やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2012/08/04
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テーマ: 登山の記録(815)
カテゴリ: 登山
毎年のように参加している立山登山であるが、参加回数が多いが故に行く場所を毎回変えないと、つまらない内容になってしまう。単なる縦走は飽きてきたから登攀にしてみようと思うのだが、単独での岩登りはリスキーなので余り無茶なことはできない。日本登山体系をぱらぱらとめくり、龍王岳で単独登攀可能なルートを見つけ、行ってみることにした。

6:48 よく晴れたこの日、工場から2台のバスが出発し、一路室堂に向かう。今年で41回目の立山登山だそうだ。アルペンルートの全線開通に合わせての実施みたいだ。

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9:25 室堂ターミナルを出発する。直射日光はじりじりを身体を焼き、標高2350mでも暑さを感じる。

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一の越までに5、6箇所雪渓を横断する場所があった。それだけまだ雪が豊富に残っているということ。やまやろうは歩いている人びとをことごとく追い抜いて、龍王岳へと急ぐ。

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9:53 一の越。目的地を捉える。東尾根を登攀しようと思っているから、スカイライン上のI峰からIV峰(山頂)までの位置関係を確認した。

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大勢の登山者がいる一の越から、静かな御山谷を下っていくのは目立つ存在なのだが、行くしかない。涼風が吹き上げ、ハクサンイチゲが咲き誇る。適当なところで踏み跡を外れ、東尾根末端を越えていよいよ東面フランケの領域に入っていく。未知の世界。

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10:14 東面フランケ下部に到着。ここでザックに忍ばせておいたヘルメットを装着する。東面フランケのグレードは登山体系によればIII級+だそうだ。フリーソロで何とかいけるレベルか。

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岩壁の向こうに峰本社が見える。ということは向こうからもこちらが見えるということ。やまやろうを見つけた人は、何やっているのだ? と思っているのかもしれない。

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フランケを見上げる。ここから本格的な登攀となる。左方に行くに従い難しくなっていく。まずは中央突破して弱点を探しながら右方に進む。

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やまやろうはフリーソロをやっているわけだが、掴んでいる草も根本からいつすっぽ抜けるか分からないような状態だ。とても緊張した。行き詰まっても後戻り(下ること)はできそうにない。

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スラブ右手に潅木帯を見つける。あそこまで行けば安全な東尾根に出ることができると思い、慎重な足さばきでじわりじわりと近づいていった。





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Last updated  2012/08/29 09:40:59 PM


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