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ふろぷしーもぷしー
突然ですが、ファンタジー小説、始めちゃいました。
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神の祝福 第１話
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コメント新着
2011.01.21
カテゴリ： カテゴリ未分類
実はアルクトゥールス、この、ミラという子どもがすっかり気に入ってしまったのだ。
さらに、瞠目すべきはその魔法の腕の鮮やかさだ。 これにはアルクトゥールスも、腰をぬかすほど驚いた。 アルクトゥールスの帽子に向かって飛ばした炎の、狙い定めた正確さ、そして驚異的な威力。 一瞬、恐怖を覚えたものの、丸腰のアルクトゥールスに対して明らかに手心を加えた、冷静な余裕の攻撃、と気がつくと、恐怖は、一転して畏怖に変わった。 ヴェガのインチキ手品とは、月とすっぽん、雲泥の差、雪と墨、レベルがぜんぜん違う、と感嘆した。
こういう、破壊力のある魔法使いこそ、ウチのチームに欲しかったものだ。
さらにアルクトゥールスを驚かせたのが、そのあとミラが、アンタレスの傷を治して、あれほどひどかった火傷の跡をあとかたもなくすっかり消してしまったことだった。
ここでまたしてもアルクトゥールスは絶句した。
これは神殿でやってもらう高額な祈祷療法にも匹敵する力だ。 こんな力のある魔法使いがいたら、迷宮で大怪我をしたって何の心配もいらない。 すぐにその場で治すことができるのだから、いつまでも仕事が続けられる。 医者や神官に支払わなきゃならない、べらぼうに高い料金もまるまる浮く。
アルクトゥールスは、心の中でこっそり快哉を叫んだ。
ヴェガのべんちゃらもそっちのけ、ミラの様子をじっとうかがいながら、アルクトゥールスはふと表情を緩めた。
どうやらこのおちびさん、美形のアンタレスに熱を上げているようだ。
この様子なら、もしアンタレスが誘えば、恐ろしい迷宮の中へ怪物退治に行くと聞いたって、おじけることなく、二つ返事で仲間に加わってくれるかもしれない。
こうしてアルクトゥールスは、まだほんの子どもにしか見えないこの魔法使いを、俺の思うとおりの大盗賊に育ててやろう、と固く心に決めたのだった。
ヴェガに手を引かれてしょんぼりと帰っていく小さなミラに、アルクトゥールスは精いっぱい『優しいお兄さん』の笑顔を作り、ひらひらと手を振って見せた。
「また遊びに来な、ミラ。 今度は仕事じゃない時に、ゆっくり菓子でも食おうや。 おお、もちろん、アンタレスも一緒にな」
ミラは、今にも火を吹きそうな目つきでアルクトゥールスを睨み、それから、恨めしげな視線をちょっとアンタレスに投げかけた。
やきもちやいてやがる、とアルクトゥールスは苦笑して、もういちどミラに手を振った。
かわいい、と思った。
さらに、瞠目すべきはその魔法の腕の鮮やかさだ。 これにはアルクトゥールスも、腰をぬかすほど驚いた。 アルクトゥールスの帽子に向かって飛ばした炎の、狙い定めた正確さ、そして驚異的な威力。 一瞬、恐怖を覚えたものの、丸腰のアルクトゥールスに対して明らかに手心を加えた、冷静な余裕の攻撃、と気がつくと、恐怖は、一転して畏怖に変わった。 ヴェガのインチキ手品とは、月とすっぽん、雲泥の差、雪と墨、レベルがぜんぜん違う、と感嘆した。
こういう、破壊力のある魔法使いこそ、ウチのチームに欲しかったものだ。
さらにアルクトゥールスを驚かせたのが、そのあとミラが、アンタレスの傷を治して、あれほどひどかった火傷の跡をあとかたもなくすっかり消してしまったことだった。
ここでまたしてもアルクトゥールスは絶句した。
これは神殿でやってもらう高額な祈祷療法にも匹敵する力だ。 こんな力のある魔法使いがいたら、迷宮で大怪我をしたって何の心配もいらない。 すぐにその場で治すことができるのだから、いつまでも仕事が続けられる。 医者や神官に支払わなきゃならない、べらぼうに高い料金もまるまる浮く。
アルクトゥールスは、心の中でこっそり快哉を叫んだ。
ヴェガのべんちゃらもそっちのけ、ミラの様子をじっとうかがいながら、アルクトゥールスはふと表情を緩めた。
どうやらこのおちびさん、美形のアンタレスに熱を上げているようだ。
この様子なら、もしアンタレスが誘えば、恐ろしい迷宮の中へ怪物退治に行くと聞いたって、おじけることなく、二つ返事で仲間に加わってくれるかもしれない。
こうしてアルクトゥールスは、まだほんの子どもにしか見えないこの魔法使いを、俺の思うとおりの大盗賊に育ててやろう、と固く心に決めたのだった。
ヴェガに手を引かれてしょんぼりと帰っていく小さなミラに、アルクトゥールスは精いっぱい『優しいお兄さん』の笑顔を作り、ひらひらと手を振って見せた。
「また遊びに来な、ミラ。 今度は仕事じゃない時に、ゆっくり菓子でも食おうや。 おお、もちろん、アンタレスも一緒にな」
ミラは、今にも火を吹きそうな目つきでアルクトゥールスを睨み、それから、恨めしげな視線をちょっとアンタレスに投げかけた。
やきもちやいてやがる、とアルクトゥールスは苦笑して、もういちどミラに手を振った。
かわいい、と思った。
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あら～♪アルクトゥールス^ ^
風とケーナ
さん
ここ、思わず声を上げて笑ってしまったほど、痛快です！！
アルクトゥールスの歓喜が、迸るように伝わってきます☆:゜*
大盗賊に育ててやろう、だなんて、
アルクトゥールスにとっては、
最大限の賛辞を投げかけているに等しいですね！
それに、理屈を超えたもっと深い部分でも、
ミラに惹かれてしまっているみたいですd(*ﾟ∀ﾟ*)ﾈｯ
アルクトゥールス、
君も、か・わ・い・い(´艸｀o)ﾟ.+:
(2011.01.21 20:47:07)
Re:あら～♪アルクトゥールス^ ^(01/21)
ふろぷしーもぷしー
さん
＞ここ、思わず声を上げて笑ってしまったほど、痛快です！！
うわー、ありがとうございます！
笑っていただけて、最高に幸せですぅ♪
＞最大限の賛辞
おお、アルクトゥールスの性格をよくわかってくださっていて、嬉しいです！
そのとおりなんですよー！
＞ミラに惹かれてしまっているみたいですd(*ﾟ∀ﾟ*)ﾈｯ
d(*ﾟ∀ﾟ*)ねっ♪
もっとも、今のところはまだ、アルクトゥールスの
一方的な片思い（？）ですけどね♪
そのうちきっとミラにも
気持ちの通じる日が来るでしょう。
＞アルクトゥールス、
＞君も、か・わ・い・い(´艸｀o)ﾟ.+:
あはは！
アルクトゥールス、
照れて真っ赤になってますよー！
(2011.01.21 21:12:26)
うわー、ありがとうございます！
笑っていただけて、最高に幸せですぅ♪
＞最大限の賛辞
おお、アルクトゥールスの性格をよくわかってくださっていて、嬉しいです！
そのとおりなんですよー！
＞ミラに惹かれてしまっているみたいですd(*ﾟ∀ﾟ*)ﾈｯ
d(*ﾟ∀ﾟ*)ねっ♪
もっとも、今のところはまだ、アルクトゥールスの
一方的な片思い（？）ですけどね♪
そのうちきっとミラにも
気持ちの通じる日が来るでしょう。
＞アルクトゥールス、
＞君も、か・わ・い・い(´艸｀o)ﾟ.+:
あはは！
アルクトゥールス、
照れて真っ赤になってますよー！
(2011.01.21 21:12:26)
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