「チベット」
多田等観 2008/07 岩波書店 新書 175p
Vol.2 No.279 ★★★☆☆
私が読んだのは1942年が初版で、1982年に特装版として新書本ながらハードカバーででているものである。上のことし7月にでているものは、その版を重ねたものか、新装版か。いずれにせよ、1967年に77歳ですでに著者がなくなっていることを考えれば、あらたな内容で新刊はでるはずはない。
多田等観については以前 「チベット滞在記」
を読んだ。
今となれば、この岩波新書「チベット」はそれほど目新しくないが、1942年にすでにこの本がでていた、というところがなんともすごい、というしかない。 木村肥佐生
や 西川十三
が大陸やチベットに夢を求めて飛雄する頃、すでに、一般にこれだけのチベットに関する基礎知識が公開されていたのである。これ以上になにを必要とするのか、というくらいに簡潔にまとめられている。
当然、2008年の現在におけるFreeTibetムーブメントにおける状況とは、まるで異なった時代設定となっているので、この本の当時の知識をそのまま流用することができないが、すでにここまで分かっていたのだという日本人のチベット理解の歴史がわかる。
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