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2010年07月17日
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 投資の真髄 ~偉大な投資家の言葉に学ぶ~
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〔 第12号 2006/10/05 〕 567部発行


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 【main contents】 ミスターマーケット
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 バフェットの師匠であるグレアムは、投資で成功するためには


 その市場の変動に対するために、
 グレアムが生み出したキャラクター「ミスターマーケット」について
 取り上げたいと思います。

 グレアムの著作より、バフェットの手紙の記述のほうが
 わかりやすいので、そちらを引用します。


───────────────────────────────――――


 彼(注:グレアム)が言ったのは、
 「市場の値付けというのは、あなたの個人事業のパートナーである、
 ミスター・マーケットという名の非常に世話好きな男によって
 なされたものだと考えなさい」という言葉です。

 ミスター・マーケットは必ずや毎日現れて値付けをして、

 彼の持ち株をあなたが買うのです。


 (『バフェットからの手紙』パンローリング刊)





 株式市場というのを、情緒不安定な一人の男として例えた
 このグレアムのアイデアは、最高のメタファーだといわれています。

 あなたが、買う買わない、売る売らないにかかわらず、
 ミスターマーケットは週五日、毎日あなたに値段を
 提示しにやってきてくれます。


 どれだけあなたが無視したところで、この世話好きな男は、
 次の日も次の日もあなたに値段を提示しにやって来てくれます。


 そして彼には情緒不安定なところがあります。
 彼が上機嫌の時には企業の良いところしか見えません。
 そのためそんな時には非常に高い値段を提示してきますが、
 逆に落ち込んでいるときには世界がこの世の終わりに
 向かっているかのような低い値段をつけます。

 たとえ企業が安定した財政状況にあるとしても、
 彼の値付けは機嫌によって毎日変わるのです。


 もちろん私たちもそんなミスターマーケットの一員です。
 必要以上に躁鬱が激しくなっていないかどうか、
 チェックすることは大切だと思います。
 そのためにはある程度市場と距離をとること、
 歴史を知ることも大切だと思います。

 市場とクールに付き合っていくには、
 やはりある程度余裕をもって市場に臨むことが重要な気がします。
 そうすれば、ミスターマーケットは最近えらい上機嫌だな、
 また馬鹿げたことをやっているぞ、と冷静に見えてくると思います。


 自分で考えることができ、自分で企業の価値評価が
 できる投資家なら、わざわざ彼の考えを聞こうとは思わないでしょう。
 ましてや彼の考えに影響を受けて行動を共にする、
 ということはないでしょう。

 ここでもう一箇所バフェットの言葉を引用します。

───────────────────────────────――――


 ミスター・マーケットはあなたの助けをすることはあっても、
 あなたを手引きすることはありません。
 あなたが役立てることができるのは、
 彼の知恵ではなく資力なのです。

 もしある日、彼が目立っておどけた調子で現れたら、
 彼を無視するのもいいですし、
 あるいはその状況に付け込むのも一案です。
 だがもし彼の手に落ちてしまえば悲惨な目に遭うでしょう。

 ミスター・マーケットよりはるかに企業の価値評価に
 たけているという自信があなたにないのなら、
 真の意味でゲームに参加しているとはいえないでしょう。

 「30分以上ゲームに参加していて誰がカモか分からなければ、
 あなたがカモなのだ」とポーカーでいうように。

 (『バフェットからの手紙』パンローリング刊)


───────────────────────────────――――


 自分で企業の価値評価ができなければ、
 真の意味でゲームに参加していることにならない、
 とバフェットはいっています。

 ミスターマーケットの評価に付け込むこむには、
 やはり彼以上に分析ができなければなりません。

 彼の動きをみて彼以上にうまく立ち回るという方法も
 ありますがが、それはバリュー投資ではないですよね。


 最近の日本の株式市場でいうと、ミスターマーケットは
 新興市場でかなり神経質で情緒不安定になっています。
 日経平均やTOPIX採用銘柄などの大型株は
 おおむね彼の気に入っているようですが、
 小型株には懐疑的なように見受けられます。

 あなたも一緒になってこのまま新興市場の崩壊を見届けるか、
 それとも彼が不機嫌な間に企業分析をしっかりして
 バリューな企業を探していくのか。

 方針を検討してみてはいかがでしょうか。


【本日の関連文献】




バフェットからの手紙
↑バフェット本は数あれど、バフェット自身のペンで全編が
 つづられている唯一の本です。バフェットが会長を務めるバ
 ークシャー・ハサウェイという会社で毎年発表している「株
 主への手紙」を大学教授のローレンス・カニンガム博士が、
 テーマごとに編集した内容です。
 バフェットを知る上で最高のテキストです。


新賢明なる投資家(上)  ↑第8章にミスターマーケットの話が載っています。
 証券分析を著したグレアムが、個人投資家向けに書いた
 賢明なる投資家になるための入門書です。
 しかもこの新版は現代に対応した解説もついて
 よりいっそう為になる一冊になっています。
 またその解説が面白いんだ、これが。





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最終更新日  2010年07月17日 22時23分39秒
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