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神去村の人たちはおっとりしている。
彼らの口癖は「なあなあ」で、
「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」など、いろんな意味に使われているが、
語尾にも「な」がつくので、のんびりした感じになる。
神去村には林業従事者が多く、
百年単位んの作業をしているので、
あくせくしてもしようがないと思っているみたいだ。
俺は平野勇気。
高校卒業式の後、
俺の行き先は、 担任の先生と母親に決められていた。
この神去村で、林業の研修生として働くことになっていたのだ。
ローカル線の終点の駅に出迎えに来てくれたのは
髪を金髪に染めたヨキというガタイのいい男だった。
チェーンソーの使い方など教えられたところで、
俺は「緑の雇用」というシステムの応募者にされたのだと知った。
しかし、
「やっと神去村に若者が来た」と
涙ぐんでいるおじいさんを前に帰るとは言えなかった。
俺の山の生活が始まった。
松阪からローカル線(名松線)で着いた
終点の駅(伊勢奥津駅)
の
神去村
は
三重県津市美杉町(旧美杉村)がモデルです
なんでも
三浦しをんさんのおじいさんが旧美杉村在住
お父さんも旧美杉村丹生俣の出身
ご自身も幼いころ旧美杉村に遊びに来たことが何度もあるとか...
方言はちょっと違うけれど
相通じるものがしっかりあります
おかげで
もの凄く親近感
とはいえ
林業は未知の世界
まさに
自然との共生
興味深く読みました
緑の雇用は
森林の積極的な間伐など
若年労働者の雇用の場を山村地域に創出することにより、
過疎化や高齢化に悩む山村地域の
活性化を図ることを目的とした雇用支援制度
で
本当にあります
現実に
勇気のような若者が今後出てくる可能性も
あったりします~
ところで
本作品は映画化が決まっているとのことですが
本当に
大変だろうなぁ...
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