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カテゴリ: 着物まわり
塩沢

・・といったようなことは、本で読んで知識としては知ってはいたけれど、実感としてはわかっていませんでした。

なにせ持っていないので、皮膚感覚としての実感がわかないのです。

お店で見たり、生地を触らせて頂いたりたりした際に、これが「塩沢の風合」と記憶に焼き付けようとするものの、一瞬の「逢瀬」では意識の中にしっかりと畳み込むことはできなかった・・。

そんな折、冬の間に単の塩沢紬を古着で手に入れることができました。

確かに縮緬ともまったく違う硬い質感。
縮や揚柳のような縦しぼとも違う独特の手触り。
・・これってほんとに絹?と思ったほど、手持ちのものにはない、初めての感触でした。



シボのぶん一見厚みがあるようにも見えて、ちょっと暑そうにも思えてしまうのです。

ところが!

肩にかけてみて、まず軽いのにびっくり!
見た目はずっしり重そうなのに・・?

お出かけしてみて、これまたびっくり!
・なんか暑くなくて嘘のように楽なんです!?

その前の日も紬の単衣でお出かけしたのですが、気温は同じくらいなのに塩沢のほうが断然涼しい!

恐るべし、音に聞こゆる塩沢の威力・・!

しぼによる独特のシャリ感が、麻の縮みなどのようなハリを生み、体にまとわりつかずに空間ができて風が通り抜けるから涼しいのでしょうか。
昔のものはほんとうによくできていますねぇ・・!
日本の気候風土に合っているのですよね。



塩沢を始めとするお召しは、その昔は高貴な方の「お召し物」だったのだとか。

時代が下っても、塩沢といえば奥様方のちょっとしたよそ行きだったそうです
(私のは、そんなにすごいいい物( 本塩沢=塩沢お召し )ではないと思いますが・・)。

着物は、着てみて初めて、それぞれの素材、織り方の着心地というものを、肌で「実感」することができるのです。


夏は合繊よりも綿、綿よりも が、断然涼しい( 芭蕉布 は、さらに涼しい・・・?)。
浴衣も、普通の綿コーマよりは、綿絽のほうが通気性がよくてやっぱり涼しい(綿紅梅もさらっと薄手で涼しそう)。

そうして、単の季節には、塩沢がとっても涼しいことを、皮膚感覚として身をもって実感した次第です。





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Last updated  2005/06/22 10:27:01 PM コメント(2) | コメントを書く


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