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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2026.08.12
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カテゴリ: その他
 カウンセリングの全体像を明らかにし、
 心というものがいかに変化するものかを明らかにする。
 20年の臨床経験を積み重ね、本や論文を書き連ねて来た著者が、
 各論たちを俯瞰し、原論を生み出すことに挑んだ一冊。

   ***

著者はカウンセリングを次の3つに分類し、
例を挙げながら、そこで行われることを詳細に説明していきます。

・謎解きとしてのカウンセリング  - 不幸を解析する
・作戦会議としてのカウンセリング - 現実を動かす


  なぜこの問題が起きていて、いかにすればそれが改善するのか。
  これこそがインテーク面接で解き明かされねばならない謎であり、
  そこにある「不幸という緋色の糸」を見出すことが
  カウンセリングの出発点でした。(p.157)

インテーク面接(初回面接)で、カウンセラーはユーザーの置かれている環境や本人の性格構造、
そして問題の経緯を詳しく聴取することで説明モデルを生成し、これをユーザーに伝えて、
今後やっていくことについて合意するのが、この面接の役割だと著者は述べています。
そして、これが「謎解きとしてのカウンセリング」というものです。

  生存とは、困難な状況の中で、生き延びることを指します。(中略)
  いかに生き延びるか。カウンセリングは生存に取り組む。
  実存は、その人独自の生き方のことを指します。(中略)


著者は「生存」と「実存」では抽象的だとして、「生活」と「人生」に言い換えます。
そして、「生活」に関わるのが「作戦会議としてのカウンセリング」で、
日常を立て直し、毎日を維持し、現実を破局の危機から守ることを目指すもの。
一方、「人生」に関わるのが「冒険としてのカウンセリング」。
誰とともに生きるか、何のために生きるか、自分とは何か、


読み進めるうちに、まるでカウンセリングの実際を目の当たりにしているかのような感覚に。
学派に関わる記述は特に興味深く、著者が力動系の中の精神分析が専門というのも頷けます。

   ***

  こういう心のプロセスを、ユング心理学は神話学の言葉を借りて
  「死と再生」と呼んできました。
  人生の危機とは、行き詰った古い自分が死ぬことであり、
  新しいやり方で生きる自分が生まれることだという知恵が、ここにはあります。(p.335)

  破局を心の次元で発生させ、そして生き延びることによって、
  古い物語が終わり、新しい物語がはじまる。
  これが生存のために犠牲になっていた実存を生き直すことでした。(p.413)

  僕らは古い物語を背負っていて、それに執着することで、行き詰ってしまう。
  そこには古い夢があり、古い幻想があります。
  それは過去の大切な誰かからもらったものであったり、
  植え付けられたものだったり、一緒に作り上げたものだったりします。
  だからこそ、古い物語を終わらせることには痛みがある。
  古い物語から離れるためには、
  その過去の誰かとの心理的な別れを経験しないといけないからです。(p.418)

これらを読んだ時に、真っ先に思い浮かんできたのが、先日読んだ 『夏帆 The Tale of KAHO』
夏帆が描いた「ミソラの物語」って、「死と再生」の物語そのものではないでしょうか?
そして、夏帆自身も同じように母親殺しを経て、古い物語を終わらせ新しい物語を始めた。
村上さん の世界は、こんな背景を基に成り立っていたのですね。





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Last updated  2026.08.12 16:10:36 コメントを書く
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