本の虫の読書ノート

本の虫の読書ノート

2024.02.23
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カテゴリ: 小説
椰月美智子さんの「こんぱるいろ、彼方」を読みました。
スーパーの総菜売り場で働く真依子は、サラリーマンの夫、大学生の娘、
中学生の息子の四人家族で平凡だけど幸せに暮らしていた。

ある日、娘の奈月が夏休みに友人と海外旅行に行くと言い出した。




真衣子には、子供たち伝えていない秘密があった。
戸籍謄本には、出生地がベトナムと記されていた。

1978年、ベトナム戦争終結後、体制の変わった祖国を逃れ、やっとの思いで
日本へ辿りついたベトナム人であることを、ひたすら隠して生きて来た母。
ただ、母の真衣子は5歳だったから、その頃のことをあまり覚えていなかった。

奈月が海外旅行へ行くと言い出さなかったら…真衣子は不安を憶えるのだった。
自分が日本人ではなくて、ベトナム人だったこと、
それもボートピープルだったことはい知られたくない事でした。

母がベトナム人でボートピープルだったことを打ち明けられた奈月、
初めは隠していた母を許せない気持ちだった。

しかし、奈月は友人の提案でベトナムへ行くことで、親族とも会って、
祖国を追われた母の苦しい胸の内を理解できるようになるのです。

ベトナムへ旅行したことで自分のルーツと向き合った若い女性の物語です。
こんぱるいろ、彼方 [ 椰月 美智子 ] )

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Last updated  2024.02.24 05:47:58
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