「カオス・ポイント」
持続可能な世界のための選択
アーヴィン・ラズロ 吉田三知世・訳 2006/10 日本教文社
「叡知の海・宇宙」
のラズロ最近作。アーサー・C・クラークが「序文」を書いている。
カオス・ポイント(2012年)---19世紀の幕開けとともに始まり、1960年代以降加速している諸々のプロセスは、「決断期」に向かって否応なく進み、そして次に、もはや後戻りのできなくなる重大な岐路に至る。これがカオス・ポイントである。カオス・ポイントを支配するルールは単純だ。すなわち、じっとしていることはできない。後戻りもできない、進みつづけなければならない、というのがそれである。わたしたちがとることの出来る道は一つでない。崩壊への道と、新しい世界に繋がる道の二つがある。
p38
この本並びに一連のラズロの本については時間をかけてゆっくり再読するチャンスがあるだろう。
進化した意識を示す10の指標(ベンチマーク)
あなたが次のような段階に到達したら、あなたの意識はより高い水準に進化しているといえる。
1、他の人々が必要を満たす機会を奪わぬような方法で自分の必要を満たし、他の人々も同じように生きられるような生き方をしている。
2、住んでいる地域、種族、性別、国籍、身分、信条にかかわらず、すべての人々がもつ、生存権、ならびに、経済的・文化的発展に対する権利を尊重する生き方をしている。
3、地球に生き、成長するすべてのものがもつ本質的な生存権と、その命を支える環境に対する権利を守るような生き方をしている。
4、自然と調和した方法で、そして社会に生きる他の人々が同様の追求をすることに配慮した方法で、幸福、自由、自己実現を追求している。
5、自国の政府に対して、人類という家族に属するすべての人々の、よりよい生活と健全な環境に対する正当な希求を認識し、他国や他の民族と、協調の精神に則った平和な関係をもつよう求める。
6、企業に対し、自然を損なったり、より恵まれない条件で市場に参入した、より小さい企業の競争の機会を奪うことなく、すべての人々の正当な要求を満足する製品やサービスを提供し、すべての利害関係者に対する責任と、環境の持続可能性に対する責任を受け入れるよう求める。
7、メディアに対して、基本的な傾向や重要な経緯に関する信頼できる情報を常に提供し、自分も含めた市民や消費者が、自分の生活や幸福に影響を及ぼす事柄について、情報に基づいた意思決定ができるように要求する。
8、自分より恵まれない人々が、極貧の苦しみや屈辱を味わうことなく、尊厳ある生活を送ることができるよう助けるために時間を割く。
9、若い人々や、あらゆる世代の心の広い人々に、彼ら自身やその子どもたちの未来を左右する問題について倫理的な意思決定ができる力がもてるように精神を進化させるよう促す。
10、自分の近隣、国、地域、あるいは世界中で、志を同じくする人々と、近隣、自国の国や地域、そして生物圏の全体に配慮しながら、自然環境のかけがいのないバランスを守ったり回復させたりするために協力する。
p154
フューチャリスト宣言 <1> 2007.06.06
ウェブ仮想社会「セカンドライフ」 2007.06.05
Web屋の本 2007.06.05
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