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うだうだ。
照り返しの強いベランダに洗濯物干して一息入れる。
「くぁぁぁぁぁ~、暑いなぁ~、今日も」
だんなのお母さんから電話が入った。
ナンバーディスプレイなのよね、だからすぐわかるの。
「もしもし。こんにちは~」
「は~い、こんにちは~、○島のばあちゃんです~」
「お久しぶりです~、暑いねぇ~、今日も」
「う~ん、ほんとにね~、毎日毎日暑かね~、みんな元気にしとらすの?」
「うん、元気よ。お母さんはどうなの?」
「毎日横になっとるよー、暑くて体がもたんもんねー。
だけどねー元気しとるよ。でもねー、目が見えんごとなって目医者行きよる。」
「見えないって、大丈夫なの?」
「外出ると紫外線が目にしみて目が開けられんごとなって、それで目医者行きよる。
目薬ばもろて、目薬ばさしてもうウチん中おるようにしとる」
「そのほうがいいって。外に出んほうがいいって。」
「う~ん、出んようにしとるわ。買い物でん、洗濯でん○○(ダンナの弟)に任せてウチにおる」
「家の中でも熱中症になるからさ、涼しくしとらなかんよー」
「そうそう。どうもならんかったらクーラーばかけるようしとるわ。○○がおらんでも、一人でも
クーラーばつけるようしとる。暑いのかなわんもんねー」
「そうそう。そうやよ、電気代もったいないとか言っとらんと、我慢しんとクーラーつけんと」
「ほんとだねー、電気代もったいない言っとれんもんねー、こん暑さじゃーもー・・・」
「そうやよー、死んでまったらそれこそもったいないもんねー」
「ほうだわー。それはそうと、夕べはいいもん届いたんだわ、ありがとねー」
「いいえー、とんでもないデス~、いつも変わり映えしないものですケド、あははは」
と言いながら
『あれ?ダンナ、お義母さんに何贈ったんだろ?? まっ、いっか』
半強制的、いわゆるノルマ。会社の物販。
おい~、ダンナー。何送ったか教えといてよね。
ん?聞いたっけ?? はー、忘れた忘れたー
「そんな気を使わんでもいいのにー。うちからは何を送ろうかねー」
「そんなー、いいですよ、お義母さん。ほんと。何も送っていただかなくて。
お義母さんが元気でいてさえくれればそれでいいんですから。 」
んふー ええヨメぶって答えちゃってます。
お義母さんはうちの母よりひとつ下。先月83歳になった。
うちのダンナが面倒みるつもりで長崎から呼び寄せたのは私と知り合う1年前。
いろいろ環境が変わり、今は義弟といっしょに、義姉の近くに住んでいる。
人に頼れない、自分がしっかりしなくちゃ!!という環境にいたからか義母は頭も
足もしっかりしている。
とはいえ、高齢者。これからはちょくちょく様子を見にいくようにしようと思う。
そんなに遠いところに居るわけじゃなし。