漁師町の小さなstudio

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2011年08月24日
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カテゴリ: 美味しいもの
晩のおかずにキンメダイがやってきた。
小さすぎてまだ捕ってはいけないサイズのものだ。
かといって漁船に引き上げた時既に息絶えた魚たち。

そういうものは晩のおかずになる。
すぐに煮付けにとりかかったが少し余るのは開きにした。

ばぁば仕込みの慣れた(?)手つきで魚の口内に手を入れる。
口が開くとキンメダイはいっそう目を見開く。
美しく大きな目から反射した光が何かを訴えている。
海中で苦しみもだえている様相だろうか。


鰓耙(さいは)が指に刺さらないよう注意して。
そして、ためらいなく一気にえらを引っ張る。

“ためらいなく”が重要である。
そこには魚が痛々しいとか、余計な出血があるかとか、思ってはいけない。

えらに続いて内臓が出てきた。
心臓、肝臓、幽門垂(ゆうもんすい)、胃、うきぶくろ、ひ臓、腸…

大きいキンメダイの場合は心臓と肝臓は煮付けにする。
が、今日は食に足らない大きさである。



次に「蔵盛さんちの塩」をまぶす、幾分多めが良い。
この塩も実に旨みが深い、わたしのお気に入りである。

小さいきんめ開き

小ぶりだが、朝食の焼き魚には丁度良い。


美味しいものをありがとう。





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最終更新日  2011年08月25日 10時44分59秒
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