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2024年01月16日
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テーマ: ニュース(96532)
カテゴリ: ニュース
人権尊重の街づくりを目指すという方針を掲げた相模原市では、市の委託を受けた専門家会議が罰則付きの条例案を答申したにもかかわらず、本村市長はその答申を無視して罰則なしの条例案を市議会に提示している。そのことについて、人権問題に取り組む市民団体代表の鳥井一平氏は12月24日の神奈川新聞で相模原市の姿勢を次のように批判している;



(構成・石橋学)


 何か残念かというと、罰則付き条例をつくった川崎市ほどの立法事実がないという理由で答申を後退させたことだ。差別についてそのような比較はあり得ない。もっとも、市長は自分たちのまちで起きている差別すら認識できていないようだ。

 11月28日、中央区の住宅の建設現場で4人の外国人労働者が働いていた。2台の車で乗り付けた男がクラクションを鳴らし続け、「国へ帰れ!」と差別発言を投げつけてきた。

 4人のうち2人は相模原市民で永住資格がある。子どもたちは地域の学校に通っている。たまりかねて「うるさい」と言い返したところ110番通報され、駆け付けた警官に在留カードの提示を求められた。1人は「何も悪いことをしていないのにオーバーステイのように見られた」と大変傷ついていた。差別した側こそがとがめられなければならないのに。

 これは氷山の一角にすぎない。市内の小中学校は多国籍化が進んでいるが、保護者からは肌や髪の色が違うという理由でいじめられ、差別されているという相談が寄せられる。日本中で起きていることで、相模原市だけないということはない。差別を禁止し、ヘイトスピーチを規制するに足る立法事実はある。

 答申づくりを担つた市人権施策審議会の韓国籍委員へのヘイトスピーチが市役所前で毎週のように許されてきた。まちなかで外国人労働者に「帰れ」と排斥する行為は、その悪影響が広がり、外国人への加害が蔓延し始めているということではないか。

 条例で罰則を定めることで「帰れ」などと言うことは許されない、差別はしてはいけないと地域社会が学んでいく。多文化共生のためのメッセージを率先して発信していくことが政治家・自治体の最も大切な役目であり、責任だ。


◆相模原市人権尊重のまちづくり条例案骨子

 有識者らでつくる市人権施策審議会が3月にまとめた答申では

▽津久井やまゆり圉事件を「へイトウライム」と位置付けて非難する
▽人種、民族、国籍、障害、性的指向、性自認、出身を理由としたヘイトスビーチを禁止し、悪質なものは罰則を設けて規制する
▽救済機関として設ける人権委員会には独自の事務局を置く
▽差別事案に対して市長か声明を出すよう意見できる権限を人権委に持たせること

などを求めていた。(相模原市の)条例案骨子ではいずれも採用せす、差別をなくす姿勢が見えないと本村豎太郎市長への批判か高まっている。


2023年12月24日 神奈川新聞朝刊 1ページ 「足元見えない本村市長」から引用

 この記事が説明するように、専門家会議の答申を得ながらも答申からは後退した条例案を提示した本橋市長は「川崎市のような立法事実は相模原市にはまだ無い」と説明したのであったが、実際には上の記事が示すように差別主義者が用もないのに警察を呼んで外国籍の労働者にいやがらせをしている。それに対して、神奈川新聞は「市長には足元が見えていない」と極めて穏当な表現をしているが、私が思うには、本橋氏は選挙の都合があるのかどうかまでは分からないが、レイシストの「支持票」も無視できない事情があるため、彼らと取引をして選挙では投票してもらう代わりに人権条例に罰則はつけないという「約束」をしているのではないかと思います。いずれにしても、我が国の政治家にとって、「外国人労働者の人権」がその程度のものとしてしか認識されていないのが、我が国の人権事情であり、大変残念なことだと思います。





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最終更新日  2024年01月16日 01時00分08秒
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