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“一捻り”を利かせたセルフ・カバー作 トッド・ラングレン(Todd Rundgren)は、ソロやバンドでのアーティストとしての活動のほか様々な作品のプロデュースを手掛けるなど、とにかく多才な人である。その才能が発揮された作品の一つと言えそうなのが、1997年リリースの『ウィズ・ア・トゥイスト(With a Twist…)』である。表題の“トゥイスト”は腰をくねらせるほうのツイストではなく、文字通り“一捻り”という意味なのだろう。自身の過去の楽曲をアコースティックにカバーして編んだのが本盤ということになる。 とはいえ、ありきたりな単なる“アコースティック・ヴァージョン”の披露に留まらないところが、トッド・ラングレンの本領発揮である。ボサノバ風アレンジなどがほどこされ、ほとんどの曲の雰囲気はがらりと変わっている。アルバム全体を支配する優しい調子は、ラウンジ・ミュージック盤といってもよい仕上がりになっているが、よくよく聴くと、聞き流すのがもったいないという凝ったアレンジや演奏が詰め込まれているという側面も併せもっている。 どの曲も素晴らしい仕上がりなのだけれど、敢えて注目したい曲をいくつか挙げてみたい。1.「アイ・ソウ・ザ・ライト(旧邦題:瞳の中の愛)」は、名盤『サムシング/エニシング?(ハロー・イッツ・ミー)』に収録された有名曲。元のバージョンとはまったく違い、南の島でハンモックに乗って聴きたい雰囲気とでも言えばよいだろうか。 『ミンク・ホロウの世捨て人』に収録の3.「キャン・ウィー・スティル・ビー・フレンズ(旧邦題:友達でいさせて)」は、筆者のお気に入りナンバーで、本盤のバージョンも感動的。6.「ラヴ・イズ・ジ・アンサー(旧邦題:愛こそ証し)」は、ユートピアの『悪夢の惑星』所収のシングル曲で、この美しく流れていく演奏と歌についつい聴き惚れる。 9.「ハロー・イッツ・ミー」も1.と同じ『サムシング~』からの楽曲で、凝った編曲と工夫の凝らされた演奏が印象的である。あと、特に衆目を集める収録曲と言えば、10.「アイ・ウォント・ユー」。この曲はマーヴィン・ゲイの1976年のシングル曲(同名のアルバムに収録)で、トッドのヴォーカルもなかなか魅力的なカバー・バージョンになっている。[収録曲]1. I Saw the Light2. Influenza3. Can We Still Be Friends4. Mated5. It Wouldn't Have Made Any Difference6. Love Is the Answer7. Fidelity8. Never Never Land9. Hello It's Me10. I Want You11. A Dream Goes On Forever1997年リリース。 トッド・ラングレン / ウィズ・ア・ツイスト [CD] ウィズ・ア・ツイスト [ トッド・ラングレン ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2025年04月29日
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リラックス感が心地よい第16作 グレアム・パーカー(Graham Parker)は、1950年、ロンドン生まれのロック・アーティスト。1970年代にデビューし(デビュー盤過去記事)、当時の英国のアーティストとしては、エルヴィス・コステロやジョー・ジャクソンと並んでニューウェーヴの旗手とされた。1970年代末から1980年代にかけて一定の商業的成功を収めたとはいえ、本邦ではいまひとつ名が浸透していないアーティストでもある(名前のカナ表記も“グレアム”で完全に定着せず、時に“グラハム”だったりするし…)。 そんな彼も現在ではとうに70歳を超えてしまった。本盤『ユア・カントリー(Your Country)』は、2004年、50歳代前半のパーカーによる作品で、16作目のオリジナル・アルバムである。彼の楽曲の演奏のベースになっているのは、あくまでパブ・ロックだとは思うのだけれど、この盤は次の二つの側面でいくらかのリラックス感を併せ持っている。 一つは表題からも窺えるように、カントリー音楽に寄ったアプローチが含まれているところである。カントリー特有の長閑さを感じさせる旋律が、パーカーのロック・サウンドの中にうまく織り込まれている。もう一つは、年齢的な円熟というか余裕が感じられるところである。前へ前へと出る音楽というのは、それはそれで魅力的だけれど、キャリアや年齢を重ねて余裕が生まれ、いい具合に肩の力が抜けた演奏というのもまた魅力的である。本盤にはそのような、いい感じのリラックス感がある。 カントリーっぽさという意味では、1.「エニシング・フォー・ア・ラフ」がインパクトの強いナンバーである。このいい意味での“のどかさ”は、若くて尖ったアーティストには出せない、円熟のアーティストならではと言えるものだろう。4.「オールモスト・サンクスギヴィング・デイ」は本盤収録曲のうちベスト曲ではないかと個人的には思っていて、リラックス感と円熟味にヴォーカリストとしての迫力がうまく組み合わさっている。あともう1曲、特に気に入っている渋めのナンバーとして、5.「ネーション・オブ・ショップキーパーズ」がある。 他方、アップテンポな楽曲もそれなりに目立つ。6.「クイーン・オブ・コンプロマイズ」、10.「フェアグラウンド」、11.「クローリング・フロム・ザ・レッケージ」なんかがその例だけれども、いずれもカントリーっぽさやアメリカっぽさのようなものが上手に取り入れられ、その上で成熟した余裕やリラックスした感じがあるように感じる。 正直、自分自身が若い時にこの盤を聴いたなら、あまり魅力を感じなかったかもしれない。今となっては、聴き手側にも円熟(必ずしも実年齢に限らない、聴き手としての円熟)が必要な作品ではないか、なんてことを考えてみたりしている。[収録曲]1. Anything for a Laugh2. The Rest Is History3. Cruel Lips4. Almost Thanksgiving Day5. Nation of Shopkeepers6. Queen of Compromise7. Things I've Never Said8. Sugaree9. Tornado Alley10. Fairground11. Crawling from the Wreckage (Revisited)2004年リリース。 【輸入盤CD】【新品】Graham Parker / Your Country (グラハム・パーカー) 下記ランキングに参加しています。お時間のある方、応援くだ さる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2025年04月26日
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デンマーク発バンドのメジャー・デビュー盤 プリティ・メイズ(Pretty Maids)は、デンマークで結成されたヘヴィメタル・バンド。シン・リジィやレインボーに傾倒するケン・ハマー(ギター)を中心に1980年代初頭にデンマークで結成され、イギリスのマイナー・レーベルからのミニアルバム発表(1983年)を経て、ついにメジャー・デビュー盤となったのが、この『レッド・ホット&ヘヴィ(Red, Hot and Heavy)』(1984年)である。 必ずしも大きなセールスに結びついたわけではなかったものの、このデビュー盤は、楽曲と演奏の質が高く、完成度も高い。北欧の中でもドイツと接するデンマークのバンドということもあり、ジャーマンメタルと北欧メタル双方のいいところを含みつつ、メロディックでハードなサウンドが高いレベルで表現されていると思う。なお、楽曲については、ロニー・アトキンス(ヴォーカル)の作詞、そしてケン・ハマーの作曲というナンバーが大部分を占めている。 どの曲もレベルが高くお薦めだけれど、何曲か注目のナンバーを挙げておきたい。1.「フォーチュナ」は、仰々しいタイトル(原題)であるが、中世ラテン詩を題材にドイツの音楽家カール・オルフが作曲したもので、これをイントロとして2.「バック・トゥ・バック」へと突入していく。この箇所は、とくにインパクトもあって、アルバムの冒頭を飾るのに相応しい堂々とした演奏に仕上がっていると感じる。 ロニー・アトキンスの歌心というのもこのバンドの魅力で、彼のヴォーカルがとくに冴える楽曲としては、4.「ウェイティン・フォー・ザ・タイム」がおすすめである(さらに、9.「クイーン・オブ・ドリームズ」もヴォーカルのよさが生かされている)。それから、ややキャッチーではあるものの、8.「プレイス・イン・ザ・ナイト」は、メロディアスでヴォーカルもギターも実にカッコよく仕上がっていて、筆者的にはお気に入りの1曲である。 繰り返しになるけれども、楽曲も演奏力もレベルが高く、完成度の高い盤である。なおかつメロディアスな楽曲が多く、ヘヴィメタルが好きな人だけというよりも、ロックのファン全般にもっと聴かれていい、そんな一枚と言えるように思う。[収録曲]1. Fortuna Imperatrix Mundi (Carmina Burana)2. Back to Back3. Red, Hot and Heavy4. Waitin' for the Time5. Cold Killer6. Battle of Pride7. Night Danger8. A Place in the Night9. Queen of Dreams10. Little Darling1984年リリース。 輸入盤 PRETTY MAIDS / RED HOT & HEAVY [CD] RED HOT & HEAVY[輸入盤]/PRETTY MAIDS[CD]【返品種別A】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2025年04月23日
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メロディアスにカッコよく ゲイリー・ムーア(Gary Moore)は、1952年、北アイルランドの出身のギタリストで、2011年に58歳で没している。スキッド・ロウ、シン・リジィでの活躍後、ソロでの活動を展開した。特に1980年代半ばから後半にかけては“ギター・ヒーロー”として日本でも人気を博した。 本盤『ラン・フォー・カヴァー(Run for Cover)』はまさしくそうした時期の作品。スピード感とキャッチーな曲調、派手でメロディアスなギター演奏の魅力が存分に発揮したアルバムといえる。楽曲においても演奏においても、ロックとしてのカッコよさに溢れた一枚である。 注目曲をいくつか挙げておきたい。アルバム表題曲の1.「ラン・フォー・カヴァー」は、上述のような本盤の特徴を象徴するナンバー。重厚な2.「リーチ・フォー・ザ・スカイ」はサビのカッコよさとギター・ソロが聴きもの。4.「エンプティ・ルーム」はバラード調で、終盤に泣きのギター演奏も聴くことができる。 6.「アウト・イン・ザ・フィールズ」は、疾走感が心地いい1曲。シン・リジィでかつて一緒に活動したフィル・ライノットとの共作で、2人がヴォーカルをとるこの曲は連名のシングルとしてヒットした。アルバム後半に入っても勢いのいい曲が多く、筆者的には8.「ワンス・イン・ア・ライフタイム」のようなキャッチーなナンバーも好み。なお、現行のリマスター版には、3曲のボーナストラックが収めており、フリートウッド・マックで知られる「ストップ・メッシン・アラウンド」のライヴ・テイクなんかも聴くことができる。[収録曲]1. Run for Cover2. Reach for the Sky3. Military Man4. Empty Rooms5. Out of My System 6. Out in the Fields7. Nothing to Lose8. Once in a Lifetime9. All Messed Up10. Listen to Your Heartbeat~以下、リマスター版(2002年)のボーナス・トラック~11. Still in Love with You12. Stop Messin' Around13. Murder in the Skies1985年リリース。 ラン・フォー・カヴァー [ ゲイリー・ムーア ] 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2025年04月19日
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2025年04月16日
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気まぐれ80s~第15弾(その10) 最後は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)の明るいロック・ナンバーです。サンフランシスコを拠点として下積みの末にデビューしたヒューイ・ルイスは、この曲が収録されたアルバム(『スポーツ』)の辺りから広く人気を得るようになりました。 同盤からは、1984年にシングルカットされたこの「ハート・オブ・ロックンロール(The Heart of Rock & Roll)」が全米6位のヒットとなりました。ちなみに、その翌年には、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌「パワー・オブ・ラヴ」でついに全米No. 1ヒットを生み出すことになりました。 まずは、「ハート・オブ・ロックンロール」のMVをご覧ください。 上の映像からもうかがえますが、陽気で茶目っ気があり、かつしっかりロックするというキャラクターは、親しみが感じられます。これが人気の大きな原動力ともなっていたように思います。 この曲のヒットの頃、ヒューイ・ルイスは既に30歳代後半だったのですが、さらに10年ほど後のライヴ映像をご覧いただこうと思います。1994年のステージの模様とのことです。 1980年代の曲選(第15弾)を続けてきましたが、今回の記事で10曲目ということで、とりあえずはひと区切りということにしたいと思います。[収録アルバム]Huey Lewis & The News / Sports(1983年) 【中古】CD Huey Lewis & The News Sports CP216018 CHRYSALIS /00110 CD / ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース / SPORTS +22 (MQA-CD/UHQCD) (解説歌詞対訳付) (生産限定盤) / UICY-40397 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2025年04月13日
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気まぐれ80s~第15弾(その9) クラブ・ヌーヴォー(Club Nouveau)は、1986年に結成されたR&Bのグループ。同年にファースト作『ライフ・ラヴ&ペイン』を発表しましたが、そこに収められた「リーン・オン・ミー(Lean On Me)」が翌年に大きなヒットを記録しました。 本ブログではずっと前(映像を貼り付けられなかった頃でした)の過去記事で一度取り上げていますが、今回は、映像とともにお楽しみいただきたいと思います。まずは、この曲のMVからどうぞ。 この曲が彼らにとって最大の(というか、ほぼ“一発”の)ヒットだったわけですが、全米のチャートのみならず、カナダ・ニュージーランドでも1位、また、英国でも3位というシングル・チャート上の成績を残しました。 なお、この曲は、元々はビル・ウィザース(Bill Withers)という、R&B、ソウル系のシンガーソングライターが1972年に発表し、全米1位のヒットとなったものがオリジナルです。そんなわけで、今回はその当時のウィザースによるライヴの様子もご覧ください。 さらに映像をもう一つ。クラブ・ヌーヴォー以降も様々なアーティストにカバーされているこの楽曲ですが、マイケル・ボルトン(Michael Bolton)のものをお聴きいただこうと思います。甘い歌声で人気を博した彼の1990年代初頭のヴァージョンをどうぞ。 [収録アルバム]Club Nouveau / Life, Love & Pain(1986年)Bill Withers / Still Bill(1972年)Michael Bolton / The One Thing(1993年) ライフ、ラブ&ペイン【CD、音楽 中古 CD】メール便可 ケース無:: レンタル落ち 【輸入盤CD】【新品】Bill Withers / Still Bill (ビル・ウィザーズ) 【中古】One Thing [Audio CD] Bolton Michael 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2025年04月11日
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気まぐれ80s~第15弾(その8) 1980年代後半、ワールド・ミュージックの広まりとともに、注目された女性シンガーの一人がイスラエル出身のオフラ・ハザ(Ofra Haza)でした。この「イム・ニン・アル(Im Nin'alu)」という楽曲は、ヒップホップのサンプリングされたことから注目が集まり、オフラ・ハザの名も世界に知られるようになりました。 かくいう筆者もその当時、この曲がシングルとなって世界に広められる過程で初めてオフラ・ハザの存在を知りました。ですが、彼女は若くして歌手デビューし、現地では既によく知られたシンガーでした。17世紀のアラビア詩が元になっているというこのナンバーも、世界的に売れたアルバム『シャダイ』よりも前に、1980年代前半のアルバム『イエメン・ソングス』にも収められていました。実は、個人的にはこちらのヴァージョンの方が気に入っていたりします。 残念なことに、オフラ・ハザは2000年に42歳で病死してしまいました。50歳、60歳になった彼女の歌声も聴いてみたかったというのが正直なところですが、それはかないませんでした。そんな彼女を偲んで、今回は映像をもう一つ。1990年、東京音楽祭でのステージの様子をご覧ください。 [収録アルバム]Ofra Haza / Yemenite Songs(1984年)Ofra Haza / Shaday(1988年) 【輸入盤CD】【新品】Ofra Haza / Yemenite Songs (オフラ・ハザ) 【中古】 【輸入盤】Shaday/オフラ・ハザ ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2025年04月10日
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気まぐれ80s~第15弾(その7) 今回は、ボーイ・ジョージを中心とするイギリスのニューウェーヴ/ニューロマンティックのバンド、カルチャー・クラブ(Culture Club)の有名なヒット曲です。1982年にデビューした彼らは、「君は完璧さ」で人気を獲得しました。その翌年に発売されて、各国のチャート1位を総なめにしたヒット曲がこの「カーマは気まぐれ(Karma Chameleon)」でした。まずは、19世紀コスプレ風(?)の懐かしいMVをご覧ください。 続いては、この曲のライヴの様子もご覧いただきます。1999年ということですので、ヒットから17年後のライヴ映像で、プリンス・トラスト(チャールズ3世即位により、現在はキングス・トラストと名称を変えています)のチャリティ・ライヴ、パーティー・イン・ザ・パークでのステージの模様です。 奇抜なメイクが特徴的で、ゲイ文化のアイコンとされたボーイ・ジョージですが、そんな彼ももう60歳を超えました。現在もカルチャー・クラブとしてのライヴのほか、ソロとしての活動も積極的に行っているとのことです。[収録アルバム]Culture Club / Colour by Numbers(1983年) カラー・バイ・ナンバーズ [ カルチャー・クラブ ] ベスト・オブ・カルチャー・クラブ [ カルチャー・クラブ ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2025年04月09日
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気まぐれ80s~第15弾(その6) さて、今回はエイジア(Asia)というバンドのヒット曲です。1982年にデビューしましたが、メンバーは既にプログレ界で実績のある面々からなっていました。プログレッシヴ・ロックらしさを維持しつつも、産業ロックなどと揶揄されかねないポップで大衆受けする音楽性から、デビュー盤(『詠時感〜時へのロマン』)、そして最初のシングルとなるこの「ヒート・オブ・ザ・モーメント(Heat of the Moment)」は大きなヒットとなりました。 続いて、ライヴの映像ですが、往時の熱狂のライヴの場面をご覧いただきたいと思います。1983年の来日時の、日本武道館での演奏の様子です。 その後、エイジアはメンバー・チェンジを繰り返していきますが、結果的には息の長いバンドとなりました。新しいアルバム発表はもうここ10年ほどはないものの、現在もバンドは存続中で、2024年に新ラインアップが発表されました。もしかするといつの日か新作を聴けるという日が来るのかもしれません。[収録アルバム]Asia / Asia(詠時感〜時へのロマン)(1982年) 詠時感~時へのロマン~ [ エイジア ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2025年04月07日
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気まぐれ80s~第15弾(その5) ストレートなロック・ナンバーをもう一つ続けます。1984年の『レックレス』が世界的大ヒットとなったブライアン・アダムス(Bryan Adams)の楽曲です。このアルバムからの先行シングルとしてヒットしたのが、「ラン・トゥ・ユー(Run To You)」でした。 ブライアン・アダムスはカナダ出身ですが、アメリカン・ロックの王道を行くような彼のロック・スタイルは、なんとも気持ちいいものだと感じています。この曲を含む上記のアルバムも、年間売り上げがブルース・スプリングスティーンの『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』に次ぐ2位だったというのも頷けます。 さて、今回のライヴでのステージの様子をご覧いただきます。今回は、リリースから30年後(つまり2014年)の、ギター弾き語りによる「ラン・トゥ・ユー」です。 [収録アルバム]Bryan Adams / Reckless(1984年) 【中古】(CD)Reckless/Bryan Adams 【送料無料】[枚数限定]レックレス(30周年記念盤 2CDデラックス・エディション)/ブライアン・アダムス[SHM-CD]通常盤【返品種別A】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2025年04月06日
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気まぐれ80s~第15弾(その4) さて、この辺りで直球のロック・ナンバーを取り上げてみたいと思います。ジョン・クーガー(John Cougar)は、現在では本名のジョン・メレンキャンプ(John Mellencamp)を名乗っている米国のロック・アーティスト。1970年代半ばから活動していましたが、彼にとって本格的な大ヒットとなった最初のシングルが、1982年の「青春の傷あと(Hurts So Good)」でした。 この曲(全米2位)と次のシングル(全米1位)の成功によって、これらを含むアルバム(『アメリカン・フール』)も9週連続で全米1位となり、トップ・アーティストの仲間入りを果たしました。また、この曲は映画『フットルース』でも使用され、サントラ盤に収録されました。 この後、ジョン・クーガー(ジョン・メレンキャンプ)は必ずしもヒットばかりの王道を歩んでいったわけではないのですが、メッセージ性の強いロック・アーティストとしてキャリアを積み、映画業界にも進出しました。 もう一つ、今度はライヴ・ステージでの「青春の傷あと」をご覧ください。1998年、ファーム・エイドのライヴの模様です。 [収録アルバム]John Cougar / American Fool(1982年) 【輸入盤】 John Cougar Mellencamp ジョンクーガーメレンキャンプ / American Fool 【CD】 【中古】CD John Cougar アメリカン・フール 32PD146 Mercury /00110 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2025年04月04日
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気まぐれ80s~第15弾(その3) 元気のいいナンバーをもう1曲取り上げたいと思います。カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)の1988年のヒット曲「ラッキー・ラヴ(I Should Be So Lucky)」です。 カイリー・ミノーグは1968年生まれで、1979年から子役として活躍しており、1987年に歌手としてもデビューしました。地元オーストラリアのみでのファースト・シングル(「ロコモーション」のカバー)に続いて2枚目のシングルとして世界向けに発表されたこの曲は、大きなヒットとなり、日本のオリコンチャートでも12週連続1位を記録しました。 この当時はまだ二十歳そこそこだったカイリー・ミノーグですが、その後も音楽活動で成功を収めていて、一昨年にもグラミーを受賞しました。大人になってからの映像ということで、後年のライヴ映像をご覧ください。2011年のステージの模様ということですので、40歳代前半の頃の映像です(この年齢でこのキレは驚きですね…)。 [収録アルバム]Kylie Minogue / Kylie(ラッキー・ラヴ)(1988年) 【中古】 KYLIE/カイリー・ミノーグ 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2025年04月03日
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気まぐれ80s~第15弾(その2) 4月になり、新年度を迎えました。入社、入学など新しい生活の始まる時期です。そんなわけで、今回は元気いっぱいの1曲をピックアップしてみます。 ワム!(Wham!)は、ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーから成るイギリスのポップ・デュオ。80年代前半から半ばにいくつものヒットを飛ばしました。「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ(Wake Me Up Before You Go-Go)」は、1984年のヒット曲で、「ケアレス・ウィスパー」などと同じ『メイク・イット・ビッグ』というアルバムに収められています。 当時のワム!の人気ぶりというのは、そんじょそこらのアイドル・グループにはない、本当に凄まじいものでした。そんな雰囲気の感じられる往時の映像もご覧いただこうと思います。 ジョージは50歳代で亡くなってしまいましたが、アンドリューは現在では62歳になりました。ワム!の頃からおよそ40年も経過したわけですが、上の映像はいずれも若々しく元気いっぱいで、見る側にも元気を与えてくれるのではないでしょうか。[収録アルバム]Wham! / Make It Big(1984年) メイク・イット・ビッグ/ワム![Blu-specCD2]【返品種別A】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2025年04月02日
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