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8月のハワイ滞在、最終日に空港まで送ってもらう道すがら、ガリバーは言った。
「今度会うときは、ここで 僕の誕生日祝い の頃だね。」
そう、12月。 彼はまた私よりも 1つ年上 となる。私たちは8ヶ月違いだから、生まれ年こそ違えど、基本的には 「同い年」 。
お互い三十路ズ後半だから、ティーンエージャーだった80年代、聴いていた音楽、ファッション、当時話題となったニュース。
当然だけど、年齢差を全く感じない…。
彼と話していると、何だか時々、学生時代の同級生と話している気がする。
それぞれちがう国で育ったけど、
もしも、 世界にたった一つ学校があったなら 、
机を横にして、並んで座っていたかもしれない。
彼と結託して、同級生にいたずらしたかもしれない。
先生のランチをこっそりと食べて一緒に叱られたかもしれない。
先日のように、同窓会に顔を出し、仲良く昔の話で盛り上がりながら、自分たちの将来や互いのパートナーについて、語り合っていたかもしれない。
別の国に生まれ、異なる環境で育ったはずの
私たちなのに…
まだ明かしていなかったけど、
ガリバーとの出会いに 「運命」 を
感じる 4つ
のエピソードがある。
1) まだ出会った頃、彼の家族の話を聞いていた時のこと。
なんと、 彼の離別した父親 と、私の母親の父、つまり 私の祖父 とが
同じ職歴 だと分かり、2人で 「うそぉ?ホントに?」 と驚いた。
まったく異なる文化背景なのに、お互いの家族に 同じ職歴 ...。
しかも、それは特殊な職種なので、滅多に巡り会うことは…ない。
2) 彼は今でこそ自分でビジネスを手掛けているが、大学を卒業後、これまた私の父親と 同じ職業 に就いた経歴がある。
私の父も、彼も とある 同じ理系の職業 だ 。
この偶然もすごい。
言葉こそちがうので、私が通訳しながらではあったが、
父とガリバー は、2人で仕事談義に花を咲かせていたし、
意気投合する姿に、胸をほっとなで下ろしたことを今も覚えている。
3) 彼が私の実家を訪問したときのこと。
私の幼い頃のアルバムをめくっていた彼が、ふと手を止めた。
「!!」
「どうしたの?」
「ねぇ、Blueの両親も 昔、この車を持っていたの?」
「あぁ、私が5歳の頃ね。197*年くらいよ。 ほら、写真にも日付が載っているでしょ? 何で?」
「驚いたよ!僕の父もこの車が大好きでさ、乗っていたんだよ!
当時は、まだ日本車は数が少なかったんだけど、どうしてもって探して購入したんだ! それが 同じ197*年だ。 ホントに?信じられないよ!」
早速、両親にその事実を伝えると、 私の父親も同様に、探し見つけて購入 したそうだ。
小さな頃は、そこまでの話を聞いたことがなかったが、その事実は30数年ぶりにガリバーの出現とともに分かった。
これも単なる偶然なのだろうか?
4) そして、話は前後するが、彼を実家に連れて行ったときに
母は、こう言った。
「ちょっと、信じられない...。何だか 『お父さん』 にそっくり。」
『お父さん』 とは...そう、前述の 1) に出てきた私の母方の祖父のこと。
母の亡くなった実父 のことだ。
「えぇ?どういうこと?」
私は母の言葉の意味が、始めはよく分からなかった。
時間が経つにつれ、母は懐かしそうな顔でガリバーを眺めている。
母が言うには、 ガリバーに初めて会ったとき、天国から自分の父がやってきたかのような錯覚を覚え、鳥肌が立 った のだ という。
言うまでもなく、彼はれっきとしたアメリカ人。
初対面の日本人、しかも私の母からのよもやのコメントだった。
それを通訳すると、 彼は
「僕も ここで 初めてお会いするとは思えません 。お会いできて光栄です。」
と答えたのだった。
何故、ここまで不思議な
偶然が 重なるのだろう…?
私自身、よく分からない。。。
同窓会後、久々に実家を訪問した。
父の誕生日パーティ
前日の二日酔いが残るなか、プレゼントを買いにモールへ行った。
プレゼントは... スニーカー
父は60歳半ばを過ぎているが、前職 (2の話) を定年退職後、再就職。
今も元気に仕事をしている。
働き者の父。 最近は地域の仕事にも精力的に参加しているため、動きやすいスニーカーが欲しかったようだ。
と、ただ広いモールの中…
示し合わせていないのに、なんと、妹夫婦と靴屋でばったりと遭遇した。
これまた驚き。![]()
母と妹夫婦の4人で、あれやこれやいいながら、30分かけて父にピッタリのスニーカーを選んだ。
その後、誕生日パーティのため、海鮮料理が食べられるお店を午後5時に予約。
自宅に戻って、出かける支度をしていると、 携帯電話 が鳴った。
着信を見ると 「通知不可能」
この表示といえば 国際電話
だ。![]()
電話に出ると...
ガリバー だった。
「Hi. I would like to say "Happy Birthday” to your dad.」
(きみのお父さんに 『お誕生日おめでとう』 が言いたいんだけどな。)
「Sure.」
対面ならばまだしも、電話だと父とガリバーとの間で 会話は成立しない...。
ただ、父は嬉しそうに 「オッケー!!」 を連発していた。
言葉は通じずとも、気持ちがつながっているのだろうか?
まったく英語がダメな父だが、彼が話していることが分かるようだった。
電話を代わってもらい、しばしガリバーと話す。
ガリバー 「お父さんに 『 12月は僕の誕生日だから、仕事の区切りがついたら、 日本へ行く』 と伝 えたよ。」
私 「ちょっと、お父さん。 ガリバーが 12月にここへ来たい って。」
父 「もちろん!オッケー!」(嬉)
そう。
彼は現在、12月から仕事をお休みし、日本へ来ることを考えています。
ビザ請願期間中、スポンサー側の渡航には問題がないから。。。
どうなるか、あくまでも仕事の状況次第です。
その後、料理屋でも ガリバーの話題で持ち切りだった。
父 「なぁ、どうだ、仕事の区切りはついたのか?」
私 「...。」
どうしてかな…? 言葉が出てこない...。
《つづく》
国際遠距離電話 -最後のコール- Apr 13, 2008
国際遠距離恋愛、終焉までのカウントダウ… Mar 3, 2008
年を越す前に…、お互いのクリスマスプレゼ… Dec 28, 2007
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