♪雨が降ります、雨が降る、遊びに行きたし、傘はなし~
傘はあるけど 銀輪は 濡れてまでゆく ものにはあらじ、という訳で「偐万葉・どち篇」であります。若草のどち、同窓のどち、ブログのどち、などと、どち(友人)にも色々ありますが、ここはそのいづれにも入らないどちに贈りたる歌を集めてみました。
偐家持の茨田童子 (まむたのどうじ) に贈りて詠める歌7首
山陰 を 風切りゆきし かわせみの あと追ひ春は 川面 に立ちぬ
茨 咲く 田辺の道を ゆく背子の 童子 のごとや 笑みなつかしき
有間山 ゐなの笹原 雨降れば
濡れそよ人は 疲れもぞする (偐弐三異)
相見むと たなばたつめに 恋ひてしも
業
ましませば 逢ひかつましじ
玉の 床 昔も今も 縁なけど 草の床こそ ゆかし気ぞする
我が背子の いくのの道の 遠ければ
まだきくも見ず 竹田の秋野 (胡式部内侍)
綿の実の 弾けて白き 秋の道 ゆけば稲田の 風もさやけし
偐家持の虫飼蝶麻呂 (むしかひのてふまろ) に贈りて詠める歌6首
青葉吹く 風いや重けど 佐奈田辺に
身をやつくして 恋ふる児もがも
網持たば 重もや狂ふと 姫の云ふ
我は知らねど さもやありなむ
ひとはみな 狂わぬものの あるべきや
狂ひてこそぞ あはれ知るなれ
さにはあれ しげ我が前に あるときは
網な持ちそと 蝶も云ふらむ
たかみくら 音には聞きし 播磨富士
見ゆれどそれと 知らず来にけり
我背子は つらら有馬と 六甲 行けど 春立ちぬれば 泡とや流る
偐家持の近江連多田麻呂 (あふみのむらじただまろ) に贈りて詠める歌1首
我がゆきし あと踏みゆける 我が背子に
金色
光る 銀杏笑みしか
偐家持の岬野連吾妻麻呂 (みさきのむらじあづままろ) に贈りて詠める歌10首
夕日をや ウトロプユニに 我待てば
人恋ひしきと 蝦夷鹿の来る
丹頂の 鶴舞見しに 阿寒への 道に 臥 やせる 鹿の哀れぞ
清隆寺 千島桜の 盛りにて 春競ふらむ 山桜花
湧別に 咲くチューリップ 滝上の 芝の桜の 花にも酔ひし
能取湖の サンゴの草の 赤き海 渡れる風に 波立つらしも
赤岳は 秋づきにけり もみつ葉の 赤き流れの 山の道ゆく
オホーツク いざよふ波か 木綿花 と 咲きし 能取 の はるけき岬
みちのくの 背子ゆく道の 桜花 咲きて今年も 笑みてあるらし
お岩木の 真白き山は 花雲の 木の間に見えて 神さびにけり
名にし負ふ 一本桜 朝ドラの 夢の続きを 飽かずや見らむ
偐家持のオガクニマンことオガ朝臣国麻呂
(おがのあそんくにまろ)
に
贈りて詠める歌10首
銀 も 金 も 銅 も 何せんに
負けてぞ知れる もののありせば (五輪憶良 <いつわのおくら> )
風の盆 過ぎておとなふ 人もなき 八尾 の町を ひとりゆかまし
奥山の 磐井に咲きし 山吹を 見ずや来にけり 秋風の吹く
平城 山の 野辺の秋萩 散りぬれば 秋風寒く 古 恋 し
春立つや 梅の花咲き 幸 きかれと 妹背の契り 言祝ぐならむ
はしき子の 花と咲くらし 花嫁の 父とふものの 何とや云はむ
朝風の いまだ寒くも 君が 家 の 芽吹く庭木に 春来たるべし
カサカサと かろき骨にし なり果つも
魂
は浄土に 往きて生まれむ
神南備の 山にしあれば 富士の山
見つつも行かむ 甲斐の
墾道
カーナビの 山梨行きは 富士見つつ
ゆるり行かれよ 夏目そうせくな (偐千円札)
(注)上記各氏のうちブログを開設されているのは次の2氏です。
茨田童子氏のブログの< 入口
>
茨田童子氏のホームページの< 入口
>
オガクニマン氏のブログの< 入口
>
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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