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2004.01.17
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“Aim in Life”(1982) &“Sugar Bridge”(1983) by The Bluebells

 80 年代前半にスコットランドから出てきた新しい音には、単に新鮮さを感じただけではなかった。彼らの歌う歌の中に、それまで溜まっていた何かを吐き出すような、若者の叫びが聞こえるようだった。
 「叫び」とはいっても、別に文字通りシャウトしているという意味ではない。言葉を換えれば、「生の声」とでも言おうか。己の魂に逆らわない、ストレートな生の声だ。
 このことは、当時僕が飛びついたスコットランドの若者たちを列挙してみれば、わかってもらえそうだ。
 aztec camera,Orange Juice,Jesus & Mary Chain,Big Country,Friends Again,The Bluebells...
 まだありそうだが、とりあえず思いついただけでもこれだけある。
 この中では、特に Jesus & Mary Chain と Big Country が、他の4つのアコースティック・バンドとは違う独自の音とスタイルを持っていたと言えるが、当時の僕にとって、スコットランドから出てきた新しいバンドという意味では、共通していたのだ。もちろん、スコットランドだから飛びついたというのではなく、飛びついたら、たまたまスコットランドだったということだったんだけどね。

 ブルーベルズ (The Bluebells) には、非常にスコットランドのにおいを強く感じる。
 ビッグ・カントリーのようなバグ・パイプを連想させるギター・サウンドを使っているわけでもなく、プロクレイマーズ のようにスコットランド訛で歌っているのでもない。でも、「スコットランドだ」と思わせる何かを持っているのだ。

 バンド名の "bluebell" は、「スコットランドの釣鐘草(ツリガネソウ)」のことである。このスコットランドでもっともポピュラーな花を、そのままグループ名にしているのだから、ブルーベルズがスコットランドと結びつくのは、仕方ないことだ。
 ところで、『スコットランドの釣鐘草』という歌はご存じだろうか。原題は "The Bluebell of Scotland"。日本語の歌詞が付いて、明治以降我が国でも盛んに歌われたスコットランド民謡の一つで、我々の世代から上の人たちにはとてもおなじみの歌だ。僕が初めてブルーベルズの名前を目にしたとき、真っ先に連想したのはこの歌だった。

 ブルーベルズのレコードは、日本盤の4曲入りのミニアルバム "Sugar Bridge" を1983年に手に入れたのが初めてだった。それまでは、LONDON レーベルのコンピレーションの中に入っていた "Forever More" のロング・バージョンを聴いたことがあるだけだった。
 この4曲入りに入っていた "Aim in Life" と "Sugar Bridge" は、初期の名曲と呼んでいいだろう。これがあまりによかったので、以降アルバム発売まで、出された12インチシングルを順次すべて買った。
                    (つづく)





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Last updated  2004.01.20 17:37:10
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