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2019/07/08

プラチナタウン/楡周平

テーマ：読書(9632)

カテゴリ：楡周平

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プラチナタウン（祥伝社文庫） [ 楡周平 ]
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□　インフラ整備は、人を増やすどころか流出していくことに拍車をかけちまうものなんだよ。

□　給与とは労働の対価だ。そして利益を生まない施設で働いている人間にそれだけの金を支払い続けるのは、町の行政を預かる人間にとって納税者に対する背信行為である。
□　都市部の物件の入居費が高くなるのは、イニシャルコストに加えて、オペレーションコストが高いってことも影響するからな
□　 指揮官は部下の前では決して動じた姿を見せてはならない。

□　計画がとん挫した場合に備えて、それなりの手を打っておく、つまり バックアッププラン を用意するのはビジネスの常識である。　
□　そこに該当する層が見えてくればゴー。なければこの話はなかったことになります。
□　どうして君は最初から、都会の人間だけに拘るのかな。老後に不安を覚えている、介護に途方に暮れているのは何も都会の人間だけだとは限らんだろう。

□　ただ、税金を使った行政サービスのようにはいかないってことです。ウイン・ウイン。サービスを受ける側にも提供する側にもメリットがある。そうでなければどんな事業もうまくいきません。
□　定住者が増えなければ、いずれ対象年齢者の絶対数は減っていく。そう、地域に入居者を絞り込んでしまうと、立派な施設も荒れ野に佇む廃墟と化してしまうだろう

□　ブロークンウインドウ理論
□　担い手がいないのも、何が幸いするかわからない。本来は憂慮することなのだが、見捨てられて滅びてきくものが、形態は変われど新しくこの町にやってくる人々によって復活するのは喜ばしいものだ。
□　四井には四井のやり方がある。そして会社のポリシーは、公明正大だ。有能なら採用する。能無しはいらねえ。それが採用基準だ。覚えとけ！

□　何言ってんだ。君はこれだけのプロジェクトを立派にやったじゃないか。四井OBとして、胸を張れる実績だよ。
□　その時必要なのは、我々のような大企業の力です。 企業は金儲けだけすればいいというものではありません。貢献してくれた従業員に、ひいては社会に、持てる力を還元する義務 があると思うんです。
□　年寄りを集め、年齢に応じた生活の楽しみ方を提示すれば、絶大なるパワーを発揮するのだ。
□　堅実な生活を営んできたからこそ、今日こうして大金を払って入居することができたのだ。ここに至ってパチンコに興ずるとは思えない。
□　 人間いくつになってもやはり燃えるものが必要であります。燃えるものと言えば、生木より枯れ木の方が良く燃える。

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