乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2014.10.28
XML

 新宿溝口クリニックのDr.溝口。
 精神科や心療内科を専門とする医師ではなく、オーソモレキュラー療法で、
 食事を見直し、サプリメントを用いて、うつ病や不安障害などを治療している。

 低血糖症、鉄欠乏、亜鉛欠乏、ビタミンB欠乏、たんぱく質欠乏、
 この5つの栄養欠損が、心のトラブルを引き起こす。
 「うつ」にならないよう、食生活を見直そうというのが、著者の考え。
 巻末には「脳の栄養不足を防ぐ食べ方ガイド」も掲載されている。

  栄養療法の考え方はまったく違う。

  身体に取り入れることによって、セロトニンそのものを増やすのである。(中略)
  栄養療法が広く普及すれば、抗うつ剤などによる副作用の悩みも解消すると思うのだが、
  残念ながら、現在のところは圧倒的に亜流の位置に置かれている。
  精神疾患の治療に活かしているドクターは、数えるほどしかいないのが現状だ。
  認知までの道のりは、依然、険しいのである。(p.29)

第1章のタイトルは『「うつ」の95%は脳の栄養不足!?』というもの。
「!?」からして、医学を扱う書物のタイトルとしては、怪しげに感じてしまうが、
実際、第1章を読んでみると、この95%という数字が、本文中に登場するのは、
次の部分だけあり、統計資料等は一切掲載されていないのである。

  しかし、食事がまったくかかわっていないうつは、おそらく5%未満ではないか、
  とわたしは思っている。

  食事になんらかの問題があると考えられるのである。(p.30)

そう、この数字の根拠は、ただ著者自身が「わたしは思っている」ということだけ。
これでは「圧倒的に亜流の位置に置かれている」のも、致し方ないのではなかろうか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.10.28 14:20:15 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: