ネイティブスピーカーも知らない!英語のヒ・ミ・ツ

ネイティブスピーカーも知らない!英語のヒ・ミ・ツ

PR

×

Comments

Leilasense@ Re:フランス語?(03/22) Anonymousさん 書き込みありがとうござい…

Calendar

Archives

Oct , 2026
Jun 20, 2007
XML
カテゴリ: 英語の根本(L1)
(どうも最近は週1ぐらいでしか更新できずスミマセン)

まあそうはいっても自主的なトレーニングは難しい。合っているのかどうかも確かめられないから挫折しがちだ。

語学の勉強はやはりだれかと実際にしゃべる機会がなければ完成はしない。その点でもやはり英会話学校に通ったり、だれか先生に見てもらったりすることは必要なのである(もちろん友人などにネイティブがいてしゃべる機会があるならそれもいいのだが)。
ただしそれはそれで、「それだけではだめ」でもある。教師であってもすべていちいち生徒の間違いを直しきれないし、友人であればなおさらだ。

実際に話す、という機会を補完する手段としては、シミュレーションで「トレーニング」するしかない。そのときに一番有効なのは、ひとつにはもちろん「音読」であり、「文型の暗記(頭でなく口で!)」だが、応用のためにはやはり「英作文」が有効である。

会話の時よりは若干冷静に時間をかけて文を組み立てることができる。ここでできないものは会話ができるはずがない(ブロークンな状態で身振り手振り交えて意志疎通するというのはまた別だが)。
英作文を練習することで、少しずつ英文の組み立て方に慣れていく。そうすると、会話のようにある程度スピードが出てきたときにも対応できるようになるはずだ。

しかしボキャブラリーの問題、というのは大きい。英作文などと言われても途方に暮れてしまう、という人の方が多いだろう。だがとにかく、まずは英語の組み立てかたに慣れる必要もあり、とりわけ「主語」をどうするか、ということを意識しなければならない。

そこで(中途半端ながら)日本語混じりでトレーニングをする。なんでもいいから、対訳のある本を用意しよう。そして日本語だけを見て、それぞれの文について、完全に英訳することは無理であろうが、 「主語はどうするか」ということだけを考えてみて欲しい。

主語を考えるにあたって、「~は」「~が」に惑わされてはいけない。すでにしつこく述べているように、
「きのうは忙しかった」という文で「きのう」が主語なわけではないからだ。
ちなみに、「は」「が」を反射的にbe動詞(am/are/is/was/were)にしてもいけない(いい場合もあるが)。日本人はどうしてもそうしがちである。これについてはまた項を改めて話したいと思うが。

会話ができることが目標なら、会話主体の対訳テキストがいいだろう。すこし難しいが(いずれにしても全訳を目指すわけではないから多少難しくてもOKでしょう)映画のシナリオなども面白いかもしれない。 「スクリーンプレイ」というシリーズ がお勧めだ。これならDVDを手に入れれば音声学習もできる。ただし犯罪モノなどではないほうがいい、あまりスラングや省略などが多いのは考え物なので。
私のお勧めは「Back to the future」シリーズである。けっこうスタンダードで分かりやすい英語だと思う。

ここでほんの一部を抜き出して例を挙げてみよう。ただし著作権などの問題もあるので、和訳のほうはスクリーンプレイの本ではなく私のオリジナルだ。説明しやすいように各文に番号をつけた。(自称)発明家のドクの家に遊びに行ったマーティが、ドクの発明した変わった(自動的に朝食を作ったりなどの)装置は全部動いているのに、ドクが1週間も不在であったことをいぶかしんでいるところに、ドクが戻ってきたという場面。

マーティ:(1)いったいどうなってるの? (2)この1週間どこにいたのさ?
ドク:(3)仕事だよ。
マーティ:(4)アインシュタインはどこ? (5)いっしょなの?
ドク:(6)ああ、ここにいるよ。

ドク:(8)装置…それで思い出した、マーティ、アンプの電源はいれないほうがいいぞ。(9)オーバーロードする可能性がわずかながらある。
マーティ:(10)うん。気に留めておくよ。

これらについて、とにかく「主語」、及び「冒頭の語」「だけ」を考えてみて欲しい。


以下は、少し考えてみてから読んでね。

(1)のっけから「決まり文句」系なので難しいと思うが、これはさすがに「人」が主語にはならない。「何が」起こっているのか、と考える。

(3)「仕事」が主語なのではないことに注意。(2)でyouで尋ねているからIで受ける。とはいえ、実際のせりふではこの文においては主語は「省略」されているのだが。
(4)主語はもちろんアインシュタイン(犬)だ。だが冒頭にはwhereがくる。
(5)アインシュタインのことなので引き続きそれが主語だ。ただし2度目以降なので代名詞で受ける。だが疑問文なので主語と助動詞(ここではbe動詞)は入れ替わる。
(6)これもアインシュタインを受けている代名詞が主語。
(7)「装置が」つけっぱなしだったのだが、点けた主体はあくまでドク(つまりマーティから見たyou)。もっともこれは、「装置が」「点いていた」と解釈して装置を主語にすることもできる。
(8)「それで思い出した」は決まり文句系なのでちょっと難しいだろう。普通に考えれば「私が」思い出したわけだが、ここは英語においてはしばしば「それが」私に思い出させた、という言い方をする。これはおいておいて、アンプの電源を入れない方がいいというのは当然マーティ(ドクから見たyou)が主語である。
(9)これは説明が難しい。「~がある」という文は、ごく基本的だし簡単そうに見えるが、日本人にとっては文の組立に一番迷うタイプのものである。これについては項を改めて詳しく説明しなければならないが、「○○がある」ということを表す文のひとつの可能性として、いわゆるThere is[are]~構文があるので、これを使うことができるととりあえず言っておこう。ただしこの場合「主語」は「可能性」である。「アンプ」を主語にしてIt has~のような言い方にすることもできる。
(10)気に留めておくのは自分だから主語は「I」


以下、実際のシナリオの一部。

Marty: What 's going on? Where have you been all week?
Doc: (I've been) Working.
Marty: Where's Einstein, is he with you?
Doc: Yeah, he 's right here.
Marty: You know, Doc, you left your equipment on all week.
Doc: My equipment, that reminds me, Marty, you better not hook up to the
amplifier. There's a slight possibility for overload.
Marty: Yeah, I 'll keep that in mind.


全部を訳せなどと言われたら「そりゃ無理」と思う人でも、せめて「主語だけ」「文頭だけ」という課題を自分に課してみると、ただ漫然と読むよりも刺激があり、トレーニングになる。文の組み立て方に意識も向いていくだろう。

主語を確かめたら、その主語に対する「動詞」はどれだろうか、と意識して英文を見てみよう。isやare、amももちろん含まれる。

そして慣れてきたら、日本語を見た段階で動詞もある程度考えてみよう。

全部いちどに把握しようとしても無理である。だが一番大事なところからポイントを絞って押さえていけば、映画のシナリオだって怖くない。まず主語、そして次に動詞。その後は文型→時制等々と着目点を拡げていきたいところだが、一度に欲張るのは挫折の元なので、とりあえずは「主語だけ英作文」プロジェクトを試みてみてほしい。


このカテゴリのマトメ読み
ou





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jun 20, 2007 03:49:02 PM
[英語の根本(L1)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Free Space

英会話講師歴30年
英検1級
TOEIC 985点
通訳案内士資格
国連英検A級

30歳まで英語がしゃべれなかったのに、留学も海外在住経験もないまま今では不自由なくしゃべれて教えています。

Freepage List

英語学習のヒミツ


「リズム」が大事!


「キモチ」が大事!


モチベーションが大事


モチベーションを維持


大中小の目標設定


音読の効果は絶大


音読訓練とは


自分語り失礼


学習法のヒント


発音とリズムのヒミツ


英会話の土台は「音」!


日本式発音はNG


日本語にない音だらけ


母音は二の次


有声音と無声音


「th」の音


「R」と「L」の音


「t」「d」を制せよ!


V対B=F対P


sとshと早口言葉


音節と俳句の話


tr と dr


他の子音+r


子音+ L 


ストレスのお話


ストレスがリズムを生む


文のリズムが最重要


くっつく「子音+母音」


子音+子音


市販のお勧め教材


歌を歌おう


ケセラセラ


英語の根本的ヒミツ(レベル1)


単語レベルでは置き換えられない


文の型がものを言う英語


とにかく主語!


主語になれるトレーニング


「主語だけ英作文」のススメ


youとthey


thisとthatのヒミツ


This is a pen!


"it"のひみつ(1)


"it"のヒミツ(2)


itのひみつ(3)


"it"のヒミツ4


レベル5


接続詞と語順のヒミツ


自分の意見を言おう


許可を求める表現


助言の表現


付加疑問文


英語のYes と No


否定疑問文


感情を表す語


look,sound,seem等


不定詞の副詞用法


不定詞vs動名詞


不定詞:形容詞用法


if と when


手強い「冠詞」


原則で冠詞を捉える


冠詞~「例外」??


冠詞4 事物全般


冠詞5 無冠詞の表現


冠詞6 実例でみる


過去分詞と受動態


レベル4


複合形容詞は超便利


Large vs big


Can/Could/May


by/until , in/within


Have/Get/Take


現在完了(経験/完了)


動名詞と不定詞


レベル3


比較級の真実のスガタ


must vs have to


進行形で未来


場所を表す前置詞句


時間に関するon/in/at


will vs be going to


疑問詞と主語


加算・不可算名詞


do go make の世界


表現リスト集


天候・寒暖などに関する表現


状況を評価する表現



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: