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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.03.08
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カテゴリ: 文芸
​ 1年ぶりの新刊。
 お話としては、さほど前進しなかったものの、
 慣れ親しんだ筆致と、いつもながらの世界観にどっぷり浸りつつ、
 「やっぱり、イイなあ」と思わずひとりごと。

   ***

壬氏の火傷 を処置するため、宮廷外の離宮に赴いた猫猫。
そこで、養父・羅門から外科処置の教えを請いたいと、壬氏に願い出る。
そんな猫猫に、羅門は父・羅漢の屋敷の離れにある蔵書の中から


その頃、壬氏の西都行きが決定し、猫猫はそれに同行することを求められる。
鶏から始まった実技訓練は、絞首刑になった罪人の腑分けへと進み、
やがて、猫猫が医官専用の官女として同行することが正式決定する。
しかし、その一団の中には、父・羅漢もいた。

西都へ向けて船旅が始まり、あの後宮医官「やぶ医者」が同乗していることも判明。
亜南に到着し、夜宴が催された翌朝、その「やぶ医者」が行方不明に。
石鹸屋の火事騒動に巻き込まれていたのだ。
猫猫たちは、その事件の真相を解明し、「やぶ医者」救出に成功する。

   ***

さて、今巻の中で、私が一番印象に残ったのは次の部分。

  『ははは、実技とな?

   医術は人を救うものですが、だからと言って常に救えるものではない。
   時に失敗し、患者から、遺族から暴言を吐かれることもある。
   心が強い者でなければ、すぐに折れてしまうでしょう』(p.161)

劉医官が壬氏に述べた言葉です。





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Last updated  2020.03.08 17:01:07コメント(0) | コメントを書く


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