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お隣さんが図書室で借りてきてくれた
本を読みました。
八日目の蝉【電子書籍】[ 角田光代 ]
↑タイトルは『蟬』なのに『蝉』に
なっていますね… 作者のこだわりでしょうに。
これは映画を金曜ロードショーで見ました。
2012年と2016年だそうです、多分2012年。
息子がまだ赤ちゃんだった頃で(2011年生まれ)
とても感情移入した覚えがあります。
永作博美さんをこの作品で知りましたが
子供への愛情がとても伝わって
誘拐犯とわかっていてもかばいたくなりました。
会社の上司と不倫し、妊娠のち堕胎したら
子供を産めない体になってしまった希和子が
不倫相手の子供をつい誘拐してしまい
逃亡生活を続けながら子育てをします。
最後の土地・小豆島での祭での
2人の様子を撮った写真がコンクールに入選、
新聞に掲載されているのを見た不倫相手が通報、
逃亡しようとしたところを逮捕されます。
夫との間に生まれた子でも育児は大変なのに
自分の子でないのを慈しむのがすごい。
下手したら私より愛情をもった子育てを
していると思います…
幼稚園には通わなくてもどうにかなりますが
小学校入学で破綻しますよね…
戸籍のない子供の問題はありますが
希和子が無戸籍とは思われないでしょう。
事件の後家に戻った薫(本名恵里菜)ですが
そこで事件解決一件落着! とはならず
マスコミの取材や週刊誌の醜聞、
近所の目や学校での対応など問題は山積み。
不誠実な父親にヒステリックな母親、
散らかった家… 恵里菜の心は
希和子を憎むことでどうにかもっていました。
あんなに愛されていたのに、と
思ってしまいますが、4歳までの記憶は
誰だってそんなにないでしょうし、
家族の崩壊の引き金を引いたのは間違いないし
自身も不倫相手の子供を妊娠してしまうのは
なんの業だろうかと。思ってしまいました。
やっぱり思うのは、
不倫ダメ、ゼッタイ
。
誰も幸せにならないじゃないですか…
シタ夫もサレ妻もプリンも。その子供も。
簡単には離婚できないけれども
後ろ指を指されるような子にしてはいけません。
きっと蜜の味なんでしょうね…
背徳感がたまらない、とかもありそう。
堅実に誠実に生きていきましょう。
エンジェルホームは既視感があると思ったら
カルト村で生まれました。 [ 高田 かや ]
こちらとシステムがそっくりでした。
こちらの施設は男女共にいますが。
希和子のホーム名がルツで
代表者がナオミなのは『ルツ記』から?
という推測がありますが、
昨日痴人の愛からナオミを調べて
ルツ記をネットで読み返したのに
気づかなかったのが悔しい(^_^;)
エンジェルホームは駆け込み寺というか
シェルターのような側面があって
この時代にはそれに当たるものが
あまりなかったのだと感じました。
それにしては東京の居酒屋のバイトの時給が
1100円なのはすごい…(2005年)
私の市は今でも1000円未満です(T_T)
子供と一緒に暮らせるのが当たり前ではなく
ありがたく幸せなことなのだと感じます。
犯罪に巻き込まれることは少なくても
自分または子供の病気やケガ、仕事の都合。
退院したら優しくしなくては。
(でも言うべきことは言います)
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