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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2016.04.03
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カテゴリ: 文芸

 「俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心」
 という意味であることが、冒頭に示されている。
 お話の舞台は江戸。

 廻船問屋長崎屋の若だんな・一太郎は、生まれながらに病弱。
 その若だんなを守るのが佐助と仁吉という二人の手代。
 一太郎の祖父が連れて来たこの二人、実は妖(あやかし)である。
 そして、一太郎の周りには、この二人以外にも妖たちが添うようにいる。

そんな一太郎が、ある夜、兄に会うためこっそり外出した際に、

「香りがする……する、する……」「寄越せ……寄越せ……」
一太郎は難を逃れたものの、その夜、大工の徳兵衛が殺された。

そして後日、団子っ鼻の男が、薬種問屋長崎屋に、
命をあがなう薬を求め、やって来た。
一太郎が男を蔵へ案内すると、「これじゃない」と襲い掛かる。
この窮地も、日限の親分が十手で男を殴り伏せ、何とか逃れた。

その後も、薬種問屋西村屋の主人が殺され、
さらに、また別の薬種屋も殺され、友人の栄吉まで切りつけられる。
それぞれ、別の下手人によって。
そして一太郎は、その正体が付喪神になりそこなった墨壺だと推測する。

さらに、なりそこないが求めていたものの正体をも知ることに。


  己の命に換えても子が欲しいと、女は神に祈ったんだ。
  この気持ちに女の母が負けた。
  このさき自分が従者となることと引き換えに、
  荼枳尼天(だきにてん)様から秘薬をいただいたのだ。
  死者の魂を蘇らせる神の薬でな、百里をわたる芳香をもつ。


   ***

最後の一太郎と墨壺の対決は、なかなかの迫力。
時代掛かった語り口も、この作品の魅力の一つ。
畠中さんの作品は初めて読んだけれど、
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞に相応しい作品でした。





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Last updated  2016.04.03 21:07:12 コメントを書く
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