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2代目タイガース非公式サイトです
みなさんこんにちは 試合が詰まっているから なかなか連載物をアップするタイミングがないわ 「猛虎異人伝」を少し進めるんだけど 毎週月曜日の公開となります
今回から4週つづけてジェフ・ウィリアムス投手 歴史に残る「JFK」の「J」だよね でもそれは岡田監督になってからのこと 星野監督時代はまだ使われ方が特定されてたわけじゃないのね
では飛び飛びの公開になるけど お見落としのないようお願いしますね 第1回目を公開します

列伝72 ジェフ・ウィリアムス①
Jeffrey Francis "Jeff" Williams ( 2003 ~ 2009 )
生年月日:1972年6月6日
身長体重: 182 cm 、81 kg
背番号:54 左投右打 投手
出身地: オーストラリア キャンベル サウスイースタンルイジアナ大学
所属球団:阪神(20 03 ~ 09 )
阪神在籍7年:371試合16勝17敗47セーブ 371回2 / 3 418奪三振 144四死球 自責点91 防御率 2.20
(1)ブルペン強化で優勝狙う2年目の星野監督
2002(平成14)年オフ、阪神はFAで広島の金本知憲を獲得して打線の軸を確立。先発の強化としてテキサス・レンジャースを自由契約になった伊良部秀輝と契約した。
あとはリリーフ投手陣を補強することで、上位進出が計算できる。こうしたチーム編成構想のもとに、12月7日、ジェフ・ウィリアムスと正式契約する。背番号は「54」だ。
(2)アトランタ五輪ではオーバーハンド プロ入り後サイドに変える
ウィリアムスは1996(平成8)年のアトランタ五輪にオーストラリア代表メンバーとして出場し、予選リーグの日本戦では勝利投手になっている。ただし、当時はオーバーハンドで投げていたので、後のウィリアムスの印象はまったくなかった。
ドジャースでも「54」を着けてたんだね!
同 年オフ、ロサンゼルス・ドジャースに入団、1999(平成11)年にメジャー昇格を果たした。メジャー通算成績は37試合、4勝1敗、防御率7.49。
転機は2002年で、投球フォームをスリークォーターに変えて開花する。同年、3Aラスベガスで抑え専門として起用されて28セーブを挙げ、フォーム改良の結果を出している。
とは言っても、マイナーでの1年間の実績に過ぎず、ウィリアムスの前評判は目立ったものではなかった。この助っ人が、バッキーの持つ阪神の外国人投手在籍期間レコード(当時)に並ぶとは、誰も想像していなかっただろう。
(3)これが「本物のスライダー」と首脳陣が絶賛
春季キャンプでは、まずセットポジションでの深呼吸が話題になった。何か苦しそうにも見えるその様子を見て、「投げる前からぜーぜーゆうとるやないか。大丈夫なんかい」とファンの不評も買ったが、集中するための独特の呼吸法だったようである。

ウィリアムスの持ち球はストレートのほかにはシンカーとスライダー。あまり球種の多いピッチャーではない。しかし、長く活躍する選手は「何か」を持っているものである。
2003(平成15)年春季キャンプ二日目、2月2日の投球練習で、その「何か」がベールを脱ぐ。
まず、星野監督が気付いて、「スライダーが凄いキレでビュンビュン来てる」と絶賛すると、西本聖投手コーチも、「スッ!と横に滑るような感じ。久しぶりに本物のスライダーを見たよ」と驚きの声を上げた。
これがウィリアムスのウィニングショット。左投げのスリークォーターで肘の使い方が非常に柔らかく、球の出どころが分かりにくいフォームは左打者にとって打ちづらいのは当然だが、このスライダーは、実戦で右打者をも悩ませることになる恐るべき「魔球」だったのである。
(4)実戦で見せた恐るべきスライダーの切れ味
恐怖のスライダーが初めて実戦でその威力を見せ付けたのは、オープン戦3試合目の登板となった3月11日の横浜戦だった。9回一死一塁で金城を右打席に迎えたのがその衝撃的な場面だ。
ウィリアムスは簡単にカウント0-2と追い込んで、3球勝負に出る。ストレートの感覚で振りに行った金城が空振りした直後、そのボールは金城の腹にドスーンと当った。金城は瞬間的には何が起こったのか分からなかったのではないだろうか。

ストレートと思った球は、実はキレ味抜群のスライダーだった。キレのいい日は、曲がり過ぎて投げている本人も困ることがあるというほどの鋭さだ。まさに「ハラキリスライダー」で、お腹に当たってはいるが振っているからもちろん打者は三振。この回は3つのアウトをすべて3球三振でとっている。いずれもスライダーを軸に空振りさせたものだった。
右打者の内懐をえぐるように滑り込むスライダーの威力は証明されたが、守護神の座をかけた競争では同期入団のルー・ポート(列伝73で紹介予定)が一歩リードしていた。開幕時にはセットアッパーがウィリアムス、クローザーがポートという方程式でスタートしている。
(5)公式戦序盤でストッパーの座を勝ち取る
2003(平成15)年の公式戦初登板は、3月29日の横浜2回戦。2点リードの7回裏、一死一塁で打席にタイロン・ウッズを迎えた大事な場面でリリーフしたウィリアムスは、ウッズをショートゴロ、続く佐伯は得意のスライダーで空振り三振に仕留める。8回裏も3人で料理してポートにつなぎ、星野監督をして「完璧やったな」と言わしめた。
翌日の3回戦は、7回途中から2回1 /
3のロングリリーフになったが、7人の打者から4三振を奪うなどスライダーが冴えわたり、完璧な内容で初セーブを記録する。2試合で打者12人に対し、一人も出塁させていない。こうなればもう本物である。

4月4日のヤクルト1回戦、阪神が2点をリードして迎えた9回表の先頭打者ラミレスに対し、星野監督はウィリアムスをマウンドに送る。ウィリアムスはラミレスを四球で歩かせ、古田には二塁打、そのあと内野ゴロで1点を失ったが、後続を断って冷や汗ながらも2つ目のセーブを挙げた。開幕前からの方程式では、この場面はポートのはずだ。しかし、星野監督はウィリアムスの安定感に信頼を置き始めており、評価はすでに逆転していた。
4月11日の巨人1回戦でリリーフに失敗したポートが登録を抹消されたことにより、監督の信頼が厚いウィリアムスが守護神として君臨することになった。
ウィリアムスとポートの決定的な違いは、ここという時に三振が取れるか取れないかにある。ウィリアムスはスライダーという必殺の武器があり、狙って三振が取れる。毎年奪三振の数が投球イニング数を上回っていて、奪取率も高い。対するポートは制球が安定しないため、ランナーを背負った場面ではウィニングショットであるはずのフォークボールが使えないという欠点を抱えている。監督としてどちらを抑えに選ぶかは一目瞭然と言えよう。「新守護神」の誕生だった。
ジェフ・ウィリアムス②へつづく
凄いピッチャーが入ってきたね!次回②は2003年リーグ優勝よ
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