フランス革命(13)
さて、それでは国王に面会した女たちは、どんな女達だったのか。横道にそれますが、女性史にお付き合い下さい。
国民議会はパリの女達の証言を受け、小麦を買い占め、パンにせず売り惜しんでいる悪徳商人や、彼等と結託しているパリの有力者について、国王に実態を知らせることにします。当然女達の代表を同行させることになります。議場に入りきれず、宮殿の門前に屯して中に入る方法を模索していた女たちも、代表派遣を思いつき、10名を選んでいました。国民議会議長(月毎の交代制でした)のムーニエは議会から宮殿に行く途中で、この10名の女性達に会い、彼女等を同行することにしました。
この10名の内、4名の氏名などが分かっています。事が済んだ後での警察の友好的な調書作成が行なわれたからです。何故4名かは後でお話します。中央市場近くのラ・ポトゥリ街に住む20才の花売り娘フランソワーズ・ロラン、サン・タントワーヌ市門近くで彫刻品を作っている17才のルイズ・シャプリー、レース女工のローズ・バレ、染物女工のヴィクトワール・サクルーの4名です。国王に会う女達ですし、議員達が選抜に関わっていましたから、若くて目鼻立ちの整った女達が選ばれたことは、言うまでもありませんが、選ばれなかった女達の嫉妬もまた半端ではなかったようです。 続く
マンデラ釈放決定 2日の日記 2022.02.02 コメント(5)
ゴールドラッシュ 24日の日記 2022.01.24 コメント(7)
血の日曜日 22日の日記 2022.01.22 コメント(10)
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着