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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.02.05
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 と、迷うことなく買ってしまった一冊。

 ケータイを持っているお子様たち、
 パソコンでインターネットをするお子様たちが、
 想像以上のスピードで、爆発的に増えていく中、
 その所持や行為の意味するところを、
 実は全然理解できていない、お父様やお母様方に
 懇切丁寧に教えてくれる、最新にして、十分な情報です。

この本のポイントは、

「盗撮」「出会い系・迷惑サイト、メール」「自殺サイト」といった
直接的被害と、
「メール依存症」「思春期の発達阻害」「カルティべーション効果」といった
間接的被害に分類し、説明してくれているところ。

特に、「思春期の発達阻害」の観点から、
思春期前期に「偽りの自分」を公開するブログやホームページを
子供任せで開設させないことを重視すべきという提言には、大いに賛成。

  ホームページは決して「私物」ではない。明白な「公器」である。
  小・中学校の発達段階では、
  たとえ高度なパソコンスキルが身についていても、
  社会全体と公共性に対する責任能力は未成熟だからである。


「ホームページ」は、世界中で、どんな人が目にするかわからないものなのだから、
逆に言うと、誰でも、いつでも見ることが出来るものなのだから、
それを掲げるということについては、それなりの責任が伴うと考えられます。

  車が走る「公器」なら、
  ホームぺージは世界に発信する「情報の公器」である。


  子どもたちに交通マナーを徹底したとしても、
  子供に車の運転を許可したり、
  ましてや車そのものを買い与えたりはしない。
  18歳以上という年齢制限のみならず、
  実技と学科試験に合格しない限り公道を走ることは許されない。

  物理的な危険はわかりやすいが、
  形がない文化的危険は判断しづらいという違いから、
  危険性を見抜けないのかも知れない。

そう、たしかに「車の運転」なら、容易に想像できる物理的な危険を
「ホームページの開設」では、想像しにくいでしょう。
でも、確かに「ホームページの開設」には、さまざまな危険が伴います。
私も、ホームページやブログを開設して、もう何年にもなりますが、
やっぱり、これまでには、色んなことがありました。
嫌な思いをしたり、生活にも色々な面で支障が出たり等々……。

それとは別に、カルティべーション効果に関する記述は、
ウェブだけでなく、情報そのものについて考えさせられました。

  テレビが伝える現象や映像は、事実であってもすべてではない。
  しかし、一部分の繰り返しを見慣れることによって、
  「世の中ってこんなふうに成り立っているのだ」などと
  文化状況、政治・経済背景、人々のモラル、社会の秩序などを
  「わかったつもり」になってしまう。

確かに、TVの場合には、そういうところが多々見られます。
本当は、一部しか分かってないのに、
全部、分かったつもりになってしまう。

今、巷を騒がせている大臣の問題発言にしても、
どれほどに人が、その言葉の前後のつながりを知った上で、
ああだ、こうだと発言しているのでしょう……。
ニュース番組、本当に恐るべき存在です。

ちょっと、話が横道にそれてしまいましたが、
TVの世界ですらこうなのだから、
玉石混淆の情報の嵐が吹き荒れる、インターネットの世界については、
その危険度の大きさは、推して知るべし、なのではないでしょうか?





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Last updated  2007.02.05 22:59:55 コメントを書く
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