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2010年07月13日
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 投資の真髄 ~偉大な投資家の言葉に学ぶ~
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〔 第9号 2006/09/25 〕 553部発行


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 【main contents】 安全域
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 今回は、世界一の投資家バフェットのお師匠さんであり、

 言葉を取り上げたいと思います。


───────────────────────────────――――


 堅実な投資というものを、
 いかにしても三語に集約しなくてはならないとしたら、
 それは『安全域』であると思い切って言おう。


 (『バフェットからの手紙』パンローリング刊)




 これは、『賢明なる投資家』の最終章(20章)で
 グレアムが言っている言葉です。
 しかし、『バフェットからの手紙』のほうが訳が
 すっきりしているので、こちらから引用することにしました。


 「安全域」の考え方は、グレアムが提唱した概念のなかでも


 グレアムが、個人投資家の投資マニュアルとして執筆した
 『賢明なる投資家』の最終章で「安全域」を取り上げ
 強調していることに注目すべきだと思います。


 以前、価値と価格について取り上げましたよね。
 そのとき、価値と価格の差を見極めて投資するのが、
 バリュー投資である、ということを解説しました。

 グレアムは、この価値と価格の差を
 「安全域(margin of safety)」と名づけました。
 この「margin of safety」は、本によって「安全性マージン」や
 「安全余裕率」という訳が当てられてることがあります。

 しかし、この「安全域」という訳が最高だと思っています。
 なんといっても英語で三語だったものを
 日本語でも三語でいえているからです!
 これぞ名訳というものです。



 具体的には、グレアムは100円の価値のあるものを
 50円で買おうと言っているのです。
 この場合、その差額である50円分が安全域である、
 ということができます。

 グレアムはそのなかでもバランスシートのなかで、
 純流動資産が時価総額を上回っている企業に
 分散するという方法で投資していました。

 純流動資産は、現金やその同等物から総負債を
 引くことで求められます。
 そうして求めた純流動資産と、市場での価格である時価総額を
 比べて大幅に安い値段が付いている企業を探し投資したのです。


 現金が100円入っている財布を50円で買えば、
 50円儲かることは誰にでもわかりますよね。
 普通のお店でそんな商品が売っているわけはありません。

 しかし、感情で値段が動く株式市場では
 しばしばこういった馬鹿げたことが起こるのです。


 こうして安全域を確保した投資をしていけば、
 その後の儲けが確実になるばかりか、
 元本の安全性も保障されるわけです。

 グレアムは、この価値と価格の差額が約半分、
 最低でも三分の一以上ある企業に投資すべきである、
 といっていました。

 特に、時価が純流動資産の3分の2以下である銘柄のことを
 ネットネット株と呼んでいます。


 さすがにここ数年の市場の上昇で、
 ネットネット株は絶滅寸前ですが、
 少なくとも僕が投資をはじめた2003年当時には
 そういった銘柄が100以上あったと記憶しています。


 これからもそういったチャンスがいつ訪れるかもしれません。
 それまでには確実に純流動資産以下の値段がついている
 企業を見逃さないようにしておきたいものですね。


 そして、この「安全域」の考え方は、グレアムの提唱した
 純流動資産を時価が下回っている企業だけではなく、
 もっと広範囲にも利用できるものです。

 近年成功しているバフェットに代表されるバリュー投資家は、
 この「安全域」の考え方を拡大、発展させてきました。
 その方法についてはまた別の機会に
 詳しく取り上げていきたいと思います。


 どんな投資対象にも「安全域」を確保すべきです。


 バリュー投資家は価値と価格の差を見積もることができます。
 バリュー投資家になるには、まず価値の見積もり方を
 マスターしなければなりません。

 価格と価値の差に「安全域」が見出せないのなら、
 それは投資ではなく投機になってしまうのではないでしょうか。


 あなたが投資している銘柄には「安全域」はありますか?


【本日の関連文献】




バフェットからの手紙 (ローレンス・カニンガム)


 ↑バフェット本は数あれど、バフェット自身のペンで全編が
 つづられている唯一の本です。バフェットが会長を務めるバ
 ークシャー・ハサウェイという会社で毎年発表している「株
 主への手紙」を大学教授のローレンス・カニンガム博士が、
 テーマごとに編集した内容です。
 バフェットを知る上で最高のテキストです。


新賢明なる投資家(下) 下(ベンジャミン・グレアム、ジェイソン・ツバイク)

 ↑今回とりあげた「安全域」について詳しく書かれています。
 グレアムの文章はそのままに、ツバイク氏が21世紀の現状を
 盛り込んだ究極の投資入門書となっています。
 何度も読み直したい一冊です。






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最終更新日  2010年07月13日 20時15分55秒
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