熟させると、さらに要素が出てくるかもしれません。
2017年12月01日
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サヴィニィ・レ・ボーヌ・レ・ヴェルモ・ドゥシェ [2011] /ヴァンサン・ジラルダンちょっと前にワンランク上のレジョナルという触れ込みのエモーションという奴の14年を飲みましたが、あまり印象に残らず。で今回は、コレ。この造り手、2012年に蔵を売って引退して、現在は関わっていないようですが、その直前のヴィンテージ。ジラルダンが「コルトン・シャルルマーニュの小さな弟」と呼ぶキュヴェだそうで、彼が最初に入手した畑という記述もありましたが、ドメーヌ表記ではありません。だだの弟ではなく「小さな」と言うだけあって、締まっていて小さな体躯なのだと思ったら、ちょっと違った方向の味わい。ある意味「やんちゃ」な幼さ。アフターに甘やかさがあって、外交的。ミネラル感はほどほどですが、果実味は意外なほど豊か。余韻はそれほど長くはありませんが、わかりやすい味わいでした。
2017年11月30日
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シャブリ・ラ・シャンフルール[2016]/ルイ・ラトゥール月1~2回行っている鮨屋で、9分9厘はこのシャブリを飲むので、ここ数年、いちばん多く飲む銘柄になっています。今回、ヴィンテージが進んでいました。面白いくらい、味わいが変わっていました^^前回までの2015年は、他のシャブリでも感じたことですが、果実の糖度が高かったのか、ミネラル感をややマスキングして、重心の低い味わいになっていました。2016年は、適熟という感じで、かなり軽やかな印象。ミネラル感も心地よく、シャブリらしくいい感じ。ラフォンのマコンの2016年もよかったので、このヴィンテージのシャルドネは期待できるのでは?と思います。もう2015年は買わなくてもいいかも^^さらにその前の2014年よりは、フルーティな印象はあるので、長持ちするのは2014年かもしれませんが、リリース仕立てから愛想がよさそうなので、私のように、もっぱらリーズナブルなシャルドネを飲む人間にとっては、重宝しそうなヴィンテージの予感、です。
2017年11月29日
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ル・オー・メドック・ド・ジスクール[2011]最近、大人数での居酒屋会食で、店でいちばん安い赤を2本、ラングドックのカベルネとフロンサック、どちらも2016年を飲んだら、スルスルと美味しく飲めたので、急に家でもカベルネ系が飲みたくなって、コレを抜栓。ワイン事始めが、ジスクールの89だったこともあり、手持ちボルドーが年々少なくなっていますが、このリーズナブルな親戚は、ほぼほぼいつもストックがあります。いつもながらタンニンがよく躾けられている印象。とはいえたとえばモンペラなどよりは、少しタイトで、Bベリー、カシスの果実味が甘やかになり過ぎず、しなやかですがタイトさも見せてくれます。オー・メドックとはいえ、やはり左岸的で、熟成させたら森系の香りが出現しそうな予感もあります。2,000円以下で入手したのですが、たとえばモノセパージュのブルピノのこの価格帯では、これだけの要素を持つワインは、まずつくれない気がします。もちろん味付きの方向性は違うのですが……。昔の低価格のボルドーは、開けたてはゴツゴツしていて、当日美味しいものが少なかったのですが、技術の進歩か、愛想のよいものが増えた気がします。
2017年11月28日
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ロアラブッシュにて。NYに行ってしまったSさんの代わりのゲストを呼んで、4人で。泡は、ジャクソンのリュー・ディーもの。こ04は、確か2度目です。Yさん、すぐにご名答でした。ブラン・ド・ブラン、ノンドゼと、個人的には好みではないスペックですが、ジャクソンは新しめのRMと何が違うのかわかりませんが、さすがに旨い!です。タイトなのに、深みがある。私が持参したコレは、想定以上にヴェルジェしていました。コルシャルなのに、カリシャルのよう。06というヴィンテージも相まってか、う~ん......。赤は、同時に2本をブラインド。ちなみにYさんは、とある事情で持参ではなく、ワインリストから。ちなみにリストのお値段、けっこうこなれていると思いました。リストに載っていたルーミエのレ・クラだと思ったのが、バイエのボンヌ・マール06でした。綺麗なミネラルと旨み。このワインを飲んだことがなかったのですが、テール・ブランシェで、造り手もレ・クラに通じる味わいだと言っているらしいので、大きくは外さなかった^^?とても好みの味わいでした。Iさん持参のもう1本は、ミュニュレ・ジブール系の味わいに思ったら、ルーミエのクロ・ド・ラ・ブシエール09でした。このワインにしてはすでにこなれていて、よく感じる野暮ったさは感じられません。しかし近年のルーミエらしく、一昔前より抽出は濃い感じがして、赤というより赤紫系の味わいでした。近年のジブールもそういう感じがしますが、ルソー&ルジェが好みの方には重たい味わいなのかもしれません。翌日から名古屋。目的は、シュリスペイロフのワインマンライブ。夜のワインバー、調べていったのですが、お目当ての店は満席。仕方なく、目についた店に入りました。グラス泡がテタンジェだったのが、救いでした^^その次の日行った明治村、初でしたが、かなり楽しめました。
2017年11月27日
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マコン・ヴェルゼ[2015]/ドメーヌ・ルフレーヴ懲りずに2015年の白を。アルコール度数14%という表記に、イヤな予感がよぎりましたが、そのイヤさとは違った味わいではありました。高アルコール度数であることが、わかりやすく味わいに出ていますが、トロピカル感はほとんどありません。ある意味、堅く閉じた味わいで、ソリッドな印象。このボトルは、いま飲んで楽しめる味わいではなかったですが、デカンタージュなどを施して、ゆっくりゆっくり飲んだら、このワインの美点を引き出せたかもしれません。ポテンシャルがあるのかどうなのか、それもよくわかりませんでした。ほどけるとマコンの美点が現れるのか、はたまた高アルコール感だけ残って、スケルトンになってしまうのか……。
2017年11月22日
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ボージョレ・ヌーヴォー[2017]/ジャン・フォワイヤールワインに対して倦怠期?的な最近、ヌーヴォーもパスしようと思ったのですが、毎年買っている酒屋さんへの義理もあり、また何年か前、長年担当してもらっている美容師さんにお歳暮代わりにヌーヴォー・ブランを渡したら、えらく気に入ったようで、毎年楽しみにされている関係もあって、今年も購入に至りました。当日飲みしたのが、このフォワイヤールだったのですが、コレ、意外なほど美味しく感じました。当日開けたヌーヴォーを、こんなに美味しく感じたのは、初めてかもしれません。ヴィンテージなのか、造り手なのかは不明ですが、とりあえず「来年もフォワイヤールだ!」と思った次第です。紛れもなく花崗岩ガメイ&マセラシオンの味筋なのですが、熟度が充分で、単純なストロベリーにカシス系果実味が載せられ、アフターにロースト系の軽い苦みを伴ったタンニンが心地よく感じられます。それより何より、綺麗で伸びのある酸がとても美味しく、好ましく感じられたのが意外でした。期待をしなさすぎだったのかもしれませんが、倦怠期のキブンに、ちょっとだけ新鮮な風を感じました。結局、半分くらい飲むつもりが、ほぼほぼ飲み干してしまいました。またこれもキブンなのかもですが、シャブリやマコンが、その地が本拠の造り手のほうが美味しく感じられる気がするので、やはりヌーヴォーもボージョレの生産者、ふだんからガメイと向き合っている造り手のほうが、自分好みなのかもしれません。
2017年11月17日
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高校の同級生で、ホームドクターになってもらっているSくんとサシ飲み。たまにはコチラが知っているお店で、というリクエストがあって、アトリエ レ・カイユに。ワインリストに載っているワイン、すべてグラス、1/2、フルで飲めるので、デカンタで5種類ほど飲みました。美味しかったのは、ディジオイア・ロワイエのACブル2015年。ちなみにリストには、フレデリック・マニャンと書いてありましたが^^奇しくもこの2014年も、ワインじゃない人と飲んだ記憶があったのですが、酸高で不評。酸度の低いこの2015年、Sくんにも好評でした。やはり、そういうもんだと思います^^
2017年11月15日
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昨夜、ひさびさにコテ・フー。アルザスワインとタルト・フランベ。ワインな人ではない若い2人と。新婚のカップル、酒に強い加ったので、グラス泡の後、白、白、赤。ココのハウス・クレマンは、メイエ・フォンネ。個人的には、ベスト・クレマンだと思っているのですが、今回グラスで飲んで、その意を強くしました。それから、前菜的なタルト・フランベに、軽めのピノ・ブラン。サラダ的なタルト・フランベに、芳香性の高いミュスカ。メインの牛ステーキに、アルザス・ピノ。特にポール・ブランクの赤がよかったです。2015年ですが、ブルゴーニュのような過熟感はなく、スパイシーでミネラルと酸のブレーキが効いていました。ブルゴーニュにおいて最近、ナチュラルな方向性の造りなのに、却って作為的に感じる造り手が散見される気もしますが、アルザスのビオは、もっと素朴な造りが多い気がします。完成度はともかく、飲んでいてくつろいだキブンになるのがいいですね。
2017年11月10日
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ニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cru レ・ブスロ[1990]/ドメーヌ・ジャン・ショーヴネ良年の恩恵を受けた感のある味わいでした。想像より濃いめの色調。熟成香に、やや強めの鉄や土のニュアンスが絡みます。時間が経つと、なめし皮やマッシュルームが香ってきて、妖艶さが出てきました。味わいは、もともとは黒系果実が支配的だったのかもですが、ラズベリーのコンフィ様の赤系も交じってきています。余韻は中程度。家にあった本には、PP90点とありましたが、確かにちょうどそのくらいの味わいでしょうか。パヴロのサヴィニ・ブランも飲みました。09ですが、堅い酸が印象的で、コルシャルの下位互換のような味わいでした。
2017年11月07日
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3連休、寒くなったからか、ワインを飲みたくなってきました。サン・ジョセフ・ルージュ・オフル[2014]/ジャン・ルイ・シャーヴ・セレクションアタマで「サラッとしたシラーが飲みたい」と思って、コレを開けてみたのですが、けっこうカッチリしていました。すみれ、鉄、プラム……。クラシックなキャンティにも通じる味わいですが、かなり黒系に寄った果実味。ヴィンテージが若いせいか、最後まで端然としていました。このサン・ジョセフ、自社畑のぶどうの割合が多いせいもあるのでしょうか? 他のヴィンテージでも堅めの印象がありました。ドメーヌものは、値段がだいぶ違いますが、ずっと完成度が高い味わいに思えます。セレクションであれば、クローズ・エルミタージュのほうが柔らかく、モン・クールのようにグルナッシュが入っていないので、シラーらしさが気軽に味わえる気がします。ブルゴーニュ・ル・シャピトル[2014]/ドメーヌ・マーシャル・ド・グラモン翌日は、もう少し「薄い」ワインが飲みたくて、コレを。シャピトルはご存じ、ビゾーなど、いくつかのドメーヌが大事にしていて、結構な値付けをしているディジョン郊外の銘醸畑?しかし、このドメーヌは至って普通なACブルゴーニュのお値段。ごくチャーミングなクランベリー系に赤系果実。最初はアーシーなタンニンが少し強めに出ましたが、ほどなくなじんできました。酒質の大きさ的にはそれなりですが、意外に底味があって、いい感じ。スルスルと8割ほど飲んで寝落ちしたのですが、翌朝、瓶に残っていた1杯ほどを飲んでみたところ、さらに果実味が開いて、おいしくなっていました。近所のモントル・キュより、ポテンシャルのある畑なのかもしれません^^
2017年11月06日
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マコン・ヴィラージュ[2016]/レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン2016年、マコンですが、もうブル白がリリースし始めたのですね。このベーシックなマコンだけ、先行発売された模様。スクリューキャップ、12.5%。いい意味で、シャバイ。マコンらしい酸と軽いハーバルなニュアンスが、サラリとした酒質とよく合って、杯が進みました。これ1本で決めつけるのは早計ですが、2016年のマコン、たぶん2015年より好ましい気がします。ラフォンというより、マコンとしていい感じの白でした。でも、最後のほうはやや飲み飽きてしまいましたが^^
2017年11月01日
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ブルゴーニュ・アリゴテ[2015]/ドメーヌ・イヴ・ボワイエ・マルトノショップで見かけて、つい「ついで買い」をしてしまった白。早くに飲むと美味しい造り手でですが、酸化のスピードが早く、PMO率も高い気が……。ですが、そうでもないというブログ記事もあったりするので、自分との相性の問題とも思ったりもします。リリース間もなく飲むブルゴーニュ・ブランは、リーズナブルかつとても美味しいと思うのですが、すぐ売り切れるので最近は飲めていません。これも、「あれっ、残っている?」と思って手に取ったらアリゴテでした^^で、このワインですが、こんなに酸度の低いアリゴテは初体験。ブラインドなら品種を当てられそうもありません。他の要素が充実していて、相対的に酸を強く感じないアリゴテはあっても、それとも別方向。表現が拙いですが、薄甘い味わいで、改めてこのヴィンテージの過熟さを思いました。ただし、です。これまで飲んできた同じヴィンテージのシャルドネほど他の要素が充実していなく、軽い酒質のせいか、飲み飽きる前に飲み干してしまいました。この造り手のアリゴテとしても、たぶん例外的な味わいだと思います。面白い経験でした。
2017年10月31日
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ヴォルネイ・サントノ 1er Cru[2008]/ジョセフ・ドルーアン何とも微妙?な銘柄。ドルーアンの自社畑ではなく、ネゴスもの。ヴォルネイですが、端っこの1級。デュ・ミリューではなく、ただのサントノ。値段も安からず、高からず……。ネットで見つけ、「こういうの、食指が動く人は少ないんだろうなあ」と思っていたのですが、気が付くとクリックしていました。ドルーアンの中間銘柄は、あまり見かけないので。ですが、コレがなかなか素敵なワインだったのです。外観は、やや退色を始めた感がありましたが、おそらく抽出も強くないんだろうと思われます。樽はやや強めで、これが完全に溶けるのにはしばし時間が必要な気もしましたが、飲み進めるうちに、次第に果実味と重合し始め、最初あった軽い苦みが、甘く変化していきました。熟成香は初期的で、ジューシーな赤系果実と軽いなめし皮やスーボア、ミネラル感もほどよくあり、終始エレガントな、このアペラシオンらしい柔らかいワインでした。日本のブル好きには、ジャドやブシャールより、この軽い抽出のドルーアンのほうが受ける気がしました。
2017年10月30日
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シャブリ 1er Cru モン・ド・ミリュー[2010]/ジャン・コレ先日の泡はプティ・シャブリの延長線上で、ちょっと物足りなかったので、コレを抜栓。キリメリジャンをしっかり感じるミネラル感。しかし開けたてから愛想がよく、すでに飲み頃になっています。カリン系の黄柑橘に、軽い樹脂感、柔らかい酸にほどよき旨み。余韻もそこそこ長く、時間が経ってもダレないので、しばらく飲み頃は続きそうです。右岸の一級御三家、独断ですがフルショームがムルソー的で、モンテ・ド・トネールがピュリニィ的で、このモン・ド・ミリューがシャサーニュ的な気がします。フルショームのほうが重量感があり、またモンテ・ド・トネールのほうが少し酒質は大きめ、モン・ド・ミリューは彼らより柔らかく、近づきやすい印象。ジャン・コレのこのワインは、そのイメージに違わない味わいに思えました。
2017年10月27日
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フルーリー・エクストラ・ブリュット[2002]数週間前から、五十肩の症状が……。周りがなっていても、自分がなるとは想定していませんでした。痛い、です。さてフルーリー。リピートワインです。濃いめの外観に見合った、きれいな酸化熟成香。りんごの蜜やミュールに始まり、温度が上がってくると、アフターにピノのニュアンスが。ピノ80、シャルドネ20。ブラン・ド・ブランのように、モカや硝煙が香るわけではないのですが、ピノ多めのよき泡は、熟成すると赤い果実を感じられるのが好ましいです。いわゆ松竹梅の竹クラスなので、複雑性もほどほど。食中酒としても塩梅もよろしく、04も飲んでみたくなりました。
2017年10月24日
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クレマン・ド・ブルゴーニュ[NV]/ジル&ロマン・コレ個人的には最近のテロワールを大事にするRMのシャンパーニュ、特にドサージュレスなブラン・ド・ブランは、コスパが悪く感じてしまい、その手の味わいを欲する時には、シャブリを選んでしまいます。まあ泡がないのが物足りない時もあって、シャブリのクレマンを探していたのですが、意外に見つからないものですね。クレマンにする手間をかけなくても、ぶどうが捌けるということでしょうか?近所のチェーン系のイタリアンには、シモネ・フェーブルのクレマンがあるのですが、シャブリが本拠地でも、ピノ・ノワールも使っているようで、ブルゴーニュの他の地域と大差がない味わいに思えます。その点、昨夜のこのクレマンは、ジャン・コレの自社畑のシャルドネを100%使ったもの。ドメーヌと別名義なのは、クレマンを造る設備を持っていないため外部委託をしているからだそうです。インポーターの裏張りには、「まさにシャブリのスパークリング」と書かれていました。総合的には、なかなか悪くなかったです。ただし、あともう一歩!の部分も^^ミネラルのニュアンスは、ブルゴーニュのクレマンとしては独特かついい感じ。泡は粗めでドサージュもそこそこありそうですが、酸がわりあいしっかり締めています。熟した白桃系の柔らかい味わいがあり、さほどタイトではありません。そして残念なのは、フリンティなニュアンスが感じられないこと……。というのも、たぶんこれはキリメリジャンではなくポートランディアン土壌の土地、つまりシャブリというよりは、プティ・シャブリのアペラシオンのシャルドネから造られたクレマン。ですから、シャブリの泡というよりは、プティ・シャブリの泡なのだろうと思います。とはいえシモネ・フェーブルよりは、ずっとアペラシオンらしさを感じさせてくれますし、値段も穏当なので、リピートありかな?と思いました。
2017年10月19日
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シュヴィーユ・ド・フェール[2013]/レ・ヴァン・コンテロワールのコー、いわゆるマルベック100%。新世界のソレとはおよそ同じ品種とは思えません。フランボワーズ系の赤系果実の香りで、酸がしっかり主張していますが、この造り手らしい柔らかさは担保されています。何しろアルコール度数は、11%なので。根菜と合わせてみたら、非常によかったです。
2017年10月18日
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ジヴリー・クロ・ド・ラ・セルヴォワジーヌ・ルージュ[2009]/ドメーヌ・ジョブロある意味、ひと昔前の造り。除梗して、充分の熟した濃いめの果実味に、骨格を新樽で与えるスタイル。このアペラシオンにして、ブラインドならまずニュイと言いそうで、ちょっと前のクロード・デュガによく似た味わいです。2000年代前半のキング・オブ・コストパーマンスで、最新ヴィンテージでも1級にして、有名な造り手の広域より安いお値段。ようやくこなれ始め、特に抜栓してから2時間後からは本領を発揮しました。樽のスモーキーなニュアンスとカシス系の果実味が溶け込み始め、アフターの甘やかさが出てきました。ちょっとした野暮ったさも、ある意味いいアクセント。梗を残さないで樽でストラクチャーを与えるタイプ、どんどん減っている気もしますが、リリースしてすぐ飲むのでなければ、悪くないと思います。もちろん上手な造りの場合ですが^^
2017年10月16日
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代官山ワインサロンさんと、エスカルゴさんと、私の友人である料理研究家Hさんのお宅で会食。ネットのワインビジネスの話を伺いつつ、料理を堪能。4人で5本。2本も撮り忘れていました……。お二人には、「リーズナブル系のおすすめ。料理に寄り添う系」というテーマで持参していただきました。最初の泡から撮り忘れ。。。 代官山さんからリシャール・シュルランの2012年。長年贔屓の造り手ですが、このキュヴェの2012年は初。相変わらず抜群のバランスの泡。この値段のシャンパーニュでは、アタマひとつ抜けている気がします。とはいっても古いカテゴリーの方向性で、ハレでなくケのシャンパーニュの味わい。白は、私が持参しました。ビヨー・シモンのテット・ドール2014年。モンテ・ド・トネールのすぐ下の畑のキュヴェ。果実味に要素がマスキングされていないシャルドネが飲みたくて持参しました。よくできています。この造り手は、酸が鋭角的ではないので、寒い時期でも美味しいシャブリだと思います。ちなみにこの後、代官山さんが、店の商品ではないサンソニエールの白のバックヴィンテージも開けてくれました。ほどよ残糖感のあるシュナン・ブラン。シャブリとは対照的な白でした。エスカルゴさんは、スクリューキャップ。アタ・ランギのクリムゾンアセロラを思わせる赤系果実。ひさびさに飲みましたが、新世界にして酸の強さが実にほどよく、旧世界好きでも納得できる美味しさ!さらにHさんから〆シャンが。ジャクソンの739。ひとつ前のキュヴェ。瓶熟のおかげか、しっとりした美味しさ。あれこれごちそうになって、気が付くと12時を回っていました。
2017年10月12日
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サン・ヴェラン・レ・ポマール[2008]/ドメーヌ・マルティン・エ・ダニエル・バロー途中で飽きてしまい、最後まで飲み干せなかったバロー。サン・ヴェランの印象は、マコンほど軽くなく、プイィ・フイッセほど大きくなく、ヴィレ・クレッセより重たい。バローのサン・ヴェランは、アン・クレシュとコレの2種類ですが、決まってコチラのほうが重心が低い気がします。多少の瓶熟は、このワインの重さをさらに強めたようで、マコンに比べ、ミネラル感はマスキングされて、果実味はまだまだたっぷりでした。最近、2015年のブルゴーニュ・ブランが、私が飲んだものに限っていえば、いずれも「過ぎる」気がして、この方向の味わいに、食傷気味だったのかもしれません。なので、このワインが今飲んであまり美味しく感じないのは、2015年のせいなのかもしれません^^
2017年10月11日
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三茶にあった頃、何度も通ってみたお店が、少し業態を変えて六本木に移転。リーズナブルで、特に部位を6種食べ比べた牛肉が旨かったです。男子会マイナス1、プラス2。NYに行ってしまったSさん以外の3人に、外郭メンバー2人の5名で。泡は、Yさんからハンブルドン(写真撮り忘れ)。まずシャンパーニュとしか思えない、それも中心地区的な味わい。石灰のニュアンスがしっかり。ナイティンバーより(といっても以前の印象ですが)、美味しい気がしました。白は、私からの1本だけ。ブシャールの自社畑のジュヌヴリエール2002年。小さめのグラス、低い温度で始まったのが失敗でしたが、最後はマロングラッセが香ばしく香った佳酒に。ブシャールやフェブレのそれなり白のバックヴィンテージは、PMOに当たったことがないので、買い手リスクが少ない物件だと思うのですが、どうなんでしょうか?赤が3本。エルヴェ・シゴーのレ・フェ2008年。シゴーもレ・フェを持っていたんですね。みなさんシャンボールと(ちなみに私は外しました)。スタイリッシュな味わいで、確かにつややかなミネラル感が印象的。2本目は、デュガ・ピィはシャンポー2009年。誰も造り手とヴィンテージに行き渡らず。それほど愛想がよく、近づきやすい味わいでした。味わいも黒みが少なく、いますでに初期の飲む頃。充分な大きさがあり、将来も早めに飲むなら、暑いヴィンテージがいいのでしょうか?3本目は、ヴォギエ。2006年の村名。一同、一口目から「旨い!」。前2本と、酒質の大きさは同等以上。そして、充分に開いていて、余韻も十分に長く、酸とミネラルの伸びもいちばん。よくタイミングで飲んだようです。2次会で、ゴーディショへ。例の村名VR。ファブリス・マルタン・ノブレ2001年。外郭の一人が、ちょっと前に店の最後の1本を飲もうとしたところ、メンバー(私たち)が揃っていないでダメと言われ、取り置きをしていたとのことで。コレが大当たりでした。香りお化けの村名。すみれ、深いスパイス香、トリュフ、なめし皮に赤系と黒系がほどよく混じり合ったベリー香。熟成香がぷんぷんながら、果実味も充分。ただし、酒質の大きさや余韻は村名なりだったかもしれません。ただ、香りでもう満足の村名。最初と最後のボトルが、大当たり!で、間はまあ、へなちょこもありました。もしアタリだけだったら、ブル赤は熟成ものだけを飲んでいたいもんです。あまりに美味しくて、フェースタイムでNYのSさんを呼び出してしまいました^^調子に乗って、恵比寿横丁でコアメンバーで3次会。麻婆豆腐などなど。すっかり満腹になってしまいました。。。
2017年10月10日
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昨日は、シュリスペイロフのニューアルバム「聞えた」(きえた)の発売日。三軒茶屋のTUTAYAで、インストアライブ。何とCDは当日売り切れ!その後、三茶のモロッコ料理店。素直に前菜盛り合わせとメルゲスのクスクス。ワインも素直に、3人でモロッコ産の白・赤各1本。白は可もなく不可もなくでしたが、シラー主体の赤、タンデムというのが、メルゲスと相性がよく、非常によかったです。アラン・グライヨとのタンデムしたワインらしいのですが、あのクローズ・エルミタージュとはまた別趣の味わい。らしいスパイシーさは同じ方向性でしが、酒質の柔らかさと、意外な含み香の豊かさ。多少の瓶熟も寄与していた気がします。シュリスペイロフの新譜は、グッと素晴らしい1枚。名古屋と東京のワンマンのチケットを取りましたが、どちらも整理番号1番でした^^
2017年10月05日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2015]/エチエンヌ・ソゼ先月は、休肝日が8日ありました。ちょっと前までは2日あるかないかだったので、いいことのように思えるのですが、だからといって体調がいいとかがあるわけでもなく、むしろ飲んでいるほうがリズムがつくれている気がしないでもありません。おそらく味わいに対する感想も、飲み続けているほうが比較検証でくるので、勘違いが少ない気がするのですが……。で、ソゼの最新ヴィンテージの広域。たまたまデパ地下に行ったら、1本だけ残っていて、つい買ってしまったのですが、レジョナルながら瓶も重く太く、2015年とあって味わいも重たそうで目障りだったので、サッサと飲むことにしました。開けたては、「ソゼ、おもえもか……」と思えるような味わいに感じました。厚めの果実味が要素をマスキング気味で、開けたては名の知れたボルドー・ブランのよう。その意味では、ある種の高級感はありますが、昔より高くなったとはいえ、そのクラスのボルドー・ブランよりはお安いし、ルフレーヴよりは買いやすいですよね。後半、ようやくミネラル感が出てきましたが、塩っぽさは来ませんでした。少し塩辛い料理と合わせるといいかもしれません。ソゼの14年のレジョナルは、開けたてからミネラル感をしっかり感じた美酒で、村名はまだポテンシャルを飲む感じでした。昔から、いいヴィンテージは早い時期は下のクラスを飲むといいと言われますが、2015年のブル白に関してはどうなのかなあ?と思います。
2017年10月04日
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キャンティ・クラシコ[2013]/フォントディついリピートワインが多くなってしまっている最近、この造り手は有名どころながら、初めて。本寸法のキャンティ・クラシコでした。すみれ系の香り、Bベリー系の味わいに、ごく軽くエスプレッソ。アルコール度数14%ながら、こなれたタンニンが何ともいい感じで、決して重たくなく、スルスルと飲み進められます。王道ではないかもしれませんが、ブルゴーニュを多く飲まれている人でああれば、このワインの本来の適温より、少し高めの温度で飲むのがいいのかもしれません。黒みやソリッドな印象が薄れて、奥に隠れていた赤系果実の要素が前に出てきます。それでいてダレた印象がまったくないのは、ぶどうがしっかりしているのでしょう。本当は、もう少し瓶熟させたほうが旨みもグッと乗ってくると思いますが、若くてもまずまず美味しいのは、良質キャンティの美点ですね。
2017年09月28日
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ギィ・チボー・ブリュット・ナチュレ[NV]ゴッセ・エクセレンス・エクストラ・ブリュット[NV]ドサージュなしと少量の2本。ギィ・チボー、開けたてこそタイトに感じたものの、どんどん柔らかく、鋭角的な酸を感じなくなりました。ピノ80、シャルドネ20だそうですが、いい感じの赤系果実のニュアンスが感じられ、料理に合わせやすい味わい。ノンドゼとは思えません。普通のブリュットもよかったですが、こちらはさらにいいかも。ヴェルズネイらしいミネラル感もバックボーンにあって、温度が上がってもダレも少ない感じでした。ゴッセのほうは、セレブリスのミニチュア版的な味わい。こちらのほうが酸の存在感は強く、引き締まった味わい。しかし新進の造り手のドサージュレスなシャンパーニュのような、ギスギス感?はありません。ノンマロのメゾンとして知られていますが、このキュヴェはマロありのようです。黒ぶどうの比率が多く、リザーブワインもしっかりしているから、タイト過ぎないのかもしれません。多少和食や中華ならギィ・チボー、洋食ならゴッセが合うような……。
2017年09月22日
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3連休の初日、Sさんの最後の壮行会。今月末には、日本を離れることに。泡は何とも贅沢な飲み比べ。Iさんからジャック・セロスのブー・デュ・クロ、Yさんからアラン・ロベール・ル・メニル・レゼルヴ1990。セロスのリュー・ディは、飲むたびに完成度が上がっていることを思い知らされます。ブラン・ド・ノワールでもセロス節。デコルジュが古めだったのもあって、焦点が合ったミネラルと酸。アラン・ロベールは、古めのサロンかと思いました。こちらはさらに鋼を思わせる酸とミネラル。飲み頃の後期でしょうか?セロスとアラン・ロベールの値段の話で昔話。Sさんからソゼ。2010年のペリエール。心地よい塩け。ルフかソゼだと一同思いました。逝っていないソゼは、やはりいいですね。その日は、神楽坂の日本料理店だったので、赤は嫋やかなのがいいと思ったのですが、メオ・カミュゼ。ネゴスのニュイサンのペリエール2005年。中途半端な位置付け?のワインですが、個人的な訳ありボトルで、家で10年弱寝ていたもの。毎月飲んでいるこのメンバーで飲みたかったこともあり、離日前にということで。ほどよい黒赤混じりの果実味。やや軽めでミネラル多めの畑らしく、タンニンはすでに柔らかく、土っぽい熟成香もあって、美味しく飲めました。05は、下位の1級は飲み頃になり始めた感があります。別れがたく2次会で、お座敷ワインバー。初見の05の泡を飲みました(飲んだ記憶があります)。Sさんの帰国は、3~5年後。その時まで、ワインを美味しく飲めるカラダでいようと、半睡しながら思った雨の神楽坂でした。
2017年09月19日
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マコン・シャントレ・レ・ピエール・ポリ[2010]/ドメーヌ・ダニエル・エ・ジュリアン・バローバローのいちばんベーシックなキュヴェ。ちょい熟ですが、バックヴィンテージのアドヴァンテージはあまりない味かも、でした。最初は堅めの白桃のイメージで、果実味がやや減衰したかと思ったのですが、温度が上がってくるとマコンらしく、トロピカルな黄果実に。後半、やや飲み飽きしてしましました。ヴァン・ド・フランス・キュヴェ・クラ・ルージュ[2016]/ピエール・オリヴィエ・ボノームサンスフルですが、最初は微発泡。この炭酸ガスがあるので、早飲みワインですがけっこう持つような気がします。小梅の始まり、温度が上がってくるとロックばりのビオ香。ガメイ70、ガベフラ30。最近、ビオボージョレよりロワールのこの手が好ましく思うのは、単一品種という縛りがないため、味にレイヤーがあって飲み飽きしないので。11.5%という度数もいいです。ハウスワインの白、といったら選択に悩みますが、赤だったろ今はこの手のロワール赤だな、と思います。
2017年09月14日
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