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August 8, 2009
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カテゴリ: 雑談
今朝は、珍しく、子供のように、ポール・マッカートニーの夢を見て目が覚めて、忘れないうちにと、もう、記憶は時間と共におぼろげになっていくのを追いかけるように、綴った。

なぜ。

ここに以前書き込みをしてくださった、弥次喜多さんが、

「反復すると記憶が刻印されます。できるだけ全く別の事に没頭することです」

とアドバイスを頂き、自身も「確かにそうなんだ」とやってみた。

たとえ夢を見てもここにはもう書くのをやめよう、見たら、他のことをすぐにしよう、そう決めてやっていた。

人が思うより、私が面白げにブログに綴るよりも遥かに、その人との問題は大きく、また、私が受けた傷は、計り知れないくらい深く、そして、あれから10年以上の年月が過ぎた今でさえ、その傷が痛み、時には

「もう、過ぎた事、心から解き放つ事」

と自分に言い聞かせて、でも、こころは自由には動かず、文字にするのも不可能なくらい、こころから血がにじむように、痛んでは、思い出したくなくても、浮かぶ。


昨日の突然の大変なことは、その時を経て、巻き起こった、その「人」に関することだった。


これだけ長い年月。

何の関わりもなく、時には避けるように、時には逃げるように、そして、忘れるように。


だから、とてもブログは書けなかったし、すべての古傷が目を覚ますように、痛んで、私に出来るすべてのことは、すべてやった。

ほんとうに、もう、私のことは放っておいて・・・・。

確か、昔、同じ台詞を2度目に寄りを戻す時にも彼に言った。

「私のことは、もう放っておいて。どうせ、また同じことの繰り返しになるのはわかっている」

その直後、彼は手首を切った。

茶番だとわかりつつ、私はまだ年若かった。

わたし達は2度別れて、3度目に私が姿を消すという形で終わった。

三度目の正直。





ひとりになって、
私は彼と一緒だった間、聞く事がなかった音楽を楽しみ、彼が嫌いだと言うので着なかった服を自由に着て、フラットの靴からヒールの高い靴を誰に気兼ねする事なく履く日々が続いていると思っていた。

昨夜までは。


こうして書くことも、きっと、弥次喜多さんからみると「記憶の刻印」にあたるのだろう。

けれども、教科書に載っていないことだって沢山ある。



あなたは、いったい、何を考えているのだろう。


1リットルのペットボトルに2リットルは絶対入らないように、

こころにだって、耐えられきれる重さと、そうでない重さがある。

泣きながら眠った夜に、若い頃のポール・マッカートニーが出て来て、一度は幸せな気持ちに目が覚めた。

けれども、ふたたび眠りに戻った全ては違った。

『人の行動パターンは変わらないものです』

これは、ニューヨークの精神分析医が私に言った言葉だった。

彼と泥沼になって、食事も睡眠もほとんど取れなくなった私に力になってくれたのは、親しい精神分析医だった。

そして、その人は続けて言った。

「僕は、医者としてではなく、一人の人間として、あなたが彼と別れたことは本当に良かったと思います」

と。

「彼の行動パターンを分析すると同じことを何度も繰り返しています。それがあなたであろうと、他の人であろうと、彼はやはり同じことを繰り返す確率が非常に高い。だから、早くその輪から抜け出たことは、いいことです」

と。





「ピアノの練習に没頭するなど」

そう書かれていたことを思い出して、ピアノを弾く。

楽しい曲は弾けない。

即興を弾いていたら、いつの間にか、キースジャレットの「Paris Concert」の最初の6分間を弾いて、そのメロディーと音と音の重なりが美しく、はかなく、涙がキーボードに落ちそうになった。

生きていると、こころに届いていいものと、もう、二度と何も届いてほしくないものが、ある。





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Last updated  August 8, 2009 08:22:30 PM
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