JONの呟き日記
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日本語に「意地」という言葉がある。 辞書によるとその意味は「気立て、根性」など、本来は良い意味に使われるべきものなのだが、「意地悪、意地っ張り、意地汚い、片意地」など、頭や尻に形容詞や動詞がくっ付いたとたんに悪い意味合いになってしまうのである。 意地と言えば、誰にでも一つや二つ思い当たる節があると思うが、小生にもあるのだ。 高校時代に購入した国語辞典である。 ポータブルな普通の国語辞典なのだが、当時としては値段も手ごろで収容語彙が最も多く、且つ、漢字辞典としても使える魅力的な構成となっていたのだ。 しかし何と言っても購入の最大の決め手となったのは小型辞書でありながら「7万2千語」という収容語数の多さに引かれてしまったのである。 当時、国語辞典は「岩波・角川・三省堂」などが主流で、辞書販売に於けるシェアの殆どをカバーしていたのだが、小生のはマイナーな「講談社」であった。 マイナーながら小生にとっては、この右開きの辞書はぴったり合っていたのだ。 購入のきっかけは同じクラスの友人が先に使用していて、とても引き易く見やすい辞書があるよ」と言って小生に見せてくれたのである。 使ってみたのだが、やはり友人がいったように、「見やすく、引き易く、意味も分かりやすかった」ので、一遍に気に入ってしまった次第である。 幾星霜を重ねたのであろうか! いまでは装丁も離脱し、ページがバラバラ状態になってしまっているのだが、愛着が沸いたこの辞書をお払い箱にはできないのだ。 何とか工夫して形を維持させ、今でも作文・文書の作成に「座右の書」として愛用している次第である。
2012年05月30日
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