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『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」 ☆第31話 「戦士」 ☆第32話 「打・投・極」 ☆第33話 「追う者」 ☆第34話 「開口」
2017.05.29

進撃の巨人2 #34 「開口」 ☆前のお話は→ 第26話~第33話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」 ケガで残ったハンジが「馬を」と言い出す。そんな体で馬に乗ったらバラバラになりますよと止めるが例の歩けない巨人を捕獲したラガコ村が何か引っかかるから調べる必要がとハンジ。モブリットが「私が行きますから、どうぞ気絶でもしていてください」と言った。 ハンジが言った通りエレンたちは巨大樹の森にいた。気が付くと両腕がなくなっていて驚くエレン。「私もこの通りだよ。お互い今日はつらい日だな」とユミルが言った。なんで俺の腕がないんだと言うエレンに「そりゃあ、すまん。俺がやったんだ」とライナー。急いでいて慌ててうなじに噛みついたから両腕をないがしろにしてしまったと聞いて自分は鎧の巨人に負けたことを知る。巨人化しようとしたエレンをユミルが止めた。 周りをよく見てみろとユミル。ここはウォールマリア内にある巨大樹の森で壁からだいぶ離れた所にあるらしい。当然、巨人さん方の敷地内で、くつろいでいるようだが目はこっちを見ている。下には細かいのが多いが十分脅威だ。見ているだけで近づいてこない大きいのもいる。 ユミル:「そんで、やつらだ。せこいやつらめ。ふたりだけ立体機動装置を着けてやがる。ライナーのはお前が着けてたやつだよ。やみくもに今ここで巨人化しちまうのは得策とは思えない。この巨人の領域を生き抜くのは巨人の力を持っていても困難だ。わかるだろ、暴れてる余裕はないんだって」そんなに都合のいい代物じゃない。体力は限られているから今は体を修復するので手一杯のようだとライナー。エレンはてめえの言葉なんか信用するかと言った。 ユミル:「なあ、ライナー。エレンが目を覚ましたら話すって言ってただろ。あんたたちは、これから私らをどうするつもりなんだ」ライナー:「俺たちの故郷に来てもらう」ライナー:「おとなしくしろって言って従うわけがないことぐらいわかっている...ここで今、俺らが殺し合ったって弱ったところを他の巨人に喰われるだけだ。つまり巨人が動かなくなる夜まで俺たちはここにいるしかねえのさ...夜まで待つしかない」 鎧の巨人のまま走って故郷に帰らず、こんなところに立ち寄った理由はなんだとユミル。疲れたから休憩しているのかと聞くとライナーは、お前の想像に任せると言った。 考えろと自分に言い聞かせるエレン。隙を見て巨人化したとして、ここから走り去るのはそんなに難しいことじゃないように思える。だが、そもそも俺はまともに巨人化できるのか? ライナーができないと言うように。もしくはライナーでさえここで休まざるをえない状況を鑑みるに、下手に体力のない巨人を生み出せば他の巨人にやられちまうってことか...単純に夜になるのを待ってるってことか。いやそもそも夜にならなくたって俺らの体が治りきるのをやつらが待ってるはずがない。俺らが無力なうちに手を打つはずだ。このままじゃ何もできないと思ったエレンは、調査兵団のことを考えた。あのあと、みんなどうなった? まさかこっちに向かってねえよな。そんなことしたら、みんな無事じゃすまないぞ。城の巨人は夜なのに平気で動いていた。ここの巨人はどうだと聞くユミルに、ここの巨人は夜は動けない。そんなことお前ならわかってるんだろうとライナーは言った。エレン:『そういや、ユミルはなぜ巨人になれる? 俺と同じで何も知らないってわけでもなさそうだが。味方なのか? こいつの目的もよくわからない。もともとよくわからないやつではあったが...』 『まずできるだけこいつらから情報を引き出してこの状況を切り抜ける。そのためには今は、感情を噛み殺せ。体を修復しろ...』 巨大樹の森を目指す調査兵団。エルヴィン:「タイムリミットは日没までだ。極力、最短ルートを維持せよ」 先行しがちなミカサにハンネスが少し力を抜け、陣形が乱れると声をかける。 「気持ちはわかるがな。だが言ったろ。エレンはおとなしく捕まってるようなやつじゃねえって。違うか? あいつは絶対諦めねえ。だから俺たちは焦らず、そのかわり絶対に行くんだよ。あのときみたいにな」 ユミルに水はないのかと言われて、この状況じゃ手に入れるのは無理だと答えたライナーは、そういえば昨日からろくに飲まず食わずで何より寝てねえと話し出した。ライナー:「まあ幸い壁は壊されてなかったんだから、ひとまずは休ませてもらいてえもんだ。昇格の話はそのあとでいい。いや、そんくらいの働きはしたと思うぜ俺たちは。あのわけのわからねえ状況下でよく働けたもんだよ。兵士としてそれなりの評価と待遇があってもいいと思うんだがな」 ユミル:「ライナーさんよ、何を言ってんだ、あんた」ライナー:「あ? なんだよ。今すぐ隊長に昇格させろなんて言ってないだろ」 ユミル:「そう、ではなくてだな」ライナー:「あ、そういや、お前らあの大砲、どっから持って来たんだよ。あのときは本当に助かったぜ。そんでもって、そのあとのクリスタなんだが、ありゃ、どう見ても俺に気があるよな...」 エレン:「おい、てめえ、ふざけてんのか」 怒るエレンに、何かまずいこと言ったかとライナー。ユミルがエレンに、待てよ、あれはどう見ても普通じゃないと言い、ベルトルトに、何か知ってるなら、いいかげん黙ってないでなんとかしてやれよと言った。ベルトルト:「ライナー、君は兵士じゃないだろ。僕らは戦士なんだから」 ライナー:「ああ、そうだったな」 エレン:「はあ? なんだそりゃ」なんとなくわかった気がする。壁を壊したやつが命がけてコニーを助けたりなんておかしいと思ったよとユミル。 ユミル:「自分が矛盾したことやってるのに無自覚だったんだよ。なんでそんなことになったのか知らんが、おそらく...本来は壁の破壊を目的とする戦士だったが、兵士を演じているうちにどちらが本来の自分かわからなくなった。いやもしくは、罪の意識に耐えられず心の均衡を保つために無意識に自分は壁を守る兵士のひとりだと逃避しそう思い込むようになったんだ。その結果、心が分裂し記憶の改ざん、話がかみ合わなくなることが多々あったって様子だな...」 ライナー:「黙れ。口を閉じろ」 ユミル:「悪かったよ。詮索がすぎたな」 エレン:「ふざけんじゃねえよ。なんで被害者面してんだお前は...」エレンはベルトルトにあの日どういうつもりで俺たちの話を聞いていたんだと言った。お前らの目の前で俺の母さんが喰われたときの話をした。お前が蹴り破った壁の破片が家に直撃したから母さんは逃げられなかった...ベルトルト:「あのときは...気の毒だと思ったよ」 エレン:「ああ、そうか。お前ら兵士でも戦士でもねえよ。ただの人殺しだ。なんの罪もない人たちを大勢殺した大量殺人鬼だ」 ライナー:「んなこたあ、わかってんだよ。お前にわざわざ教えてもらわなくてもな」 エレン:「じゃあ、いっちょ前に人らしく悩んだりしてんじゃねえよ...この世界を地獄に変えたのはお前らなんだぞ。わかってんのか。人殺しが」ライナー:「その人殺しに何を求めているんだよお前は。反省してほしいのか。謝ってほしいのか。それでお前は満足かよ...」 エレン:「そうだな。俺がまだ甘かったんだ。俺は頑張るしかねえ。頑張ってお前らができるだけ苦しんで死ぬように努力するよ」ユミル:「そうじゃねえだろ。頼むぜエレン。そんなガキみたいなこと言ってるようじゃ期待できねえよ」 ユミルはライナーにあの猿は何だと聞く。何のことだとライナーは言うがユミルは、知らなかった割にはあの時ふたりしてガキみたいに目を輝かせてあの猿を見てたよなと言った。エレン:「なんだ、猿って」ユミル:「まあ聞け。その猿って獣の巨人が今回の騒ぎの元凶だよ。壁の中に巨人を発生させたんだ。目的は威力偵察ってところかな。こいつらが目指しているのもそいつのところさ。そいつを目指せばお前らの故郷に帰れるんだろ」 知ってるなら全部話せというエレンに私にもいろいろ都合があるんだからとユミル。あのふたりをやっつけて、それで終わりだと思っているなら大きな間違いだと言った。 エレン:「はあ? 敵はなんだ」 ユミル:「敵? そりゃ言っちまえば、せ...」ライナー:「ユミル!!!」ライナーがユミルの言葉を遮って、そこまでわかってるなら身の振り方を考えろ。お前しだいではこっち側に来ることも考えられるだろうと言った。 ユミル:「信用しろって、無理だな。そっちは私を信用できない」ライナー:「いいや、信用できる。お前の目的はクリスタを守ることだろう...クリスタだけはなんとかしたいという思いを俺たちが受け入れられないと思うか? それとも俺たちよりもエレンの力のほうが頼りになるのか」 ライナー:「正直に言うが、俺たちについていてもお前の身の安全は保障されない。だがクリスタひとりくらいなら俺たちでなんとかできるかもしれない。自分のわずかな命かクリスタの未来か選ぶのはお前だ」 エレン:「どういうことだ。おい、言えよ。敵の正体は?」ユミル:「さあな...」 ライナー:「決まりだ。残念だったなエレン」『調査兵団がもう...』 『あと1時間もすれば日没だ...』☆次回 「子供達」【感想】ほとんど会話ばかりの回だったけど面白かった。ライナーは精神が崩壊していたんだね。やったことは許せないけど、やらせたやつがいるんだろうし複雑な事情があるんだろうね。エレンはまあ彼にしたら我慢したほうなのかもだけど、結局、謎は謎のままだったような。世界に先がないとかわずかな命とか、ますますわけわかんなくなってきた~続きが早く見たいな。
2017.05.29

夏目友人帳 陸 あらすじ・感想 ★5期はこちら → 「夏目友人帳 伍」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「つきひぐい」☆第2話 「明日咲く」☆第3話 「二体さま」☆第4話 「違える瞳」☆第5話 「縛られしもの」☆第6話 「西村と北本」☆第7話 「ゴモチの恩人」
2017.05.26

夏目友人帳 陸 第7話 「ゴモチの恩人」 ☆前のお話は → 6期 1~6話あらすじまとめ★5期はこちら →「夏目友人帳 伍」 眠そうにしている夏目に、もう寝るのかとニャンコ先生。昨日は大変だったのに、どこに行っていたのかと聞くと、飲み会に決まってるだろうがと答えた。何があったとニャンコ先生に聞かれて夏目が話す。 昨日、夜中に天井から妙な音がして、夏目レイコ、いるなら出て来い。出て来ないとこの家ごと潰してやるぞと声がした。外に出てみると、デカい妖怪だった。 話を聞いてやるからついて来いと走って家から離れた。お前を喰って名をあげてやると追いかけてくる妖怪をなんとかまいた。 と、話していると天井からまた音がした。昨夜の声とは違うようだ。 ?:「夏目様、夏目レイコ様、おいでですか」先生:「レイコのやつ、どれだけ恨みをかっているのだ」夏目:「悪いが祖母のレイコは他界したんだ」 ?:「他界? それはそれは、悲しきことで」夏目:「レイコさんに何か用か。俺は孫の夏目貴志だ。名を返すことならできるけど」 ?:「名を? いえいえ、レイコ様に少しお世話になったことがありまして、お礼をお伝えしたく参ったのです」 夏目:「お礼?」先生:「レイコに?」夏目:「お礼参りじゃなくて?」 ゴモチ:「私はゴモチと申します。本日はお礼とご報告があって参りました。正直、レイコ様とはそれほどおつき合いはないのです。しかし恩人であるのです」 ゴモチ:「私はここから少し離れた七房の森に住んでおります。そこへある頃から人間の娘がやってくるようになりました」 何をするでもなく、ただブラブラ歩いたり、小高い草原の上で居眠りをしたり。風のうわさでその娘の名前はレイコと。また人の子が来ている。こんな山の中に何をしに来るんだろうと妖たちが話していると、レイコ:「昼寝しに来ているのよ。騒がしくしないでもらえるかしら」 妖怪を見ることができる人の子に森の小物たちは大騒ぎ。昼寝をしているレイコに小石を投げると、大きい岩で仕返しされそうになった。 夏目:「正当防衛だな」 先生:「過剰防衛だ」ゴモチ:「とまあ、我ら妖者を恐れぬ不思議な人の子でした」 レイコはものすごく妖力が強くて神格に近いものまで従えることができるらしいと聞いてきた者がいて、それが本当ならあのことを相談してみてはと話していると寝ていたレイコが起きた。「ちょっと、人の枕元でゴチャゴチャと。いい加減にしてもらえないかしら」「元々はここは我らの森だ。文句があるなら出ていけばよかろう」「あ? それは、そうだけど」レイコと話していると大きな音がした。 行ってみると大木が折れていた。 「きっとこれも、センキ様とヒャッコ様の仕業だ。森で最も力が強いそのおふたりが、最近ひどいケンカをしておられる。それでこうして暴れまわり我々は困り果てておるのだ。レイコとやら、お前も力が強いと聞く。おふたりにケンカをやめるよう話してもらえぬか」 ゴモチの話を聞いて、それは名案だ、恐ろしくて我らにはどうにもできないから人の子よ頼むと妖怪が集まってきた。自分たちのことでしょ。面倒は御免よとレイコ。 中には人の子になど何ができると言う妖怪もいた。また大きな音がした。 ゴモチはとにかく来てくれとレイコを洞窟に連れて行った。 「赤き帯がセンキ様。青き帯がヒャッコ様だ」私は関係ないと言っていたレイコだが、洞窟の奥に誰かいるのを見つけて、あれは何? と聞いた。 「ああ、美しいだろう。キブネというんだ。センキ様とヒャッコ様に捕まっているのだ。おふたりのうちどちらか優れている方の嫁にするのだと」ふたりには逆らえないから、かわいそうだけど仕方がないんだとゴモチが言うとレイコはキブネのところへ。 レイコ:「ねえ、あなた。あなたは納得してるの? どちらかのお嫁さんになりたいの?」キブネ:「いいえ。もったいない申し出ですが私は帰りたいのです」 花嫁に勝手に近づいているのは卑しき人間だとセンキとヒャッコが来た。 レイコ:「ねえ、あんたたち。この子をはなしてやりなさいよ。とてもくだらないことでケンカしているらしいじゃない」ヒャッコ:「くだらないだと?」 レイコ:「そうよ。どちらが花嫁をもらうのに相応しいかですって。捕えてないと逃げられる時点でどちらも相応しくないわよ。バカバカしい」 「まあいいわ。誰よりも強い者が花嫁をもらえるのね?」 「ならば私も参戦するわ。花嫁は私がもらう」「負けたら私を食べてもかまわないわ。森を守りたいとか、この子を助けたいとか、そんなんじゃないけれど、勝って高慢なあなたたちの泣きっ面を見たくなったわ」 勝手なことを言うなと怒るセンキとヒャッコ。怖いなら不戦敗にしてやってもいいわよと言ったレイコだが、もう夕方じゃない、帰りが遅いととても叱られるのよと家に帰った。「じゃあ、また来るから。勝負はその時ね」 先生:「無茶苦茶だな」ゴモチ:「そう、無茶苦茶なお方でした。我々はきっと逃げたのだと思いましたが、レイコ様は翌日には戻ってきてくださったのです」 センキに私と勝負しましょうとレイコ。今ヒャッコを呼んでやるとセンキが言うと、1対1の勝負は怖いの? と言った。「いいわよ。みんなを呼びましょうか。センキは1対1では勝負できないんですって~」いいだろうとセンキが言うと勝負方法も私が決めるとレイコ。「あなたの腕って、とても立派。この私の細腕に免じていいでしょ」 「あの高い木のてっぺんに木の実があるでしょ。あれを先に取ってきた方の勝ちってのはどう?」 ゴモチ:「お、おい、やめておけ。鈍そうに見えてセンキ様は...」センキ:「ハハハ、いいぞ、勝負だ」レイコ:「じゃあ、勝負開始」 木に登りはじめるセンキ。 レイコは足元の木の枝を投げた。 命中。 「悪いけど勝負は勝負。私の勝ちよ」 「勝ったぞ。卑怯だけど人の子が!!」「卑怯だけど、とりあえず勝ちだ!!」 しかし確かに木登りとは言っておらぬかとセンキ。レイコはお詫びにこの実をあげるわと差し出した。「あなたが堂々とした妖だから通用した作戦ね。でも約束通りキブネからは手を引いてちょうだいね」 センキ:「妙な小娘だ...」ゴモチ:「短気なセンキ様も呆れて毒気を抜かれたようでした」 ヒャッコを呼び次はあなたの番よとレイコ。ヒャッコが先によい勝負方法を思いついたと言い出した。ヒャッコ:「センキが負けた今、私が勝てばこの森で一番強いのは私。キブネとの祝言のごちそうとなるものを集めるのだ」 ヒャッコ:「この森では縁起物とされる、イガの中に3つ実がある栗を多く集めてきた方を勝ちとしよう。夜明けまでにあの一本木の下へ」 レイコ:「ちょっと、待ちなさい...」ヒャッコ:「我ながら名案。よろしいな。では、勝負」 どうするのだ、策はあるのかとゴモチが聞くと、ないわ、油断しちゃった。栗を拾ってまわらないとねとレイコ。人の子などに期待してしまったのがそもそもと妖たちが言い出すと、やかましいわよ、弱虫妖怪たちとレイコは言った。 レイコ:「今が好機だとわからないの。この夏目レイコほどの強者を利用してあのヒャッコを負かす最初で最後の機会かもしれないって言ってるの。今、負かしておかないと大変なことになるんでしょ。さあ私を勝たせなさい。イガグリを集めて私のところへ持ってきて。夜明けまでに一本木の下へ。あなたたちは、こんなにいる。負けるはずがないわ」よし集めるぞと走り出す妖たち。レイコはウサギ顔の妖怪に裏切ったりしたら尻尾の毛をむしるわよと言って一本木の下で自分の代わりに栗を受け取っておくようにと指示した。ゴモチ:「お前はどうするのだ」レイコ:「私も栗を拾うのよ。当たり前でしょ。私、負けるの嫌いだもの」 レイコ:「痛っ、せめて柿にしてもらうんだった」ヒャッコ様は森を知り尽くしているから栗も山のように集めてくるだろうと言い、降りると言い出した妖怪がいた。ゴモチが止めようとするとレイコは放っておきなさいと言った。 「やりたくない者はやらなくていいのよ。そういうものでしょ。繋がりなんてすぐ切れるのが当たり前なんだから。これは私がやってみたくてやってることなの。うまくいっても失敗しても...負けるのは嫌いだけど、やるって決めたことはやり通してみたいだけなのよ。それにキブネにも期待させるようなこと言っちゃったしね」 夜になった。人の子は帰らねば体がきついのではないか。それに叱られるとも言っていただろうとゴモチが言うと、今日は家の人も帰りが遅いから日が昇ってすぐ帰ればなんとかなるわとレイコは答えた。レイコ:「でも、気の毒な人たちなの。こんなお荷物押し付けられて...明日帰れるかしら」 ゴモチ:「その時、なんとなく感じたのです。レイコ様は負けることというより、帰れなくなることを恐れていないのだと」 レイコ:「あら、結構集めてくれたのね」ゴモチ:「しかし、どうだろう。これでは...」思ったより持ってきてくれるやつが少なくてとウサギ。レイコは構わないわと言った。レイコ:「あとは私がヒャッコの到着を待つから、あなたたちは帰っていいわよ」 しかし勝てるだろうか。ギリギリという感じな気がとゴモチが見るとレイコは寝ていた。 おーい、と栗を抱えた妖怪たちが集まって来た。 ヒャッコ:「無念。私の負けか...」 ゴモチ:「こうして勝負は着き、ヒャッコ様とセンキ様は、森の者たちの気持ちを知って反省なさったようでした。約束通りキブネはレイコ様がもらい受けたのですが...」 「キブネ、あなたは自由よ。帰りたい所があるなら帰りなさい」 「素敵ね、キブネ。帰りたい所があるなんて」 レイコ:「もう行くわね。家の人が起きてしまう」ゴモチ:「レイコとやら。お前またこの森へ来るのだろう」レイコ:「楽しかったけど、顔見知りのいる森なんて落ち着かないわ。さようなら」ゴモチ:「それ以来レイコ様が来ることはなくなりました。森のみんなは時々、レイコ様が来ないかとソワソワしていたのですが...」 『何かと繋がれるかもしれなかったレイコさん。でも、たぶん気付けなかったのだろう。いろんなものから距離を取り過ぎて...いや、ひょっとしたら、気付きたくなくて...』 先生:「ほんとに、どうしようもない女だな」 夏目:「うるさいぞ、先生」ゴモチ:「それでも私たちの恩人なのです」 夏目:「祖母のこと、あまり聞ける機会がなかったから。話してくれてありがとう、ゴモチ。ああ、そういえば報告って?」 ゴモチ:「ああ、それは私事なのですが。その後、キブネと一緒にレイコ様を待ったり捜したりするうちに互いに思い合うようになりまして。このたび祝言をあげることになり、式へのご招待をと」 先生:「そうか、祝言...」「え、え~!!!」 『酒につられた先生とおよばれした森は、どこか楽しくて懐かしくて』 『レイコさんが気まぐれに助けたキブネはとても美しく』 『きらきらとしたこの光景をレイコさんにも見せたかったと少しだけ悔しく』 『少しだけ誇らしく思った』☆次回 「いつかくる日」【感想】きれいなお話でした。レイコさんの話はかわいそうなところもあるし、人間の儚さも改めて感じるし、ちょっと寂しいんだけどね。ゴモチは宇宙人みたいとか思ったけど、とてもいい妖で、美しいキブネをお嫁さんにできてよかったね。センキとヒャッコも根が悪いやつではなかったね。負けも認めたし祝言にも仲良く出席していたね。夏目もレイコさんの話が聞けたしおよばれもしてよかった。みんなきれいだった。
2017.05.26

『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」 ☆第31話 「戦士」 ☆第32話 「打・投・極」 ☆第33話 「追う者」
2017.05.24

進撃の巨人2 #33 「追う者」 ☆前のお話は→ 第26話~第32話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」「ライナーに勝てる」とエレンは思ったが超大型巨人が倒れてきた。頭部が落下して爆風が兵士たちを襲った。 鎧の巨人はエレンを口の中に。 ユミルを抱えたベルトルトは立体機動装置を使って鎧の巨人の肩に乗る。 鎧の巨人は走り去った。 トロスト区。酒を飲んで寝ていたピクシスは頭をピシャっと叩かれて起こされた。第一第二防衛線に巨人が現れなくなって索敵を送っていたが巨人をほとんど見つけられなかったとの状況報告を聞く。壁沿いを走ったハンネスたちの先遣隊が無事なら帰り着くのはもうじきかとピクシス。この時間に着くのならちょうどクロルバ区との中間で引き返したことになるがと言った。 「その場合やはり巨人との遭遇も少なかったのじゃろう。壁に穴が空いていのたら、そうはいかんじゃろうからのう」 ピクシス:「エルヴィンか。例のネズミっ子を一匹捕えたらしいのう」エルヴィン:「ええ、しかしあと一歩及びませんでした」 ピクシス:「だがあれで中央の連中は考えるであろうぞ。古くさい慣習と心中する覚悟が自分にあるのかをのう」エルヴィン:「そのようです。見てください。ついに憲兵団を巨人のいる領域まで引きずり下ろすことがかないました」 非常時だと聞いて来てみりゃ、随分とのんびりしている。獲物はどこだと聞かれるリヴァイ。リヴァイ:「なんだ、お前ら随分と残念そうじゃないか。悪いな、お目当ての巨人と会わせられなくて。今回のところはまあ残念だったかもしれんが壁外調査の機会はいくらでもある。これからは力を合わせて巨人に立ち向かおうじゃないか」 先遣隊が戻り、壁に穴などの異常はなかったが大変な事態になったと報告する。 「我々はトロスト区に報告に向かう帰路でハンジ分隊長率いる調査兵団と遭遇しました。その中に装備を着けていない104期の新兵が数名いたのですが、その中の3名の正体は巨人でした」 ジャン:「はあ、何いってんだ、あんた。あいつらの中にまだ...3人て、誰が?」エルヴィンはジャンに待つんだと言い、正体が判明してどうなったとたずねた。「調査兵団は超大型巨人と鎧の巨人と交戦。我々がその戦いに加わった後すぐに決着が...」 倒れて動けない多くの兵士たち。ハンネスがアルミンのところに来た。ハンネス:「ったく、ひでえもんだ。無事なのは運よく上にいた俺たちだけ。下にいたやつらは熱と風圧で一時再起不能ときた」 ミカサの具合を聞かれたアルミンは、大きなケガはしていないから脳震とうじゃないかってと答えた。ハンネスはアルミンに食べてないだろうと野戦糧食を取りに行った。 ミカサは昔の夢を見ていた。 アルミンは買ったパンを三人組の不良に取られ、エレンはひとりで取り返しに行く。アルミンの家の3日分のパンを返せと言うエレンに、食っちまったと三人組。弁償しろとエレンが言いケンカになる。 酒を飲んでいるハンネスたちに露天商がケンカを止めろというが、もうすぐ俺たちよりたよりになるのが来るから大丈夫だとハンネス。 ミカサ、飛び蹴りで登場。早く帰って薪割りしないとまたおばさんに怒られるとエレンに言う。 アルミンはここはミカサにまかせてと止めるがエレンは聞かない。 ミカサ、三人組を投げ飛ばす。 税金泥棒と言われて怒る兵士を本当のことを言われただけじゃと止めたハンネスだが、露天商のパンチが顔面にヒットしてこちらもケンカになる。 大ごとになってしまい逃げ出す三人組。 パンのことはもういいんだ、ありがとうとアルミン。 エレンはお前らは先に帰っていろと言うと三人組を追いかけて走り出した。 エレンを追おうとしたミカサは止められた。ミカサ:「エレン~」 ミカサ:「エレンはどこ?」 ケガの度合いがわからないから動くんじゃないとアルミンが言うがエレンの姿を捜すミカサ。 「エレンは連れ去られたよ。ユミルも。ベルトルトとライナーに」 「エレンは鎧の巨人に負けた。それからもう5時間は経ってる」誰もあとを追っていないと聞いてどうしてと怒るミカサに、馬をあちら側に運べないからだとアルミン。エレンを取り戻すには馬をあちら側に移すリフトがここに来るのを待つしかない。ミカサはそれに備えてくれと言った。 「ハンジ分隊長や他の上官が重症で動けないでいる」 「小規模でも索敵陣形を作るには一人でも多くの人員が必要なんだ。手練れは特に。わかったかい」 またこれかと頭を押さえるミカサ。どこか痛いのかと聞かれて頭を強くぶつけたようだが大丈夫と答えた。でも、 「エレンがアニにさらわれた時、私はすぐに追いかけリヴァイ兵長と戦って、それでようやく取り戻せた。でも5時間も経ったあとでは...」 ミカサ:「ねえアルミン。なんでエレンはいつも私たちから遠くに行くんだろう」アルミン:「そういえばそうだね。エレンは昔からひとりで突っ走っていくんだ。僕らを置いて。きっとそういう星の下に生まれついたんだよ、エレンは」 「私はただそばにいるだけでいいのに。それだけなのに...」 ハンネス:「気がついたのか。腹へっただろう。ほら食え。まあいつもの野戦糧食だが。まずくもうまくもねえ。いつも通りだ」 食べないでいるふたりに、いつものことじゃねえかとハンネス。あの悪ガキの起こす面倒の世話をするのは昔からお前らの役目だろう。腐れ縁てやつ。時代とか状況が変わってもやってることはガキんちょの頃のままだろうと笑った。 「しかし、あのバカはろくにケンカも強くねえくせに相手が3人だろうと5人だろうとお構いなしに突っ込んでったよな。そんでミカサや兵士に止められるころにはもうボロボロだ。ただな、勝ったところはついぞ見たことねえが、負けて降参したところも見たことがなかった」 「あいつはときどき俺でもおっかねえと思うくらい執念が強え。何度倒されても何度でも起き上がる。そんなやつがただおとなしく連れ去られて行くだけだと思うか? いいや力の限り暴れまくるはずだ。ましてや敵はたったのふたりだ。相手が誰であろうとてこずらせ続ける。俺やお前らが来るまでな。エレンはいつもそうだろう」 「俺はあの日常が好きだ。エレンに言わせりゃそんなもんは、まやかしの平和だったのかもしれんが。やっぱり俺は役立たずの飲んだくれ兵士で十分だったよ。あのなんでもない日常を取り戻すためだったら俺はなんでもする。どんだけ時間がかかってもな」 「俺も行くぞ。お前ら3人が揃ってねえと俺の日常は戻らねえからな」 壁の上を馬で走ってエルヴィン団長らが到着。 アルミン:「クリスタ、やっぱり君には残ってほしいんだけど」クリスタ:「何度も言ってるけどそれは無理。ユミルがさらわれたのにここで待つなんてできない。ふたりにはわかるはずでしょ」 コニー:「クリスタの言う通りだぜアルミン。俺たちにはやつらを追いかける理由が多すぎだろ。俺はまだ信じられねえからよ...やつの口から直接聞くまでは」 エルヴィンがリフトを下ろせと指示を出す。 ハンジが「地図を」とモブリットの足を掴む。 「ここに小規模だが巨大樹の森がある。鎧の巨人の足跡は隠しようがないと思うけどたぶん彼らはここに向かいたいだろう。賭けだけど巨人の力があっても壁外では他の巨人の脅威にさらされるようだし、あれだけ戦ったあとだからエレンほどじゃなくてもえらく消耗しているんじゃないか」 「彼らの目的地をウォールマリアの向こう側だと仮定しようか。さらにその長大な距離を渡り進む体力が残っていないものと仮定してみよう。どこか巨人の手の届かないところで休みたいと思うんじゃないか。巨人が動かなくなる夜まで」 森... 回復中のエレンとユミル。 「おう、起きたか、エレン」 ハンジ:「夜までだ。夜までにこの森に着けばまだ間に合うかもしれない」エルヴィン:「行くぞ」 ☆次回 「開口」【本日のオマケ?】ちょっと一息という感じかな。怒涛の展開だったからまあいいかな。で、今回は感想というか、ちょっと気づいたことなど。★『もうひとり』って誰だかわからないままだったけど... ユミルが超大型巨人につかまってパクッてされたとき、もうひとり喰われていたよね。誰だかわからなくて、もうひとりのままで、たぶん人間だろうから死んじゃっただろうしかわいそう。この人って立体機動装置を手に入れるために捕まったのかな。何事もなかったように人間に戻ったベルトルトはユミルをおひめさま抱っこして立体機動装置で鎧の巨人に飛び移っていたよね。ベルトルト、許せん。★ハンジさんって、 女の人。だよね...★ミカサの強さは、 子どもの頃から本物だな。親に指導されたとか聞いていないが、ミカサとリヴァイの強さは人間離れしすぎていると思う。巨人じゃないし、何か血筋とかあるんだろうか。そういえば、リヴァイのケガはまだ治らないのか。かなり長い気がするが。早く治して働けw
2017.05.24

夏目友人帳 陸 あらすじ・感想 ★5期はこちら → 「夏目友人帳 伍」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「つきひぐい」☆第2話 「明日咲く」☆第3話 「二体さま」☆第4話 「違える瞳」☆第5話 「縛られしもの」☆第6話 「西村と北本」
2017.05.22

夏目友人帳 陸 第6話 「西村と北本」☆夏目の友だちの中で、夏目の能力(妖が見える)やニャンコ先生の秘密を知らない、西村悟と北本篤史の話です。前半が西村、後半が北本。 ☆前のお話は → 6期 1~5話あらすじまとめ★5期はこちら →「夏目友人帳 伍」それはまだ高校に進学したばかりの頃のこと。「転入生が来るらしいぞ」「女子か? 女子だろうな...」 『その日の朝、俺たちのテンションはMaxに上り』 「ヒガサキ市から来ました。夏目貴志です。よろしくお願いします」 『数分後には夕暮れの海のように凪いだ』 西村がよろしくと声をかけた。西村:『初めは妙に落ち着いたやつだと思った』 西村:『控えめでおとなしく、いつも笑顔を返す。特に興味の持てるやつではなかった』 北本:「なんだ西村。またメロンパンか」西村:「ああ。兄貴が模試で家の中ピリピリしてて、母さん俺の弁当なんか作るのめんどくさそうだから、もういらないって言っちまってさ」北本:「また何か言い方が悪かったんだろう。お前はすぐどうでもいいことで人ともめるからな」 西村:「いいな~俺も弁当作ってくれる妹が欲しかった」 北本:「真奈のやつ、星やハートは無駄が多いからやめろって言ってるのに。俺はみっちり詰めてほしいんだ」西村:「お前最低。俺のパンと替えろよ」 北本:「転入生か。見かけないと思ったらあいつあんなところで弁当食ってたのか。誰か誘ってやれよ」西村:「誘うも何も、あいつ気がつくといつもいないか寝てるかだろ」北本:「確かに」『あ、そうか。ひょっとして声をかけられたくないんじゃないか。ニコニコしているけど、こんな田舎者たちとは仲良くなりたくないんじゃないだろうか』 西村が筆箱を忘れて戻ると夏目が寝ていた。 西村:「おい、転入生、起きろ~」夏目:「あっちへ行け。来るな!!」 夏目:「あ、悪い。寝ぼけてて。俺、変なこと言った?」西村:「寝ぼけて? いや。ハハハ、俺、寝言ってこんなはっきり聞いたの初めてだ」 西村:「あ、悪い。別にバカにしたわけじゃ」夏目:「いや、ありがとう」 上級生に早く出て行けよと言われて西村は夏目の手を引いて走った。 『いつもニコニコしている転入生の笑顔を初めて見たような気がした。でもそれは裏を返せば、いつもの笑顔は嘘なんだなとも思った』 家に帰って、ただいまと言うと母に「しっ、お兄ちゃん今、集中してるから」と言われた。西村:『何だよ。こっちだって高校に上ったばかりでザワついていた』 北本が進路相談なのでひとりの帰り道。夏目が倒れているのを見つけた。ただの貧血だからここで休んでいくから大丈夫と夏目は言うが、遠慮している場合かよと家に連れて行った。 西村:「ただいま。よかった、まだ誰も帰ってないっぽいな。さあ上がれよ夏目。二階が俺の部屋なんだ」夏目:「いや、西村。玄関でいい。ありがとう」 西村:「顔色悪いじゃないか。上がれって」 西村:「外に何かいるのか?」夏目:「いや、いい庭だと思って」 夏目:「西村の部屋も二階にあるんだな。俺の部屋も二階にあるんだ」西村:「へえ (初めて自分のこと喋った) て言っても、兄貴と共同で使ってたのを無理やりふたつに分けて仕切ってる部屋なんだけど。昔はけっこう仲よくてさ」夏目:「へえ、西村にはお兄さんがいるのか。いいな」 いないと思った兄は二階にいて「玄関で何やってんだ悟。うるさいぞ」と言われた。 兄:「友だち連れて来るとかさ、時間ない俺にあてつけてんのか」西村:「別にいいだろ。俺の家でもあるんだからな」 夏目:「来た...やっぱり俺、帰るわ。ありがとうな西村」西村:「何言ってんだ。まだ真っ青じゃないか」夏目:「大丈夫だ。とにかくありがとう。じゃあな」急いで家を出て行った夏目を見て兄は、お前強引に連れて来たんじゃないかと西村に言った。西村:「はあ? 具合悪そうだから休ませてただけだろう」 兄:「その割にはなんだあいつの態度。お前あいつに嫌われてるんじゃないか。お節介なやつって煙たがられるからな」 翌日。夏目は学校を休んだ。西村:『やはり貧血がひどかったんだろう。けれど、どんな顔をすればいいのかわからなかったので助かった』 西村は北本たちに昨日の話をする。そんなに具合悪けりゃ休んでいけばよかったのにと言う西村に笹田(委員長)は「やっぱり人の家じゃ、気を使って疲れがたまるんじゃないの?」と言った。人の家? 笹田:「どうせそのうち噂で知るだろうけど、夏目くんて両親いなくて親戚も学校も転々としているんだって。今も遠縁の人の家で二階の部屋を借りてるらしくて。やっぱり気を使ってるんでしょうね」 西村:『バカみたいだ。家族を亡くしてるやつにあんなこと...夏目が嬉しそうな顔で話すから、俺も何か話したかっただけなのに...』 (夏目が成り行きで猫を飼うことになったと話をしていた) あの日以降、何となく夏目に声をかけづらくなった。夏目のほうも相変わらず、いたりいなかったり。そのうち声もかけてこなくなった。北本:「夏目とケンカしてんのか。サッサと仲直りしろよ」西村:「あのなあ、だからケンカするほど仲よくなってもなかったての」西村:『けど何だろう。ほんとに最近、心がざわつく...肩が重い』 『ヤバい。さすがに参考書でも探さないとマズイかも』 西村:「夏目、珍しいところで会うな。それ何? 折り紙?」夏目:「ああ。塔子さんが、知り合いの人が入院したから千羽鶴を折っておくりたいって言ってたんだ。だから俺も何羽か手伝おうと思って」西村の顔つきが変わった。塔子さんは世話になっているところの奥さんだよと夏目が話すと、で、何で折り紙の本? ひょっとして折り方しらないのかと言った。 西村:「あのさあ、鶴なんてほとんどのやつが折れるんだぞ」夏目:「西村、どうした?」西村:「俺だって折れるんだ。聞けば済むことだろ。その塔子さんとやらにでも聞けばいいじゃないか。こっそり本なんかで調べて。そんなにお前のまわりの人間はあてにできないやつばっかりってことかよ」 西村:「あ、俺今何言った? 俺...」西村は書店を飛び出した。 西村:『何やってんだ俺。何であんなひどいこと。どうしたんだろ...ひどく心が重いんだ。まるで大きくて黒い塊にのしかかられてるみたいに...呼吸の音、もうひとつ聞こえる気がする。ダメだ。ここにいてはいけない...』 西村:「早く出ないと。早く帰らないと...」夏目:「西村!!」 西村:「夏目?」「あいつは?」「軽く追っ払ってやったわ」西村:『あ、誰か話してる』 夏目:「ありがとう、先生。前に絡んできてたやつ。西村にもちょっかいを出していたようだ」西村:『夏目だ。夏目がダルマみたいな猫と話している。これは夢?』 夏目:「西村はすごくいいやつなんだ。なのにあいつに引っ張られて気持ちがざわついていたみたいだし」先生:「フン、こんな生意気なガキ、放っておけばいいものを」 夏目:「先生、西村は忘れているかもしれないけど、俺にとっては特別なんだよ。あの教室で一番最初に声をかけてくれたんだ」夏目:「嬉しかったんだ。俺。嬉しかったんだよ。先生」西村:『ああ、だったら夏目、猫なんかと話してないで、もっといっぱい話をしよう...』 母が呼ぶ声がして目をあけると病院だった。「あんたはどうしてそう心配かけるの」と母。夏目が入って来た。 西村:「夏目、俺を追って来てくれたんだな。お前はケガはないのか。大丈夫か?」 夏目:「ああ。よかった。西村が無事で...よかった」西村:「うん。ありがとう夏目」 夏目:「塔子さんに聞かなかったのは、こっそり折ってみて、もしちゃんと折れるようになったら、手伝いますって言ってみたくて。子供っぽくて恥ずかしいけど」西村:「そうか 」『妙に大人っぽく達観しているように見えていた夏目は、付き合ってみるとけっこう子供っぽいやつだった』 夏目:「あ、ニャンコ先生、折り紙を食べるんじゃない」西村:「しっかし、これ何猫? どこでこんなん拾ったんだ。すげーボンキュッボンだな」 ふたりで鶴の折り方がわからなくなって、こういう時は北本に聞こうと西村が言っていると兄が出てきた。兄:「さっきから何を騒いでいるかと思えば...ほら見本だ。よく見て、ちゃんと教えてやれ」兄は鶴を折ると西村の頭の上に乗せた。 夏目:「優しいんだな。お兄さん」 西村:『夏目の目が一瞬、羨ましそうに輝いた。その時の俺の顔は夏目にどう見えただろうか』 北本:『転入生と先に仲よくなったのは西村のほうだった』 北本がひとりでいる夏目に声をかけると、ガン見された。 北本:「すまん。脅かす気はなかったんだ」夏目:「ああ、悪い。暗くて誰だかよくわからなくて」 北本:「誰かと見間違えたとか?」夏目:「ああ、そんなところ」『なぜだか一瞬、ガラス玉のような目に見えた。掴みどころのない作り物めいた目』 『父ちゃんは去年、大きめな病気にかかり今もときどき仕事を早退する。こういう時、俺にできることなんてあるんだろうか』 妹の真奈が帰ってきて新しいドーナツ屋さんができたから食べたいの買って来るよと父に言う。うまそうだなと父。夕飯前だから母ちゃんに叱られるぞと言うと、お母さんの分も買うから平気と言って父も笑った。 夏目:「この前はすまない」北本:「あ、ガン飛ばしまくってきたことか?」夏目:「あ、ああ」夏目:「新しい場所では特によく見間違えるんだ。どっちか一瞬わからなくて...」北本:「...(イジメっ子とそうじゃないやつとかかな?)」夏目:「悪い。変なこと言って」北本:「そういや夏目、大丈夫か。もし西村のやつが一方的にじゃれついてて困ってるとかなら無理につき合うことはないんだからな」 夏目:「大丈夫。北本は優しいんだな。優しいやつには優しい友人ができるんだな」『普通はそんなこと恥ずかしくてあまり口にはしない。夏目にはそういう感覚がないくらい人と付き合いがなかったんだろうか』 それからは、物慣れない夏目の反応が新鮮で、 西村と一緒になって連れまわした。 北本:「なあ、進路プリントもう提出したか?」夏目:「俺はまだ」西村:「俺は出したぜ。もちろん進学だ。こんな田舎、絶対出て行ってやる。こんな合コンもコンパもできない田舎にいたってどうしようもないだろ」夏目:「北本は決めているのか?」北本:「まだだよ。夏目もちゃんとどうしたいのか藤原さんたちに話せよ。進学はしたいんだろう。やっぱり」夏目:「そうだよな」『さっきまではしゃいでいた夏目の目の光がスッと消えるのが見えた』『夏目を見ていると少し怖い。あんなふうに家族を失うこともあるのだ。帰る場所を失うことも』 進路希望を公務員に。入学時には進学希望だったろうと担任の先生。少し興味があって親にはまだ話していないと言うと放課後残るように言われた。 放課後。担任の先生は話を聞いて「なるほどな。でも本当はどうしたいのかが大事なんだぞ。もう一度ゆっくり考えてみろ」と言った。『父ちゃんはたぶん良くなってきている。けれど時々たまらなく不安になる。俺はあの家を守るため何かしなくて大丈夫だろうか。もし、夏目のように失ってしまったら』教室で考えていたら日が暮れていた。帰ろうとすると夏目の声がした。夏目:「とにかく外に出してくれ。そんなの自分で探してくれ。だいたい俺は...だからそんな鈴、俺は知らないんだ。はなせ、いいかげんに...」 北本:「どうした、夏目」夏目:「北本...」北本:「あれ、今、誰かに脅されてなかったか?」夏目:「北本、いいんだ。最近知り合ったやつが落とし物をしたらしくて探すのにつき合わされそうになったけど北本の声に驚いて逃げて行ったんだ。だからもう大丈夫だ」北本:「本当か? じゃあ一緒に帰ろうぜ、夏目」 ふたりで帰ろうとすると入り口が閉まっていて出られなかった。先生を捜して開けてもらってくるからここで待っていてくれと夏目が駆け出す。何考えているんだ、手分けして捜せばと北本も校舎内を走るが職員室に先生はいなかった。 北本:「それにしても、ひとりもいないなんて。あれ、夏目は? さっきから走り回っているのに一度も見かけない。夏目~あいつどこへ?」 廊下に鈴が落ちていた。そういえば、夏目が鈴がどうのって言ってたような。奥の教室から音が聞こえた。確かこの先には...北本は走る。部屋の中から風の音がした。夏目:「さっきから言ってるだろ。俺が手伝うって言ってるじゃないか。あいつは出してやってくれ。頼むから...」何だ? よく聞こえない。北本が教室を開けると、 北本:「夏目。何だこの風...夏目...」 夏目:「北本...鈴!!!」 手の中から鈴が消え風がやんだ。ひどいつむじ風だったな。今、窓から出て行ったみたいだと夏目。 北本:「ああ、すごかったな。夏目は大丈夫か?」夏目:「うん。ありがとう北本。助けに来てくれて」『うまく言えないが不思議な光景だった。その後、鍵は開いていて、気付くと先生たちもいて、まるで狐につままれたような...』 『あの時の夏目はひどく大人びて見えて...やはり遠いところにいるやつなんだなと思った。まるで知らない世界の...』夏目:「なあ、北本。もう書いたか? 進路のプリント」北本:「まだだよ。迷ってんだよ、本当は。いろいろさ」 夏目:「ああ、俺も。俺さ、本当はずっとここにいたいんだ。きっとそれじゃダメなんだけど。もうどこへも行きたくないよ」夏目:「ここが好きなんだ。ずっとここにいたいんだ」北本:「そっか。よかった。よかったな夏目」 『それはたぶん何よりも大事な夏目の本当の気持ち』西村:「お~い。何だお前ら。今帰り?」夏目:「ああ、ちょっといろいろあって」西村:「いろいろって何だよ~」『俺ももっと素直に話してみていいのかもしれない。きっと、答えなんか出ないけど』北本:「あ、あのさ。俺も実は迷ってて。聞いてくれるか...」☆次回 「ゴモチの恩人」【感想】西村も北本も妖怪絡みの不思議な出来事には遭遇していたんだね。夏目のいいわけもかなり怪しいもんだけど、それでもちゃんと友だちでいてくれる二人はいいやつだね。タイプは違うけど二人とも優しいね。夏目は小さい頃からたくさん辛い思いをしてきたみたいだけど、ここが好きだからずっといたいって思える家や家族、友だちができてよかったね。あまり深く掘り下げられることがない二人の登場だったし、丁寧に記事を作ろうと思ったら2回分のボリュームになってしまったw 次は久々のレイコさんの登場みたいで楽しみ。彼女が出てくるとどうも寂しさが残るんだけどね。
2017.05.21

『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」 ☆第31話 「戦士」 ☆第32話 「打・投・極」
2017.05.16

進撃の巨人2 #32 「打・投・極」 ☆前のお話は→ 第26話~第31話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」 訓練兵の時、ライナーは「帰れなくなった故郷に帰る。俺の中にあるのはこれだけだ」と話し、ベルトルトは「僕は安全な内地に勤務できる憲兵団狙いで兵士を選んだ」と言った。エレンの「俺は殺さなきゃならないと思った。この手で巨人どもを皆殺しにしなきゃならねえって、そう思ったんだ」という言葉を聞いたライナーは「巨人と遭遇した後でもその考えは変わらなかったってことだな。お前ならやれるはずだ」と言った。エレン:「この、裏切り者がぁぁぁあああ!!」 ミカサ:『あの時、ふたりの首を撥ね落としていれば...最大のチャンスを。私ならできたはず。なぜ...次はない。次はもうない』 全員、壁から跳べとハンジの指示。ユミルともうひとりが超大型巨人に捕まった。 そして口の中に。 サシャ:「そ、そんな...」アルミン:「ベルトルト...」 ハンジ:「総員、戦闘用意。超大型巨人を仕留めよ。人類の敵そのものだ。一斉にかかれ!!」 超大型巨人は動きが遅く、うなじ部分を削り取ることができるかと思われたが、大量の蒸気を噴出。攻撃ができなくなった。 ハンジ:「また消えるつもりか」アルミン:「いえ、様子が変です。以前なら一瞬で消えましたが今は骨格を保ったままロウソクのように熱を発し続けています」 このままでは立体機動攻撃ができない。どうすればと聞くアルミンにハンジはどうもしない、待つんだと言った。各班に待機位置を指示する。ハンジ:「いつまで体を燃やし続けていられるか見ものだが、いずれ彼は出てくる。待ち構えてそこを狙うまでだ」 ハンジ:「いいか、彼らを捕えることはもうできない。殺せ。ためらうな」 クリスタとコニーは負傷兵を任され下がっているようにと言われる。クリスタ:「あの、ユミルはまだきっと死んでませんので、どうか頼みます」 コニー:「ライナーとベルトルトはどこですか。あいつら立体機動装置を着けてないんです。どうかあのふたりを助けてください」 鎧の巨人に飛ばされるエレン。 エレン:『あのクソ野郎。兵士だの責任だの吠えてたやつが...対人格闘の訓練、あれ手加減してやってたのかよ。てめえ相当強えだろ。体が動かねえよ』 エレン:『お前は本当に優秀なやつだった。どんなときでも冷静に大局を見て自分より仲間のことを一番に考えるやつで、俺もお前みたいに強くなれたらいいなとか思ってたっけ』 ミカサが鎧の巨人を攻撃するが刃が折れた。 ミカサ:『まるで効かない。エレンの攻撃も私の刃も効かなかった。それにアニと違って全身が硬い』 エレン:『なあライナー。今お前がどんな顔してんのか知らねえが、お前ら本当にクソ野郎だよ。たぶん人類史上こんなに悪いことしたやつはいねえよ。消さなきゃ。てめえはこの世にいちゃいけないやつだ』エレン:『いったい何考えてたんだ。本当に気持ち悪いよ。お前の正義感にあふれたあの面構えを思い出すだけで。吐き気がしてくんだよ。このでけえ害虫が。俺が今から駆除してやる』 とエレンは立ち上がったが、飛ばされた。飛ばされたエレンは訓練兵時代にアニに投げ飛ばされた時のことを思い出した。もう少し手心ってもんが人にはあるだろうというエレンに、あんたが力いっぱいぶつかってくるからこっちも相応の返しをしなきゃいけないんだよとアニは言った。 アニ:「あんたも男ならさ、私のこのか弱い体をもっといたわるべきなんじゃないの?」エレン:「はあ? お前の冗談はおもしろくねえな」 力で敵わなきゃ何で俺が倒れててお前は立ってんだと言うエレンに、力で投げたわけじゃないんだ。相手より力で劣る者が自分を守るための技術だったりするからねとアニは言い、知ってて損はしないよとエレンを投げて押さえ込んだ。 エレンは降参すると言うが放さないアニ。そこにライナーが降ってきた。 ミカサ:「ねえアニ、私にもそれ教えて」 アニ:「どうかな、この技は人間用なんだ」 アニ:「あんたに必要あるとは思えないけど、ただ猛獣に通用するかどうか興味はある」ふたりの対決に盛り上がる外野。やっぱりアニかなとマルコが言うとジャンはミカサに晩飯全部と言った。お前はどっちだとライナーに聞かれたエレンは、俺は... エレン:『あれは結局どうなったんだっけ。いやなんで今あのときを思い出す? まさかこれが走馬灯ってやつか?』 エレン:『まあ、どうでもいいや。なんにせよ最低の気分だ』アルミン:「エレン、ダメだ。殴り合ったってどうにもならない。ここまで来るんだ。エレン、戦ってはダメだ」 我を忘れたかと思われたエレンだったが、鎧の巨人の一撃をかわし、 捕まえると投げた。アルミン:「あれは確かアニがやってた技だ」 エレン:『お前らが何のためにこんなことやってんのか知らねえけど、よく考えりゃお前らいろいろとお粗末な点が目立つようだ』 エレン:『そのひとつはこれだ。俺に戦い方を教えてしまったこと』 エレン:『キメ技は効く。まだ戦える』鎧の巨人の腕が取れた。 アルミン:「エレン、聞こえるか。逃げるんだ。ひとまず壁まで近づけ。ライナーたちの目的はエレンをさらうことだ。今はまだ、その阻止を目標にしよう」 ミカサ:「でもアルミン、ライナーはそう簡単には逃がしてくれない」 危険だから下がれと言われてミカサとアルミンは壁へ。エレンも壁の近くまで来た。 ミカサ:「理性が戻ってる」アルミン:「でもミカサが言うようにライナーから逃げるのは至難の業だ」 鎧の巨人はエレンに向かってくる。 超大型巨人を見たハンネスがエレンはどこだ、この状況は? と聞く。 エレンたちはあっち側にとクリスタ。ハンネスはあれが巨人化したエレンかと声を上げた。 ハンジ:「いいかいエレン。君を逃がすためにはライナーの動きを封じ時間を稼ぐ必要がある」 ハンジ:「さっきの関節技で鎧の足を破壊することはできるか? 我々の刃は通用しないが頭を使って最大限できることを考えよう」 ああとエレンが声を上げた。おお~と喜ぶハンジ。 アルミン:「ミカサ、使ってくれ。僕の刃だ」 ハンジがエレンに、頼んだよと告げる。エレン:『今は、今だけは逃げるが勝ちだ。正体がバレて追い詰められてんのはお前らだぜ。もう後がないのはお前らだ』 突然、鎧の巨人が猛スピードで走り出した。 タックルでエレンを倒し殴りつける。 エレン:『クソ、足、足だ』 アルミン:「下になってはダメだ、エレン」 ミカサ:「立って」 なぜ急にあんなに速く動ける。俺らじゃ何もできないのかの声にハンジは言った。ハンジ:「いや、本当に全身が石像のように硬いのなら、あんなふうには動けないはずだ。昔の戦争で使ってた鎧にも人体の構造上、鉄で覆えない部分がある。脇や股の部分とあとは膝の裏側だ」 鎧の巨人がタックルで飛び込んでくる。エレン:『防げない。どうせ倒されるんなら...いいぜ、その首よこせ!!』 ミカサが飛び込んで鎧の巨人の膝の裏側を切った。 抵抗力が弱くなった。 「そのまま首ごと引っこ抜いてやれ。裏切り者を引きずり出せ」 エレン:「勝てる。ライナーに勝てる」 鎧の巨人はエレンに押さえられながらズルズルと移動した。アルミン:「止まった。あの位置は...」 鎧の巨人が雄叫びをあげた。ハンジ:「周囲を警戒しろ。巨人を呼んだぞ」 周囲に他の巨人は見当たらない。鎧の巨人の首はもうすぐちぎれそうだ。 超大型巨人の体が傾く。 「上だ、避けろ!!」 超大型巨人が倒れた。☆次回 「追う者」【感想】今になってみると鎧の巨人と超大型巨人はライナーとベルトルトに似ているね。鎧の巨人はやはり強いな。超大型巨人はデカいだけみたいな気もするが、それにしてもデカい。倒れてきたら死ぬな。エレンは暴走せずに理性を保っているようでよかった。ハンジさんはエレンと意思の疎通ができてうれしそうだね。まあ赤い顔をして感動している場合ではないかもだけど。またすごいところで引きだったから次も楽しみだね。
2017.05.16

夏目友人帳 陸 あらすじ・感想 ★5期はこちら → 「夏目友人帳 伍」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「つきひぐい」☆第2話 「明日咲く」☆第3話 「二体さま」☆第4話 「違える瞳」☆第5話 「縛られしもの」
2017.05.12

夏目友人帳 陸 第5話 「縛られしもの」 元祓い屋のタクマさんの話の後編です。 ☆前のお話は → 第4話 「違える瞳」☆タクマさんが登場する前期の話は→ 夏目友人帳 伍 第8話 歪みなき世界★5期全話はこちら →「夏目友人帳 伍」 (・_・) 「お前、見えるな。開けて、開けて。体がつかえて入れない。入れて、入れて。...入れろ、入れろよ、入れろよ畜生」夏目を放さない妖怪に、いつまで私の獲物に手をかけていると斑。夏目がパンチを一発。痛がる妖怪。 「およし、みっともない。諦めて去りな」 呪われろと言う妖怪に、やかましい、去れと斑。光で外の妖怪を追い払った。 夏目が、ありがとう大丈夫かと言うと、妖はお前を助けたわけではないと言った。「敷地内で人の子にケガをさせては、あのお方やお嬢様が困るであろうが。邪魔をするなと言っただろうが。さっさとお前らも出て行け」夏目は、俺はあなたを祓うために来たんじゃない。今のやつは誰だ? この家で起きてることを知っているなら話してほしい。あなたはタクマさんの式なんだろう? と言ったが妖は行ってしまった。 夏目:「ありがとう、先生」先生:「追っ払っただけだ」夏目:「外のやつは中に入れないみたいだな」先生:「いろんなところに護符が貼ってあるせいだろう。あの女、その前からこの家にいるのだろうな」 あの妖にはまだ聞きたいことがあるから捜そうと夏目。光がもれている穴があって夏目が覗くと外から別の妖怪が覗いていた。わっと驚いて夏目が飛びのくと背後に来た名取の顎に頭突きがヒット。 すみません、壁の外に何かいてと夏目。護符の貼り方がめちゃくちゃだなと名取は言った。外の別の妖怪も、入れろ~と叫ぶ。 外で瓜姫に何か見たかと聞くと、柊が家の周りに何か気配があると追っていますと答えた。家を覗くものがこのあたりにいた。捜せ。あともう一匹いるらしいと名取。夏目:「名取さんはいつ頃からこういうことを始めたんですか」名取:「祓い屋のことかい。高校2年で会合に参加したかな」 名取:「タクマさんとはそこで初めて会ったんだよ。駆け出しの頃お世話になったんだ。それまでは本家の蔵でいろいろ漁ったり...」 どうしたんだい急にと言われた夏目は、映画の名取さんを観てるのは楽しかったけど、こういうことをやっている名取さんを見てるとなんか時々ひどく心配になるんですと言った。夏目:「あ、すみません。口出しするようなことじゃないんですが...」名取:「ありがとう。なんとなくわかるよ。私も今となっては無茶な夏目が祓い屋なんか始めたら心配で心臓が爆発するよ」 名取:「夏目は普通に生きるべきだ。普通の生活を送るべきだ。見えなくなってタクマさんは月子さんと普通の生活を送ろうとしているんだ。それを邪魔するものは許せないな」 この壁を壊して災いを中に入れようとしていると名取。人間じゃない爪痕があった。名取は式たちと外を調べるから夏目は先生と月子さんのところへ戻ってやってくれと言った。 夏目:『名取さんは言ってた。タクマさんの式は三匹いたと。ひとりはあの人。そしてたぶん家の周りで暴れ回っているのが残り二匹』 夏目:『二匹は本当にタクマさんに恨みを?...』 タクマが帰ってきて玄関を開けようとした。そばにさっきの妖怪がいる。夏目は君は誰だと言うタクマを引っ張り込むと急いで玄関の戸を閉めた。 名取:「『誰が話してやるものか。半端者の祓い屋風情に』か...」笹後:「主様、無礼な妖者の言ったことなど、気になさることはありません」名取:「ハハ、違う。引っかかっているのは、そういうことじゃない」 タクマ:「君は誰だ。私の家で何をしている」 夏目:「ええと、あの...」 月子:「お父さん、その子は私のお客さん。早かったじゃない。お芝居は?」タクマ:「気が乗らないから帰ってきた。月子、いったい何をコソコソやっているんだ」 名取:「私を呼んだからですよ。お久しぶりです。タクマさん」 名取:「月子さん、元式の仕業ならタクマさんに聞いてもらったほうがいい」 おそらく家の中に一匹、外に二匹の式が徘徊しているようですと名取はタクマに話した。タクマ:「そうか...時々、家の中や出かける時に式たちの気配を感じるような気がしていたが、もはやその感覚さえ怪しいものだ」タクマ:「解放してやる力がなくなった私が早く逝くことを望むのは無理ないことだろう。それで、周一くんはどうすればいいと?」 名取:「危険なようなら祓うか封じるのが後を引かないと思いますが」タクマ:「見えなくなって一方的に放り出した私のほうが悪いのにか?」 名取:「甘く構えてご自分の業に家族を巻き込む気ですか?」 名取:「タクマさんは式に情もあるでしょうが、私はタクマさんや月子さんに何かあってから後悔するのは御免です」 夏目:「名取さんが心配するように甘さは危険です。でも近くにいるのは恨んでいるからとは限らない。外のふたりは暴れているようですが、中にいる妖とは話ができるかもしれません」タクマ:「お、君も見えるのか」 夏目:「はい。いつも名取さんに助けてもらっています」タクマ:「そうか...」部屋の外を妖が通ったことに気づいたニャンコ先生が夏目に知らせる。夏目は後を追う。 夏目:「待ってくれ。どうすればいい? どうすればタクマさんたちを守れるか知っていたら話してくれ。このままだと外のふたりを祓わなければならなくなる。名取さんやタクマさんに、そんなことさせたくないんです。力を貸してもらえませんか」いやだいやだ。お前と話していると嫌でも思い出すのだと妖は夏目に言った。 「ほんの少し前まで、こうしてあの方とも...」外で暴れているふたりが主に危害を加える気なら私がけじめをつけるつもりだったが、あれらが解放を望んでいるのならそうしてやってほしいと妖。お前ほどの力があれば、解約の儀ができるかもしれんなと言った。名取が来て妖は消えた。夏目は、やはり家にいる妖はタクマさんたちを守ろうとしていると話した。 多軌の陣があればもう一度会わせてやれるだろうかと考える夏目。見えていた人にもう一度自分の式を見せる術のようなものはないのかと名取にたずねると、前にも言ったようにそれは禁術だよ。たとえ祓い屋と式であってもねと言われた。『その手のは無縁の者も祟られかねない危険なものなんだ...本当の名を縛るとただの言葉でさえ逆らえない。握れ潰せば命を奪える非道な術もある。まあ、これも相当の力がいる幻の術で...』 先生:「無駄話はそこまでだ。日が沈むと面倒になるぞ」夏目:「ああ、そうだな」頭上で大きな音がした。瓦を割り始めたようだ。夏目:「どうしても入りたいようですね。さっきも...そもそも、なぜあのふたりは入れないんでしょう」名取:「ああそうだね。それはたぶん...」 ひどい家鳴り。ひょっとしてこれも妖怪の? という月子にタクマは、すまない、長年続けてきた祓い屋を辞めたというのにいつまでも怖い思いをさせる...と言った。月子:「ううん、私にも見えたら...跡も継げたしお父さんを守れたのに。式たちが何て言っているか伝えてあげられたのに...ごめんね、お父さん。ごめんね...」 部屋に戻ると、タクマと月子のそばに妖が立っていて、夏目と名取に、黙ってお聞きと言った。 「見えなくなったとはいえ主を守り続けようと我らは語り合っていた。あのふたりが入れないのはお嬢様が護符を貼ったからさ。あいつらが外にいた時だった。目が粗く子豚や小娘の妖者なら通れるが我らには網となって隔たっている。あいつらはあまり賢くない。今は主に結界を張られ締め出されたと思っている。帰る場所を主が奪ったと...」 名取:「それで仕返しに災厄を? 護符を剥がせば災厄は収まるのか」夏目:「名取さん」 妖:「もう遅い。あいつらの心はこじれた。入ってくれば何をするかわからない。しかし、せめて解放されれば少しは...どうかこのことは、お嬢様には知られぬよう頼みます」 タクマ:「周一くん、誰か今いるのか?」 夏目:「います。おふたりを心配して、月子さんがタクマさんを守ろうと頑張っているように、その妖もこの家を守ろうとしています。タクマさん、外の妖にも事情があるみたいなんです。解約の儀のやり方を知りませんか? 俺ならやれるらしいんです」 タクマ:「これは契約の時に使った木札だ。式の名前が書いてある」 「妖の名を契約者の血で塗りつぶした後、大きな陣を描く。その中に妖が入って来たら呪を唱えながら木札を割る」 タクマ:「簡単なようだが、妖力が弱ければ木札は割れないし、割らずにどちらかが陣を出ると、命に係わることもあると言われている」 先生:「その手のチャチな契約などお前の力なら楽勝だな」 先生:「ただし、木札を割る前に妖者が陣から出ようとしたら、お前がぐずろうが喰うからな。まあるく収めたいならしくじらないことだ」夏目:「ああ、先生」 名取:「夏目、うちの式たちに陣の回りをかためさせる。いいね、一回でも危ないと思ったら、私が木札を割る役をもらうよ」夏目:「はい」 夏目:「おい、解約の儀を行わせてくれないか。タクマさんがそれを望んでいる」危ないから家の中にと言ったがタクマが外に出てきた。タクマだ~と近寄る妖。 タクマ:「せめて立ち会わせてください。外に出た私を襲う気ならとっくにやれたはず」ジンベ:「いいか、よく聞け。近々この家に恐ろしい災いが降りかかるぞ。それはそれは恐ろしき災いだ。呪詛を完成すればこんな家ひとたまりもないのだ。あの日、私が外に出たのをいいことに家を封じおって。だがそれも今日まで。恐ろしい恐ろしい災いが来るぞ。それはそれは恐ろしい災いだ。お前には絶対に絶対に祓えない」 ジンベ:「そんな恐ろしい災いを見事打ち祓ってみせるから、私の力を見せるから、そしたら、もう一度お家に入れて。きっと、きっと、また役に立ってみせるから。タクマ、タクマ、役に立てたらまたそばに来てもいいでしょ」 夏目:「ジンベ、陣の中へ。あなたたちが自由になることをタクマさんが望んでいる。あなたたちへの最後の願いです。どうか」ジンベ:「タクマの望み...」 名取:「紅紐だね。タクマさんは君らを捨てたんじゃない。たとえもう一度この家に入れても、もう君たちが見えないし声を聞くこともないんだ。陣へ。自由になってくれ」 ジンベと紅紐が陣の中に入る。 夏目が唱える。 木札が割れた。 「ジンベ、紅紐、銀露、いるか?」ジンベと紅紐から、ほんの少しだけ記憶が見えた。「今日はもう休んでくれ。明日は次の仕事の話をするぞ」同じ言葉に同じ時。「少し大変そうだが、君たちとなら何とかなるだろう。無事に終わったら久しぶりに、みんなで映画でも観に行くか」たぶん、それが最後だったのだ。タクマさんが三人を見たのは。 目が覚めて飛び起きる夏目。ニャンコ先生は飛ばされる。もう少し横になっていなさいとタクマ。 夏目:「妖は? 解約の儀は?」タクマ:「うまくいったよ。ふたりとも、もう話もできないなら寂しいからと去って行ったらしい。ありがとう」 名取:「いい子だけど会うと無茶ばかりするんです。どうすればいいんですかね」タクマ:「さあね。ハハ、君も少し変わったね」 名取:「そうですか、それはどうかな...」 こうして祓い屋と元式たちの事件は収まった。 タクマの家を後にする夏目たちに銀露が頭を下げた。 先生:「銀露とかいうあいつは、タクマの命が終わるまでこの家に残るようだな。物好きなもんだ」夏目:「そうか...」 「終い時か...」メガネを外すタクマ。「ジンベ、紅紐、銀露」 「君たちとの時間は楽しかったよ」 夏目も困ったらいつでも呼んでくれよと名取。持ちつ持たれつですね、名取さんこそですよと夏目。きっとですよと手を振って別れた。 名取:「瓜姫、夏目が時々、何かを大事そうに持っているだろ。アレを調べろ。銀露の口ぶりだと祓い屋風情に知られるとまずいほど危険なもののようだな」 名取:「ひょっとしたら、優しくて無茶な夏目が持っていてはいけないものかもしれないなあ」☆次回 「西村と北本」【感想】いいお話だったけど悲しいね。タクマさんの式たちはみんな彼が大好きなんだね。ジンベの役に立ってみせるから、またそばに来てもいいでしょって言葉が健気で辛かった。祓い屋って大変な仕事だと思うけど突然見えなくなったりもするんだね。無事、解約の儀ができてよかった。夏目がいなかったら名取さん祓ってしまったかもだよね。で、いいお話と思ったらラストの名取さん。やっぱり友人帳のこと聞いていたし、かなり気にしているんだね。目つきが悪くなってたような。夏目を傷つけるようなことはしないと思うんだけど、ちょっと心配。ニャンコ先生はいい仕事していたけど、今週もまた食ってたな。お話に関係ないが、月子さんにちゃっかり抱かれて食べているのはマドレーヌかい?
2017.05.12

『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」 ☆第31話 「戦士」
2017.05.10

休息のために立ち寄ったウトガルド城跡。巨人の襲撃に晒された調査兵たちは窮地に立たされた。しかし、その時、突如ユミルが巨人化した。さらに調査兵団の主力部隊が駆けつけ巨人の撃退に成功した。だが、この戦いはエレンたちに大きな驚きをもたらすこととなった。進撃の巨人2 #31 「戦士」 ☆前のお話は→ 第26話~第30話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」ユミルは右側の手足が食いちぎられ内蔵はスクランブルエッグ状態。普通なら死んでる。 クリスタ:「どうか信じてください。本当なんです。ユミルは私たちを助けるために正体を現して巨人と戦いました。自分の命も顧みない行動が示すものは我々同士に対する忠誠です。これまでの彼女の判断がとても罪深いのも事実です。人類にとって最も重要な情報をずっと黙っていました。おそらくそれまでは自分の身を案じていたのでしょうが、しかし彼女は変わりました。ユミルは我々人類の味方です。ユミルをよく知る私に言わせれば彼女は見た目よりずっと単純なんです」 ハンジ:「そうか。もちろん彼女とは友好的な関係を築きたい。これまでがどうであれ彼女の持つ情報は我々人類の宝だ。なかよくしたい。ただね、彼女自身は単純でも、この世界の状況は複雑すぎるみたいなんだよね」 ハンジ:「本名はヒストリア・レイスっていうんだって? あの貴族家の? そう、よろしくね、ヒストリア」 ユミルは昏睡したまま。出血が止まって傷口から蒸気のようなものが出ている。とりあえずトロスト区まで運んでまともな医療を受けてもらわないとねとハンジ。 ハンジ:「さて、我々は穴を塞ぎに来たんだった」 エレン:「大丈夫か、ライナー」ライナー:「大丈夫じゃねえな。巨人に腕を噛み砕かれたんだ。ほんとに、参った。もうダメかと...」 エレン:「お前ほど強くてもそうなっちまうんだな」ライナー:「何言ってんだ。こんなのもう2回目だぞ。なあアルミン。一度は巨人の手の中にすっぽり収まっちまったこともあるんだ」アルミン:「ああ、あの時...」ライナー:「このペースじゃあの世まであっという間だ。自分で選んだ道だが兵士をやるっていうのは、どうも体より先に心が削られるみてえだ。まあ壁を塞がねえことにはしんどいだのと言ってる暇もねえがな」 エレン:「ああ、お前らふたりの故郷も遠のいちまうばかりだからな。なんとかここで踏みとどまんねえと」 ベルトルト:「そうだよライナー。故郷だ。帰ろう。もう帰れるじゃないか。今まで苦労してきたことに比べれば、あと少しのことだよ」 ライナー:「そうか、あともう一息のところまで来ているんだったな」 エレン:「はあ? 何言ってんだ、お前ら」 ハンジ:「みんないいかい。ユミルの件はひとまず後だ。それからコニー、あんたの村には後で調査班を送る手配をするから今はとにかく壁の修復作戦に集中してくれ。いいね」コニー:「はい」しかし、現場はもっと巨人だらけだと思っていたんだがとハンジ。そこにハンネスが到着した。 ハンジ:「駐屯兵団先遣隊だ。穴の位置を知らせにきたんだ」ハンネス:「穴がどこにもない」 ハンネス:「夜通し探し回ったが少なくともトロスト区からクロルバ区の間に壁に異常はない」 ハンジ:「なんだって」ハンネス:「クロルバ区の兵とかち合って引き返してきたのさ。道中で巨人とも出くわさなかったか」アルミン:「でも、巨人は実際に壁の内側に出てるんだよ」 エレン:「ちゃんと見たのか。まだ酒が残ってんじゃねえのか」ハンネス:「飲むかよ。ていうかお前らなんでこんなところにいるんだ」 ハンジ:「壁に穴がないのなら仕方がない。一旦トロスト区で待機しよう」まだ気を抜くなよと言ってハンネスは先に戻った。この5年間になかったことがこんなに一度に起こるなんてどういうことだろうとアルミン。エレンも戻ろうとするとライナーが、ちょっといいか、話があるんだがと呼び止めた。 ライナー:「俺たちは5年前、壁を破壊して人類への攻撃を始めた」 ライナー:「俺が鎧の巨人で、こいつが超大型巨人てやつだ」 エレン:「は? 何言ってんだお前」ベルトルト:「何を言ってるんだ。ライナー」 ライナー:「俺たちの目的はこの人類すべてに消えてもらうことだ。だがそうする必要はなくなった。エレン、お前が俺たちと一緒に来てくれるなら、俺たちはもう壁を壊したりしなくていいんだ。わかるだろ」 エレン:「はあ、いや待て。全然わかんねえぞ」 ライナー:「だから、俺たちと一緒に来てくれって言ってんだよ」 急な話ですまんが今からだとライナー。どこに行くんだよとエレンが聞くとそれは言えんと答えた。ライナー:「だが、まあ。俺たちの故郷ってやつだな。で、どうなんだよエレン。悪い話じゃないだろ。ひとまず危機が去るんだからな」 エレン:「どうだろうな...」アルミン:「お~い、行くよ」 エレン:『まいったな。昨日からとっくに頭が限界なんだが』【12時間前 エルミハ区】 ハンジから、アニ・レオンハートの身辺調査の結果がやっと届いたと話がある。それによると104期の中に2名ほど彼女と同じ地域の出身者がいる。そのふたりは、ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバー。5年前の混乱のせいで戸籍資料なんていいかげんなものだが、このふたりは先の壁外調査のとき誤った作戦企画書によってエレンが右翼側にいると知らされていたグループに所属していた。 アルミン:「あ、女型の巨人が出没したのも右翼側でした」 サシャ:「えっ、どういうことですか?」アルミン:「ふたりがアニに情報を流した可能性があるってことだよ」 エレン:「おい、待てよアルミン。何言ってんだ、お前」 ハンジ:「わかってるよ、エレン。当然それだけで何が決まるってわけじゃない。念のため訓練兵時代の3人の関係性などが知りたい。どう思う?」 ライナーとベルトルトが同郷なのは知っていたがアニと親しい印象はありませんとアルミン。エレンもふたりがアニと喋っているのをあまり見たことがないようなと言い、ミカサは覚えていませんと答えた。 エレン:「でも同期としてはその疑いは低いと思います。無口なベルトルトは置いといてもライナーは俺たちの兄貴みたいなやつで人を騙せるほど器用じゃありませんし」アルミン:「僕もそう思います。ライナーは僕とジャンとで女型の巨人と戦っています。ライナーは危うく握り潰される直前で...あっ...」 アルミン:「ライナーが逃げられたんだけど、アニは急に方向転換してエレンがいる方向に走って行ったんだ。僕も推測でエレンは中央後方にいるんじゃないかと話していたけど、アニに聞かれる距離ではなかったし...」 ハンジ:「ライナーがエレンの場所を気にしている素振りとかはなかった?」アルミン:「エレンの場所の話をしたのは、ライナーにそのことを聞かれたからでした。それにあのとき女型の巨人が凝視していた手のひらに刃で文字を刻むことができたかもしれない。ライナーなら...」 エレン:「なんだそりゃ。なんでそんな話になるんだ。お前は...」ハンジ:「エレン。いや、全員聞くんだ」 ハンジ:「もしライナーとベルトルトを見つけても、こちらの疑いを悟られぬように振る舞え。もちろんアニ・レオンハートの存在にはいっさい触れるな」 ハンジ:「彼らがアニの共謀者であってもなくても、うまく誘導して地下深く幽閉する必要がある。全員わかったね」 エレン:「お前さ、疲れてんだよ。なあベルトルト。こうなってもおかしくないくらい大変だったんだろ」ベルトルト:「あ、ああ、ライナーは疲れているんだ」 エレン:「だいたいな、お前が人類を殺しまくった鎧の巨人なら何でそんな相談を俺にしなくちゃなんねえんだ。そんなこと言われて俺が、はい行きますってうなずくわけがねえだろ」 ライナー:「そうか、その通りだよな。何を考えているんだ俺は。本当におかしくなっちまったのか」 エレン:「とにかく行くぞ」 ライナー:「そうか、きっとここに長く居すぎてしまったんだ。バカなやつらに囲まれて3年も暮らしたせいだ」 ライナー:「俺たちはガキで何ひとつ知らなかったんだよ。こんなやつらがいるなんて知らずにいれば、俺は...こんな半端なクソ野郎にならずに済んだのに」 ライナー:「もう俺には何が正しいことなのかわからん。ただ俺のすべきことは自分のした行いや選択に対し」 ライナー:「戦士として最後まで責任を果たすことだ」 ベルトルト:「ライナー、やるんだな。今、ここで」 ライナー:「ああ、勝負は今。ここで決める」 ミカサ:「エレン、逃げて」 アルミン:「エレン、逃げろぉぉぉぉ」 エレンが捕まった。 ユミルも。 エレン:「ベルトルト...ライナー...」 エレン:「このっ、裏切り者がぁぁぁぁぁ」 ☆次回 「打・投・極」【感想】うわ、ビックリした。ライナーてば、唐突に静かに正体バラしちゃうから、聞き逃すところだった。えっ、何? って見直してしまったよ。先週からスゴイ展開で目が離せないね。
2017.05.10

夏目友人帳 陸 第4話 「違える瞳」 ☆前のお話は → 第3話 「二体さま」★5期はこちら →「夏目友人帳 伍」 (12時) 護符だらけの部屋にいる男性。そろそろ時間だと出かけた。夏目はニャンコ先生と名取が出演している映画『きらめき探偵』を観に。 夏目:『おもしろいけど知り合いが出ていると気が散るな...』 夏目:『本当にみんなには見えないんだな。あのヤモリ。見えるだけの俺と違って複雑な事情が重なっている名取さんは多分、妖怪のことを憎んでいる』映画鑑賞終了。先生:「いや~笑った笑った~」夏目:「笑うところなんかなかったぞ、先生」先生:「相変わらず奇妙なオーラ出しまくってたな」 外に出ると雨が降っていた。まずい、傘がない。走ればなんとかなるか。ニャンコ先生はそこのカフェでケーキでも食べていくぞと言ったが夏目は何か気配を感じた。誰か知り合いが立っていたような気がしたが気のせいだったか。ニャンコ先生が足元だなと言った。 名取の紙人形が落ちていた。 滲んでほとんど読めないが『桜洗塚 十四時』と書かれていた。 今日のことかわからないけど行ってみるかと夏目が言うと、お前宛てとは限らんのだぞとニャンコ先生(また食ってるしw)夏目:「そうだけど、もし緊急のものだったり、名取さんの身に何かあって助けを呼ぶためのものだったら...」 夏目が桜洗塚のあたりに到着すると雨は本降りになっていた。このあたりらしいけど、閑静な住宅地というか、お金持ちの家ばかりで傘を売っているところもなさそうだ。夏目:『やっぱり俺宛てではなかったようだ。たぶん祓い屋の仕事の...』 傘をさした女性が来て夏目に大丈夫かと声をかけた。「さっきからこのあたりをうろうろしているのが見えたけど、この近くにご用? ひょっとして迷子?」傘を忘れたのでお店を探していたら道がわからなくなってと夏目。ニャンコ先生がくしゃみをした。「あら大変、私の家そこなんです。ビニール傘いっぱいあるから貰って行ってください」「え...ちょっと...」「さあ早く。そのスコティッシュちゃんを拭いてあげないと風邪ひいちゃうわ」 タオルを取ってくるから入って待っててくださいねと家に駆け込む女性に、お嬢様いけません。そのようにバタバタととお手伝いさん。夏目がおじぎをすると、まったく~と行ってしまった。先生:「う~ん、何か妙だな。この家は気持ちが悪い」女性がタオルを持ってきて、これで遠慮なくスコちゃん拭いてあげてねと言った。夏目がニャンコ先生を拭いていると、君、何か少し気配が不思議ねと言った。そのとき頭上で何か音がした。 「最近、何か屋根の上に落ちてくるような音がして...」「石か何かが当たったような」「そうなんです。それで最初は鳥が石を落としたり近所の子がイタズラで投げているのかと思っていたんだけど、深夜にもこの音がすることがあって気になって仕方ないんです」 「あの、よかったら梯子を押さえていてもらえません? 雨が上がったら。あ、おかしなこと頼んでごめんなさい。でも怖くて、何が起こっているのか確かめないと。家族が心配で...」それならタオルのお礼に俺が見てきますよと夏目が言うと、いえ、これは他の人には頼めないんですと言った。が、梯子を持って来たが高いところが苦手で全然上れない。 夏目が梯子を上って屋根の上の様子を見る。石がけっこう落ちていた。 手に取ってみると石には顔があって動いていた。 急に強い風が吹いて夏目は屋根の上から飛ばされた。 名取:「やれやれ、何やってるんだい」 夏目:「名取さん!」名取:「やあ、久しぶり」月子:「周一さん。私がこの子に無理を頼んでしまって。でもよかった。来てくださったんですね」 柊:「夏目、大丈夫か」 瓜姫:「相変わらず、どんくさいガキだ」笹後:「しかし役立たずの猫ダルマなどさっさと捨てればよいものを」 さては風を吹かせたのもお前らの仕業かとニャンコ先生が言うと、いくら気に入らないガキだからとそこまで陰湿なことするかと笹後が言いケンカになった。夏目がやめろと止めていると、あなたも妖怪が見えるの?と月子。それでちょっと気配が変わっていたのねと言った。夏目:「ひょっとして、あなたも?」月子:「私は見えないんです。見えていたのは父。祓い屋をやっていたのですが、最近見えなくなって廃業したんです」 夏目が紙人形を渡して桜洗塚と書いてあったのでと言うと、心配になって来てくれたのか、ありがとうと名取は言った。月子から家で異変が起こっているから相談したいと連絡をもらい今日訪問する予定だった。その前に一度外で会って様子を聞こうとしたが雨で紙人形が落ちてしまったようだ。 名取:「そういえば、タクマさんは?」月子:「父にはお芝居をすすめて今出かけています。家で起こっていることにまだ父はあまり気づいていないみたいで。父を傷つけたくなくて、何が起こっているかはっきりわかってから話をしようと思って。ダメですね。何か少しでもおかしなことがあると、妖怪が仕返しに来てるんじゃないかって不安になるんです。だから周一さんに妖怪の仕業か私の思い過ごしか見てもらおうと思ったんです」 月子:「それで、屋根の上はどうでした? ただの石でした?」夏目:「それは...」名取:「残念ながら妖怪の仕業のようですね。この子を襲った風も。人に害をなすタイプの妖怪が入り込んでいるようです」月子:「そうですか。父は人を守るためとはいえ多くの妖怪を祓いました。恨まれることも多かったかもしれません。周一さん、調査をお願いできますか」名取:「ええ、もちろん」 夏目:『名取さんに妖怪について習いたいという気持ちが出て来る一方、彼らにふれればふれるほど友人帳を預かる身で祓い屋に近づくべきではないという気持ちも強くなる』 夏目:『友人帳が大事になればなるほど重くなる』 家で月子に詳しい話を聞くことになった。名取の式たちは外を見回りに行く。名取は夏目を駅まで送って行くと言ったが夏目はよかったらこのまま一緒にいていいですかと言った。無理しなくていいんだよ。夏目が祓い屋の手伝いなんてすることないんだと名取。 夏目:「祓い屋だからじゃなくて名取さんだからだと思います。やっぱり友人のことは心配なんです。力になりたいんです。それに妖怪について知りたいという打算もちょっとはあるんですが」名取:「正直だね。夏目は」夏目:『正直...もし名取さんに正直に友人帳について話したらどんな顔をされるだろうか。多くの妖を操り命を預かる友人帳。宝物だと多軌のように笑ってくれるだろうか。それとも...』 台所にお茶を入れに行った月子が急須を落として割ってしまった。何か嫌な視線を感じたような気がしたらしい。あらあらお嬢様とやって来たお手伝いさんに夏目が雑巾と箒ありますかと聞くと、はい、こちらにと言った。夏目はお手伝いさんと一緒に行く。 月子:「ごめんなさい、周一さん。私が見えたら、私が父を守れるのに」名取:「そういう人のために祓い屋がいるんですよ」 名取:「タクマさんも、そういう人を守りたくて仕事をしていたんでしょう」 夏目はお手伝いさんと別室に。 ニャンコ先生はカステラ食べちゃったwww 名取:「夏目、箒はあったかい? 」名取:「夏目とお手伝いさん遅いですね」月子:「え? お手伝いさんって...うちは父と私の二人暮らしですよ」 見えるなんて妙なのが来たと思ったら祓い屋の仲間かい。邪魔するやつはお前も名取の若造も許さないよと妖怪は言った。妖怪:「おや、どこかで見た顔だね。それに何かを持ってるね。この気配、ひょっとして...ああ、お前が噂に聞く友人帳の夏目か...」 そこに名取が来た。祓い屋の小僧か。今の聞いたかい? と妖怪が言うと、いや、何の話だ。気になるなと名取。誰が話してやるもんか。半端者の祓い屋風情にと妖怪は言い、夏目のパンチをかわすと、何しろ早く出て行くことだな。邪魔するものは許さないと言って消えた。深追いしては危ないと名取。夏目に客間に戻ろうと言った。 夏目:『本当に、本当に名取さんには聞こえなかったんだろうか』夏目:「名取さん...」名取:「夏目、いいんだよ。夏目はいつも気持ちを真っ直ぐに話してくれる。だから夏目が私には話せないと心のどこかで判断していることを心が決まる前に話す必要はないんだ」 夏目:『友人帳はそこに名を連ねた妖たちの命を握っているに等しいもの。彼らがいつか言ったように人にその存在自体、知られるべきではないものなんだ。そのことを優しいからと祓い屋である名取さんに話してしまうのは妖たちへの裏切りのような気がした。そしてなぜだろう。名取さんは優しいから話してはいけない気がした』 やはりこの家に妖怪が潜り込んでいるようなので強い結界を張って効かなければ封じてしまうのがいいでしょうと月子に話す名取。父に恨みのある者かと聞かれて屋根にあった顔のような石を呪詛の一種に似たようなものがあってと名取が話すと月子は青くなった。でもあの妖怪、何か違和感ありませんでしたかと夏目が言うと、そうだね、確かにと名取。気のせいかもしれないがあの妖怪は見覚えがある気がする。本当はもっと心当たりがあるのではと言われて月子は話した。 月子:「父は仕事についてあまり話してくれなかったから詳しいことはわかりません。でも見えなくなって祓い屋を辞めたあと父の部屋の前を通ったとき『どうかもう帰ってくれ。あるべきところへ帰ってくれ』と気丈にふるまい続けた父が顔を覆って呟いていたんです。声をかけることはできなかったんですが、そのことはずっと気になっていて...もしかしてそれが...私もほんとうに気になっていたんです。父が突然見えなくなったとき、父の従えていた式たちはいったいどうなってしまったんでしょう」 柊:「家のまわりに何か陰湿な気配が行き来している」笹後:「呪詛が完成しつつあるのか。とにかく早く終わらせて面倒になる前に帰るぞ。あの小僧に主様が関わるとろくなことがない」 柊:「そうだろうか」 名取:「あの妖怪は元式か。妖力がなくなったタクマさんに解約の儀は行えず自由になれなくなった式がこの家のまわりを彷徨っているのか」 名取:「その手の式が自由になるのに一番手っ取り早い方法は...」先生:「契約主がこの世から去ることだな」名取:「大体の契約は主の死をもって終了というのが多い」夏目:「じゃあ名取さんは元式が自由になるためにこの家に災いを招こうとしていると? 本当にそうでしょうか。俺は少し違う気がします」名取:「また希望論かい」夏目:「違いますよ。だってそうでしょう。さっきの妖怪は...」頭上で足音がした。夏目は柊たちかと思ったが、うちのはこういう音は立てないなと名取。 名取:「タクマヨウスケさんは優秀な祓い屋で確か三匹の式を従えていたと聞く。あまり連れ歩く人ではなかったから私もさっきの式を一二度見かけた程度だな」夏目:「三匹か。式って契約とか大変なんですね」名取:「血縁者や妖力の強い者が引き継いだり契約したりできることもあるけど、まあ色々難しいのさ」夏目:「(友人帳からの解放も血縁の俺にしか...) 約束なんて迂闊にするもんじゃありませんね」名取:「ハハ、なんだい、何か心当たりでも?」夏目:「いえ...」さっきの音が気になるので手分けして調べることにした。 先生:「それにしても、タクマという祓い屋はわからんな。どうでもいいところに強力な護符を貼ったりしている」夏目:「先生は大丈夫か?」先生:「私ほどの者になれば我慢できぬこともない。が、気持ちのいいものではないな」 夏目:「名取さんは元式が自由になるために災いを呼ぼうとしていると言ってたけど、少なくともあの妖がそうだとは思えないんだ」先生:「なぜだ?」夏目:「違和感があるって言っただろ。あれがもしタクマさんの元式だったとして、もうこの家には自分の姿を見る者はいなくなったわけだろ。それなのに...」『それなのに、まるでお手伝いさんみたいに...まるでこの家の一員かのように...』夏目:「あの妖には、この家への情があると思うんだ。あの人はこの家で何が起こっているかわかっているんじゃないかな。俺が見えるとわかって何か伝えようとしたけど...」 (・_・) :「見える」 ☆次回 「縛られしもの」【オマケ】ニャンコ先生がスコティッシュってwww あ、それより大変だ。夏目が持ってかれる~ 祓い屋絡みだと二話になること多いね。話は続くので、オマケ補足・タクマさん。最初は誰だかわからなかったけど、タクマさんは名取にとって大切な人で、5期にも登場しています。→ 夏目友人帳 伍 第8話 歪みなき世界 5期8話より、高校生の名取周一くんと払い屋だった頃のタクマさん。これは高校生の名取と的場静司のお話です。タクマさんのお嬢さんはチラっと登場していて私の記事には画像も載せなかったし名前もわからなかったけど、おっ、カワイイとか思った。 こちら少女・月子ちゃん。そういえば、名取さんの伊達メガネもタクマさんの影響だよね。
2017.05.05

『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」
2017.05.02

進撃の巨人2 #30 「ヒストリア」 ☆前のお話は→ 第29話 兵士★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」(前回のラスト) ユミルはクリスタに、たぶんこれが最後になるから雪山の訓練のときにした約束を思い出してくれと言い「お前、胸張って生きろよ。約束だぞ、クリスタ」と告げると塔から飛び降り...今回は雪山訓練のときの話から。 訓練兵のエレンたちは雪山での訓練に参加。想像以上に過酷だったがなんとか基地に到着した。 エレン:「はあ~死ぬかと思った。雪山訓練がこんなにきついとはな」ジャン:「クソっ、足の感覚がねえよ」コニー:「早く中に入れてくれねえかな」サシャ:「きっと特別なごちそうが用意されてますね」そこにライナーが来て、クリスタがいないと言った。彼女ならダズの具合が悪そうだからって一緒にいたはずとミカサ。そのダズもそしてユミルもいなかった。最後尾班長のトーマスが着いたが3人は見ていないと言った。まさか迷ったんじゃとアルミン。エレンが捜しに行こうとするが、明日の朝に捜索隊を出すから全員中に入るようにと言われた。それじゃ遅いですよと言ったが、遭難者を増やすつもりかと叱られた。 体調を崩して動けないダズを運ぶクリスタにユミルがもう諦めろと声をかけるがクリスタは嫌だと言った。自分の体調も把握できないやつが評価欲しさに来ちゃいけねえ訓練を受けちまった。ダズの実力はここまでだったんだよとユミル。このまま毛虫並みの速度で麓まで歩いていたら自分たちもヤバイ。 選択肢はふたつだとユミル。ダズを置いて私たちは生き残るか、3人とも死ぬか、どっちにすると聞くとクリスタは三つめにすると答えた。ユミルの見立ては間違っていて私はこのまま麓の基地にたどり着いてダズも助かる。もちろんユミルは先に行ってて助かる。これでいいでしょ。あなたには迷惑はかからないとクリスタは言った。 クリスタ:「私たちは絶対にたどり着くから先に行ってて」 ユミル:「なあ、なんで私に助けを求めないんだ。お前さ、やっぱりダズを助ける気ねえだろ」 ユミル:「このままじゃ自分も死ぬって自覚があるんだよな。このまま死ぬつもりだったんだろ。ダメだろ。クリスタはいい子なんだから、この男を助けようって姿勢をいったんは見せとかないと。自分が文字通り死ぬほどいい人だと思われたいからって人を巻き添えにしちゃあ、そりゃ悪い子だろ」クリスタ:「違う、私はそんなこと...」 ユミル:「お前だろ。命を狙われた妾の子ってのは」クリスタ:「なんで、それを」 ユミル:「そうか、やっぱりお前だったか。たまたま耳にしただけだ」 内地のとある教会で生活のために金品を借りて回っていたときになとユミルが話す(借りてってwww) 『妾の子が偉いところの跡取りになってしまって、殺してしまえば全て解決するという話だったが、せめて名を偽ってつつましく生きるなら見逃してやろうということになり、その少女は訓練兵に追いやられた』誰にも話してないし情報を売ったりもしないから安心しろとユミル。じゃあ私を捜すために訓練兵になったの? そうだとしたら、なんで? と聞くクリスタに、似てたのかもなとユミルは答えた。クリスタ:「私とユミルの生い立ちが?」ユミル:「まあ、だいたいは」クリスタ:「それだけで兵士に?」ユミル:「さあ、よくわからん。いや、違うな」クリスタ:「私は友だちになりたかったの?」ユミル:「は? 違うね、それはない」 ユミル:「お前と私は対等じゃない。偶然にも第二の人生を得たが名前を偽ったりしてない。ユミルとして生まれたことを否定したら負けなんだよ。私はこの名前のままでイカシタ人生を送ってやる。それが私の人生の復讐なんだよ。それに比べてお前はなんだ。自殺なんかして邪魔者扱いしたやつらを喜ばせたいのか。なんで殺意が自分に向くんだよ」その気合があれば自分の運命だって変えられるんじゃないかと言うユミルに、できないよ、とクリスタ。今だって、ここから三人とも助かる方法なんてないでしょうと言うとユミルはあると答えた。 今いる崖の下にちょうど基地が見えるから、ここからダズを落とすとユミル。運よく無事に落ちた先に運よく人がいて気づけば助かるかもな。 こいつにはもうそれしかない。奇跡でも望まないかぎり、このままここで凍ったミノムシになるだけだと言うユミルに、でも落としたって死ぬだけだよとクリスタはダズを運ぼうとする。 ユミル:「うるせえ、私がやっとくから先行っとけ」ユミルはクリスタを下に放り投げた。雪に埋もれるクリスタ。 クリスタが雪の中から這い出して見るとユミルとダズの姿はなかった。 ひとりでクリスタたちを捜しに行こうとしたエレンだが、ほっとけないよとアルミンとミカサも来た。ライナーとベルトルト、そしてコニー、マルコ、サシャも。みんなで(ジャンはいないけどw)出かけようと外に出ると何やら音がして、見ると誰かが基地に向かって歩いていた。 クリスタが基地にたどり着くとユミルが外で待っていて、遅かったな先に着いちまったよと言った。 ユミル:「本当にバカやっちまった」クリスタ:「ダズは?」 ダズも無事だった。あの崖にはロープなんかなかったはず。あったとしても、あんな崖... クリスタ:「どうやって、あそこからダズを下ろしたの?」 ユミル:「いいぞ、お前になら教えてやっても」 ユミル:「ただし約束だ。私がその秘密を明かしたとき、お前は...」 ユミル:「元の名前を名乗って生きろ」★ここまでが回想。ここから前回の続き。 ユミル:『クリスタ、私もだ。自分なんて生まれてこなければよかったと思ってた。ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ』 ユミル:『私は大勢の人の幸せのために死んであげた。でもそのとき心から願ったことがある。もし生まれ変わることができたなら...』 ユミル:『今度は自分のために生きたいと』 ユミルは巨人のうなじに噛みつき、次々倒していく。 コニー:「うそだろ、ユミルまで巨人に...」ライナー:「あ、あの巨人は...」 ベルトルト:「あのときの...」ライナーとベルトルトは、ユミルが自分たちの目の前で仲間を食べた巨人だと気づいた。 塔から身を乗り出して落ちそうになったクリスタを、足を掴んでライナーが助けた。 ユミルが巨人だと知っていたのかと聞かれたクリスタは、いつも近くにいたのに知らなかったと答えた。 巨人の数の多さに劣勢になるユミル。 あいつはどっちなんだ。エレンも巨人だったけど自分がそうだって知らなかったんだろとコニー。 コニー:「でもユミルはなんか巨人の力を知ってた風だぞ」 クリスタ:「ユミルが人類の敵かもしれないっていうの?」 コニー:「そりゃあ、こんな力もってるんだもんな。何考えているのかわかったもんじゃねえよ」ベルトルト:「いったいユミルの目的は何なんだ」 腕を噛まれ塔の壁にしがみついていたユミルだが自分から手をはなして下に落ちた。巨人たちがユミルを襲う。 コニー:「あ、あいつ、まさか塔が崩れることを気にしているのか」クリスタ:「そうだよ。巨人の力を自分ひとりで逃げるために使うこともできたはず。なのにそうしないのは、私たちを命がけで守ろうとしているから」 手足を喰われるユミル。クリスタが立ち上がって叫んだ。クリスタ:「死ぬな、ユミル。こんなところで死ぬな。何いい人ぶってんだよバカ。そんなにカッコよく死にたいのか、このアホが。今さら天国に行けるとでも思ってるのか。自分のために生きろよ。こんな塔を守って死ぬくらいなら、もうこんなもん、ぶっ壊せ!!!」ユミルが塔を壊して巨人に投げつける。塔が傾いてきた。 コニー:「お、おい。あいつ、本当に塔を壊しやがった」クリスタ:「いいぞ、ユミル」 ユミル:「イキタカ ツカアレ」 4人はユミルの髪の毛につかまった。塔が崩れ落ちて巨人たちが下敷きになった。 ユミルが4人を運んで下ろす。まだ生きている巨人がいた。コニー:「おい、ブス。早くトドメ刺せよ」 たくさんの巨人が現れた。一斉にユミルに襲いかかる。喰われるユミル。クリスタ:「待ってよユミル。まだ話したいことがあるから。まだ私の本当の名前を教えてないでしょ」 ユミルのほうに歩み寄ろうとしたクリスタの前に巨人が現れた。クリスタを襲おうとしたとき、巨人の背後から攻撃が。 ミカサ:「クリスタ、みんなも下がって。あとは私たちにまかせて」 調査兵団が到着。巨人を倒していく。 攻撃しなくていいと言われたエレンだったが、 エレン:「やった。討伐数1」巨人を1体、倒した。が、立体機動装置が引っかかって落下。下がってろと言われた。 すみませんとエレンが立ち上がるとコニーたちがいた。 残っていた巨人をすべて倒した。 まさか、ユミルが...倒れたユミルを見つめる仲間たち。ハンジとクリスタがユミルのところへ。 クリスタ:「ユミル...」 クリスタ:「私の名前...ヒストリアっていうの」 ☆次回 「戦士」【感想】ユミル、カッコよかった。悪いけど、口が悪くてあまり美人でもないやつくらいの印象しかなかったんだけど、友だち思いだし今回はきれいだった。まだユミルには秘密というか、いろいろ事情がありそうだね。先週気づいていたけど、ライナーたちの仲間を喰った巨人だったし、ユミルという名前も気になる。「イルゼの手帳」に出て来た『ユミルさま』なんだろうか。これから明かされていくのかな。口の悪いクリスタってのもよかったね。言葉が汚くてもやはりカワイイな。羨ましい限りでw ミカサの登場もカッコよかった。それに強い。女子大活躍だったね。で、関係ないかもだけど、エレン初討伐おめでとう。とっくに何体か片づけてると思ってたけど、巨人のときはノーカウントなんだねw
2017.05.02
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