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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2024.09.15
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カテゴリ: 文芸
第20巻 が発行されたのが昨年10月。
 それから8カ月を経て、今年6月の新刊発行でした。
 こうして、お話が続いていくことが、読者にとって一番嬉しいこと。
 この先も、ペースが多少遅くなっても、長く続いていってほしいですね。

   ***

上海出身の実業家で、世界屈指の大富豪・ジウ・ジーフェイの娘・ジウ・イーリン。
円生との仲を深めたいイーリンは、10月からの大学院入学を前に、
美術について学ぶと共に葵のことを知るため、1か月間『蔵』でアルバイトをすることに。


イーリンは、『根付』を通じて高宮との関係を築きつつ、清貴や小松にも相談。
その宝石が、中国の元女優・アイリー・ヤンが所有する『サンドロップ』だと見当をつけ、
円生の新作『今都』のお披露目パーティーで、高宮自身に確認するが否定されてしまう。
そして、ジウ氏の姉・麗明と夫・浩一、妹・珠蘭と夫・博文が会場に現れる。

麗明の『人殺しの娘は、父親に取り入るのに必死ね』という言葉に激しく動揺したイーリンは、
清貴たちに、自分の母親・ジーリンとジウ氏の正妻・クーチンとの間に起こった事を語り始める。
その後、清貴はジウ氏と付き合いの長いアイリーからも話を聞き、クーチンの死に疑念を抱く。
そして、ジウ氏の姉妹夫妻にクーチンがジウ氏に買ってもらったという宝石について話し始める。

それは、呪いのブラック・ダイヤモンド『ブラック・オルロフ』。
これを、さもジウ氏が贈ったように装い、激昂したクーチンを死へと導いた犯人を暴き出す。
その一部始終を見ていたジウ氏は、イーリンに母・ジーリンと祖母・ジーファについて明かす。


   ***

  そして今巻は、過去のエピソードに触れる際には、
  参考に巻数を入れさせていただきました。(p.300)

これは、「あとがき」に記された望月さんによる一文。
確かに、あちこちに巻数が示されていました。


  「ええ、ちょうど今、撮影中ではないでしょうか」
  と葵と清貴が、思い出したように話してる。(※ 0巻 を参照)(p.100)

  「京都人スピリット……」
  思えば、以前も洗礼を受けたことがあった。
  あれは『上洛』に関する話だっただろうか……( 18巻 を参照)(p.102)

  どうやら、ここは清貴と円生の出会いの地だったようだ。(※ 2巻 を参照)
  葵も思い出した様子で、ああ、と手を打つ。
  「ホームズさんがご住職に『深窓の坊』と言われてしまった時ですね」(p.253)

  『上海のホテル「天地」でのパーティーでお会いしましたね。
   僕はすぐにニューヨークに発ってしまい、ちゃんと挨拶ができなかったのですが……』
  あの時か、と小松は大きく相槌をうつ。(※ 13巻 を参照)(p.256)

  今回の舞台として書かせていただいた、『壬生寺』、『八木邸』、『京都 清宗根付館』、
  それぞれに取材に伺い、『京都 清宗根付館』は一般見学者として拝観させていただき、
  『壬生寺』、『八木邸』は大丸京都店の谷口様(※ 10巻 を参照)のご縁で
  壬生寺貫主の松浦様、八木邸の八木様をご紹介いただきまして、
  直接お話を伺うことができました。(p.301)

10巻は、イーリンが初めて登場した巻でもあります。
今巻との繋がりがとても深い一冊ですね。





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Last updated  2024.09.15 11:15:01 コメントを書く


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