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去年の暮れから「色川武大」を読みたくなって、文庫本を十数冊買った。本棚に入る余地がなくて上に積んでいたが、その形態がどーも気に入らない(しかたない、きれいに並べただけのコミック類を片付けよう)ブックオフへ行く日を考えていたが、昨日は陽気が良かったので決行(笑)する。『特上カバチ』10冊+業田良家のコミックを、『自虐の詩』以外さようなら~読んでしまえばお金は幾らでもいいのだ、欲しい本が代わりにもらえれば。店内では、「本日限り文庫本250円以上の品・オール250円!」セールでちょっと興奮でもこんなときに限って欲しい本が見つからない・・・。日ごろの心がけがよろしくないのか。ないないないぃ~。あれもないこれもない~(あれば買うつもりの本)右往左往して買ったのは『硫黄島決戦』光人社文庫 (ダンナ用)『怖い話4』 前回買った『超怖い話A』が面白かったので『アンソロジー人間の情景5/人生の達人』文藝春秋編『味のある言葉』宇野信夫『銀座八邦亭』森田誠吾三丁目の夕日マンガ2冊・・・ジミーな品揃えでプラマイゼロ、むしろちょいプラ~歯医者さんで見る、『Y氏の隣人』というマンガが欲しかったが、見当たらず。古いマンガだろうか?数ページ読まないうちに名前を呼ばれてしまうのでなかなか読めない。予約制なので他の人が読んでいることはないが、でも読めない。帰る時いつも(・・・マンガ借していただけないでしょうか)と心に浮かぶ(爆)院内感染とかあるからダメだろうなぁ。恥っずかしい~。きたあかりさん絶賛の『悪人』も無かった。この後街へ出たので、もう一軒古書店を覗いたがそこでもなし。図書館は55人待ちで、リクエストも萎える。表の台に『怖い話』6と7があったので、ご縁があると思い購入。家に戻って、怪談をまとめ買いしたことが怖くなり、ベッドの横にお経の本を置いて寝た・・・何も出なかった
2008.01.31
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日本文学の羅針盤となる伝統ある純文学誌文學界新人賞発表ー受賞作◎「ワンちゃん」楊逸[創作] 川上未映子「乳と卵」中山智幸「木曜日に産まれた」------------------------------[第105回文學界新人賞発表]【受賞作】 ワンちゃん 楊逸 在日中国人が日本語で書いた作品が史上初の受賞。日本人と中国人の「見合い」を手がける女性の生き方に、改革開放以降の中国の変化を投影させて描く。 (略)『ワンちゃん』が読みたくて借りた本だったが、ラッキーなことに芥川賞の『乳と卵』も載っていた。文藝春秋3月号より早く芥川賞を読めるとは嬉し。『乳と卵』は、一読して芥川賞にふさわしい作品だと思った。題名がむきだし(?)なので、金原ひとみ的な内容かと想像したが杞憂だった。普遍的なテーマをしっかり描いて、きらめく感性を持っている。少女から女性になることの葛藤、母だけれど女でありたいことのあがき、中間的存在である主人公の視点。三人の登場人物をきちんと書き分けて、描写に関西弁が多くても違和感はなく、文章が程よいバランスを保っている。この小説は女性読者の幅広い共感を得るだろう。多くのおばさんが失ってしまった、女性ゆえの鋭い感性が随所に光っている。「女性」を深く掘り下げて大きなテーマにした優れた小説だと思う。『ワンちゃん』略歴を見れば、著者は日本で暮らして20年になる。日本人のような心情を持ち得るまでには相応の苦労もしただろう。「中国女性とのお見合いツアー」を主催するのは、主人公である中国人の女性だが結婚難、熟年の夫婦仲、姑の介護、既婚者の恋心と、内容は盛り沢山。どれをとっても現代の日本人に身近な内容で、今まで描かれなかったことが不思議なくらい。肩に力を入れず、ユーモア交じりに読ませてくれる。芥川賞は逃したが、むしろ今後は直木賞を狙っていった方がよいと思った。主人公のワンちゃんが、けなげでわかりやすくて面白かった
2008.01.30
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また、ネタにつまりましたので「私の本棚 その4」です・・・横に寝てるのは河出夢ムック「林芙美子」「岡本綺堂」とか文藝別冊「水上勉」、新潮別冊「名短編」、別冊新評「水上勉の世界」「深沢七郎の世界」面白半分臨時増刊号「かくて、水上勉」、昭和32年発行の文藝「林芙美子読本」などなど。ベージュ色の文庫本3冊は、洲之内徹「気まぐれ美術館」シリーズ。下段は深沢七郎やら、今東光「極道辻説法」1~3巻、子母澤寛、長谷川伸が数冊。浅田次郎「待つ女」も。これらを買ったころは(お気に入りなので大切に・・・)と、わざわざトレーシングペーパーを買って、カバーをかけましたこんなのをしてなければ、タイトルは鮮明なのですが・・・~都合によりお見苦しいものをお見せいたしました(予告編)わたしの本棚シリーズ・次回は未読本のすべて(爆)
2008.01.27
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「どうせなら金を賭けないか?誰が長生きするか」。聡(サトシ)、弘(ヒロシ)、明男(アキオ)、正輝(マサテル)、博夫(ヒロオ)、規子(ノリコ)の6人は、小学校時代からの幼なじみの76歳。全員ヒマな上、比較的元気なので、時折同窓会を開くが、どこの誰がボケただの、病気で死んだだの、暗い話題ばかり。そんなある日、6人の中でも最も明るくマッチョな明男が、こんなラテンな提案をして…。高度高齢化社会をやさしい希望で照らす、渾身のヒューマン・エンタテインメント。 ユーモア小説かと思いながら読み始めたが、なかなか読みがいのある本だった。途中で転校した聡が65年ぶりに舞い戻った町で、幼馴染たちと付き合いを深めてゆく。老年の彼らのそれまでの人生、妻子や孫のこと。向き合えば、子供の頃の思い出が鮮やかに浮かび、外見は老人でも気持ちは10歳の少年だ。規子は今に至るまで彼らのマドンナ的存在だが、実生活は苦労も多そうだ。聡は40歳になっても結婚しない娘と二人暮らし。みんなそれぞれに持病もあり、年相応の老人だけれど、心意気だけはあの頃のまま。賭けが始まってまもなく、聡はひょんなことから20歳のエリを居候させることになる。エリはあることが原因で変わった死生観を持っていた。孫娘のようなエリと40娘との生活は、聡の日常にさまざまな彩りを加える。年齢には勝てず、やがて一人づつ寿命が尽きていくが、その間の会話や生活は実に身に沁みて描かれる。人間の感性は加齢によって損なわれることはないと力づけてくれるようだ。ラストシーンの描写は秀逸である。まさしく「渾身のヒューマン・エンタテインメント」として過言ではない。自分の老後もこのように受け入れたいと思わせる。面白くそして身に沁む小説だった。もっと評価されてほしい。
2008.01.23
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□最近の読了本3冊 『書庫の母』辻井喬西武の御曹司でありながら作家の道を選んだ著者の来し方を、彷彿とさせる短編集。亡き父母、縁の薄い弟妹との交流を静謐に描いて心にしみ入るものがある。読み手である私自身がそういうことを共感する年代になっているのだ。表題作の『書庫の母』は、母が亡くなって二十年を経た家を引き払うため、主人公が母の書庫を片付けている話だが、蔵書を見ていくうちに過ぎし日の数々を思い出し、また、全集の欠巻を揃えていないのはなぜだろうかと往時の母を回顧する。男の人ってそういうところあるんだなぁ。これが女性なら、どんなに悲しんでも二十年はおろか一周忌が終わったらさっさと家のなかを片付け始めるだろう(笑)母を思う気持ちと家の片付けは別そう考えて、蔵書は図書館に寄贈したりして誰かに読んでもらったほうが泉下の母も喜ぶだろうと考えそう 『三面記事小説』角田光代どなたかのブログを見て読んでみたくなった本。週刊新潮の「黒い報告書」調で面白かった。いろんなものを書ける人だなぁとちょっと感心する。このタイトル上必要だったのかもしれないが、短編一つ一つの見出しに重ねて新聞記事の抄訳を透かすように載せてある。こんなのがなくても短編としてよく描けていると思い、むしろ不要に感じた。なかにはあの『グロテスク』的な流れの作品もあり、総じて女性の心情を緻密に描いて、旬の女性作家ならではの感。今まで、日常の生活を鷹揚なタッチで描く作家という印象を持っていたがこの認識は改めようと思う・・・。 『夜明けの縁をさ迷う人々』小川洋子最初の「曲芸と野球」は、重松清の亜流のような感じがした。他の作品も、(これで終わるの? ここで終わるの?)という印象しかなく、私の感性が鈍いのかもしれないが、伝わってくるものを得られず。「博士の愛した数式」のほうがまだマシだった。本との相性が良くないというのはこういうことだろう。しかし、また気になるものがあれば、自由に読んで内容を確かめたい(本好きのサガ)
2008.01.18
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平日は19時まで開いている図書館が、土日祭日は17時までとあって、休みが平日の私には、3連休では行く暇がなくイラリンコ。本の取置き期限を思うと心に波が立つやっとのことで16時50分に滑りこみセーフ暗い夜道も頬打つ風も、花も嵐も踏み越えて(花はもう無いけど・・・)だってこんなに面白そうな本があるのだもん。赤い崖の女 お正月に本屋で見て憶えてきた本。以前けっこう読んでいたけど久しぶり書庫の母 たまに読む作家。西武の一族のはずだが、母は図書館にパートに出たのか?(そんなはずないよ) それとも本好きが高じて書庫に幽閉されてしまったのかサスペンス作家ではないのでこれまた無いと思う。純文学だもんね(笑)夜明けの縁をさ迷う人々 きたあかりさんのブログを見てからリクエストしていた本、やっと順番が。常に読みたい作家には入らないが、面白そうと思えば読んでみたい。俺の彼 これも本屋さんで見かけた本。たけしと洋七の友情物語 この手の本は買わないけど、読みたい時は図書館さまへ(感謝)芸人さんの話好きだし~(最近エンタつまんね) やっぱり本だー
2008.01.13
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おしゃれセレブとしての使命を担い、とことん美の追求に励むマリコの24時。大人気エッセイ「美女入門」PART7まーまー大げさなタイトルを~。って、文句をつけながら私も懲りずにせっせとよむわ読むわなぜか気になる同世代ってか~先日読んだ長ったらしいタイトルの『「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした』とは雲泥の差の面白さでホッとした。やっぱり林真理子はこの路線でなきゃ己を多少自虐的に描いてこそ、読者は共感し楽しんでくれるのだということをそれが持ち味になっていることを忘れてほしくない。『綺麗な人と・・・(略)』で批判するお洒落でないオバサンたちが、案外アナタの読者なんだよ「本か、さもなくば死を」(私のこと)って人種が読んでいるんだよぉ。この「美女入門」シリーズ(アンアンのエッセイ)は本人がイラストも書いていて、いつもカットで入っているが、今作は巻頭カラーでまとめて紹介(表紙にも)ヘタウマって言うか、けっこう上手ーい。可愛らしいし子供の頃少女マンガを見ては、瞳に星が飛んだ女の子を書いたものだけど(笑)そんなのじゃなくてスタイル画っぽいような、今ふうのような・・・。大橋歩にも負けないセンスと褒めたくなる。ま、サイバラまんがが好きな私ですから~そこで思ったのは、(若い女性向けの絵本でも描くと売れるのじゃないかしら)もちろん主人公の名前は「マリコ」12時が過ぎたら毒りんごを食べてしまい、ダイエットに失敗してガラスの靴が履けず、マッチを擦って温まるけなげな少女が、がまがえるの王子様を重みで圧死させてしまう。あれ?倉橋由美子になってしまったでも絵本売れると思うよ
2008.01.11
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戦後の混乱のなか、東京駅で眠り、飯を食う。「団塊の世代」の少年時代。その「陰の現実」を描いた青春群像劇。第2回小説現代長編新人賞奨励賞作品。 新人賞を受賞したのは、こちらの花合せなのだが、選評には『東京駅之介』も捨てがたいとして記されていたので、読んでみたかった。かつきねえさんは、早々と読まれていて、私も遅まきながらリクエスト。選評でも「いまなぜこのテーマなのか」という論議があったそうだが、35歳の女性作者が、戦後まもない浮浪児の生活を描いている。むろん明るい話ではない。内容的には、昨年読んだ『物乞う仏陀』を彷彿とさせる。60年前の日本にそんな生活を送る人たちが少なからず在ったということを、若い著者はどういう心情にて書き綴ったのだろうか。ノンフイクションに近いのではと感じる描き方で、上手い下手はともかく著者にこの小説を書かせた原動力のほうに興味がわく。51歳の私とて、戦後の浮浪児のことなど本で読むか、人の話でしか知らないのに、35歳の女性がねぇ・・・・・・女性版古処誠二紹介文には青春群像とあるが、10歳未満の浮浪児たちと、彼らをとりまく大人たちのさまざまな思惑や生活が描かれる。応募時は「東京駅太郎」だったが、受賞時に「東京駅之介」と改題された。次作を読めば著者の存念がわかるかもしれないと思っている
2008.01.09
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ほしい本を見て悩む。明日からの生活費のことを考える。でも、買っている。古本暮らしは、愉しく、辛く、幸せだ。古本屋巡礼が散歩。 リンク先のjiqさんから「私向き!」と教えていただいた本。共感しつつ感心しつつ楽しく読んだ。古書好きの思惑は同じなのか、『読書の腕前』とも共通する部分があってニヤリ。齢をとると、新しいものにだんだん反応できなくなってくる。衰えではなく、過去の蓄積が今のものをきびしく査定してしまうのだろう。(略)いろいろな本を読み、それなりに目が肥えてしまうと、自分を満足させる本を見つけることが年々むずかしくなってくる。(略)今は本を買うお金はあるのだが、置き場所がなくておもうように買えない。胸のうちで(そうだそうだ)と読めば、さらに本棚の新陳代謝なくして、2DKの読書生活に未来はない。 (ギクリ)う~ん、痛いとこを・・・手にとった瞬間、わけもわからずほしくなる。心の針がふりきれる。値段がいくらだろうが、財布の中にはいっている金額で買えるなら買う(略)そんな本にめぐりあうのは一年に一度あるかどうかだ。再び(うんうん)と共感。小島政二郎の『眼中の人』や、坂口安吾についての章も興味深い。自分が読んだ本や作者についての活字を読むことは、自分の拙い読後感を補足し漠然とした感性を、すっきりと整頓してくれるようでもある。それに、こんな本を読むと必ず読みたい本が増える。昭和37年発行の『囲碁随筆 碁苦楽』を紹介しているが、徳川夢声・梅崎春生・大岡昇平・小沼丹・高木彬光・近藤啓太郎・尾崎一雄ほか執筆。もうこれだけで先ほどの、「わけもわからずほしくなる」に近い(笑)財布のなかのありったけを出して。と言うほどではないけれど・・・。文士たちはしょっちゅう碁を打って勝敗を競っていたようだ。『桜島』の梅崎春生と『レイテ戦記』の大岡昇平が、囲碁でケンカとは・・・。このふたりを「戦碁派作家」とよびたいとおもう。 (70ページ)これには笑ってしまった うまい著者ふうに言うと、読了したあとも「文庫になったら絶対買う」と決める本は一年に何冊もないのだが、これは間違いなくその一冊だ。
2008.01.06
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読み続け食べ続けにも飽きてきて、健康のために歩いてこようと啓文堂めざして出かけました。10冊ほどメモして行きましたが、じっくりと見た挙句購入は3冊(渋い・・・)読書の腕前 新刊買っちゃいました(もっと早く買えばよかった)これでひと安心です。八つの小鍋 多分以前に読んでいますが、あらためて読み返したいです。私の出会った落語家たち こういう「芸人伝・人物伝」って好きなジャンルです。寄席にも行ってみたいなー。若いとき寄席の近くに住んだり勤めたりしたのに(浅草・池袋)その頃は興味ゼロで、(当時の彼氏も興味なかったと見えて行く機会なし)大昔の話だよんダンナはで観るのは好きだけど、出かけてまで観るとは言わないわー。初詣をそっち方面にしたら行くかしら・・・(昨日しちゃったから来年?)新刊書店て、やっぱりいいですね。タイトルしか知らない新刊を好きなだけ立ち見して、内容を確認。発売を知らなかった新刊を見つけて帯文を読み、リクエストするために著者名を記憶。家に帰って検索してメモしておく(ふっふっふ)アンケートやポイントで貯めた図書カードを1,500円分持っていたので、上記本代は735円で済みました(再びふふふ)あ、レジのところにある出版社のただ本(波とか本の話とか)を、もらってくるのを忘れた~~~。
2008.01.03
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□読了2冊 『ブックストア・ウォーズ』27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。この本は、働く女性たちへのリアルな応援歌。 週刊文春の書評で見て興味を持ち、図書館でリクエスト。年を挟んで2008年の栄えある読了第1冊(意味不明)女の職場ってこんなに意地の悪いものだったかな・・・と、女の私でも思うような結婚する同僚に対するネチネチした意地悪が容赦なく描かれる。男性が読んだらびっくりするんじゃないだろうか(笑)しかしイジメられる女性は負けていない。書店の仕事が好きなのだ。年の割には客観的な視線も持っている。自分が対立している相手のことなのに、男性社員が副店長の悪口を陰で言うのを我慢できず、女性社員すべてへの蔑視と受け取って言い返してしまう正義感。そして店の業績が悪く閉店の危機と聞けば、まっすぐに副店長の女性に協力を申し出る。全員で一致団結して店を存続するべく働きまくるのだ。男性社員や上司の嫉妬・意地悪、書店と出版社と作家との力関係、新婚夫婦の軋轢など業界内の内輪話も登場して盛りだくさん。こんなに意地悪や対立をしていて、幾ら客観的な人であっても現実ならそうは上手くいかないだろう、出来すぎだよ・・。と思うけれど、テンポが良いのでどんどん読んでしまう。どこの職場にもありそうなことでもあるし、書店が舞台と言うのも読ませる要因だと思う。これがブティックやスーパーの話なら少ししらけるかも、その点上手い。時流を掴んでヒットの1冊 『深く深く、砂に埋めて』「今夜も、そして、明日も、あなたとこうしていたい」。ただ、本能の赴くままに、天衣無縫に生きる一人の女。そして翻弄される男たち。その行く末はあまりに惨く、悲しい結末だった。これは新聞広告で見た本。知らない作家だが「現代版マノン・レスコー」なんて見出しにつられ。“男を翻弄する魔性の女”なんてコピーは、男性ならずとも一度は女性も関心を持つはず。特に若い頃はね(笑)昔その「マノン・レスコー」を読んだ身としては(どれどれ)同じような関心を持った人がいたのか、リクエストする前に所蔵済だった。結論から言うと、所詮知らない作家の作品でしかなかった。女性作家が男性の立場で女性を描くことの難しさ・・・。本能の赴くままに生きる女、の性格が書けていない。この女のために罪を犯す男性の告白が、古臭いことば遣いで現代の男性にそぐわない。何を参考にしてこんな古い文章にしたのかと思う。今の20代の男性が「肉欲」とか「性愛の門」とか言うだろうか。戦前の青年ならいざ知らず。 はあラストも魔性の女としては情けない終りだ。マノン・レスコーは一作しかない。現代のマノンはもっと強く、小説より数奇な人生を生きているはずだ。
2008.01.02
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明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願い申し上げます 皆様のご快読をお祈り申し上げます 平成20年 元日静かなお正月で、今日は玄関ポストより外へ出ていないです今年から少しでも見やすくしようと思い、カテゴリを増やして去年のブログを分類してみました。作家別に分けられるとなお良いのですが、時間がかかるのでとりあえず・・・。2007年の読了数 265冊、 本代¥52,757円。一昨年より減りましたが、何が何でも年間250冊は死守(?)したいです。できれば去年以上に・・・。ささやかな私の目標。さぁ、年初の購入本は何にしようかな~っと 明日は本屋さんへ行こう
2008.01.01
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