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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.03.18
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カテゴリ: 教育・子育て

 また、その現状認識や分析には、圧倒されてしまいます。
 それは、長年、現場で子どもたちを見続けてきた人が、
 さまざまな観点から現状を分析し、書いたものだからでしょう。

 トイレでの喫煙を教師に現認されても、最後までその行為を認めない生徒。
 テスト中、教師にカンペを取り上げられても、
 これはカンニングのためのものでないと言い張る生徒。
 授業の最初からしゃべり続け、注意されたとたん、
 「しゃべってねえよ。オカマ。ふざけんじゃねえよ。」と反撃する生徒。


著者が勤めていた高校における、生徒とのやりとりの一場面です。
しかし、これらの「教師と生徒とのやりとり」は、
もはや、高校だけに限ったものではなく、
小学校や中学校でも、普通に見られる光景になってしまっています。

1980年代以前のワルは、わがままを承知で自己主張していました。
自分の中に、世の中や学校の基準値に馴染めない部分があることを知っていました。
しかし、前述の例で示した生徒たちは、
「自分がこう思う」ことは、
当然、まわりの「みんなにも受け入れられるべき」だと確信して、主張しています。
これが「オレ様化」した子どもたちの姿です。

   ***


共同体的な精神風土と人間関係を強く抱え込んでいた「農業社会的」レベル。
1960年から1975年ぐらいは、
共同的なものからほぼ離脱した「産業社会的」レベル。
1976年から現在までは、
共同体的なものがほぼ消失しつつある「消費社会的」レベル。


共同体的な「贈与」の場から、市民社会的な「商品交換」の場へと
学校・教室は変わっていった。

教師と生徒との関係性を、生徒も親も対等なものに読み替え始めた。
教師に対する子どもや生徒の位置が上がっていき、
幼児期の全能感を持ち続け、「特別な私」を信じてやまない子どもが増えた。
「教える」-「教えられる」という共同体的な関係は無視され、
教師と生徒との関係に、消費社会の「等価交換」を適用しようとするようになった。

多くの子が、
自分に合った、自分にとって不快でない、自分が傷つけられることのない教師、
つまり、教師が上位にいない、一対一の人間関係を、学校・教室に求めるようになった。
「畏れる」ものを持たない「自立」した市民社会的な「個」として。

   ***

本著を読んで感じたのは、
現実の子どもたちの姿について、ちょっとだけ上辺から覗き込み、
それを、自分の経験(これが一般的な人間と乖離しているケースが多い)と
人の話(これも公立校の生の姿を示す情報は、ほぼ皆無なのでは?)から分析し、
理論としてうまく成り立つようにまとめあげ、発表することを職業とする
評論家や学者さんたちが書いたものと、全くレベルが違うということ。

子どもたちは、学校でだけ学んでいるわけでは決してありません。
子どもたちの有り様の変化を、そして、その責任追求の矛先と改革すべき場を
学校の中にのみ求めることは、無理があるでしょう。

そして、「共同体的な精神風土と人間関係」を回復しないまま、
子どもたちを「オレ様化」したままにしていては、
今後、(公立)学校や教室を存続させることは、難しいでしょう。
「教育」を成立させるためには何が必要なのか、
もっと「まとも」に考える時です。





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Last updated  2007.03.18 15:52:41 コメントを書く
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